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2011-11-09

[]言葉は気持ちを広げてくれる ─佐野元春の『約束の橋』を聴いて

お客様先へ向かう車のFMラジオから佐野元春の『約束の橋』が流れた。

80年代のポップの先端だった佐野元春が、90年代の初頭に一般層にまで広く知られることとなったヒット曲。

佐野元春のファンではなかったし(そろそろちゃんと聴かないといけないのかな、と思ったりするけど)主題歌として使われたドラマ『二十歳の約束』を僕は全く見ていなかったけれど、当時の仲間と行ったカラオケでよく歌われていたので耳覚えはある。

懐かしいなと思いながら聴いていたが、その歌詞に気持ちを掴まれて、涙がこぼれた。

使われている言葉/単語それぞれは凡庸なのだけど、

「君(=聴き手)」のいる世界は美しいイメージとして広がり、

「君(=聴き手)」の持つ魂の孤独とかけがえの無さが賞賛される。

豊かなイマジネーションの世界によって聴き手の気持ちが裸になったタイミングで”君は間違いじゃない”と手を差し伸べる絶妙のテクニックには無条件で降伏せざるを得ない。


故・阿久悠の言葉だったかもしれないが、どこかのwebサイトで「昔の歌謡曲は映画、今のJポップはブログ、造る側の志にはそれくらいの隔たりがある」という意味の文章を読んだ。

決してこの歌(詩)が至高の一篇ではないにせよ、ありふれた言葉で造られたポップソングとは全く違う【志】の基に生まれた歌であることには間違いない。


歌い手よ、作り手よ、

歌の持つちからをもっと知ってはどうだろう?

詞にできるちからをもっと信じてはどうだろう?

ケータイとか恋人の手とか、自分の手の届く範囲内で完結する世界から飛び出して欲しい。

人間は言葉を手に入れることで、自分の気持ちをどこまでも遠くに飛ばすことを知ったのだから。


君は行く 奪われた暗闇の中に戸惑いながら


君は行く ひび割れたまぼろしの中で苛立ちながら


いつか孔雀のように 風に翼を広げて


西の果てから東の果てまで 休みもなく車を走らせてゆく


君は踊る 閉じた薔薇の蕾みの前で 背伸びしながら


君は踊る 狂おしくミツバチの群を すり抜けながら


いつか燕のように 風に翼を広げて


街の果てから森の果てまで 振り向きもせず車を走らせてゆく


今までの君は間違いじゃない


君のためなら七色の橋を作り河を渡ろう


君は唄う 慌ただしげな街の中を傾きながら


君は唄う 焦げた胸のありのままにためらいながら


虹の橋のたもとで 河の流れを見つめて


月の岸辺から燃える砂漠まで 終わりのない夜をくぐり抜けてゆく


今までの君は間違いじゃない 君のためなら橋を架けよう


これからの君は間違いじゃない 君のためなら河を渡ろう


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2011-01-10

[]遠藤ミチロウ@広島OTIS!

SEの『THE END』(The Doors)が流れ、赤い照明が照らすステージに立ちチューニングをするミチロウ。

白のニット帽とTシャツ、柔らかそうなパンツにブーツというお馴染みのスタイル。

いつものように、「今晩は、遠藤ミチロウです」で始まった。

以下、曲とうろ覚えのMCメモ。

いちいち書かないけれど、ミチロウ氏の素朴なMCで観客は終始和やかな雰囲気であり、ミチロウ氏自身も微笑みながら語ってくれていた。


01.早すぎた父親

「コンタクトレンズ入れて、客席がよく見えます」

02.MISER

「広島に着いて、市内電車に乗ってたら、交差点で電車が止まってパトカーが走ってて… あとでニュース聞いたら、少年少女が車を盗んでパトカーから逃げ周ってて…アメリカみたい」

