Hatena::ブログ(Diary)

高田馬場⇒渋谷⇒サンパウロ⇒アメリカ?で働くWebディレクターのおちゃらけ日記

アメリカ、アジア市場の動向からITベンチャーでの修行の様子を発信中

2009-09-13

個々人が哲学を学ぶ事は、日本全体の幸福の総和を最大化する?

| 23:29

昨日読んだ、富山和彦と松本大の「この国を作り変えよう〜日本を再生させる10の提言」。

この国を作り変えよう 日本を再生させる10の提言 (講談社BIZ)

この国を作り変えよう 日本を再生させる10の提言 (講談社BIZ)

社会保障制度の問題、中央と地方の問題、既得権益と格差の問題・・・

民主政の枠組みの中で「多数派」の中高年世代が、「少数派」の若者や子供たちの権益や利益を奪うという、「世代間の利害対立」がある。

そしてそれに付随して、国民が感じる不安には2種類あるという。

一つは、既得権益層を握っている人たちがそれを失うことに対する不安。構造改革に対する抵抗勢力というのは、これである。

もう一つは、既得権益とは無関係の人が感じる、将来に対する漠然とした不安。

この二つをごっちゃ混ぜにしてはいけない、というのである。

年金制度にしても、破綻させてしまったら現在年金を受け取る層はどうなってしまうのか?という議論しかされていないが、

仮にこのまま継続したとして、将来、その年金を支える層の負担はどうなるのか?という現在と未来の比較がなされてないように、

今の世代の「最大多数」の幸福と未来世代の「最大幸福」との深刻な相克という課題なのであろう。

確かに、「将来の幸福」と「現在の幸福」のどちらをとるかと言われれば、人は「現在の幸福」をとるであろう。

金融の世界でもディスカウントキャッシュフロー(DCF)、現在の価値と将来の価値は異なり、将来になればなるほど不確実性が増す分、その価値はディスカウントされるという考え方があるように、現在の価値のほうが高いのである。

一度手にした地位、資本、権力は放したくなく、未来永劫自分のもとに留めて置きたい。

これはもう、人間の本能といってもいいかもしれない。

個人レベルでは、自分の所に力、金、権力を溜めておくことが自らの「最大幸福」になるのだが、国単位で見れば、それは「日本全体の幸福の総和を最大化すること」には繋がらない。

地位、資本、権力を次の世代に委譲すること、それこそが日本全体の幸福の総和を最大化することに繋がるのであろう。

それができるかできないか、例えば自分が年老いたときに地位と権力を次の世代に委譲できるか、それはもう人の「器」によるところなのかもしれない。

何のために生き、何のために働き、後世に何を残すのか、確固たる哲学を持って日々生きているか、によるのかもしれない。

だから、最後に一言。

個々人が哲学を学ぶ事は、日本全体の幸福の総和の最大化に繋がるかもしれない、と。

2009-05-27

人間は過去にパラダイムシフトが起こったことは知っていても今あるパラダイムが変わってしまう可能性は考えない。

| 01:09

最近読んだ本で良かったものを。

まずは、冨山和彦さんの『指一本の執念が勝負を決める』

指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める

巷では戦略論、夢が叶うおまじないだの、といったテクニックの本が売れている。

じゃそんなテクニックの前に、そのテクニックを使うその人の器はどうなのさ?という所に答えてくれる数少ない本だと思う。

以下冨山さんの主張と自分の感想を交えながら。

人間は愚かにも、過去にパラダイムシフトが起こったことは知っていても、今あるパラダイムが変わってしまう可能性は考えない。

ゲマインシャフト型日本企業が作り上げた年功序列制や終身雇用、そしてそれ以前の一流大学→一流企業/高級官僚という暗黙の契約も、その時代を構成するパラダイムに過ぎない。

パラダイムは変わるものであるという事は、それらの年功序列制度や終身雇用、暗黙の契約も当然、いつかは変わるものである。

ただ幸か不幸か、日本は1960年代からのゲマインシャフト型企業体制で30年間以上成功してきたが故に、それらの暗黙の契約が親から子へ、というふうに一層強化されれいる。

