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May 30, 2010 平成22年度福岡県高等学校ラグビーフットボール大会準決勝

[]筑紫-福岡(試合展開は不明) 筑紫-福岡(試合展開は不明)を含むブックマーク

豪快に寝坊してしまってグローバルアリーナに到着したのは12時前くらい.駐車場に向かっていると,グラウンドの方から救急車が1台降りてくる.誰か怪我したのかなと思ってグラウンドに行ってみると,福岡高校WTB福岡君だそうだ.名前だけで注目されてしまいそうな選手だけど,昨年度の高校日本代表候補に,2年生ながら選ばれていた注目選手なのだ.筑紫-福岡の試合は,得点経過を見る限りだと,彼の負傷退場で流れが変わってしまった雰囲気もあるし,惜しいところだ.

http://www.rugby-japan.jp/japan/youth/hs/2010/id7785.html


試合の方は,後半ロスタイムに筑紫が同点のペナルティトライ,トライ数の差で決勝進出を決めている.決勝に出るか出ないかは,九州大会に出られるかどうかにも関わってくるし,何より花園の予選で東福岡と同じブロックに入るか否かにも(多分)関わってくる.大きな違いだ.

[]東福岡-小倉 東福岡-小倉を含むブックマーク

一方東福岡小倉.この両チームにはそれぞれ私ご贔屓の選手がいるもので,本当にどっちも頑張って欲しいという心境だった.


スタメンを見ると,東福岡には布巻君もいなければ藤田君もいない.どうやら,布巻君は留学中らしいが,藤田君の方は途中から登場している.どういう意味だったんだろうか?

それはさておき,今日は試合展開をメモしておいたので,それを使って.


5分東福岡 左22メートル付近のラックから6番が左サイドを抜け出して早速トライ,15番(恐らく中野涼君)がコンバージョンも失敗 5-0


7分東福岡,左中間22メートル付近のラックから9-5(水上彰太君)と繋いでトライ,中野君のコンバージョンはここも決まらず10-0


この後も,東福岡は11番の独走などで繰り返しチャンスを掴む.小倉は,いいタックルも随所に見られたのだけど,一発で抜かれるシーンも多く,ディフェンスに安定感はなかった.


10分,このまま小倉はずるずるやられるかな?と思ったところ,東福岡スクラム反則で得たFKで,12番川原健太朗君が自陣15〜20メートルあたりからから一気に突破を図ると,オフロードで13番村田賢大君に上手くボールを渡す.村田君は,東福岡14番の追走を振り切って20メートル走りきりトライ,15番のゴール成功で10-7と追い上げる.

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16分,これくらいでは流れが変わらず,東福岡は自陣から突破,5-11-5とパス交換で抜け出して水上君が大きなストライドで振り切りトライ,中野君のゴールも成功して17-7と差を広げる.


あとは一気にという感じで,18分には11番の左サイド突破でチャンスを掴んでトライ(ゴール失敗),20分にはモールから1番が抜け出しゴール前に迫り,ラックから,再三チャンスメイクをしていた11番のトライ(ゴール失敗)とトライを重ね,27-7とする.


小倉は25分,相手陣入ってすぐのところでペナルティを得ると,そこで何とPGを狙う.45〜48メートルはあったと思うが,このロングPGを15番が見事に沈め,27-10と食らいつく.


しかし直後の28分には東福岡,ラックから7番が突破,パスフェイク一発で抜け出してトライ,ゴールも成功して34-10と差を広げて前半を終える.


後半に入り,東福岡は藤田君を投入,フルバックの位置で中々のプレイを見せていた中野君は14番の位置に廻る.


後半も東福岡の攻勢は変わらず3分,ラックをターンオーバーして水上君が突破,上手くオフロードで繋いで展開してウィングに入った中野君が右サイドを40メートル独走トライ,25番藤田君のゴールも決まって41-10と早速差を広げる.


9分,小倉のペナルティで,藤田君の見事なロングキック,一発でゴール前に迫る.ラインアウトからのモールは小倉が何とか凌ぐも,3番(松波君?)が押し切り,と言うか寄り切りと言うか,トライ,藤田君のゴールはまたも決まって48-10.


この後,鬼神の如き働きを見せていた水上君の負傷退場(恐らく軽傷.大事を取ってと言う感じか)もあって,スコアは若干停滞したが,20分には東福岡が縦を執拗に突いてトライ(ゴール失敗)で53-10と全体的な流れは変わらない.