03.月蝕

04.1999

「広島に何度も来てるけど、牡蠣は食べたことがないです…好きなんですけどね、当たったことがあって」

05.JIN JIN

「とうとう還暦になってしまいました」

「ただのじじいですけど、年とともに【くそじじい】になりたいですね」

「ある人が言ってたんですけど、40歳から先は逆行するする折り返し地点で、60歳は成人式になるそうです。だから70歳から10代に向かって進んでいくという」

06.JUST LIKE A BOY

「なんで”旅に出よう”じゃなくて”街に出よう”なのかというと、子どもは旅に出ないんです」

07.負け犬

「…歌詞がムチャクチャでした」

08.下水道のペテン師

「こないだ還暦のイベントで、イベントだったら他の人をゲストに呼んだりするのに自分がやってるのバンドばっかりで」

スターリンで爆竹を久しぶりに鳴らしたんですけど、爆竹は興奮しますね」

09.カノン

「実家にはもう5年くらい帰っていません」

「オフクロとは年に2回くらいやりとりするくらいで、こないだも連絡したんですけど、ボクが還暦だということに気づいていないみたいです」

10.お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました

「ここから座ってやってみます」

「この歌歌うと”寺山修二好きでしょう”てよく言われますけど、東北的な感じがあるんじゃないか」

「昨年の今ごろは舞台(「血は立ったまま眠っている」)をやってて、蜷川(幸雄)さん演出なんですけど、”この役は君しかいない”と口説かれて、公衆便所でブルースを唄う役なんですけど、”君しかできない”って」

「あまりブルースは得意じゃないんですけど…」

11.血は立ったまま眠っている

「大河ドラマの『竜馬伝』に中村達也が刺客の役で出てるんですけど、”ライブやってる時に殺さないでね”て思います」

「福山雅治はのお兄さんが昔バンドでミチロウメイクをしていたそうで」

12.公衆便所には窓がひとつしかない

「今のが公衆便所の歌ですね」


13.誰かが月を持ち逃げして

(再び立つ)

「座ってるのはやりにくいですね…上から目線のほうがやりやすい」

14.オデッセイ・2011・SEX

「60すぎたらこの曲やめようと思ってたんですけど テーマ曲になりました」

「年金でフーゾクに行くじじいとかいるじゃないですか そういうじじい、大好きです」

「性欲がなくなると早死にするらしいですからね」

15.自滅

16.誰も僕の絵をかけないだろう(友部正人

「友部さんの歌で、いちばん暗い歌を」「友部さんは日本のボブ・ディランだと思ってます」

17.一本道(友部正人)

「もう二十年以上三鷹に住んでいるんですけど、中央線は人身事故がいちばん多いそうですね」

「線路が真西に向かっていて…何か引力があるんじゃないかと」

18.温泉ファック

19.午前0時

20.我自由丸

21.父よ、あなたは偉かった

「うちの親父は生きていたら100歳になります」

22.ア・イ・ウ・エ・オ

23.天国の扉

24.解剖室

「今年からギターは一本しか持たないことにしました」「弦が切れなくてよかったです」

25.Mr.ボージャングル

26.先天性労働者

「今年はよくならないかなと思ってもよくならないですよ、思ってるだけじゃ」

27.ホワイト・ソング(AZUMI)

*******************

例年、年明けには広島でのライブがあるのだけれど、現時点ではまだライブの情報が入ってこない。

「今年はよくならないかなと思ってもよくならないですよ、思ってるだけじゃ」という言葉は、3.11とその後にミチロウ氏がとった一連の行動を考えると深いものが心に残る。

次にミチロウ氏に逢えるときに、どんなことを語ってくれるのだろうか。”和やかな空気”を求めていいのだろうか。

それはその時にならないと判らない。 (2011.11.10)

*******************

【過去のライブレポ】

2009-02-11 @広島OTIS!

2008-06-13 遠藤ミチロウの実験室!@十日市町ヲルガン座

2008-01-13 @広島OTIS!

2009-11-11

[]いろいろと思うことを書いてみました。

DEAD ENDのニューアルバム『METAMORPHOSIS』、本日発売となりました。ひとつ前の記事に書いたように”MORRIE声出てないのでは?”という不安から購入は迷っていたのですが、先日TV放送されたJACK IN THE BOX2009の映像を観て購入を決意。

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音だけ楽しめればよいと思って通常盤を購入しようと思ったら、amazonではなぜか限定盤のほうが安く、先週の土曜日にクリックで購入。 …したのですが入荷量の都合/購入申し込みのタイミングで、ブツの到着は早くても明日になりそうです。

METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)

METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)

JACK IN THE BOX2009の筋少の映像はないのかしら、と思って検索していたら、同イベントのトリの44MAGNUMの映像はあったので何の気なしにそれを観たのですが、見事にツボにはまりました。また、最新PVもアップされていて、これもたいそう格好いい。

