俺だっておもろいブログが書きたいんや!

先日Twitterリツイートされてきたリンク先にこれまた面白いブログがありました。

製造業は新入社員の仕事

これ自体もユーモアにシニカルさを交えた文だなぁと兜を脱ぎまくりでした。この方のブログは(すでに流行っているかも知れませんが)きっと流行る!?と惚れ込んだ、もとい思い込んだ次第。早くもこの辺りには反論があるようですね。
「製造業は新入社員の仕事」じゃない

少しでも才ある方に近づきたい…そんな切なる願いを叶えるために分析の匠(ウソ)がすばらしいブログの構造、なかば当たり前の事をメモってみたよ。


■書きたいテーマがある
ごめん、当然すぎて。ただ…タイトルも決まらないような俺から見ると、あれだけの広範なテーマ選定が可能な興味の幅と知性は憧れるしかない感じだったんだ。猫ひろし氏がオリンピックに出たいから国籍を変えるかも、というネタから円高ってものづくりじゃない産業にはヤッターでしょ?それってこういう理由から云々…までの話題を書ききるってカバー範囲が広すぎじゃないっすか。
某有名アルファブロガーさんでもあるまいし・・・まだ、こんな才能があふれてるブログ界すばらしいよ。


■自分なりの結論がある
結論のない文章は読みづらい。感情の羅列ならばソレでいいですけどね。サムネ一本釣りな美女が書いてるすいーつブログならまだしも、無名人の喜怒哀楽などなんらかの好意がないと読めないでしょ。何のテーマについてどういう意見でまとめきったかという起承転結なり序破急なりがあるほうが読みやすいよね。


■ユニークな切り口である
水戸黄門の視聴率と総理大臣の任期・経済成長率を絡めてくるなんて、そうきたか!感満載ですね。正解か不正解かは割とどっちでも良いんです、こういうの。誰もが思いつかないような見方ってのがベクトルの次元を増やす、世の中の多様性を増すためには大切な気がする。
そんな荒唐無稽な視点ってどうよ?というアナタ。じゃあ笑い話の一本も作ってみなさいってばよ。


■構成があざやか
もうね、個人のブログなのに「小見出し」がついてるなんてどこのセミプロですか?#全部じゃないですが。
つかこれは何の報告書?そのうち著作化されるのをすでに意図していたり…はどうか不明だがね。まともなストーリー立てをするには文章を書く前の構成がステキだからかじゃないか、と思った。


■裏付け資料がしっかりしている
この辺からうらやましいモード。文章を単に書くだけならばできなくはないかもしれない。それを事実で裏付けるためには「調査」が必要になってくる。膨大な知識を持つのも一つの手段とは言え、これだけ情報が高速でうごめく昨今。どこに何があるかのソースリンク力こそ大切だろう。って、どうやってこれだけの事を調べられるの?ググるにも時間制限が…。ソースを元に作られているExcelグラフの色使いもセンス良いな〜。見やすい。


■それだけのものを書く時間がある
うらやましいシリーズ第二弾。興がノれば作文は速いとは思う。フルタイムで働いてて帰ってから資料をまとめてプロット通りに文章を書いて、誤字脱字がないかチェックしてアップロードしてプレビューして…うきゃーどこにそんな時間あんねん!これは、結果重視のお仕事に従事していて時間の使い方は個人の裁量に任されている種の仕事についているから(←完璧に想像)できることなんじゃないかなぁ…垂涎。


■それなりの頻度で続いている
やっぱり書くのが好きだからなんでしょうね〜。あとはコメント欄を解放して反論等も しっかりと(C)枝野前官房長官 受け止めていたり。どっかの誰かのブログももっと高頻度で更新しなきゃダメだよ。ネタのかけらをEvernoteに集めるんじゃなくてさ。この方も書き始めた2009年のころは、はてなスターもありませんしね…継続はバズるなり、か。


■考えるのが好きそうである
ちょっとだけ考えました、はご謙遜かな…並の思考力じゃこれだけのテキストにはならないのでは。通勤途中などでメモしたり、キーワードをこねこねしてたりするのかも。頭イイ人の文章は延々読んでしまう中毒性があって危険である。


■きちんとしたレポートスタイルである
この項だけ別の方のブログ(Twitter 社採用面接受験記)を拝読して思ったこと。切り口うんぬんは「完全に個人の経験」であるから唯一になるのは当然としても。事実をきちんと伝えきるスタイルも読み応えがある。たまに交えられる感情がこれまた人間くさくて脳内で「いいね!」しそうになるね!
あ、いまちょっと思ったのは。思考が多国語ベースらしい方の文章は一文が短いね。なんの科学的根拠もないですがね。だらだらと長い日本語を英語にするのはむずかしいよ。


まぁ何が言いたかったかというと、すばらしいブログ界に俺も混ざりたい〜ってそんだけ。

最後まで読んでくれてありがとうございます。