WikiLeaksに関する日本語の本が出始めるみたい ばらばら見ていくよ

まとめておこう。読みたいぞ。しかし、各社フライングしすぎです(==)書影ない本ざら、中には説明がないものもw

◆ <追記> 2月16日: 『ウィキリークス WikiLeaks アサンジの戦争』 『ガーディアン』特命取材チーム著、デヴィッド・レイ著、ルーク・ハーディング著

ウィキリークス WikiLeaks  アサンジの戦争

ウィキリークス WikiLeaks アサンジの戦争

  • 作者: 『ガーディアン』特命取材チーム,デヴィッド・リー,ルーク・ハーディング,月沢李歌子,島田楓子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/02/15
  • メディア: 単行本
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過激なタイトルだなw ガーディアン誌の記者だよ!『全貌ウィキリークス』と合わせて楽しみ(^^)Guardian sugeee なエントリーにもリンクしておきます。

The GuardianのWikiLeaks米国外電暴露への恐るべき対応まとめ: くまをとる

◆ 2月11日発売:『全貌ウィキリークス』 マルセル・ローゼンバッハ、ホルガー・シュタルク著

全貌ウィキリークス

全貌ウィキリークス

これから出る一群のWikiLeaks日本語本の中で、一番気になっています。早川書房やりますね。著者は、ヨーロッパ最大の発行部数を誇るドイツのシュピーゲル誌の記者。硬派な本の予感。元WikiLeaksのスポークスマンで、OpenLeaks準備中のダニエル・ドムシャイトベルク氏の国の本っていうのもよい感じ。
訳者のひとたちの既刊の訳書を見てみると、変わった本が多くて、ドイツ語から直接日本語にしたのかな?いずれにせよ楽しみ。

◆ 2月15日発売: 『機密告発サイト ウィキリークスの真実!』

宝島から、しかも大型本って、まさかの写真集!?そんなことはないですよね、何せ780円(^^;実は2番目に気になる。


そのほかにも3冊ほどみつかりました。

◆ 1月31日発売:『ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』 宮崎正弘

ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢

ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢

◆ 2月5日発売: 『日本人が知らないウィキリークス小林恭子白井聡、塚越健司、津田大介ほか著

日本人が知らないウィキリークス (新書y)

日本人が知らないウィキリークス (新書y)

著者7人って(^^;;;

◆ 2月9日発売: 『ウィキリークス蜷川真夫、石川幸憲 著

ウィキリークス (アスキー新書)

ウィキリークス (アスキー新書)

WikiLeaksよりも、この本が謎に包まれすぎていて、何が何だかわかりません(^^;


しかし、本命は、春になっちゃうかもしれないけれど、アサンジ氏とドムシャイトベルク氏といったWikiLeaksの中の人/元中の人の本なんですよね。こちらも楽しみ。オーストリアに発つ前に届いてほしい…。先週紹介記事を書いたのでよろしければ!

WikiLeaksアサンジ氏の自伝、元スポークスマンの暴露本の2冊がAmazonで予約可能に - はてなニュース

『フェイスブック 若き天才の野望』、マークの硬派で頑固な思想がかっこいい

じっくり読んでいて、まだ読み終わっていませんが(あと3章)、ここは!というところを引用したくて、ひとつエントリーを。

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

広告に関心がない(ユーザーの体験を妨げるなら除去も辞さない)、社会性の高い大義のあるアプリケーションを重視する、などなど。もちろんお金は稼がなければいけないのだろうけれど、筋が通った考え、未来を見通す考え、ただただすごいなあ、かっこいいなあと思います。

世界にもっと透明性を加えることが必要だと。(インターネットを通じて)様々な情報へのアクセスを拡大して情報の共有を広げることが、結局、世界に必然的に大きな変化をもたらすと、ぼくらは考えた。(プロローグ p8)

「ぼくはこのサービスをどうつくっていくかを考えている。出ていくことなんか考えてない。ぼくは自分たちのやっていることが一番面白いと思う。他人が何をしようと興味はないね。ぼくらはクールなことをやっているんだから、それでいいじゃないか。悪いが、出口戦略なんか考えたことがない。」(第6章 本物の企業へ p202)

ザッカーバーグフェイスブックに応募してくるシリコンバレープログラマーに失望していた。彼らはフェイスブックの文化に適合しないように思われた。ザッカーバーグの目には、彼らはあまりにも会社人間でありすぎ、反骨精神に乏しく、十分な想像力に欠けているように映った。(第7章 2005年、秋 p230)

彼は利益を上げる方策についてほとんど考えようとしなかったし、広告についても単純にこのんでいなかった。(第8章 CEOの試練 p231)

ザッカーバーグ自身は、こうした多くのアプリのバカバカしさに失望していた。彼の望みは、自分の会社が人々にとって大切なことを伝え合うために役立つことであり、遊びをやりやすくすることではなかった。(第11章 プラットフォーム p334)

Zuckerberg himself was disappointed at the silliness of many of these apps. He wanted his company to help people communicate things that mattered, not make it easier to play around.

しかし、ザッカーバーグお気に入りのフェイスブックアプリケーションは、パーカーとグリーンが作ったコージズだった。それは高潔な動機に支えられた、非営利団体の募金を手助けするものだった。(第11章 プラットフォーム p339)

But Zuckerberg's favorite Facebook application was the Parker-and-Green-created Causes. It was driven by hight motives -- to help nonprofits raise money. Facebook users who make a donation create a story in their friends' News Feeds.

日々使うソーシャルツール: Twitter、Facebook、LinkedIn

友人が「mixi やめてみた」と言っていたので、私も真似して(一応アカウントはあるけれど放置)、以来、この3つ。使う頻度は以下の並びと同じで、HootSuite から Twitter にポストすることが多いです。

Twitter はパブリックに投稿しているので、Facebook や LinkedIn とは別モノとしても、Facebook があれば LinkedIn いらなくね?と言われそう。ただ、外国の人材派遣系の人たちとのつながりやら何やら、Facebook とは違う LinkedIn 的なつながりも必要なんですね。

…ごめんなさい、それだけです。オチがない(^^;

海外メディアを気ままにリストアップ ― NY Times, Guardian, Der Spiegel, Le Monde, Elpais and Washington Post

どこかで、ドイツの週刊誌Der Spiegelの良い記事を見て、そういえば、ここ、2010年末にWikiLeaksアメリカの公電の情報を提供したメディアでは?と。その時名前があがっていたメディアは5つ。NY Timesは除外されていたという続報も出ていましたが、一応リストに。

Twitterにアカウントがあって、英語で読めるNYT, Guardian, Der Spiegelをフォローしてみました(^^)

調べていたら、こんなエントリーも。すごいな。

あと、米Washington Postも気になっていて、フォローしました。何で気になっていたかというと、NHKのプレミアム8でワシントンポスト副社長のレナード・ダウニーを特集した回がよくて、あと、『フェイスブック 若き天才の野望』でマーク・ザッカーバーグワシントンポスト社長のドン・グレアムを慕っていると読んだ(感動するよ!)から。

そういえば、『フェイスブック 若き天才の野望』の著者デビッド・カークパトリックはフォーチュン誌の元記者でしたね。昨年読んで興味深かった『アフリカ 苦悩する大陸』の著者ロバート・ゲストは『エコノミスト』の元アフリカ担当編集長。経済誌出身の骨太ライターすごい。。

金融専門誌をイメージしがちなウォールストリートジャーナルも興味深い記事が出ます。2009年12月から日本語版が始まって、有料版でも読む価値有だと思います。

そんなこんなでしょうか。日本のメディアにも骨太に頑張ってほしいです(^^)