終了間際になって,東福岡のミスなどもあって小倉がゴール前に迫るも取り切れず,東福岡がボールを取り返すと藤田君がまたもロングキックを見せて一気に押し返すと,30分中野君がだめ押しのトライを左サイドに.難しいコンバージョンも藤田君が見事に沈めて60-10と綺麗なスコアになって,最後何プレイかを経て試合終了.東福岡の圧勝と言って良い結果だった.


勝った東福岡は,エース布巻君を欠いていた為尚更目立ったのかも知れないが,水上君が驚異的なプレイ振りだった.大きなストライドでディフェンスを振り切ったかと思えば,力ずくでディフェンスラインをこじ開ける.特に,負傷退場間際の後半15分前後に見せた,相手ディフェンスに真正面からぶつかって行って,真後ろに吹き飛ばしてしまったプレイは鳥肌ものだった.


スタメンから外れていた藤田君は,後半から元気いっぱいに登場.特にキック面での貢献が大きかった.やはりあのロングキッカーがFBにいるか否かの違いは大きい.


全体的にはミスも目立った試合なのだけど,それでもディフェンス面で破綻がなかったのが大きな差に繋がったのかなという気がする.


一方小倉は,前にも書いたが一発で抜けられるディフェンスの不安定さが気になる.ここを修正しないと来週の大一番は苦しいだろう.あとは,HBあたりで若干ボールが停滞した印象があるが,これは東福岡のプレッシャーもあったのだろうか?


私ご贔屓の両CTBとFBは(と言いつつ15番君は名前知らないんだけど(^^;),それぞれに見せ場があって良かった.川原君は特にディフェンス面での貢献が大きかったように思う.彼のところでは,タックルが確実に,一発で決まっていた印象がある.村田君は,トライ以外にもスピード溢れるいい突破が見られたし,FBの超ロングPGは素晴らしかった.


今年の花園は記念大会で,福岡県勢は2校出場出来る.順当に考えれば,この大会の1位と4位,2位と3位が予選で同じブロックに入ることになるだろう.となると,来週の3位決定戦は花園予選のブロック割りを決める大一番となることが予想される.春日で若干遠いのだが,是非両方見たいところだなぁ.

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あまり枚数はないのだが,今日の写真はこちらで.

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May 05, 2010 2010サニックスユースラグビー6日目

今日4試合分の写真はこちらです

[]小倉高校-韓国高校選抜(大韓民国小倉高校-韓国高校選抜(大韓民国)を含むブックマーク

若干出発が遅れたのと,駐車場やバスのタイミングもあって,会場に到着したら前半20分前後,韓国がトライ後のコンバージョンを蹴っているところで,それを外して5-5の同点だった.しかも,後述するが韓国が後半10分もしないうちに試合放棄してしまったので,試合を見ていた時間は15分あるかないか.正直なところ観戦記というレベルではないのだが…….


試合を見始めたら,キックを取りにジャンプした小倉No.8(石橋君?)に対していきなりアーリータックルでシンビン.見た瞬間うわっと思うような危険なプレイだった.それに始まって,韓国のペナルティの多いこと多いこと.韓国は,明らかにレフェリーと試合してしまっている感じだった.裁ききれなかったレフェリーは責められて然るべきかも知れないけど,でもやっぱり,審判にしっかり合わせられなかった韓国高校選抜の自制心のなさが際立つ.


同点には追いついたものの,ペナルティの多発もあって韓国はさっぱりペースを掴めず,小倉にトライ,PGを許して15-5で前半を折り返す(韓国ラグビー情報見明さんのブログによると,小倉勝ち越しトライ後にシンビンとなっている.この試合の記憶はかなり曖昧なので,ここは私の記憶違いの可能性が高い.実際,小倉トライ後の韓国キックオフでアーリータックルという流れは筋が通っているし).


後半に入っても小倉は相手のペナルティにつけ込んで陣を進め,CTB村田君,川原君の縦突破でチャンスを掴むと最後は15番(高野君?)が綺麗に抜け出してゴール前でラックを作り,2番の選手(石田君らしい)が飛び込んで点差を広げる.そして,韓国高校選抜がまたもアーリータックルの反則を犯したところで,どうも不穏な雰囲気になる.何と,韓国側が選手を引き上げさせてしまったのだ.当然ながら,試合放棄で没収試合.この場合ルール上どうなるのかよくわからないのだが,公式記録にはしれっとそのままのスコア,22-5で小倉勝利と書いてあった.

http://sanix-sports.info/rugby/2010/result/2010tournament.pdf

まあ,親善試合だし,これでいいのかも知れないが.