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私が彼らの音を聞いたのは中学生の頃、1985年のBOOWYの都有新宿3号地での雨の中でのライブイベントの映像(NHK)で、PAULがゲストで歌っていたのが最初の出会い。この頃は彼らはメタルバンドとして絶頂期だったけど長期の活動休止に入る直前?または入った頃?で、それは他のメタルバンドもバンドブームの余波でじりじりと衰退していく時期の始まりでもあったようです。 だから彼らの絶頂期の姿はリアルタイムでは全く知らなくて、87年の『LOVE or MONEY 』と翌年の『EMOTIONAL COLOR』が私にとっての44マグナム(笑)。特に『LOVE or MONEY 』は今でも時々聴くアルバムで、【ソフト・ロック】とも評されたこの頃の彼らのファッションスタイルや、様々な音色を使い分けるJIMMYのギター音づくりは、その後(90年代前後)のJUSTY NASTY とかEins:Vier、はたまたラルク等の【ホスト系ロック】のルーツであり、シャウト系ではない”歌モノ”に徹したPAULのボーカルは格好いいな、と思うのです。 ただあまりにそれまでの絶頂期との頃の路線と変更しすぎて誰もついていかなくなったのは判る気はしますが。

LOVE or MONEY(紙ジャケット仕様)

LOVE or MONEY(紙ジャケット仕様)

EMOTIONAL COLOR(紙ジャケット仕様)

EMOTIONAL COLOR(紙ジャケット仕様)

方向性が見出せず彼らは89年に解散。 その後PAULは江川ほーじんらと共にファンクポップバンド、ライナセロスを結成。YouTubeでもこの頃の映像は観れるけどちょっとノーコメントだ(笑)。 JIMMYの活動についてはミレニアム前後のΦとしての活動はよく知っています(CDだけなら)。

ゼロ年代に入って44マグナムも再結成したことは知っていたし、PAULが若年性パーキンソン病を患っていることも知っていた。今回のイベントで彼らがトリを務めたことについては、他の若手バンドと比較した人気度/知名度、そしてPAULの容態がどう若いファンに見えるのか、と余計なことを考えたくらいだった。しかししかし。

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【ヘビメタ】でも【ソフトロック】でもない、そのどちらの良さも兼ねた豪快さとキレの良い音。もうすぐ50歳とは思えんJIMMYのスマートさ*1。そしてPAULの実息であるSTEVIEの存在感。声がPAULそっくり!そしてイケメン!ブレザーにネクタイというファッションは反則だぞ!PAULの動きが思わしくない分をしっかりサポートして、ツインボーカルものとしてのユニゾン/コーラスも全く違和感ないし伸びやかで格好いい。

この映像を見る、前にちょうどファンキー末吉氏のこの文章を読んだところだった。

ワシは敢えてX.Y.Z.→Aはワシにとって「家(ファミリー)」である!!と言う。

ついでに言うとそれから派生する筋少、ラウドネス爆風スランプも全てX.Y.Z.→Aファミリーである。

X.Y.Z.→Aがなかったらひょっとしたらそれぞれのバンドの再結成さえなかったかも知れないしね。

だからファミリーである筋少がワシの助けが必要ならワシは命がけで頑張る。

ワシにとって橘高はもちろんのこと、

大槻も内田も本城もみんなファミリーなのである。

父を支える息子のボーカル、まさにファミリーでバンドを転がしていく、ある意味理想の姿ではないか。

BANに代わってベースを弾きまくるLa'cryma ChristiのSHUSEの姿も、一回り下の若い年代ではあるが、脈々と伝わるジャパロックの血筋を引き継いでいくような姿で清清しい。

とにかく格好良くて、彼らの現在についてもっと知りたくて検索してたら、こんな記事も見つけた。 昨年、PAUL自身が、パーキンソン病の患者として、NHKで取り上げられていたのである。

福祉ネットワーク『もっと歌いたいぜ −パーキンソン病と闘うロック歌手−』

80年代、ハードロックバンド「44マグナム」のボーカルとして活躍した歌手・梅原達也さん(47)。梅原さんは、今「若年性パーキンソン病」と闘いながら、ライブを続けている。手足の震え、体中を襲う痛み・・・。パーキンソン病は、根本的な治療法はわかっておらず、薬で症状を抑えることしかできない。梅原さんはおととし病気をファンに公表し、新しいバンドを結成した。みずからがステージに立つことで病気への理解を広げ、少しでも患者の役に立ちたいと考えたからだ。病と闘いながらステージに立ち続ける梅原さんの姿を追う。

