linuxマシンのルータ化 その3 iptablesの設定(IPマスカレード)
前回でpppoeでの接続ができるようになりました。今回はiptablesを設定することで、ルータ配下の端末がインターネットに出られるようにします。
Step1 NIC間の転送の設定
/etc/sysctl.confファイルのnet.ipv4.ip_forwardの値を0から1に変更します。変更しただけでは設定が反映されないことに注意してください。
# Controls IP packet forwarding #net.ipv4.ip_forward = 0 net.ipv4.ip_forward = 1
以下のコマンドで上の設定を有効化します。
# sysctl -p
Step2 IPマスカレードの設定
WAN側に接続しているポートが、eth0の場合でインターネットに出られるようになります。
ただし、デフォルトゲートウェイをeth0のIPアドレスに設定する必要があります。
iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -j MASQUERADE