マイベストアルバム2014

あけました2015年。
昨年は、後々思い返すとターニングポイントだったなと思いそうな年でして、
引き続き2015年も、今後の自分を占うような1年になりそうな気がしています。
1日には、例年にも増して詳細な目標を作成しました。頑張ります。

で、また一昨年のごとく(これです)、2014年のマイベストアルバムを選定します。

ごくごく個人的な2014年終了現時点のランキングです。
この年は何を聞いていたのかなあって思うのが主目的です。
あくまでも今年のイメージなんで、年に関係なくずっと聞いている好きなものが落ちる傾向にありますし、泣く泣く落としたもの多数です。
1曲が印象的なものはほかにもありますが、1枚通して聞いたものを優先してます。

100位から5枚ずつ、コメントもつけながら発表していきます。
御察しの通りかなり長くなりますが、お付き合いいただければ。

( )内は昨年順位。*は2014年の新譜
100(NEW):date course - lyrical school
99(NEW*):syro - Aphex twin
98(NEW):Unorthodox Jukebox - Bruno Mars
97(80):ゆずえん - ゆず
96(93):告白 - チャットモンチー

100位のリリスクはラップをするアイドル。
TOKYO IDOL FESTIVALに参加した時のライブが衝撃的でした。
今のアイドルはライブが良くてナンボという気がしましたね。
あのライブだとファンは離れませんよなかなか。
リキッドで単独もやったみたいだし、今後大きくなっていくのかなあと思います。
歌詞が愛だとか恋だとかっていうのは仕方ないにしても、ラップとのギャップがいいですね。

99位は久しぶりの新譜ということで。


95(NEW):Young Love - サザンオールスターズ
94(95):Oh No - OK Go
93(NEW):loveless - My Bloody Valentine
92(NEW):The Music - The Music
91(54):マグマ - 稲葉浩志

2014年は個人的にオルタナ・インディーロック元年ということで、
ちょこちょこそういうアーティストが入ってきます。


90(NEW):Sleep Through The Static - Jack Johnson
89(NEW*):Hungry Ghosts - OK Go
88(49):In Utero - Nirvana
87(NEW):The Man Machine - Kraftwerk
86(NEW):勝訴ストリップ - 椎名林檎

OK Goは新作のPVが全て素晴らしかった。あんなPVじゃなかったら聴いてないだろうなあ。

85(NEW):ばかのうた - 星野源
84(6):Whatever people say I am, That's what I'm not - Arctic Monkeys
83(NEW):blur - blur
82(NEW):花鳥風月 - スピッツ
81(NEW):氷の世界 - 井上陽水

アクモンは2014年においては距離が遠かったです。
Maroon 5 もしかり。嫌いになったわけじゃないんですが、
僕が少し大人になったのかなあと思います。
あとサークルの関係もありますがスピッツを聴くようになりました。良いですね。

80(NEW):Queen 2 - Queen
79(NEW):Radioactivity - Kraftwerk
78(NEW):HOME - 山崎まさよし
77(22):Viva la Vida or Death and all his friends - Coldplay
76(NEW):level 3…perfume

Queen2はもうBlack Queen1曲に尽きるんじゃないすかね。
Kraftwerkに関しては、よく聴くようになりました。またすぐ来るだろと思いながら、
見る機会を逃しているアーティストの1組です。
78位は、小中学生の頃、実家の車の中で聴いてましたが、最近改めて良いなと。aikoにせよ、スピッツにせよいい音楽を聞かせてくれてたなと親に感謝することが多くなりました。

75(NEW):solid state survivor - YMO
74(61):Grace - Jeff Buckley
73(NEW):フェイクファー - スピッツ
72(NEW):Blue - Joni Mitchell
71(NEW):Of The Blue Coloe of the Sky - OK Go

聴かず嫌いだったYMOですが、Kraftwerk好きなら聴くべきだろうということで。
こりゃすごいアルバムだと思いましたが、これが大ヒットした当時の日本もすごいですよね。
音楽的に優れてるからという理由が100%ではないとは思いますが。
74位は、You Should've come overがものすごく好きです。なんですかねあの声は。卑怯ですよ。

70(NEW):Pure Heroine - Lorde
69(13):Songs about Jane - Maroon 5
68(69):無罪モラトリアム - 椎名林檎
67(77): A LONG VACATION - 大滝詠一
66(NEW):Atom Heart Mother - Pink Floyd