この番組の中では病気の苦しみ、治療の苦しみがクローズアップされていたらしく、放送後、それを見た当事者(パーキンソン病の患者)からも、賛否の声が上がっていたらしい。

そしてPAUL本人が、患者の集うホームページのBBSで、以下のメッセージを伝えていた。


あの番組を観て、皆さん各々、色々な感想をお持ちでしょうが、僕、個人的には29分と言う時間や、テレビと言う規制のある中、軸のぶれていない良い番組だったと思っています。

勿論、もっと伝えたい事は沢山あったし、今後、また別な形で放送する機会があるかもしれないのでまだまだカメラは回し続けます。

あの番組は「梅原達也」と言う一人の人間が、病気とどう向かいあっているか?これから、どう向かい合い、闘って行くのか?が、語れています。その中で、パーキンソン病と言う病気が出て来ます。

そこで僕は、この番組でパーキンソン病をどう語ればいいのか、大変悩みました。

いつものように強がって、Live活動を楽しんで、健常者の人達に、パーキンソン病には負けない!明るく強く生きて行く!と、するのか?

僕の考えは変わりました。それではパーキンソン病の患者が誤解される。パーキンソン病自体が誤解される。と、考えました。

何故なら、僕よりもホントに大変ご苦労なさっている患者さんや、ご家族の方々に失礼じゃないかと…

パーキンソン病を軽く見られちゃいけない!!簡単にステージに立てる楽な病気だと思われちゃいけない!

ただでさえ「死ぬわけじゃないのに」です。いつものように「大丈夫、大丈夫」など、一言でも言ってみたら…

「なんだ、パーキンソン病って大した病気じゃないじゃないか?」

どうでしょう?間違ってたでしょうか?


僕は、ブラウン管の向こう側でよそ見されちゃいけない!一瞬も目を離されちゃ、いや、見られない位、見苦しいプライベートな自分をさらけ出した方がいいと考え始めたんです。

そう…


良く僕は'特別な'と言う言葉が付いてまわります。Paulさんは沢山のスタッフやファンに守られて生きている。生きて行ける。だから'特別な'が付いています。

けど覚えておいて下さい。

普段道を歩いていて、買い物をしていて、お店で食事をしていて、皆さんはジロジロと「あっ、あの人…」と見られたり、コソコソと「あっ、あの人…」「あの人知ってる…パーキンソン病で生活保護の…」と、指を指される'特別な'がありますか?

Netや雑誌にアイツはパーキンソン病だ!と、書かれますか?


僕は'特別な'だから目を覆いたくなる文章で非難されます。

「アイツ死ぬの?」「薬やってんじゃない?」「アルツハイマーと何が違うの?」「けどアイツが死んでも何も変わらないけどね」

…ただパーキンソン病と言うだけで。

とても悲しい事ですが、これが日本のパーキンソン病の認知度です。


勿論、僕はヒーローにも救世主にもなる気など、これっぽっちもありません。ただ、この'特別な'が良い方向にいかされれば?と考えてはいます。


「貴方はPaulさんと同じ病気ですか?」「今、体調はどうですか?」「何か私にお手伝い出来る事はないですか?」そう言う日が来る努力はして行きたいです。僕の夢です。

そして実践してくれている仲間もいます。

自分もパーキンソン病の患者の一人です。これを読んでいる'貴方'と、変わりありません。

皆さん。最初の気持を忘れないで下さい。誰にも相談する事が出来なかった、あの頃を忘れないで…

ここには僕なんかよりも辛く長い時間苦しんだ方々が多い筈です!!

症状が一人ひとり違う事も、飲む薬も、量も、副作用も、病院も、先生も違います。


僕だって、ここに来るまで色々ありました。副作用で両足に血栓まで出来て、マッサージが出来ない日が一年続いた事もありました。

当然、ストレッチ等、色々工夫して来ての、あの薬の量です。主治医とは十分話し合って決めた事です。

あのとても信頼出来る主治医に巡り合うまで二人先生と病院がありました。

病気が分かるまで?なんか入れると…何人?いくつ病院行ったっけ?な、感じです。

僕は今の主治医とパーキンソン病と共に生きて行くつもりですよ。しかし番組内容で、誤解が色々とあるだろうと思ってました。

そこは、今後の課題として皆さんの声を真摯に受け止め、次は、もっと良い番組を作るつもりでいます!

