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2007-10-26

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで

正直なところ村上春樹さんが走っても、走らなくても、どちらでもいい。でも村上春樹さんは走ることをやめない。そのことについては、かなり前から感じていたし、その意味では『走ることについて語るときに僕の語ること』というタイトルを見て、読む前から内容は想像がつくような気がしました。それでも、ぼくはアマゾンで見つけた瞬間に、自分で読むためにこの本を注文しました。

今日、ぼくがものすごく気になることをブログで書いている方がいました。「極東ブログ」のfinalventさんです。

一読者の私としては、村上さん無理しているなと思う。でも、村上さんの生き方は正しいと思う。大筋で正しく、そしてディテールで正しいと思う。

この言葉、そのままfinalventさんに当てはまるんじゃないか。

見た瞬間にそう思ったんです。失礼で申し訳ないけれど。はてなダイアリーの「finalventの日記」で書かれていたことも読んでいたので、瞬間的に思ってしまったんです。

一読者のぼくとしては、finalventさん無理しているなと思う。でも、finalventさんの生き方は正しいと思う。大筋で正しく、そしてディテールで正しいと思う。

私はいったん大ファンを引いたせいもあって、文章はうまいとは思ったし、50歳を過ぎたという実感にも共感したのだが、何かこれは違うなという感じがした。何が違うかは読後しばらくしてわかった。彼の妻の陰影が濃いあたりにカギがあるのだが、その部分について私はネットには書かない。たぶん、そのあたりを捨象して何か極東ブログにいずれ書くかもしれない。

このあたり。この文章を読んでから、何度も何度も考えていました。finalventさんが泳いでいるところとか、村上春樹さんがマラソンを走り終わって奥さんに「よかったね」と言われるところを。照らし合わせてみると、なんだか同じひとの話みたいに見えてしまった。

finalventさんの文章はまだ1年くらいしか読んでいない。だからぼくの考えていることは余計なお世話かもしれません。でも、finalventさんのブログの書き方は正しいと思う。大筋で正しく、そしてディテールでも正しいと思う。

そういう前提で言えば、最初の話に戻って、正直なところfinalventさんがなにを書いても、書かなくても、どちらでもいい。でもfinalventさんは書くことをやめない。ときどき、あれ、finalventさん書くのやめるかなとか思うときがある。でも毎日見に来るとなにか書いている。

ぼくの話をします。10月に合同会社を作ったんですが、ひとりなんです。これには多少の悶着がありました。少なからず自分の精神的な限界領域に踏み込んだという感じがありました。村上春樹さんが走るのをやめてしまおうかと思ったときのように。ひとりでできることの限界というか、自分という人間の肉体的限界というか。それを精神だけで支えようとしたとき、以前感じたことのないような限界領域に踏み込んだと感じたのです。でも自分は正しい、自分という人生のなかでできることはこれしかないと考えてなんだかんだで走り続けた。

失礼かな、とか思いつつもfinalventさんのことを書かせてもらったのは、そのときにfinalventさんのブログを読んで勇気づけられたからだと思います。なんか、ひとりでやっているひとがいる。でも無理しているのかな。いや、ひとりでやっていること自体は無理でもなんでもなくて、ブログに書くことというのがときには無理を要する種類のものごとだったり、ブログという形式自体が限界を迎えようとしているという事態もある。ソーシャルブックマークだとか、twitterだとか、いろいろある。正直なところ、finalventさんがこのままブログに書かなくてもたぶん、ぼくのなかでfinalventさんはこれからも走りつづける。

でも、それはfinalventさんにとってはどちらでもいいことか。

村上春樹さんがfinalventさんに重なって、いつのまにかぼくの一部になっている。それで、ぼくは村上春樹さんにもいつのまにかなっている。そしたら、finalventさんが村上春樹さんについて書いたことがいつのまにか、ぼくについて書いたことになっている。

何かこれは違うなという感じがした。何が違うかは読後しばらくしてわかった。彼の妻の陰影が濃いあたりにカギがあるのだが、その部分について私はネットには書かない。

そんなわけないだろう、と自分が最初に抗議するのですが、これって、ミラーニューロンってやつか。と勝手に納得している自分もいる。

そして、今回村上春樹さんの文章を読んだ感想を書くはずなのが、いつのまにfinalventさんの文章を読んだ感想になっている。これがブログってやつか? インターネットとはこういうものか?

