押井監督のおしゃべり

フェリーニの話が一番キモい

コメンタリ−の解説を聞いていると、基本的映画常識に乏しい俺には意味の解らない言葉がジャンジャン出てくる。「オプチカル」とか「マスク」とかの言葉は東宝特撮絡みと、会話の前後の脈略で何となく理解できるが、「フェリーニ」なんて言葉が出てくると「何?」である。
イタリアの映画監督の「フェデリコ・フェリーニ」の事だとは解ったが、しかし、監督が何を言いたいのかが解らない。丁度、面堂のワーゲンが友引町から出られず散々迷っているシークエンスで押井監督が述べているが、何の事かさっぱり。
で、たまたま昨日「世にも怪奇な物語」と言う三話オムニバスの映画を観たのだが、フェリーニが担当した話があって、ゾット将軍ことテレンス・スタンプが主役のエピソードがある。有名俳優役の彼がローマにやって来て、死神に取り殺される内容だが、少女の姿をした死神から逃れようと?してローマ中を車で走るが、迷いに迷って全然出られない。そのシークエンスが先に挙げたのとソックリである。やっと意味が判った(笑)