インテル

原題は「インテル・トリニティ」。トリニティとは三位一体といった意味で、インテルの経営に大きな足跡を残した三人、ムーア、ノイス、アンディ・グローブの三人を指す。インテルという会社の歴史を、この三人を軸に詳しく振り返る。
一般的に有名なのはムーアとノイスであろう。私もアンディ・グローブのことはあまり知らなかったのだが、劇的な人生という点ではグローブが最も著しいかもしれない。ハンガリーユダヤ人で、一歩間違えればナチスに殺されていた。運よくアメリカに逃れ、大学で頭角を現し、そして、インテルの経営者に上り詰めたのである。