たしかに、ぼくがどれだけ村上春樹さんを愛読しても、finalventさんが村上春樹さんを愛読しても、世の中が逆に進んで、村上春樹さんと同じ世代になって、同じ生き方をたどるということはない。そして、ぼくが村上春樹さんになれないのと同じように、村上春樹さんがぼくになることはできない。また、村上春樹さんはfinalventさんにもなれない。村上春樹さんはインターネットを早くから使っているけれど、ブログを毎日書いているわけではない。たぶん、ぼくの書いたものやfinalventさんの書いたものを村上さんが読むことはない。それでもぼくは村上春樹さんについて書く。finalventさんも、村上春樹さんについて書く。

正直なところ、ぼくやfinalventさんが村上春樹さんについて書いても、書かなくても、どちらでもいい。

それが村上春樹さん。

でも、ぼくのなかに、たしかに村上春樹さんがいる。finalventさんがいる。

かつて40歳までにきちんとした小説を書きたいと言っていた彼は60歳に近づき、そしてそうなるころにノーベル文学賞も得ることになるのだろう。

というfinalventさん。正直なところ、村上春樹さんがノーベル賞をとっても、とらなくても、どちらでもいい。

そして、ぼくが最後になにを書いてこの文章を締めくくるか、それもどちらでもいい。この文章を破り捨てても、捨てなくても、どちらでもいい。たぶん、世の中はそのくらいでは大きく違わない。

でもぼくは、ブログにはポジティブなものを増幅するという「テクノロジーが行きたい場所」があると思った。ブログは誰かが作ったのではなく、「テクノロジーが行きたい」からできた場所だと思う。だから、finalventさんのような人に共感している人がひとりいることを伝えることができるから、ここでひとつ書き込みをしようと思う。

村上春樹さんの本を読んだのに、finalventさんの本を読んだような錯覚になっている。でもそれはきっと、ポジティブなことだ。

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること

ニコニコ動画のひろゆきさんについての25の質問

ニコニコ動画の勢いには「テレビなんてイラネ」とまで言わせる力があります。どうしてこんなにすごいのか? ほかのインターネットは過疎になるのではないか? ちょっと心配です。そこで少し金曜日の夜にでも考えてみようと思ったんですが、考える材料が見当たらない。そこでひろゆきさんにも登場願いまして、勝手に脳内空間で対話してみようと思うのです。

ひろゆきさん、どうも。駒田といいます。

ウェブ進化論』の梅田さんに対して、カリスマプログラマーである小飼弾さんが、ブログ上で、「それで、梅田さんは、『はてな』でどんなコードを書いたの?」という反論をしていました。僕もそれだと思うのです。技術者でない人間が技術を評価するというのは、医者ではない人間が下した「この医者の技術はすごい」という評価があまり納得できないのに似ています。(中略)一般層の中には「はてなはイケてる技術会社だ」と言っている人がいます。はてなが技術的にどんなすごいことをやったのかは、僕はいまだに理解できていません。(西村博之2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』扶桑社、2007年)

というひろゆきさん。これだけ言える人は数少ないと思います。じゅうぶん敬意に値すると思います。ただ、ひとつ気になることがあるのです。梅田さんがグーグルはてなを評価したのは、技術ではなくて思想です。そして、あなたもたぶんそれは知っているのでは?

それはそれとして、ぼくなりにひろゆきさんのことを書くのははじめてなので、ここはひとつ率直にひろゆきさんについて語ってみようと思います。

  1. ひろゆきさんについてひとことで言うと?
  2. あなたはひろゆきさんが好きですか?
  3. ひろゆきさんとの出会いは?
  4. ひろゆきさんとは知り合いですか?
  5. どうしてひろゆきさんのことを書くのですか?
  6. ひろゆきさんを信奉しているのですか?
  7. どういうところが?
  8. ひろゆきさんのことを書くことには抵抗がありますか?
  9. あなたのまわりでひろゆきさんはどのくらい有名ですか?
  10. ひろゆきさんに影響を受けているのですか?
  11. 最新の著書は読みましたか?
  12. どんなところがおもしろかった?
  13. どんな具合におもしろかった?
  14. ほかに、おもしろかったところは?
  15. どんな具合におもしろかった?
  16. ほかに、おもしろかったところは?
  17. ひろゆきさんの学歴についてどう思いますか?
  18. ひろゆきさんの家庭環境についてどう思いますか?
  19. ひろゆきさんの友人関係についてどう思いますか?
  20. ひろゆきさんの生活習慣についてどう思いますか?
  21. ひろゆきさんの経営方針についてどう思いますか?
  22. ひろゆきさんが検察に狙われているという話についてどう思いますか?
  23. ニコニコ動画についてどう思いますか?
  24. ニコニコ動画を利用していますか?
  25. ひろゆきさんに言いたいことは?

1.ひろゆきさんについてひとことで言うと?

 2ちゃんねるをつくったひと

2.あなたはひろゆきさんが好きですか?

 はい、こちらが嫌うような文章や発言をしない人なので。

3.ひろゆきさんとの出会いは?

 ライブドアで「元祖しゃちょう日記」を書いていたときに

4.ひろゆきさんとは知り合いですか?

 いいえ。会ったことも話したこともありません。

5.どうしてひろゆきさんのことを書くのですか?

 たぶん、ひろゆきさんがいなかったらぼくはここにいなかったと思うからです。

6.ひろゆきさんを信奉しているのですか?

