「私は変わった」
ということについての先入観を、強く持っている人がいる。
例えば、
天から、ふってわいたような大きな気付きを得られたとき、私は変われたのだ。
というように、「変わる」ということについての先入観を持っている人がいる。
あるいは、
チャクラなどに強烈な痛みを感じたり、ひどく頭痛がしたり、
逆に、瞬間的に身体が軽くなったりしたときに、私は変われたのだ。
こうした先入観を持つ人も多い。
一番多いのは、
何かしらの強烈な感情体験により、大きな感情の浄化が起き、
その後は、いつも愛を感じていられるような状態が訪れるに違いない、そうしたとき、私は変われたのだ。
このタイプの先入観を持っている人が最も多いと思う。
こうした先入観を、なぜ持ってしまうのか。
ひとつには証拠が欲しいのだろう。 自分はちゃんと進化しているという証拠。
今ひとつは、自分の感覚を信頼出来ないから。
もっと言えば、自分を信頼出来ないから。
その一方で、「進化」ということに、大きな価値を置いている。
だから、自分が進化の道を歩んでいけているのかを、必要以上に気にかけてしまう。
こうした先入観を持つ人達は、大きく2つのタイプに分かれていく。
第一のタイプは、
生じたり、感じたりした出来事の多くを「自分は変わった」という先入観に当てはめて、
自分は、今まさに成長の過程を歩みつつあるのだと、確信を深めていくタイプ。
極めて、おめでたいタイプ。
だがこうした人は、往々にして、自分の正当性を立証したくなり、
自分のモノの見方を他者に強要しがちなので、はた迷惑でもある。
この人は、「あなた変わったわね〜」だったり
「自分は今、変容の時を迎えている」といった言葉を頻繁に口にするようになる。
第二のタイプは、
周りから見れば、本当にすっかり変わったのに、
「自分にはまだまだ何かが欠けている」と思い続けてしまう、少し不安神経症的な人。
この人は「私、これでいいのですか」だったり、
「一体全体、どうすればいいのか分からない」といった言葉を頻繁に口にする。
スピリチュアルマスターの Vywamus(ヴァイワームス) は言う。
進化や成長の一番の指針は、あなたの心にどれだけの穏やかさと、平安があるかどうかです。
それがあれば、あなたの周りも、穏やかに、平安に充ちたものになっていきます。
外面的成功や、スピリチュアル的学びへの努力は、指針となりません。
周りと比べる必要は一切 ありません。
あなたのなかに混乱や葛藤がないとき、あなたの愛が溢れていきます。
愛は溢れるものです。
創り出すものでも、与えるものでもありません。
バイワームス
「私は変わった」ということへの先入観は、あなたのなかに、無用な葛藤を作り出す。
そして、その葛藤はあなたのハート(チャクラ)を封印する力となって働いてしまう。
自分で課している自分への制限に気付いていよう。
それが、自由への確実な道となる。
それが、愛への確実な道となる。
写真は、恐怖心や不安感、自らの自信のなさを見つめ支えてくれる石。
スモーキークオーツエレスチャル。