僕も制作に関わった一人として、これからも頑張って行きます。


それから、僕がもう一つ気にしていた事があります。このところのAppleのBBSやMLの荒れようです。見ていて苦しかったです…

皆、同じ病気で当然同じ苦しみを持ち、同じ願いを持っている筈が、何故、あぁなってしまうのか?

僕には分からないのです。皆、意地になってるようにしか自分には見えなかった…

精神的に辛くなってきて、何だっていいから何かにすがり付きたい気持や、不安で荒れてしまう事も分かってる筈なのに…

ホント見ていて悲しくなりました…悲しかった…


最後になりますが、こうやって今の自分の素直な気持を書き込んでしまい、この事でAppleから弾き出されたとしても、自分の活動は続けて行きます!

それが自分に'特別な'が付いてまわる人だからです。


これを最後まで読んでくれた方々に、感謝と僕からエールを送りたいと思います。

「パーキンソン病と言う病気が僕の人生を大きく変えたように、皆さんの人生も大きく変わってしまったと思います。

しかし、そう悲観的にならなくても良いと思いますよ。だって僕、前より少しだけ良い奴になったみたいです(笑)」

このメッセージを読んで、すぐさまamazonで最新アルバムの購入ボタンをクリックしました。今まず私にできるのはそのくらいだから。

私はパーキンソン病ではありません。職業病である肩こりや頭痛の類、歳相応の疲れやすさはあるけど、それなりに健康体です。

でも、このPAULのメッセージは、すごく胸を突きました。

私のマイミクの方にはお伝えしてありますが、プロフィール欄の写真にも写っている息子(もうすぐ3歳になります)は、先日、自閉症の認定を受けました。

彼は、社会的にはいわゆる”障がい者”扱いになります。小さな彼はまだ判ってはいませんが、この先社会の中で様々な試練が彼を待っています。

親として彼のためにできることは、彼を正しい方向に導き育てること、そして、自閉症の姿をもっと周りに、少なくとも彼がこれから生活をしていく圏内においては、正しく伝えていくことである、と考えています。(それはまさに、上のファンキー氏が書いていた”ファミリー”を彼の周りに増やしていくことでもあります。)

狭いジャンルではあるけれども、20年間以上ロックを聴いてきて、途中で聴かなくなった時期もあったけど、自分の人生のいろいろな箇所に繋がっていく。それが今、嬉しくもあります。

44マグナムの新譜が届くのが待ち遠しい。正直、DEAD END以上に楽しみにしています(笑)。

44MAGNUM(初回生産限定盤)(DVD付)

44MAGNUM(初回生産限定盤)(DVD付)

*1:暗黒王子の歳を取らないかのようなスマートさに充分匹敵するぞ

2009-10-22

[]真矢が駄目ならファンキー末吉でいいではないか(ルックス以外)

先日、日帰り出張にて、片道170キロの山越えドライブ(別に望んだわけじゃない)。こんなときは車中でCDをガンガンにかけるしかない。

ということで復活アルバムの発売まであと1ヶ月を切ったDEAD ENDをディスコグラフ順にガンガンにかけたでござるの巻*1


1st album『DEAD LINE』(1986年6月発売)

DEAD LINE(初回生産限定盤)(DVD付)

DEAD LINE(初回生産限定盤)(DVD付)

01.Spider in The Brain

02.Frenzy

03.Back in The Shadows

04.The Awakening

05.Sacrifice of The Vision

06.Definitive Urge

07.Perfume of Violence

08.Beyond The Reincarnation

※07のみCOOL JOE、それ以外はTAKAHIRO作曲

(CDのみボーナス・トラック)

09.Replica

10.Worst Song

このバンドを語るにおいてはまず、大塚”MORRIE”基之のことから。端整で麗しく陰影の深い歌声と、野獣の叫び/または老婆の呪いのように引き裂き食いちぎる叫び、言わば【人間態】と【異形態】の2つの対極的なボーカルスタイルを操る、通称”暗黒王子”、”魔界のプリンス”、”関西弁のカリスマ”