 いいえ、どちらかといえばアンチ・ロールモデルとして敬意を払っています。

7.どういうところが?

 ぼくが歩いていくときは、ひろゆきさんの通った道を避けて通れば安全だ、という具合に。

8.ひろゆきさんのことを書くことには抵抗がありますか?

 梅田さんを紹介するときのようにはいかないのです。「こんなすごい人だよ」という風には、

9.あなたのまわりでひろゆきさんはどのくらい有名ですか?

 知らない人はいないのかもしれませんが、とくに話題には持ちあがらないので。

10.ひろゆきさんに影響を受けているのですか?

 はい、ブログで書く文章が光っているなと毎回感心していました。

11.最新の著書は読みましたか?

 はい、十回くらいは読み返したと思います。

12.どんなところがおもしろかった?

 「こうやってグーグルを見ていくと、決して優秀な技術力のある会社ではなく、優秀な企画力と営業力のある会社であることが見えてきてしまうのです」と断言しているところ。

13.どんな具合におもしろかった?

 断言しているのに、毒がないところ。しかも自分で書いたのではなく、語ったことを編集者に書かせている。

14.ほかに、おもしろかったところは?

 「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」という題名なのに、答えが書いていないこと。でも売れてしまう。

15.どんな具合におもしろかった?

 最後まで読んで答えが見つからなかったら、見つけようと何度も読み返したくなるのが人情だと思うのです。何度読み返しても見つからない。なのに笑って許せてしまうのです。740円払ったはずなのに。

16.ほかに、おもしろかったところは?

 とくにないです。全部、としか言いようがないので。

17.ひろゆきさんの学歴についてどう思いますか?

 中央大学からカリフォルニアの大学に留学した時期が完璧だったと思います。

18.ひろゆきさんの家庭環境についてどう思いますか?

 国税庁に勤めるお父さんの影響は少なからずあると思われます。

19.ひろゆきさんの友人関係についてどう思いますか?

 こういう人はそう簡単に嫌われないし、嫌われても平気なのだと思います。もちろんそれはすごいです。

20.ひろゆきさんの生活習慣についてどう思いますか?

 「引きこもり」と自分で言っていたのは、彼を笑って許すすべての理由につながるでしょう。

21.ひろゆきさんの経営方針についてどう思いますか?

 経営者としても笑って許せてしまう、というような人はほかに知りません。

22.ひろゆきさんが検察に狙われているという話についてどう思いますか?

 これも笑って許せてしまう、というあたりで話がついている気がします。

23.ニコニコ動画についてどう思いますか?

 ニコニコ笑って許せてしまう。

24.ニコニコ動画を利用していますか?

 いまは利用していませんが、ニコニコ笑って許せてしまう。

25.ひろゆきさんに言いたいことは?

 ニコニコ笑って許せるあなたがいるおかげで、救われています。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

マイクロソフト、フェースブック株取得でグーグルを押しのける(3) - ロイターズ

<前編1

Google Co-founder Sergey Brin told a meeting with Wall Street analysts at the company's Silicon Valley headquarters that his company could partner with important Web sites.

グーグルの共同創始者サーゲイ・ブリンはウォール・ストリートアナリストたちを同社のシリコンバレーの本社に招いて開いた会見で、複数の重要なウェブサイトと提携をする可能性があると明言した。

"We don't feel, at a higher level, that we need to own every successful company on the Internet," said Brin, who later told reporters that Microsoft may have overbid.

「わが社は、ほんとうのところ、インターネット上のすべての成功した企業を買い取る必要があるとは思っているわけではないのです」とブリンは言ったが、そのあと彼はマイクロソフトが金額を吊り上げすぎたと記者たちにもらしている。

Google has a multi-year deal with MySpace, the largest social network, to provide search and advertising alongside MySpace's 110 million user profiles.

グーグルは最大のソーシャルネットワークであるマイスペースとのあいだに複数年にわたって取引をしてきた。マイスペースの1億1000万人のユーザ情報を生かした検索と広告を提供するためだ。

Eric Schmidt, Google's CEO, told reporters that its pact with MySpace is performing better than originally expected.

グーグルCEOエリック・シュミットが記者に明かしたところによると、マイスペースとの協力は本来の期待以上の成果をあげているという。

Shares of Microsoft rose slightly to $31.55 from a Nasdaq close of $31.25, while Google ticked down to $674.50 from a close of $675.82.

マイクロソフト株価はわずかに上がり、31.25ドルのナスダック終値から31.55ドルになった。一方グーグルは674.50ドルと、675.82ドルの終値から下げた。

(Additional reporting by Eric Auchard in San Francisco, Paul Thomasch in New York)

(さらなる調査はサン・フランシスコのエリック・オーチャードとニューヨークのポール・トマッシュから)

(part 3 of 3)

合同会社設立26日目、朝

港区は雨。でも鳥の鳴き声が聞こえるので、強い雨ではないようです。