Hatena::ブログ(Diary)

亜紀書房ZEROのブログ

2011-09-03

近藤誠先生の講演&サイン会@八重洲ブックセンター

f:id:akishobozero:20110819152700j:image:w360

9月16日(金)、午後6時30分から、
近藤誠医師の講演&サイン会を開催
いたします。刊行記念の講演会はこ
れが初となるはず。

今から約15年前、慶応大学医学部放射
線科の医師近藤誠が執筆した

『患者よ、がんと闘うな』文藝春秋

が世に出たとき、医療業界は騒然とし
た。

そして、あっという間に、たった一人の
医師が、医学界、医療業界のすべてを敵
にまわす、という構図が整えられた。

学会では、近藤医師の発表や意見に怒号
が飛び、近藤医師が病院の廊下を歩くと、
まるで浮浪者を避けるかのごとく、大き
く軌道を変えて他の医師たちが足早に通
り過ぎていたと漏れ聞く。

近藤医師は、現在も同病院の放射線科の
講師である。
そして、今回、
放射線被ばく CT検査でがんになる』
を書いた。

またも事実を書いた。恐い者知らずである。

本書、72ページに、近藤医師が「本書を書
くに至った遠因」としてこう記している。

「こうして私は、放射線の優れた面も確認したけれども、その発がん性も自らの患者で体験してしまった。そしてその目で放射線診断ワールドを眺めると、放射線発がん性について医者たちがあまりに無頓着に思われます。
 なぜならば、診断に用いるような低線量の放射線でも、発がん死亡する危険性(リスク)が高まると考えるのが世界的潮流なのに、日本の医者たちは野放図に放射線検査を繰り返しているからです。
 日本の医者たちは、放射線検査による発がん死亡のリスクはきわめて低いから(検査することは)許される、と考えているのかもしれない。しかし、本当にリスクは低いのか。仮に一〇〇〇人に一人が発がん死亡するとするなら、リスクが高いとさえ言えるのではないか。
 放射線で発がん死亡する人が出るというのは事実ないし現実です。しかし放射線をオーダーする医者たちは、その現実を実感できてはいない。私が自分の患者で経験した身を切られるような辛さを彼ら/彼女らに伝えるべきなのではないか。
 そして、より根本的には、発がん死亡リスクが一〇〇〇人に一人なら、その一人に対して責任を取らなくてもよいのか、という問題がある。古代ギリシャ以来、患者に害をなさないことが医療の務めです。とすれば、一人が発がん死亡することを防止するために、一〇〇〇人に対し注意深く診療すべきではないのか。診断ワールドの自浄作用が働かないなら、だれかが患者や一般社会に向かって警鐘を鳴らすしかない。そう思ったのが、本書を書くに至った遠因です」



放射線被ばく CT検査でがんになる』
刊行記念、近藤誠先生講演&サイン会

●日時:2011年9月16日(金)
    午後6時30分〜
    (開場:午後6時)
●場所:八重洲ブックセンター本店
    8階ギャラリー
●募集人員:80名(申込先着順)
●参加費無料
●申込方法:申込用紙に必要事項を書
いて八重洲ブックセンター1階レファ
レンスコーナーへ。
●電話申込先 03−3281−8201
       (八重洲ブックセンター

八重洲ブックセンター詳細ページ↓
http://www.yaesu-book.co.jp/events/index.html#kondou