オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

チャクラが「開く」とは「開いていく」ではない 2

昨日のブログ の続き。


チャクラやブロックについて、次のように誤解している人が多い。

  誤解1 チャクラは「開こう」という運動力を持っていない。
  誤解2 1と同じように人は進化しようという運動力を持っていない。
  誤解3 ブロックは良くないもの。ネガティブなもの。



この誤解の何が問題か。


誤解1のチャクラが自ら開こうと常にしていると考える場合と、
チャクラは開こうとはしていない、そう考える場合の違いについて考えてみます。



例えば、公園にいくつかの綺麗な噴水があって、ある一つの噴水には
その水の出るところに大きな石が置かれていて、水が綺麗に噴出されないでいる。
そして、置かれた石の隙間から水がピューピューと漏れて
四方八方に飛び散っていきます。


そうした場合、
元の綺麗な噴水に戻してあげるには、石をどければいい。
そうですよね。
それは水が自ら常に綺麗な状態で噴出しようとしているから。
そのように構造化されているから。


でも、そうは考えずに、石はそのままにして
 --------つまりその人には石の存在が見えていない--------------
綺麗な噴水の水流に戻したい、そう考えるとどうなるか。


無理に石の上に新たな水源を持ってきて、
水流が噴出するようにしてしまうかもしれない。
この労力が効を奏して、綺麗な噴水が一時、復活するのかもしれない。


でもその美しさの下では、相変わらず石の隙間から水が噴き出している。
エネルギーの無駄がある。痛みがある。

そればかりか、その新しくつくったものの美しさを維持するために
毎日のように、呪文や儀式や祈りを捧げなくてはならないかもしれない。
古い噴水の上に作った新しい噴水の水源は、
全く別の噴水から持ってきているのです。
ですから、その新しい噴水の美しさの背後では、他のいくつかの
美や自然な在り方が犠牲になっている。



魔術的手法・マジック的手法はこのようなやり方をとります。
人が生まれながらに本来持っている進化への方向性とその力を、信用していない。
だからこその「魔術」なのです。



もちろん、このようなやり方はいつか必ず限界がきます。
本質的な解決は、何一つなされていないのだから。
多大なエネルギーの無駄遣いと自然な在り方への破壊が行われているのだから。



どこか、現代の対症療法に似ていると思いませんか。
本質的なことは先送りにして、その場しのぎに追われる。
ただ、それが本質的な解決のはずだと、幼稚な心で信じながら。


多くの西洋医学抗うつ剤功利主義スピリチュアリズムや治療、
日々の仕事、この本を読めばの成功哲学本やセミナー、政治運営などなど。



だからだろう。魔術的手法も功利主義スピリチュアリズムも、
それなりの人気を博す。世間一般がそれで溢れかえっているのだから多くの人が
こうしたことが「当たり前」と思い始めている。
それがビジネス的なニーズになっていく。



もっと、自分のなかにある根源的な力を信じた方が良いのです。
その根源的な力と在り方を見通していくことが、本来のスピリチュアリズムです。
功利主義的なことは、2の次3の次。



ですから、上記の誤解1と2は、大きな問題につながるのです。
人という存在、生命という存在への誤解だからです。


本質を見通していく。
それが、自らの力を、愛の力を、
正しく効率的にしかも美しく使っていくことにつながるのだから。


これは第三の目のチャクラの力です。



次回へ続く。




写真はイルカツアーで使用しているホテルから観た夕焼け