Maroon 5はもう最近のおしゃれダンスロック路線に飽き飽きして距離を置いているんですが、
これは間違いない名盤だということで。でもだいぶランクダウンしてます。
68位のように、前回とほぼ同じランクのアルバムが出てくると、基準の統一がしっかりされているようで嬉しいです。
66位、2014年は個人的にフロイド元年。
Atom Heart Mother SuiteよりもFat old sunが好きです。ビートルズはポール、フロイドはギルモア派。

65(NEW):Go Live - Jonsi
64(73):Weezer - Weezer
63(NEW):innervisions - Stevie Wonder
62(31):Don't Believe The Truth - oasis
61(20):Survive - B'z

2014年はシガーロスもよく聴きました。たくさんランクインしてきます。
63位はこれつくったのが23歳って時点でもう驚異的ですよね。なのに16枚目のアルバムってなんだよこの人。
Don't you worry 'bout a thingを狂ったように聴いていた日もありました。

60(82):Unplugged - Alicia Keys
59(46):Amnisiac - Radiohead
58(NEW):Hydra - TOTO
57(75):Takk... - Sigur Ros
56(50):Tapestry - Carole King

55(NEW):Reflektor - Arcade Fire
54(11):Abbey Road - The Beatles
53(19):Pinkerton - Weezer
52(NEW):A Night at The Opera - Queen
51(NEW):Hotel California - The Eagles

2014年はフジロックに参加して、そこでArcade Fireに触れたことが、
ライブでの衝撃は一番でした。いま世界で一番ノッているライブバンドの演奏をあの環境で聴けたっていう
それだけで、孫あたりにも自慢できるかもしれませんね。
Hotel Californiaは社員旅行でハワイに行く機内で、なぜかこればっかりリピートしていました。
たまに狭く暗い機内を思い出してウッとくることもあります。

50(NEW):Ultravisitor - Squarepusher
49(30):Back to Black - Amy Winehouse
48(NEW):Try! - John Mayer Trio
47(59):Green Album - Weezer
46(39):The Man Who - Travis

50位はlambic 9 poetryがたまらなく好きです。ずっと聞いてられます。
46位は今年ようやくフジロックで聴けました。生Travis。髭もじゃのフランには思わず誰やお前は!と言いたくなりました。
雨の歌で縦ノリもできて、幸せな空間でした。

45(NEW):JPN - Perfume
44(8):The Bends - Radiohead
43(51):The Beatles(White Album)-The Beatles
42(NEW):In the silence - Asgeir
41(48):The Wall - Pink Floyd

Asgeirは、James Blakeがアイスランド人だったらこうだろうなあという感じの人。
育った環境っていうのはやっぱり音楽性に出ますよね。最近よく思います。
だから日本で生まれ育ったということは、どうあがいても日本マインドであって、
DNAに刷り込まれているレベルのことで、もう抗いようがないんですよね。

40(NEW):Revolver - The Beatles
39(NEW):Fragile - YES
38(38):Band On The Run-Paul McCartney & Wings
37(23):Come away with me - Norah Jones
36(34):Discovery = Daft Punk

このあたりになってくると通年で安定して上位のアルバムも増えてきますね。

35(78);King of Limbs - Radiohead
34(NEW):The Suburbes - Arcade Fire
33(16):桜の木の下 - aiko
32(53):Overgrown - James Blake
31(58):TOTO Ⅳ - TOTO

TOTO Ⅳとか2013年から聴いてるんですね。ちょっと驚きです。
ちなみに2013年ベストライブはElectragrideのJames Blakeでした。震えました。


30(NEW):( ) - Sigur Ros
29(41):Meo Suo I Eyrum Via Spilum Endalaust - Sigur Ros
28(25):Rise and fall of Ziggy Stardust - David Bowie
27(NEW):名前をつけてやる - スピッツ
26(44):Definitly Matbe - oasis

シガーロスちゃんが連続。()ってなんて読むんだよ。

25(33):Travelling Without Moving - Jamiroquai
24(NEW):夏服 - aiko
23(NEW):Invisible Band - Travis
22(24): Sgt. Pepper Lonely Hearts Club Band - The Beatles
21(NEW):Thriller - Micheal Jackson