このアルバムでは【異形態】のスタイルの割合が9割だけど、ときおり挿入される【人間態】のスタイルが強い印象を与え、結果トータルで”上手/下手”という次元を超えて”このボーカルは凄い!”という印象を否応なしに聴き手に刻み付ける。歌詞の世界も、それまでのHR/HMの歌詞の多くが、横文字を多用したり”嵐”とか”鎖”とかのストリートっぽい単語をちりばめることで歌謡曲くささを廃しようと涙ぐましい努力をしていたところに、アルバムの初っ端から「泣き叫ぶ鬼の串刺し 何かに憑かれた餓鬼の群れ」ですよ!歌謡曲離れどころか現世を離れて、ぶっちぎりで独自の世界観を確立しています。

一方、バック(ギター)の音はどうかというと、改めて聴き返してみると意外にも、ボーカルスタイルほどには凶悪に歪んだり尖ったりはしておらず、音の粒がそろってこじんまりと聴きやすい音色だと思う。ボーカルがなければポップなJロックとも言っていいくらい。 このアルバムのギターはレコーディング当初はオリジナルメンバーの香川”TAKAHIRO”孝博だったけど、制作途中に脱退(クビ*2という説が一般的)し、当時別バンドに所属していた足立”YOU”祐二が無理やりレコーディングに参加することに*3なり、そのあたりの事情もギターのおとなしさにあるのかも。

その意味では、ギターの歪み/尖り具合といえば、アルバムのCD化においてボーナス収録されている『REPLICA / WORST SONG』のほうがHR/HMの音としては正統派。

『REPLICA』は”MORRIE”の【人間態】ボーカルのピッチが少々あやしい状態になっているが、名曲。後年ガーゴイルもカバー。

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2nd album『GHOST OF ROMANCE 』(1987年9月8日発売)

GHOST OF ROMANCE[+1]

GHOST OF ROMANCE[+1]

01.DANSE MACABRE

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02.THE DAMNED THING

03.PHANTOM NATION

04.THE GODSEND

05.DECOY

06.THE RED MOON CALLS INSANITY

07.DEAD MAN'S ROCK

08.SKELETON CIRCUS

09.SONG OF A LUNATIC

※05のみCOOL JOE、03・04・07はMORRIE、それ以外はYOU作曲

ビクターからのメジャーデビュー作。デビュー直前にドラムの田野”TANO”勝が健康上の理由により脱退*4。サーベルタイガー(横須賀ではなく本家札幌のほう)に所属していた湊”MINATO”雅史がオーディションにより加入。ボーカルも音づくりも基本的には『DEAD LINE』の延長上であり、アレンジや誌世界においていくつかの前作をモチーフとしたと感じられる部分あり。

ただし本格的に曲及び音作りを任されるようになったYOUちゃんのギターはいわゆる【泣きのギター】スタイルが開花。このアルバムの頃が、レコーディング作品での完成度とライブでの演奏力のバランスが最も取れていた時代であると思われる。MORRIEのボーカルは【人間態】と【異形態】のバランスは半々、といったところ。


3rd album『SHAMBARA』 (1988年5月21日発売)

shambara[+2]

shambara[+2]

01.Embryo Burning

02.Junk

03.Night Song

04.Serpent Silver

05.Psychomania

06.Luna Madness

07.Blind Boy Project

08.Blood Music

09.Heaven

10.I Can Hear The Rain

※03のみCOOL JOE、それ以外はYOU作曲

この頃の日本のロックシーンはブルハやジュンスカ等のコピーしやすい”ビートパンク”が主流で、HR/HMのバンドが幅を利かせていた『ロッキンf』もデランジェZI:KILLといった新しいスタイルのバンド(当時はまだビジュアル系という言葉はなく、苦し紛れに”ポジティブ・メタル”という無理やりな括り言葉で彼らは表現されていた。ほんの一時だけど)、そしてXが次第に脚光を浴び始めていた。

