オープンエアシネマ@アレッチ 3


アレッチ氷河。
年々短くなっていますが、それでも壮観。。




シネマ期間中、働くのは午後5時のミーティングから
片付けの終る午前0時前後まで。
朝はゆっくり起きて、昼間はまるまる暇です。


天気のいい日は山歩き。
前回はシネマスタッフのみんなと
アレッチ氷河まで歩きました。





アレッチヴァルドを抜けて



どんどん行くと、視界がひらけて氷河が見えてきます。



氷河目前。
手前の茶色い岩は、数年前は氷河の下敷きになっていた岩です。






どんどん溶けている氷河。
下に立つと、まるで雨が降っているかのように
雫が落ちてきます。



洞窟みたいになっているところもありました。
奥に行くと、ずっと先に進めそうな空間が続いていて
へぇ〜、でも行かないけどね〜 と思っていたら
なんと奥から人が!


聞けば、そうとう長い距離を歩いてきたようで
氷河の下にそんな空間がひろがっているのか!とも
1人でこんなところを!!とも、驚きました。。



氷河はなんだか青いです。







さーて、それでは装備を整えて



氷河の上を歩きます。


私たちはロープをつけていませんが
これは、ほぼ毎日ガイドとして氷河の上を歩いているスタッフが
この日たまたまオフで、同行してくれていたからです。
そうでなかったら、一人ひとりをロープで繋いで歩きます。


冬のような、雪で覆われてクレバスが見えない危険がない反面
ところどころで溶け落ちかかっている箇所もあるので
本来ならば要注意な場所なのです。



晴れたこの日、氷河に着くまでは半そで半ズボンだった我々ですが
氷河の上ではそうはいきません。
なにせ風が冷たい。



スイス人のスタッフはみんなタフで
ひょいひょいと歩いていきます。


一方の私は、内心どきどき。
おおお、ここで落ちたら一巻の終わりだ〜
などと、声には出さずに辞世の句を考えたり。。



ところどころに、青い水たまりがありました。


こんなところでも生き物は暮らしています。
黒い点のような虫が、すいすいと泳いでいました。






歩いていれば、そこここで高山植物にも出会います。
夏の山は花盛り。






歩いていて見かけた、羊飼いならぬ牛飼いの人。
夏の間は、山に放牧につれて行くのが
このあたりの酪農スタイルです。






もちろん雨の日もあります。


そんな日は、ゆっくり寝たり本を読んだりゲームをしたり。
山に上ってくる人も少ないので
(それでも皆無じゃないのがスイス。。)
いつもより静かです。






この、pro natura主催のオープンエアシネマは
アレッチだけでなく、スイス各地で行われます。
http://www.pronatura.ch/veranstaltungen



チューリッヒ近郊では、Sihlwaldで。
http://www.sihlwaldkino.ch/


実は、こちらは厳密に言うとオープンエアではありません。
屋根と壁(というか、薪を積み上げたもの)があるので
ちょっとワイルドながらも、野外感はなし。
日が落ちる時間も早くなっているので
週末は5時から始まります。


会場は、前にも書いた、Sihlwaldのビジターセンターです。
http://www.wildnispark.ch/
前の日記→http://d.hatena.ne.jp/alexander-kumi/20120327/p1


ここにはビーバーがいます。
ビーバーは夜行性なので
普段昼間に来てもなかなか見られないのですが
このオープンエアシネマ期間中は
映画を見がてらビーバーも見ることが可能です。



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