『独立国家のつくりかた』読み終えました - それ本当に常識デスカ? と問われるような本でした

ひょんなことから『独立国家のつくりかた』を読み始めました。

『独立国家のつくりかた』 を読み始めたよ - aki note

これ読んでも「独立国家」は作れません! :D が、おもしろい本なので手に取る価値はある、が、割り引いて読まないといけないところもある(どこかは読んでみるとわかります、多分)…という本。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

ホームレスの人の家(というともはやホーム有になってしまいますが)について読むと、DYI 好きかつモバイル思想の人は自分の家を作ったり、家を改造したりしたくなるはずです。「おおおおおおこんなアイディアが!」と。かく言う私はおばあちゃんの家で実験できないか考え…中… ごめんなさい。

で、なんで人は家を買うのかなと考えて、『ハッカーと画家』の「富のつくりかた」の中の一節を思い出しました。

子供は、自覚こそしていないが、自分が富を作り出せることを知っている。誰かにプレゼントをあげたくて、でもお金がないとき、自分で何かを作るだろう。ただ子供は何かを作るのがあまり上手でないから、自家製のプレゼントは店で売っているものとは違う、何か劣ったもののように思ってしまうんだ。そこに込められた気持ちが大事なんだとか何とかね。確かに、両親のために作った不恰好な灰皿は、店で売ったって対した金にならないだろう。

DYI ハウスの人たちは、富は作り出しているんですよね、家を作ることで。ただ、多くの人は一般的に「みんなと同じような家がいい」「見た目がいい方がいい」と思うので、家を作り慣れた人たちが作った家を買うことになるのかな。法律の定める基準を満たす家を買うというという側面もあるか。ふむ。

なんというか、「それ本当に常識デスカ?」と問われているようで、おもしろ不思議な本でした。ホームレスの人たちの家や生活についてとても興味を持って、坂口恭平さんの著書、他にも手にとってみようと思います。

ゼロから始める都市型狩猟採集生活

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