そんな中で岡野ハジメがプロデューサーとなった本作は、【ボイストレーニングによるボーカル強化】すなわち【人間態】での魔力発揮が可能となったボーカルの格段のパワーアップ、【懲りまくった濃密なアレンジ+多重録音】によって、前作の延長線どころかそれまでのイメージと異なる次元の”問題作”となり、ファンの度肝を抜くこととなった。冒頭の『EMBRYO BURNING』のイントロから、リスナーの”耳に入る”音ではなくてリスナーを”異世界に放り込む”重厚な音世界。麗しく圧倒的な歌唱力にて「夢見る魔人の子/狂おしいイリュージョン/胎児の抱擁」と魔界を手中に収めたようなボーカル。激しいYOUちゃんのギターソロに正面から対抗するMINATOのタムまわし、そのバックで黒く響き続ける増本”CRAZY COOL JOE”正志のベースライン。あまり好きな言葉ではないけど、”時代を感じさせない”アルバムですよ。 バンド結成からのオリジナルメンバーであるCRAZY COOL JOEは、テクニカルでカリスマ的な他のメンバーと比較するとやや地味な扱いとなってしまうのだけど、見た目が充分にグラマラスでロックンロール!なベースマン。彼が唯一このアルバムで曲を書いている『NIGHT SONG』の疾走感はものすごく格好よくて、当時何度もリピートして聴いたよ。

このアルバムの完成度/重厚度が、多くのリスナーやフォロアーを生んだ”功”とすると、その”罪”は、その完成度ゆえに音世界をライブで再現ができなかったこと、だと思う。

実際にライブに行ったことがないので偏見かもしれないけれど、当時の彼らのライブ評にて”沈黙する客席”という表現をよく目にしたのは、彼らのカリスマ性に言葉を無くしたファンより、アルバムでの音世界と目の前の等身大の彼らとのギャップに戸惑うファン、のことを表した表現の気がするのよ、少なくとも当時の映像を見ると。

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アルバム本体の話に戻ると、前述の『EMBRYO BURNING』や、「ばらばらの肉体が宙ぶらりんになり/ざんばら髪の女が破裂する/めくら撃ち」(『JUNK』)、「月明かりを背に受けて/少女と悪魔の大地を踏みしめ/肉のざわめきを暗示する/ソドムの夜へともうすぐ帰る」(『LUNA MADNESS』)等、魑魅魍魎の魔界描写極まる一方で、呪符を一切排した『HEAVEN』を唄うようになったMORRIEの内面世界の変化は、既に次のステージに向けられた変化のはじまりだった。


1st single『BLUE VICES』(1988年12月16日発売)※再発盤の『SHAMBARA』にボーナストラックとして収録

01.BLUE VICES

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02.WIRE DANCER

『SHAMBARA』と同じく岡野ハジメによるプロデュース、しかしまたも異なる方向へと進んだシングル曲。シンセギターと言ってもいいタッピング奏法による一定パターンのリフレイン、ドラムもベースもシンプル極まりない。「テクノロジー」「未来のアダムとイブ」「メトロポリス」「天国行きモード」などをキーワードに、デジタル世界の黙示録をやや高めのキーで唄うボーカル。メンバー4人の声・楽器の像がくっきりと浮き上がり、緊張感たっぷりの音世界。 現時点では彼らの歴代の音の中でいちばん好きなのはこの曲。


1989年3月、雑誌・宝島が主催した”クラブ・ワンダーランド ロック東京コレクション”という1週間の日替わりロックイベント@クラブチッタ川崎において、DEAD ENDはメジャーアルバム『BLUE BLOOD』発売直前のXと同じ日に対バン公演。そのライブでは『DEAD LINE』の全曲が披露された。それは、次のアルバムに向けての過去との決別を意味していたのかもしれない。


4th album『ZERO』 (1989年9月21日発売)

「ZERO」with re-m

「ZERO」with re-m

01.I WANT YOUR LOVE

02.SLEEP IN THE SKY

03.BABY BLUE

04.SO SWEET SO LONLY

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05.CRASH 49

06.TRICKSTER

07.HYPER DESIRE

08.PROMISEDLAND

09.I SPY

10.I'M IN A COMA

11.SERAFINE

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02・07はMORRIE、01・05はMORRIE+岡野ハジメ、04はYOU+MORRIE+岡野ハジメ、それ以外はYOU作曲

BMGビクターに移籍、3度目の岡野ハジメ プロデュース作品。そしてまたしても”問題作”。シンプルなパターンのギター/リズムフレーズがくり返される音づくりと、力の抜けたボーカル。やっていることは『BLUE VICES』と同じ路線なのに、ボーカルにも演奏にも全編、銭湯でレコーディングしたようなエコーがかかっているため聴いていて全く緊張感もなく、”時間がなくて手を抜いたアルバムかぁ?”と思ってしまうほど。発売当時(高校生のころ)は”うわーかっこいー”と何度も聴いたアルバムなのに、今聴くと全然印象違うなぁ…

