Hatena::ブログ(Diary)

Translation Office Komada

2009-08-26

なぜツイッターはうまく機能しているか

(This is a translated version of "Don Dodge on The Next Big Thing" blog post. Thanks to Don Dodge.)

ケヴィン・マークスが「ツイッターは理論上どのように機能しているか」という秀逸な記事を書いていた。この記事はツイッターが実際、なぜうまく機能しているのか、理論上の説明をしている。あなたもこの記事を読んでみれば、その理由は至極もっともなことと映るだろう。そしてその理由には、イーメール、ブログ、IM、さらには新聞も含めたコミュニケーション形態についても類推できるところがある。かれがどう思っているのかよく知りたい人は、ケヴィン・マークスの投稿を読むといい。だがここではわたしなりにその話題を繰り返させてもらおう。

自分のストリーム -- 誰でもメッセージやリクエストを送ることのできるイーメールとは違って、ツイッターは自分が選んだ人からのみ受け付ける。(程度の差こそあれ)フロウやコンテントを自分で調整して(相手を追加したり削除して)自分の需要にそれを合わせることができる。自分が知っている人、尊敬する人からの集合的意識のストリームを思い通りに出し入れできるのは満足のゆくことである。

-- ツイッターはフェースブックと同じように、それぞれのメッセージにフレンドリーな顔写真が添えられている。この写真のおかげで、よりパーソナルでフレンドリーなメッセージとなる。もしあなたのところにくるイーメール全部に顔写真が添えられていたら...それから「リンクトイン・スタイル」のソーシャル・グラフであなたがどの相手とコネクションがあるか表示されていたら、素敵じゃないか?

フォローイング vs. フレンディング vs. リクエスティング -- ツイッターではべつに相手が「フレンド」になってくれるわけでなくても、「フォロウ」することを自分で決められる。フェースブックではお返しに「フレンド」になってもらわないといけない。その関係がなおざりになってはいけないということらしい。ツイッターは気軽な出会いであるが、フェースブックは継続的な人間関係である。イーメールではメッセージに注目し、行動し、リクエストには応答することが要求される。ツイッターにはそういった自由さがある。

フィルターのないコミュニケーション -- アシュトン・クッチャー(@aplusk)はソーシャルメディア、とくにツイッターの達人である。かれははじめて100万人のフォロワーを獲得した人物で、いまや300万人を超えている。なぜか? かれがオープンかつ正直に自分の日常生活を、リアルタイムでコミュニケートしているからだ。思い立ったときに、特別な装備も、PRフィルターもないままでできるし、返事も必要ないからだ。かれのツイッターフィードはかれの私生活の一部が見え、かれの妻デミ・ムーア(ツイッターでは@MrsKutcherとして登場する)の姿も見え隠れする。彼女自身も100万人以上のフォロワーを獲得している。

後ろめたさがない -- イーメールを読んでいない/返信していないことに、後ろめたさを感じたことはないだろうか? わたしはある。わたしは太字で35通の未読メッセージを目にするたびに、なんとかやっつけてやらなきゃという気になる。これはわたしたち皆によくある「タイプA」の性格、つまり仕事をやっつけないと気が済まない性格なのかもしれない。ツイッターは後ろめたさのない快楽である。「未読」メッセージがあなたをにらんだりすることはない。あなたが好きなだけ読めばいいのだ...いつでも好きなときに。

返事の必要がない -- イーメールはリアルの行動と返事が要求される深刻な仕事である。ツイッターは楽しく、ためになり、そして気晴らしになる。ツイッターは返事や言い訳を必要としない。

情報がわたしを見つける -- たしかロバート・スコーブルが言っていたと思う。「もしわたしがなにかを知る必要があったら、それがわたしを見つけてくれるだろう」じっさい、ロバートはわたしたちのために情報をフィルターしてわたしたちが知る必要のあることだけを送ってくれるという偉大な仕事をしている。かれが言った有名な文句のひとつに、「わたしが読むから読まなくてもいいよ」というものがある。これはつまるところ、ツイッターがやっていることだ。つまり、信頼できる人から情報をフィルターして、それをひとくちサイズに切って届けてくれるということだ。

ひとくちサイズ -- ツイッターは簡潔さ、明確さを強いる。それが読むに値するか、ダイジェストしておくべきか、記憶しておくべきかどうか、あなたは5秒で決断できる。ブログやイーメールは制限のない長さとまわりくどい表現を許可する。それに対し140字で書けというのは、書き手に明確でわかりやすいことを強いる。そうでなければ、誰も振り向かず、忘れられてしまう。

ツイッターからなにを学びとれるか? ツイッターの要素からは、ほかのコミュニケーション形態についても適用できるものがいくつかある。ツイッター、フェースブック、IM、携帯メール、ブログ、イーメール、携帯のどれもが、特定のコミュニケーション形態について、独自のやり方で機能している。それらはべつべつのものであるが、それぞれの効用がある。わたしたちは深く考えることなく、時と場合によってどのツールが適しているかを決める。ケヴィン・マークスの記事を読むまで、わたしはツイッターがどうしてうまく機能しているのか、十分には理解していなかった。

あなたにとって、ツイッターはうまく機能していますか?

はてなユーザーのみコメントできます。はてなへログインもしくは新規登録をおこなってください。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/aki1770/20090826/1251289498