新入社員のごあいさつ
亜紀ZEROブログをご覧のみなさま、はじめまして。
新入社員のUです。
この春大学を卒業し、社会人になって早2ヶ月。なんとも密度の濃い2ヶ月でした。
毎日が新しいことの連続で、赤ちゃんにとっては毎日がこんな感じなのでしょうか、
とかなんとか、よくわからないことを考えてしまいます。
とりあえず自己紹介。
本州の末端であり良くも悪しくも近代の末端、和歌山県で生まれ育ち、
気がつけば時代の突端、亜紀書房ZERO事業部に入社。毎日鍛えられております。
大学時代に友人に作ってもらったもので、作品名を「ジャミラ太郎」といいます。
こういうのがいくつかあります。
先日M編集長が携帯にLINEを入れたら私の名前とアイコンが出てきて驚いたそうですが、
そのときのLINEのアイコンはこれ。
「似てないからすぐにさっきの(ジャミラ太郎)に変えるように」との指令。
「編集者なら迷わずそれ(ジャミラ太郎)を選ばないといけないでしょ」と言われました。
編集者って奥が深い…
「気持ち悪い」と一蹴。すみませんでした。
自己紹介もそこそこに、話を前に進めます。
最初に申し上げたように、この2ヶ月、毎日が新しいこととの出会いの連続なのですが、
落語立川流との出会いもその一つ。
入社早々、編集部にある談志師匠の『談志 最後の落語論』を読み、
早速ビビビっとくるものがありました。なんだか恋の予感のようです。
そして、4月の終わりに国立演芸場であった立川流落語会に行き、実際に
立川流の落語を聞いて予感は確信に。
どうやら私はとんでもなくおもしろいものに出会ってしまったようです。
…というわけで、突然ですが亜紀ZEROブログ内(勝手に)新連載、
「ドキュメント・立川流信者ができるまで」ここにスタートです!
早速ZERO事業部の一員として関わらせていただいた最初の作品がこちら!
談志師匠の未公開高座映像をお届けする新シリーズ
「談志の高座@クラウド」第1席『庖丁』2006.4.15です。
私は早い話「間に合わなかったファン」の一人ですが、こうした映像が残っているのは本当
に嬉しいことです。今後私のように談志師匠の落語を生で聞いたことのないファンがどんど
ん増えていくのでしょうが、このシリーズはそんな遅れてきたファンの皆様に「談志の高座」
の雰囲気をお伝えするにはうってつけのものとなっています。
というのも、落語の前後の様子、まくらから後口上まで、会場の雰囲気がそのまま収録され
ているからです。この『庖丁』でも、なかなか師匠が出てこないので必死で場を繋ぐお弟子
さんたち、後口上で談志師匠自らが『庖丁』を解説する様子なども収録されています。落語
研究家の草柳俊一さんの丁寧な解説テキストもあり、落語初心者の私でも存分に楽しめる内
容となっています。
興味をもたれた方は談志市場の特集ページでさらに詳しい紹介をしております。
お試し映像もありますので是非ご覧ください。
では、今後も「亜紀ZERO新入社員ブログ」兼「ドキュメント・立川流信者ができるまで」を
折に触れお伝えしていきます。
みなさまどうぞよろしくお願いいたします!