2/26分、新作紹介

誕生祭の余波がまだまだ残っていますが、そんな中でもそれとは関係なしに驚いてしまう作品、泣ける作品というものは来るものでして。
ああ、何と言う嬉しい悲鳴。




・その1、SerikaP

いきなり度肝抜かれてリアルに声上げてしまった件。
この改変技術凄すぎでしょう…。
再現とはいえ、ドアを勢いよく開けて前のめりになるやよいとか立ち上がる千早とかどうやって作ったんだか検討もつかん!トレスとかなのかなぁ。
表情改変は勿論のこと、ただ既存の立ち絵をつかうだけじゃなくてダンスモーションそのままを当てはめたり、ニコマスならではの小ネタも仕込んだり芸が細かい!いやはや、これは再現元見る前から驚いた。




・その2、くたーP

このトリオでMADって珍しいなぁ、と思ったらなんと全編SPの抜き素材で構成されたダンスPVだった!そりゃ他では見ないはずだわ。
驚異的なことになんと足元まできっちり抜いてあるという丁寧さ。SPは背景にブルーバックを置くことで抜きに適した素材になりますが、床面はそのままなので足元をキレイに抜くには1コマ1コマ手作業で抜くしかないはず…。それをこの精度でやっちゃったのはマジで凄い。無印アイドルマスターで抜き動画を作ってるのとほぼ同じですからね。
全てを抜き素材にしたおかげでアイドルの配置も自由に出来るというこの強み。今までのSPMADでは見られなかった構図がバンバン出てくるので凄い新鮮です。「もあもあもあ〜」の文字は人によって好みが分かれるかも?(これだけカッコいいものになってますからね)
3人だけでなく、くたーPまで光り輝いて見えます。ホント、素晴らしい仕事っぷりです。




・その3、忍太郎P

可愛くて優秀な妹との感動の対面、MTSAT-1Rへの命名、運用データの引継ぎ、そして訪れるお別れの言葉をかける時…。



分かっていたさ。
こうなることは。
でもやっぱり泣いてしまった。
ひまわり5号、今まで本当にありがとう。


そしてそこからEDまでもやっぱりダメだ。
画面がにじんでしょうがねぇよ。
もう、こんな物語の締め方なんて反則以外の何モンでもないでしょう。


マイリスなどを見る限り、ひまわりさんシリーズはまだ終わりではないみたいですね。それでも、無事完結した今はこの言葉を。


「ありがとう。」




・その4、Die棟梁P

過去作のリメイクを「ミュージックフェア」風味でお届け。
字幕とか映像とか、実にそれっぽいなぁ。
クオリティアップは著しく、雰囲気の良い映像と相まって静かに聞き入れる良作。途中でコメント打つのも無粋に感じてしまいますね…。お見事でした。




・その5、りてP

2ヶ月以上間が空いていました「ちょっとだけ未来のお話」。久々に最新話が来ましたよ〜〜、……って、あれ?俺、動画間違えたかな?w
ニコマス的懐かしいネタや春香さんまさかの特技披露まで、久々だからか色々とぶっ飛んでいますなwテンポというか、基本まったりな構成は変わらずですが。…まさかこの作品でカットイン演出を見ることになろうとはw
コメントの意見を取り入れてか美希グラを全面変更。こういう生真面目なところもやっぱりりてPだなぁ、と思ったりするわけです。



………にしても防犯のためになんつー物入れてるマンションなんだw
管理人さんも相変わらずのボケっぷりだなぁw




・その6、むらたんP

藤田まことさん追悼としての特別編。おそらくは最初で最後の競演がここに。
ここまでしんみりきてしまう脳内フルボイスってなかなかないですよね…。コマ送りでの動きなのに、何故にこれほどカッコよく映るのか。やはり名優は存在感が違います。
「必殺仕事人」お約束の「婿殿!」もしっかり入れての短くもキレイにまとまった1作でした。



そして、藤田まことさん。どうか安らかに。
あなたの名演、決して忘れません。




・その7、シンドーコバヤシP

2人が互いへの思いやりの気持ちを確かめ合った直後にかかってきた1本の電話。それはなんとプロデューサーが倒れたという知らせ!?



…まったく、無茶しやがって。美希が言うように本末転倒ですよ。5年前から気にしていたせいか怒りっぷりも半端じゃありませんでしたし。それも含めて今回も演出凝ってますなぁ。病院へ向かうシーンでは車載動画まで入ってくるとは。
とりあえずは一安心のプロデューサー。さて、美希とどんな昔話をするのでしょうか…。




・その8、花月鳥P

貴音再デビュー前の一コマ。
成長期でサイズが合わなくなってきた服に新しいステージ衣装、そして同居生活を始めたから分かる乙女の会話。なんだか、男が見るのは憚られるような平和な時間ですねw
2人でハモって同じ考えを口にしちゃう辺り、もうすっかり親友として馴染んでいますね。プロデューサーも2人の魅力ビームには苦労しちゃいそうw




・その9、きっさらP

タイトルだけで既にwktkな件。


一見すると最初は『蒼い鳥』のノーマルステージPVに見えますが…。
乱入者が出てきてからはもう笑うしかないww
全然違うダンスで謎のシンクロするわ、思いっきりカメラの前にかぶさるわで邪魔ものすぎるwwwww
そりゃお仕置きされるわw

新しいコラボの形の始まりか。

・動画製作:シラカワP 原作漫画、絵担当:りよまる。氏

シラカワPのブログを覗いたりしていたので、新作は美希作品だということは知っていましたが…。まさかpixivで見たことのあるりよまる。さんの漫画の「PV作品化」(漫画を動画化ではないことに注目)とは思いもしませんでしたわ…。


漫画を見たことある人のみならず、初めて見る人にも大変分かりやすいこのストーリーPV。美希のクラスのある真面目な男子から描いた視点、というのも新しいところですが、何より「他人の二次創作漫画の映像化」という試みもひょっとしたらニコマス初じゃないでしょうか?
PVやノベマスを問わず、「一次創作の漫画、アニメを原作に」、「自分の漫画、SSを元に」、「動画のイメージを発注してイラストを使って合作」というのはこれまでもありましたが、こういう形態は初めて見た気がする…。
これはホントに新しい試みだと思います。
しかも動画になった時のこのお二方の方向性の融合といったら。透明感のある両者のタッチがこれ以上ないほどに合致していて、これは作っていて完成が待ち遠しかったんじゃないかなぁ。もう完璧なコラボと言い切っても差し支えないかも。



りよまる。さんの描いた背景の美しさ。
シラカワPの作り出す実写と見紛うような3D背景。
表情、構図、色合いと、どれもとっても素晴らしいイラストの数々。
ライティングや切り替わり、タイポグラフィといった演出が冴え渡る映像美。
そして、憧れと嫉妬と踏み出す一歩を見事に描ききった内容。
どれをとっても文句のつけようがありません。


実に見事なコラボレーション。
そして珠玉の合作作品でございました。
両者に惜しみない感謝の言葉を。



今後はこういうコラボがもっと増えるとまたニコマスの楽しみが増しますね!むしろどんどんやって欲しい!!
他の絵師さん、動画製作者さんにも期待しちゃおう!(笑)