パン屑の道しるべ

読み散らかした本をたどって

ヘブン 1-2

ヘヴン (花とゆめCOMICS (2044))

ヘヴン (花とゆめCOMICS (2044))

ヘヴン (2)

ヘヴン (2)

昨年文庫化された本作。ずっと積んでいたのを、ようやく読みました。
舞台は文明が荒廃した、核戦争後の未来世界。1巻は男勝りの元女軍曹・マット(現在求職中)が、なりゆきでAIロボットのルークを助けてしまったことから始まる珍道中。2巻はルーク誕生の秘密に迫る過去編となっている。
作者一流のユーモアとペーソスにあふれたヒューマンSF。
2巻では不覚にも泣いてしまった。

バスカビルの魔物

バスカビルの魔物 (ハヤカワコミック文庫 (JA866))

バスカビルの魔物 (ハヤカワコミック文庫 (JA866))

ミステリーマガジンに連載されていたショート・ショートを集めた作品集の文庫化。
さすが本家本元で連載されていただけあって、聖書からホームズまで古今東西のミステリーを題材にしたパロディがずらり。
ファンにとっては思わず「にやり」としてしまうネタも、ミステリーにはとんと暗い私には「???」となってしまうのが残念!坂田ファンの私は元ネタを知らなくともじゅうぶん楽しめたけれど、ミステリーファンなら面白さが倍増すること間違いなしです。