実際に就職活動生を見ても、このご時勢もあってか、みんな縋り付くように商社やらインフラ系に行くではないかww

これらの企業が20年後も今の位置から滑り落ちている、というパラダイムシフトは考慮もせずに。

だってかつてはアメリカの栄華の象徴であった自動車産業は、今はもう息絶える寸前ではないか。

おれはやはり、既に成熟期に入った産業・企業よりも、今まさに発展している成長途上産業・企業で働くことが自分にとって一番メリットがある、という思考である。

だってその方が圧倒的に会社の中でのポジションもあるし、自分にチャンスも巡ってくる確立が多くてより速いし、自分が大きな権限を持てるじゃん。

かつての日本の終身雇用、年功序列も、人口増加と右肩上がりの経済成長が続いたからこそ、成り立っていた制度であるし。

しかしながら、そういう成長途上産業・企業というのは、得てしてネームバリューがない。

それもそのはずであり、トヨタやソニーなどのネームバリューは、企業として十分に発展したからであり、生き残ったからこそのネームバリューなのである。

だからこそおれは名のある企業よりも、まだ無名だけど成長途上のベンチャー企業に行くことにした。だって例えば、これからトヨタとかが売上2倍、3倍、4倍・・・と成長していく可能性と、おれの行くベンチャーの売上2倍、3倍、4倍・・・と成長していく可能性だったら、まだ後者の方が確率高い。

しかも、自分個人としてそこにどれがけのインパクトを与えられるのかと考えたら、圧倒的に組織規模が小さいほうが、個人に依存する。

なんて考えの下、ベンチャー企業を選んだわけである。

多くの就活生が進むような大企業にも行かず、世間一般で見れば「ばっくれた」部類に入るのだが、若いうちはそれでいいじゃん、と冨山さんのこの本に非常に勇気付けられた。

続きはまた明日。

地球環境直球勝負(GIC結晶)地球環境直球勝負(GIC結晶) 2017/09/03 17:29  現在の機械工学における構造材料の耐久性に対する主な問題点は強度ではなく、摩擦にある。島根大学の客員教授である久保田邦親博士らが境界潤滑(機械工学における摩擦の中心的モード)の原理をついに解明。名称は炭素結晶の競合モデル/CCSCモデル「通称、ナノダイヤモンド理論」は開発合金Xの高面圧摺動特性を説明できるだけでなく、その他の境界潤滑現象にかかわる広い説明が可能な本質的理論で、更なる機械の高性能化に展望が開かれたとする識者もある。幅広い分野に応用でき今後48Vハイブリッドエンジンのコンパクト化(ピストンピンなど)の開発指針となってゆくことも期待されている。

八雲軸受八雲軸受 2017/10/02 07:51  境界潤滑といえばあの有名なノーベル賞受賞物理学者ヴォルフガング・パウリが「固体は神が作ったが、表面は悪魔が作った」という言葉を思い出す。それほど移ろいやすい表面からくる境界潤滑のバラツキやすい特性は長年、トライボロジー関係者を悩ませてきた。それは全く真逆の物性を有する表面のナノレベルの炭素結晶であるダイヤモンドとグラファイトであることが原因だったとはついぞ人類は知らず、ワイブル関数をこしらえたりして、信頼性工学における苦心をしてきたものだった。それが氷解したばかりか、極圧添加剤の効果がじつはGIC(グラファイト層間化合物)結晶になりボールベアリング状のナノ結晶であるということは驚きである。シンプルなモデルで多様な境界潤滑特性を説明できる理論を私は他に知らない。

化学で未来を変えるのダ化学で未来を変えるのダ 2018/01/30 10:23  博士は理想のトライボシステム完成を求めてダイセルに移籍したらしいです。

ガンダム開発志望ガンダム開発志望 2018/03/23 06:46 ラマン分光法ってけっこう使える。

科学技術の日本力科学技術の日本力 2018/04/11 20:56 トライボケミカル反応の解析には有望ですようね。

ナノベアリングナノベアリング 2018/07/06 04:20  材料物理数学再武装は結構面白い。人工知能のことが書かれている。