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知り合いかもと書いていたけど,やっぱり知り合いだった小倉CTB村田君のお父様の見解では,最後のはどちらかと言えば好タックルで,ペナルティを取るのはちょっと可愛そう.ただ,韓国の方が切れていたので,あのまま続けられるよりは,終わらせて貰って小倉としては良かったとのこと.実際,小倉は大会前から怪我人が続出していて,特にFWが満足にメンバーを組めている状態ではないようなので尚更だろう.なので,先日課題として書いたFWについては,この大会だけで真価はわからないと思われる.


ついでなので,小倉の選手について何人か聞いてみたが,やはり川原君の評価はかなり上がっているようだ.今が伸び盛りと仰っていた.まあ,私レベルの観戦眼でも優れているとハッキリわかる選手.当然か.また,私が面白い選手だと評した15番についても(名前聞き忘れた),ライン参加すると光るものがあるとのこと.今年の福岡東福岡小倉の2強になりそうな雰囲気がある.小倉についても,今後も注目していきたい.

[]ダックスランドH.S.(FRA)-東福岡 ダックスランドH.S.(FRA)-東福岡を含むブックマーク

ダックスランドは前大会覇者,そして前大会の準優勝は東福岡,さらに,今大会予選プールでも両チームは激突しており,そのときは29-0でダックスランドが勝利している.そんな訳で,ある種因縁の対決となったこのカード,東福岡スタメンは大体(12と13だけ自信なし.逆だったかも)わかったので,記録しておきたい.サイズは公式パンフより.

  1. 北川賢吾 (177cm,103kg)
  2. 林隼司 (174cm,90kg)
  3. 松波昭哉 (186cm,105kg)
  4. 貞方準 (182cm,80kg)
  5. 水上彰太 (185cm,82kg)capt.
  6. 木村貴大 (174cm,78kg)
  7. 西内勇人 (180cm,90kg)
  8. 中村圭佑 (180cm,83kg)
  9. 後藤大 (168cm,63kg)
  10. 布巻峻介 (180cm,80kg)
  11. 中野涼 (175cm,67kg)
  12. 門間麗 (180cm,75kg)
  13. 持田哲兵 (172cm,76kg)
  14. 名子千里 (168cm,68kg)
  15. 藤田慶和 (183cm,75kg)

東福岡ファンタジスタ,藤田君がいきなりの快走を見せるなど中々の滑り出し.しかし7分過ぎ,自陣で布巻君のキックがチャージされ,そのボールはキープしたものの,その後が乱れて落球,ダックスランドに拾われてそのままトライ,先制される.15分には,藤田君が単独突破を試みるも痛恨の落球,またも拾われてトライ,追加点を許す.さらに,東福岡ノックオンスクラムから突破してトライと,ハンドリングエラーが3つトライに結びついてしまい,17-0とリードされる.タックルには行っているのだが,オフロードで繋げられてしまうケースが殆どであった.低いタックルは大事だが,体のを大きい外国人選手に向かって低いタックルを行うのであれば,2人目がきちんとボールを殺さなければいけないということだろう.

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悪いことは続き,ダックスランドのキックをインゴールで藤田君がタッチダウンしたところで,そのボールをチェイスしてきたダックスランドの選手の足が藤田君の後頭部に直撃してしまう.このプレイで藤田君は負傷退場となってしまった.代わりに入ってきたのは24.西内勇二(180cm,85kg)君.西内勇人君の弟である.私の周辺は東福岡の父兄だったのだが(隣は貞方君のご両親だったようだ),入ってきたとたん,走り方がお兄さんそっくりとの声が聞こえた.


勇人君はFWだが,勇二君はBKのようで(登録上はFW/BKとなっている),13番の位置.そして13番(恐らく持田君)が11に入り,11番の中野君が15番の位置に,そのままキッカーも引き継いで入った.


勇二君はまだ1年生,ちょっと前まで中学生だった訳で,いきなりこんな大きく強い選手の中に入って大丈夫かなと心配になったが,杞憂だったようで堂々たるプレイ振り.当たり負けもしないし,自分から当たりに行くことも恐れない,ラン,パス,ディフェンスどれもそつなくこなし,十分に戦力として機能していた.


