悪徳業者ツンデレ

我々取材班は悪徳業者の実態に迫った!

業者:「もしもし、ギナイさん?」
ギナイ:「はい、ギナイです」
業者(以下スズキ):「あの、担当のスズキですけどね」
ギナイ:「はい」
スズキ:「アンタ、ちょっとヒドイね、ええ?」
ギナイ:「何がですか?」
スズキ:「ウチから再三電話かけてるのに、あなた取らないでしょう?」
ギナイ:「はぁ」
スズキ:「はぁじゃないよ、こっちはね、じっくりギナイさんとお話がしたくて電話をかけてるんですよ」
ギナイ:「はい」
スズキ:「それなのに出ないってどーゆーことなんですかっ!」
ギナイ:「すいません、しかし…」
スズキ:「こっちはね、首を長くしてギナイさんからの連絡を待ってたんですよ、ね?前の担当のサトウなんてそれで体調崩したんですから!」
ギナイ:「サトウさんは大丈夫だったんですか?」
スズキ:「大丈夫もへったくれもないよ!サトウはね、ギナイさん?医者に『恋煩い』と診断されて3ヶ月入院しましたよ、当社にとって大損害ですよ!」
ギナイ:「しかし、そもそも連絡してくださいとそちらからハガキで…」
スズキ:「あー、わっかんねぇかなー、こちらもねーギナイさんを信用してお願いしたんですよー、ね?なのに連絡がない、これどーゆーことですか?」
ギナイ:「こちらも会社に勤めてますのでそーしょっちゅうは…」
スズキ:「あー、もういいよ、じゃね、こっちからうかがいますんで、住所言ってください!」
ギナイ:「住所はちょっと…」
スズキ:「いや、こっちもね、ギナイさんから連絡頂けないってことならね、若いモンつれて行きますんで!ギナイさんにはね、お茶とコーヒーとリッツを人数分用意してもらいますから!」
ギナイ:「いや、リッツとか無いんで」
スズキ:「じゃーどーしてほしーの!?ええ?ギナイさん」
ギナイ:「電話では通話料がかかるんでスカイプとかなら…」
スズキ:「じゃぁ、スカイプならお話していただけると?そーなんですか!?」
ギナイ:「ええ」
スズキ:「じゃ、こっちもね、インストールして待ってますんで…idはginai_loveと登録しときますんでお願いしますよ、ギナイさん?!」
ギナイ:「はい、わかりました」
    (三日後)
スズキ:「もしもしギナイさん?」
ギナイ:「はい、ギナイと申しますが」
スズキ:「どーゆーことなの!ちょっと、ギナイさん、いい加減にしてくださいよ、アンタ!!」
ギナイ:「はい?何がでしょう?」
スズキ:「何がでしょう?じゃないよ、ギナイさん!!アンタがスカイプしようっていったんだよ、なのにマイクがないってどーゆーことなの!!ええ、ギナイさん!」
ギナイ:「いやー、マイク用意するのわすれちゃってw」
スズキ:「こっちはね、やっとギナイさんと生声でお話ができると喜びいさんでコールしたのに文字チャットってどーゆーことですか?!」
ギナイ:「いやー、マイクがー…w」
スズキ:「もうね、こりゃ直接お会いするしかないね、ギナイさん?」
ギナイ:「いや、それはちょっと…」
スズキ:「こちらは会いたくて会いたくて仕方がないんですよ、ええ?わかります?この気持ち」
ギナイ:「はぁ」
スズキ:「こっちはねぇ、ギナイさんのおかげで夢まで見たんだから!」
ギナイ:「僕の夢をですか?どんな夢ですか?」
スズキ:「なんで、そこで急にアンタ積極的なの!?どんな夢でもいいじゃない!?アンタに話す必要あるの!?ええ!?」
ギナイ:「できればお答えいただけたらと…」
スズキ:「しょうがないなー、これギナイさんだけですからね、普通ね、こーゆープライヴェートなお話って社長から禁止されtるんですよ、ギナイさん」
ギナイ:「はい、そこをなんとか」
スズキ:「もうね、こんなこと話したくないんだけどね、ギナイさん信じてお話しおますよ、ええ。まずね、ギナイさんとわたしがねぇ、こーゆー関係ではなく…」
ギナイ:「どーゆー関係ですか?」
スズキ:「どーもこーもねーよ!こーゆー関係っていったら交友関係だよ!、で、夢ではギナイさんが私の後ろに立ってね、こーやさしく手を置いてくるんですよ、で、こっちはそれじゃ困るてんで抵抗するんですがね、こうなんて言うのかな体の芯があつーくなるよう感覚がありましてね、思わず、なすがままにされていたんですね、そしたら、急にギナイさんが俺のことを強く抱きしめてくれましてね、ってこれ以上言わねぇとアンタもわかんねぇかなぁ!」
ギナイ:「あなた、今わたしに言ってないことあるでしょう?」
スズキ:「え…すべてお話しましたけど…ちょ」
ギナイ:「そのあとどーなったんですか?」
スズキ:「そのあとって…、どーもこーも…、久しぶりに…」
ギナイ:「久しぶりに?」
スズキ:「まいったなー、その、なんてゆーか、久しぶりに、……パンツを汚してしまいましてね…」
ギナイ:「…その夢、現実でリダイヤルしちゃおうか?」
スズキ:「え?現実に…?」
ギナイ:「まずはマイミクから…どう?」
スズキ:「お願い…します・・」