ザ・ワン

スパービット版ジャケット

何々、「125人のジェット・リー"バトル・ロワイアル"が始まる」って、全然違うじゃん! 悪のジェット・リーが123人目を殺したとこから始まるンだもんな。殺された多次元宇宙の別のジェット・リーが写真で紹介されるが、まあ似合わね〜事(笑) 金髪のジェットなんて爆笑モノ。
自分の頭に自信が無いので、多次元宇宙がなぜ125個も(しか?)あるのか判らないし、多次元宇宙の別の自分を殺すと殺された別の自分(ああ!!ややこしい!!)のエネルギーが乗り移って力が強くなるって何で? 
ハリウッド映画なのに上映時間90分無いし、なんか香港映画みたいだ。ジェット・リーと互角に渡り合えるのはジェット・リーしかいないと言う内容がジェットのナルシスと言うか、オナニーにしか見えません(笑)


ジェット・リーてば明るい健康的なヒーローをやらせても何か足りない感じを覚える。本人は真面目にやっているンだろうけど、どうも締りが悪い。所が悪役を演ずると水を得た魚の様にはまりまくるので、観ているこちらは「?」となってしまう。
この映画も善のジェット・リーは今一つ何だけど、悪のジェット・リーと対決する内に、善の方も悪並みに凶悪になってゆくのがオカシイ。善と悪の対決のはずが悪同士の対決に見えるのは、作者の本意ではないと思うけどな。でも面白いから許す(笑)
仕様
コロムビア映画だがキャニオンから発売されている。製作はレボリューション・スタジオだが、恐らくコロムビアの子会社と思われるこの会社がクレジットにあるとコロムビア映画なのに日本での発売権は別会社になるこの不思議。