そして,東福岡の逆襲は,前半終了間際,この勇二君の突破から始まる.勇二君が突破すると,そのボールは勇人君に渡り,更に豪快な縦突破でゴール前に迫る.ラックからのボールを受けた貞方君がインゴールに雪崩れ込むが,このボールはグラウンディング出来ず.しかし,再度の攻撃で布巻君が敵ディフェンスラインを正面からこじ開けてトライ,17-5とリードはされているものの,良い形で折り返す.

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(注:↑は西内勇二君の方です.勇人君じゃないです)

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後半も,勇人君の縦突破,SOの位置からの布巻君の突破などを軸にして,東福岡は積極的な攻勢に出る.そして20分過ぎ,FW戦でゴールをこじ開け17-12と5点差に迫る.その後も積極的に攻め,自陣からの展開で大きなチャンスを掴んだように見えたのだが,そのパスがスローフォワードを取られてノーサイド東福岡の惜敗となった.


振り返ってみるとこの試合,藤田君の負傷退場がまず痛い.勿論代わりに入ってきた西内勇二君のプレイは十分にレギュラークラスと言えるものであり,事実反撃のトライにも貢献している訳だが,やはりフルバックの位置に藤田君がいることの存在感というのは大きいと思う.あとは,布巻君の能力を最大限に引き出せるのはCTBだと思う.今のチーム状況では布巻君のゲームメイク能力が一番高いと判断しての起用だと思うし,その判断は間違っていないと思うが,ここは,本職のSOの奮起を期待したい.


一方良かった方では,まず西内兄弟の揃い踏みだ.兄弟揃って随所に良いプレイを見せてくれた.特に,勇人君のパワーを活かした突破役としてのプレイは出色である.途中で左肩を痛めながらも奮闘した布巻君,今日はディフェンスの方で働きを見せた水上君,相変わらずのタックラー振りを見せてくれた木村君などのよく名前が出てくる選手以外だと,今日特に良かったと感じたのは14番名子君だ.14番としての最大の仕事,トライこそなかったものの,突破役として,ディフェンスとして,大事なポイントに顔を出す頻度が高かったと思う.

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(日名子君の突破.この時点で2つタックルを外している)

この時期に強いチームとタイトな試合が出来,色々と課題も見えてきたことと思う.次にいつ見に行くチャンスがあるかはわからないが,東福岡小倉のさらなるレベルアップに期待したい.ちなみに東福岡,今大会のグッドマナー賞を獲得している.

[]ヒルズスポーツH.S.(AUS)-マレーファルジュンH.S.(南アヒルズスポーツH.S.(AUS)-マレーファルジュンH.S.(南ア) を含むブックマーク

ここから先は外国勢のみとなってしまったベスト4それぞれの順位決定戦.やはり,若干お客は減ってしまったようだ.まずスコアを書くと,57-7でヒルズスポーツH.S.の勝利.要するに,トライの内容等々イチイチ覚えていられるような試合ではなかったという話で,この試合については簡単に.


これまでの勝ち上がりから見ても,マレーファルジュンは4強の中では1ランク落ちるかなという印象があったが,予想に反して前半早々に先制トライを挙げたのはマレーファルジュン.しかし,このトライがチーム最初で最後の得点となってしまった.


その後もマレーファルジュンは攻めるのだが,ヒルズスポーツのディフェンスが堅く取り切れない.一方ヒルズスポーツの攻撃に対するマレーファルジュンのディフェンス,FWの縦突破は止めるのだが,外側のディフェンスに難があるようで,大外に廻されたときに中々止められず,大きな差をつけられることとなる.


試合を決定づけたとも言えるのが,前半5分過ぎのヒルズスポーツWTB,Ben Kaafiのトライである.自陣10メートルラインと22メートルラインの間,タッチライン沿いでボールを受け取った彼は,そのまままっすぐ突破,そのタッチラインからのほんの5メートルほどのゾーンのみを使って約70メートル,3〜4人振り切って一気に駆け抜けてトライを奪った.殆どステップらしいステップは踏んでいなかったのではないだろうか?まさにスピードスターのトライだ.個人技でのトライとしては,この大会で私の見た最高のトライであった.

