総評
やはりと言っては何ですが、アメリカがダントツで素晴らしいです!日本が情けないのはわかっていたとしても、イギリスはもっとちゃんとしてください。正直アメリカの素晴らしさより、イギリスのいけてなさに驚愕しました。
また、RSS配信やソーシャルブックマークの活用など、やっているところはやはりやっていました。技術的にはむずかしいことではないので、日本の図書館にもぜひやって欲しいところです。
なお、日本の大学図書館の検索インタフェースは英米に比べ貧弱な印象です。この辺もまた諸外国を参考にしたいところです。
1位
ブリティッシュコロンビア大学 http://www.library.ubc.ca/
ページ内の目立つ位置にいきなり横断検索があるのが好感触です!こういった検索インタフェースは館内資料やジャーナル、Webサイトが排他的に検索されたりするのですが、ここはいきなり横断検索してくれます。いちいち「OPACではどうかな、電子ジャーナルではどうなのかな」などと検索しなおす必要がありません。とにかくどんな資料があるのか一覧したい、というニーズには最適でしょう。もちろん、詳細検索はすぐ近くにリンクがあり、細かく絞り込んでの検索も可能です。
図書館からのお知らせやイベント情報などはRSSを配信。抜かりなしです。
"Ask a Librarian"では、図書館への問い合わせを様々な手段で受け付けていることが、アイコンを用いて解りやすく表示されています。電話でもメールでもIMでも大丈夫だし、FAQまでついている!便利です。
2位
トロント大学 http://content.library.utoronto.ca
コンパクトに設計された画面、わかりやすいアイコンの使い方、このトップページに利用者のしたいことが網羅されています。かわいらしいデザインも高ポイントです。
このページの下にも図書館職員へのコンタクト方法一覧があります。チャットでレファレンスを受け付けるのはアメリカではスタンダードになっているのでしょうか?我が国でもぜひ見習ってもらいたいです。
3位
ワシントン大学 http://www.lib.washington.edu/
デザインの上品なシンプルさとナビゲーションの簡潔さが印象的です。右側検索窓すぐ上の、SBMボタンがかわいらしいです。
左サイドの目立つところに図書館へのコンタクトリンクがあり、図書館のレファレンスに対する意欲の高さを伺わせます。
また検索窓も比較的目立つ位置にシンプルな横断検索を設け、利用者を迷わせません。少々シンプルすぎて寂しい気もしますが……。
こちらも図書館からのニュースはしっかりRSS配信しています。
4位
リーズ大学 http://www.leeds.ac.uk/library/
イギリスの大学がないという寂しさから選んでしまいました(ぉぃ
こちらはちょっと地味なデザインながら、メインカラムに検索インタフェースやログイン画面をコンパクトにまとめており操作性の高いUIと言えます。
サイドメニューもわかりやすくまとまっており、利用者を混乱させることは少ないでしょう。シンプルな設計の勝利です。
5位
島根大学 http://www.lib.shimane-u.ac.jp/index.asp
日本の大学がないという寂しさから(ry
こちらはさらに地味なデザインながら、目立つ位置に検索窓があり使いやすそうです。また検索窓上の切替タブ、コンパクトにまとめられた新着情報や開館時間など、一覧性の高いデザインです。このコンパクトさが個人的にはだらーっとリンクが並んだ分筑波大学より好印象でしたので、こちらを選びました。
以上です。異論・反論がございましたら、ぜひお聞かせください。