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たびたび言及しているtanadaさんのデジオ☆セクシー地帯20000Vの過去放送分をまとめて聞きつつ年賀状作り。
今年は年賀状は手紙でなくメールで。今までかたくなに手書きで書いてたんだけど、今年は断念。まぁ、仕方ないですね。
今日聞いていたのはセクシー地帯の今年四月のエピソード、tanadaさんのおばあさんが過去を振り返って話すというシリーズ。すごくパーソナルな話題で、聞いてもいいのかな、と躊躇したけど、聞けて良かった、と思える話だった。総てのヒトに物語がある。
ちょっと前まで、年だけ取っていても仕方ない、ただ歳月重ねればいいってモンじゃないでしょう、年を取っているってだけで尊敬なんて、そんな、そんな、と思っていたけど、最近少しその考えを改めている。1年に3万人以上も自殺しているような国で、その年齢まで生きている、ってそれだけで実は尊敬というか感心・関心に値するんじゃないかな、そんな事を思って。まぁ世界中に年寄りはいる訳だけど。
そこにあるのは、生きる知恵か、生き延びる知恵か、死なない知恵か,生活する知恵か全然分からないけど、その年月を生きてきた、って言う物語が総てのヒトにあって、それは普段なら全然関係なくて聞く必要なんてさっぱりないけど、でもやっぱり死んで話せなくなる前に表に出しておいてくれれば、何らかの機会にふと聞く事もあるだろうし、なんか心に思う事もあるんじゃないかな、と。死んでしまうってことは機会の損失だ。記録しておけば少なくとも0になってしまう事はない。漸近はしてくだろうけど。
祖父母は元気だろうか。元気らしいけど。あまり彼らの過去って知らない。祖父は昔の話を良くするから結構知っているような気がするけど、祖母に関しては本当に分からない。でも、父母に至っても知っているか、と言われたら…どうなんだろな。
そもそも、僕はあまりヒトの話を聞いてこなかった気がする。真摯に、真摯にヒトと向かい合うべきなんだよ、きっと。