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その他にヒルズスポーツで印象に残った選手を挙げておくと,No.8のJason Haveaが素晴らしい.188cm,112kgの体でスピード,パワーを共に備えた突破,日本が世界を相手にするのなら,こういう選手を止めなきゃダメなんだなと考えさせられる選手だ.2メートル超の両ロックもいるし,実にバランス良く強い.組み合わせもあって3位となったが,予選プールでは2位のトルロカレッジに勝ち,プール首位突破しているチームである.それも納得だ.ただ,このチームに大阪朝鮮がどうやって勝ったのかがわからない…….

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[]ハミルトンボーイズH.S.(NZ)-トルロカレッジ(ENG) ハミルトンボーイズH.S.(NZ)-トルロカレッジ(ENG)を含むブックマーク

決勝はニュージーランドイングランド,南北の雄の対決となった.この試合後のセレモニーで演奏するスコットランドバグパイプチームも観戦していたのだが,思い切りニュージーランドハミルトンボーイズを応援しているようだ.やはり,色々と複雑なようで…….

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試合の方は,こちらも40-8とワンサイド,すべての得点を一々覚えられる展開ではなかったので簡単に.ハミルトンボーイズは,実にシンプルなラグビーだった.FWの縦とバックスへの展開,それを普通に繰り返していただけだと思う.しかし,その普通のラグビーをやられて止められないというのが一番厳しい.それをよく思い知らせる試合だった.


5分過ぎにCTB Josh Fa'agalu(パンフより.Joshuaの間違い?と言うか,ラグビージャーナリスト村上晃一さんのブログだと,両センターはミアース,ノウェルになっている.けど,その2人はパンフにも載っていないし,放送では確かFa'agaluって言ってた気がする.ただ,何試合も見て記憶が曖昧になっているので,私の間違いの可能性も高い←村上さんのblogで直接質問してみたところ,Fa'agaluで合っているようでした.)の個人技で一気にゴール前に迫り,FWが飛び込んでトライを取ると,展開してウィングのトライゲッター,Jesse Dodunskiで一本,HOがステップでバックスを抜き去り一本,FWの執拗な縦で一本と,様々な形でトライを重ね,トルロカレッジを終盤の1トライに封じて圧勝,予選プールから全勝での優勝となった.


特に衝撃的だったのが,その走力である.まずバックスが皆素晴らしく速い.どの選手も同じように,それでいて,明らかに他チーム以上に速いのだ.基本的な走力もあるだろうし,スピードに乗ってボールを受け取ることが徹底されているというのもあるのだろう.いずれにしても,バックスのスピードは今大会随一であろう.しかし,FWの走力に関する驚きはそれ以上であった.パンフを見ると,きちんとFWの体重である.しかし,いかにもなFW,特に1列にプロップ体型が誰もいないのだ.要するに,意図的にウェイトをつけたのではなく,筋肉でナチュラルにつけた体重なのだろう.だから,FWがよく走れる.2番をつけた選手がステップで躱し,スピードで振りきってトライを挙げて,背番号以外違和感がないのだから恐れ入る.


まさに今大会最強チーム.京都成章が100点ゲームで負けたのも仕方ないと思える.このチームに桐蔭は15-35だったのだけど,これは大健闘だったのだろう.最後に素晴らしいチームが見られて満足だ.

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May 02, 2010 2010サニックスユースラグビー4日目

[]佐賀工-小倉 佐賀工-小倉を含むブックマーク

昨日の試合ですっかり気に入ってしまった小倉高校,今日は佐賀工との対戦.このチームの実力を見極めるには最適な試合だ.


試合は,昨日とは違い小倉にもミスが結構出て,小倉の方も攻めきれず,佐賀工も押し切れずで前半25分まで試合が進んだ.25分過ぎに佐賀工が漸くモールで一本.これで前半終わりかなと思ったら,逆に小倉,川原君の見事な突破もあって中盤からの展開で立て続けに2本,14-5で折り返す.小倉は,ミッドフィールドから一気に取り切るだけの走力(2や8も実によく走る選手だった)がある一方で,ゴール前でボールを持っても,意外と攻め手がない感じだった.やっぱり,FW力不足かな.