Jamiroquaiはどんな時に聴いてもああいいなあって思えるようになりました。ファンクは気分によっちゃそんなに聴きたくないってときもありがちなんですが。
夏服はいわゆる"ボーイフレンドが聴けるアルバム"なわけですけど、僕の中では"アスパラが聴けるアルバム"です。そのくらいアスパラが好きです。
Thrillerは初めて聴いたのが2014年で恥ずかしい限りなんですが、こんな素晴らしいアルバムが売れないわけないですね。そして、これにも参加しているポール。さすが。

20(37):On an Island - David Guilmour
19(45):Hail to the Thief - Radiohead
18(12):GAME - Perfume
17(84):Noel Gallagher's high flying birds - Noel Gallagher
16(10):Let It Be - The Beatles

ここからは1曲ずつ書いていきます。
20:このアルバムを聴いてから、もう自分は、フロイドではなくギルモアが好きなんだと認めざるを得なくなりました。アルバムツアーでのダンチヒ公演がYoutubeに上がってるんですが、もう最高すぎて何度も見てます。ギルモアのギターの1音目で鳥肌が立ちます。なんでしょうね、あの音には不思議な魔法がかかっているような気がしますね。

19:大学時代のサークルライブで演奏した2+2=5が思い出深いです。Sail to the moon・There,ThereやWolf at the Door・Myxomatosisとしばらくそれしか聴かないという経験ありの曲が多い。Radioheadで一番曲数が多く収録時間も長いアルバムです。非常に濃くて通しで聴くとおなか一杯になるので要注意です。

18:なんでしょう、Perfumeはこの時期のきらきら感っていうのはもう今後超えることはできない気がします。発売当時本人たちが19歳だという、少女と大人の狭間感がこのアルバムの底に根付いていて、そこから発生するエネルギーには若さによるポップさと、大人の色気もほんのり香りづいていて。そういった本人達の雰囲気と、人気上昇具合、ヤスタカのキレッキレ期、すべての要因がうまく絡んでいるなあと思います。名盤です。

17:一時期(Stranded on)The Wrong Beachを聴き狂っていた時期もありました。ノエルの鼻歌がそのまま名曲になっちゃう感はほんとに心地いいですね。たぶんほとんどをギターで作っているのか、コード進行も癖が多くて、韻を踏むことが最優先だったりして。そんなノエルが好きです。

16:まあ今更説明する必要はないと思いますのでしません。


15(42):A Rush of Blood to Head - Coldplay
14(33):Emergency on Planet Earth - Jamiroquai
13(2):(What's the story?)Morning Glory - oasis
12(17):Kid A - Radiohead
11(NEW):Meddle - Pink Floyd

15:曲は全部と言っていいくらい大味なんですけど、デビュー2枚目でこんなの作っちゃうのかよ!って毎度驚きます。どうやったらこんな良いアルバム作れるんですかね。

14:Jamiroquaiなんて良いのは初期3枚だけだろ!なんていう意見もたまに見ますが、3枚も最高なアルバムを作れるだけでもすごいんですよね。1stでこれかよっていう。
Blow your mind 〜 Revolution 1993の流れが異様に好きです。ああもう20年前のアルバムなのか。

13:ノエルはやたらとタイトルに()を付けたがるんですよね。意味あるのかな。まあただのカッコつけだとは思いますが。このアルバムは僕が洋楽をちゃんと聴くようになったきっかけ、数珠つなぎの原点にあるアルバムです。大学1年の時に府中のTSUTAYAでこれを手に取らなかったら、今頃どうなっていたのかななんてたまに考えます。

12:暗いんですかねこのアルバム。それよりも混沌というか、ああなんか悩んでるなこの人(トム)って気がします。評論でもトムの心情を重ねて書かれてあったりしますし、自分も心情を重ねたりしますが、そんなの抜きにしても好きなアルバムです。

11:まあアルバムというよりEchoesが好きなんですが、この位置です。そのくらいフロイドが好きになった年でした。狂気でフロイドに触れ、Echoesでどっぷり肩に浸かりました。


10(9):Parachutes - Coldplay
何聴こうか困ったらこれ。ちょっと青臭いところがありながら、今ライブで演奏してもまったく遜色のない曲ばかりです。だいたいどのバンドも1stの曲ってこのころは若かったなあとマイナスにとらえられることが多い気もしますが、Coldplayにいたってはその要素が一切ないですね。すごいです。