後半は,佐賀工が徹底的なFW戦を挑む.22メートル以内だろうが外だろうが,モールを組めるところは徹底してモール.小倉,耐えきれずに一本許して14-12,しかし,小倉もゴール前からのラインアウト,SHまで参加するモールで取り返して19-12.結局,試合も残り僅かというところで,佐賀工がまたもモールからがら空きになった大外に振ってトライを取り,ゴールも決めて同点に追いついた.この大外に振ったとき,小倉の選手が真ん中にトライさせないように防いでいれば結果は違ったかもしれないのだが…….


その後,小倉はもう一度チャンスをつかむのだが,ゴール前で痛恨のペナルティ.引き分けでもファーストトライ優先のルールで勝ち上がれる佐賀工が大きく蹴り出してノーサイド,19-19の引き分けで,佐賀工勝ち上がりとなった.

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佐賀工に関しては,今年初めて見るのだけど,試合内容が内容なだけに,特に印象はない.ちゃんとした「ラグビー」が出来るかは,この試合ではちょっとわからない.小倉は,相変わらず良いチームなのだけど,これから上を目指すのなら,やはりFWのパワー不足はどうにかしなければならないのは明らかだろう.桐蔭にも見られるように,FWのパワーは先天的なものではなく,努力で改善可能なものだ.


ちなみに,昨日から絶賛している小倉高校の川原健太朗君,お父上がNPOロシナンテスを運営し,スーダンでの医療活動に取り組んでいる川原尚行氏であることは昨日紹介したが,今日の行列のできる法律相談所でその活動が取り上げられた.見てみると,お父様も小倉高校ラグビー部出身なんだそうで.ある意味において,いかにもラグビーらしいエピソードかも知れない.

[]ヒルズスポーツハイスクール(オーストラリア)-東福岡 ヒルズスポーツハイスクール(オーストラリア)-東福岡を含むブックマーク

2会場で試合の進行が大分違っていて,前述の試合が終わってこちらの試合の会場に移動してみたら,既に試合開始,ヒルズが1トライを挙げていた.さらに,すぐにもう1トライ,12-0となっていた.このままではじり貧と判断したのか,東福岡はSOに布巻君を上げて攻勢に出て,藤田君のPGで追い上げるも,次のPGは外し,12-3で前半を折り返す.


後半も積極的に攻める東福岡,水上君が22メーターライン付近から抜け出して相手FBと1対1,ワンステップで振り切ってトライという凡そロックとは思えないプレイで2点差まで迫る.しかし,その後が続かず,ヒルズのポイントでの激しいファイト,タックルしながらボールに絡んでくるプレイの前に継続が出来ず,結局逆に2トライを奪われて24-10の完敗であった.

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こういう厳しい試合になるとDFの良い選手がよくわかるのだが,光っていたのは5から7番,水上君,木村君,西内君の3人だったと思う.木村君が足下に思い切って入り,水上君は上からボールを殺しに行く,この2人のプレイには賛辞しか出てこない.この2人の良さがわかったのが今日の最大の収穫だと思う.また,西内君は,7番のプレイを意識しているのか,ポイントで奮闘していたように感じた.布巻君のSOは,出来ない訳ではないだろうが,ちょっと判断に迷いが多いように思えた.まあ,ヒルズのディフェンスに穴がなかったので仕方ないのかも知れないが.藤田君は,ボールを持ったときに積極的に抜きにかかるシーンが少なく,キックが多かったのがちょっと残念だった.ファンの勝手な考えかも知れないけど,やっぱり彼には,もっとガンガン行って欲しい.


今日の写真はこちらで.今日は見ようと思ってスタンドにいたので,遠いし枚数も多くないですが.

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May 01, 2010 2010サニックスユースラグビー3日目

[]東福岡-流経大柏 東福岡-流経大柏を含むブックマーク

力の差があるとは言われていて,実際プレイを見ると力の差はあったのだが,思ったよりも点差が開かない試合となった.


試合は,序盤から東福岡の誇るタレント,布巻君や藤田君らのビッグゲインで東福岡が圧倒的に優勢となった.そして,まさにモールが走って先制トライ,さらにPGも決めて8-0と,当初の予想通り東福岡が優勢に試合を進めた.しかし,ここから試合が動かなくなる.基本的には東福岡が押しているのだけど,風もあってかラインアウトが全く安定しない,ハンドリングも乱れるで取り切れない状況が続いた.その状況は後半の半ばくらいまで続き,最後は3トライ畳みかけ,スコアこそ25-0にはなったものの,恐らく東福岡にとっては不完全燃焼だったものと思う.

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逆に良かったところと考えるとDFだろうか.無失点に抑えたのみならず,先程も名前を挙げたようなタレントが,しっかり体を張っていたことはとても評価出来ると思う.

[]京都成章-小倉 京都成章-小倉を含むブックマーク

この試合を楽しみに見に行ったのだけど,仮にも全国ベスト4と,ここ暫く,花園には全く縁のないチーム.この顔合わせを楽しみにでは,京都成章に失礼だろうか.そんなことを考えながら見始めた試合だった.しかし,試合が始まると,そんなのは全く杞憂だったとすぐにわかった.とにかく小倉の動きが良い.攻撃にしても,守りにしても,ボールを持っていない選手の動きがとても早い.ポイントへの寄りも,DFの戻りも,ボールを持つ味方へのフォローも,どれもとても早くて見ていて実に気持ちの良いチームだ.


それでも,先制したのは京都成章.ここらへんは流石に強豪だ.しかし,小倉もバックスへの展開から綺麗にトライを取り,すぐに同点に追いつく.一方の京都成章は,FWの力の差を活かしてモールでのトライで突き放すが,小倉CTB川原君が相手DFを見事に振り切り独走トライと,取って取られての繰り返し,12-12の同点で前半を終了する.どちらかと言うと,京都成章が押し気味で,小倉はワンチャンスをものにするといった感じだろうか.


後半に入ると小倉ペースになり,川原君がゴール前でDFを正面から突破しトライ,さらに展開から繋ぎに繋いで15番がトライと突き放し,26-12で残り10分となる.ここで,京都成章も粘りを見せ,モールから2トライ返して26-24,残り3分となる.ここで小倉は反則,ペナルティキック京都成章に与えられ,京都成章は猛威を奮っていたゴール前でのラインアウト-モールを選ぶ.しかし,ラインアウトのボールが乱れて小倉に出る.これが,勝負の分かれ目かと思われた.その後,小倉は自陣からながら継続しながら時間を使う.そして,そろそろ時間もなくなった.小倉はもう蹴り出せば勝ちなんじゃないか?そう思ったところで,

SOかな?痛恨のノックオン.そのボールを京都成章に拾われ,まさかの大逆転トライで31-26,京都成章の勝利となった.

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結果的に京都成章の勝利とはなったが,小倉の好チーム振りがとにかく印象的だった.特に,12番川原健太朗君は素晴らしい選手だ.2トライはそれぞれランニングスキル,パワーを見せつけるものであったし,DFでも常にその姿はボールの側にあった.また,常に声を出してチームを鼓舞し,写真にも見られるように,その面構えから感じる闘争心は圧倒的だ.松任谷由実の詞を借りるならば,少年は戦士になる.といったところか.また,名前は確認できていないのだが,フルバックも難しいキックをよく決める中々の好選手だった.ちなみに川原君,お父様はNPOロシナンテス代表の川原尚行さんなんだそうで.こういうタイプって,何か慶應に行きそうな気がするなぁ(苦笑).鞘ヶ谷ラグビースクールから小倉高校ってルートは山田章仁の直系後輩だしね(まあ,学区を考えれば小倉高校のラグビー部の時点で鞘ヶ谷RSの可能性が一番高いのだけど).ちなみに,CTBでコンビを組む村田賢大君も,人違いでなければ鞘ヶ谷ラグビースクールから小倉高校というルートで川原君の一つ後輩.そして,私が北九州にやってきて最初に知り合ったおっちゃん自慢の息子だったりする(笑).


それはさておき,今年はかなりの確率で福岡から2校出場できるのだが,是非小倉に花園に行って欲しいと思う.是非全国の人に見て貰いたい,そんなチームだ.

この2試合の写真はこちらで

ぐりこぐりこ 2010/05/01 22:41 サニックスレポートありがとうございました!

今年の花園シーズンは、花園へ行くまでの福岡大会だけでお腹いっぱいになりそうな感じです。本当に・・・埋もれているタレントってたくさん居ますね。11月県大会決勝はスケジュール空けますわ。

akisaitoakisaito 2010/05/02 01:47 どうもです〜.
前評判の高かった小倉は見てみたかったのですが,噂通りの好チームでした.ここ数年福岡2位をキープしていた筑紫には悪いですが,個人的には小倉に出てきて欲しいなと思っています.川原君は,顔つき見ただけで良い選手だって思いました.

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