9(7):Continuum - John Mayer
5月にようやく本物が拝めたJohn Mayer。やはり歓声が一際大きいのがGravityでありValturesでした。このアルバムの疑いようのない名盤気質はなかなか味わえない感覚です。

8(5):In Rainbows - Radiohead
Radioheadの中で一番聴きやすいアルバムではなかろうか。もともと好きなことやってるバンドですが、このアルバムあたりからより一層拍車がかかってきたような気がします。
NudeのDon't get any big ideas / They're not gonna happenの歌詞にはいつも甘えさせてもらってます。

7(3):Babyface MTV Umplugged NYC 1997 - Babyface
洋楽数珠つなぎの原点がoasisなら、このアルバムは僕の音楽に対する興味の原点です。本当に心から感謝しています。Change the worldをサークルライブでコピーした時の感慨たるや。もっとも思い出深い、大学時代のハイライトの一つです。

6(15):The Return of The Space Cowboy - Jamiroquai
彼らが一番イケイケのころです。葉っぱをキメながら作ったとしか思えない曲がたくさん。Space Cowboyという最強の曲がアルバムの自然な流れにすっぽりはまる程、
どの曲もパワーとエネルギーに溢れています。

5(NEW):Ágætis Byrjun - Sigur Ros
全く無宗教の僕ですが、このアルバムのもつ不思議な恍惚感というか、天国に少し近づいたんじゃないかというような、光のベールをまとったような、なんと表現していいかうまい言葉が見つからないんですが、とにかく一度聴いてほしいです。Heimaとかいうタイトルの映像作品も込で見てもらうと、この曲が生まれた理由がちょっとだけでもわかります。

4(4):James Blake - James Blake
アーティストに関わらずどんな作品も、初聴はピンとこないことが多いんですが、このアルバムはもうそんなの意識すらしなかったです。ロンドンの曇った空で、青年が部屋にこもって作った感が、肌で感じられるほど伝わってきて、そこがたまらないんです。

3(1):OK Computer - Radiohead
前回の1位。まあもう語るほどの感想もないくらい好きだと言ってるんですが。でも、好き嫌いがはっきりと分かれるでしょうね。

2(18):Dark Side of The Moon - Pink Floyd
本当にたくさん聴きました。Timeの歌詞に頭をぱーんと撃ち抜かれたような衝撃を受けたのをはっきり覚えています。でも、これが大ヒットした世の中ってどんな時代だったんだろうって不思議に思います。

1(NEW):Funeral - Arcade Fire
もう何よりフジロックに尽きます。今年は。
かなり前からiPodには入れておきながら特にしっかり聴いてこなかった、その勿体なさに後悔しかありません。

以上!!!

NEWがやたら多かったですね!
ちょっと自分でもびっくりですが、新たな面を好きになれたのかと思うとうれしいです。
停滞は退化ですからね。

また、そんなに多くのライブを見たわけでもないですが、John Mayer も Travisもよかった。でんぱ組もよかった。
でも、一番のライブはやっぱりフジロックのArcade Fireでした。
オーラスのWake Upで感じた、爆発したような、湧き出るような多幸感には、凄まじいものがありました。
実際このライブまではちょっとだけしか聞いたことがないようなアーティストだっただけに、変な予備知識・思い入れも無く。
それでもスッと心の中に入ってきて、根こそぎ持っていかれちゃう感覚。なかなか無いと思います。
Arcade Fireちょこっと見て、マニックス行くわあなんて言ってた自分が…いやA design for lifeも聴きたかったですけどね。

そして年末にiTunesの曲数が10000曲を超えました。
だからなんだということでしょうが、個人的にはああここまで来たかと非常に感慨深いです。
音楽と野球だけは常に興味を失いたくないジャンルです。
もっと知りたいっていう知的好奇心だけは失わないようにしたいです。

あと、こんなランキングつくってまで、音楽聞いてますアピールしたいのかというとそうでもなくて、
完全に自分の記録用で、ただ人目につくようなところにあげることで、
興味をもってくれたらいいなっていうほんの少しの期待しかないですので。

来年は何が1位になるのか。
2015年の新譜や、新しい名盤との出会い、新たな発見、ライブに期待します。
またNEWが増えるといいな。


最後まで読んでくれてありがとうございました。