ただしこのアルバムは間違いなく、その後の虹やら涙やら多くの”V系”の音作りの原点である。


3rd single『GOOD MORNING SATELLITE』 (1990年4月21日発売)

01.Good Morning Satellite

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02.原始のかけら

『ZERO』のもっさり感から一転、クリアでスリリングな音世界再び。ディレイフレーズが繰り替えされるバッキングと対照的に、ギュオンギュオンと切り込むリード。カップリングの『原始のかけら』はMorrieのソロ作の匂いのほうが強い。


5th album『METAMORPHOSIS』 (2009年11月11日発売)

METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)

METAMORPHOSIS(初回生産限定盤)(DVD付)

01.摩天楼ゲーム

02.Dress Burning

03.テレパシー

04.Devil Sleep

05.神猿

06.擬似ヴィーナス

07.Princess

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08.Guillotine

09.Kill Me Baby

10.冥合

20年ぶり!の復活アルバムに先駆けての【JACK IN THE BOX 2009】、行けなかったけど某所にて『Psychomania』の音源は聴けた。感想としては、”MORRIE、声出てないんじゃね?”というちょいネガな印象が。激しく高音域でシャウティングするスタイルから中低域を響かせるスタイルへの変遷は解散前までの流れの中で既に見られていたし、クリ×2の『Light&Lust』では括弧たるスタイルとして”内向きにビブラートする低音唱法”が主体となっている。それを違和感なく受け入れられるかどうかがこのアルバムに対しての評価の分かれ目かもしれない。

まずは聴かなければ。それからまた詳しく感想をまとめます。

*1:mm9姐やんのパクリではないよ。この文章自体はずっと前に書いていたのでござるの巻

*2:MORRIE自身ギターが相当上手いらしく、彼の求めるレベルにTAKAHIROが付いていけなかったのか? WILLARDでも似たような事態に?

*3:雑誌『バンドやろうぜ』のインタビューにて、”最初はバッキングだけやってくれ”と言われて弾いたら”リードも弾いてくれ”と頼まれ、殆ど全部弾いた”という旨のコメントを本人が残している。

*4:脱退後は新バンド”マルティグラ”にドラム・プログラミングとして参加。SOFT BALLETのような低音ボーカル・打ち込み主体のビートバンドだった

2009-08-23

[]本城聡章楽曲祭り〜1989-2009

遅ればせながら参加いたします

1、本城さん作曲の楽曲より、好きな曲5曲をお選び下さい。

気がつくと携帯プレーヤーのボタンを何度も押してしまっている曲たちを選びました。本当は10曲くらいあったけど。

機械』 (筋肉少女帯、『キラキラと輝くもの』、1996.12.9)

橘高曲と言われても違和感がないハードエッジな曲だけど、きっちりとしたAメロ→Bメロ→Cメロの展開と歌謡曲ばりにポップなメロディは、やっぱおいちゃん流。

この曲を含めて、『キラキラと輝くもの』の、冒頭『冬の風鈴〜序文〜』から『サーチライト』までの構成はまさに神がかり的。

ワインライダー・フォーエバー』 (UNDERGROUND SEARCHLIE、『スケキヨ』、1998.4.22)

”おいちゃん=ファンク”という印象が強くなったのもこの曲。復活前の筋少にあって今の筋少にないのは女性コーラスを入れた曲。ファンクじゃなくてもいいけど、もっと作って欲しい。

心の折れたエンジェル』 (筋肉少女帯、『シーズン2』、2009.5.20)

古典的HR。これもきっちりとしたAメロ→Bメロ→Cメロで、コーラスも随所で”効いて”ます。

『(新世代への啓示〜)その後or続き』 (筋肉少女帯、『新人』、2007.9.5

おいちゃんといえばシャッフルの人でもある。復活後の筋少で、こんなに気取りのないアラフォーのラブソングを聴けるのも(オーケンが歌えるのも)、この曲に表れているようなおいちゃんのほんわかした人柄のおかげではないでしょうか。

サーチライト』 (筋肉少女帯、『キラキラと輝くもの』、1996.12.9)

たぶんもうこんな曲は作れないのでは。つぅか、作らなくていいけど。オーケンの詩も、おいちゃんの曲も、メンバーの鬼気迫る演奏も、あの当時の”苦しみ”があったからこそできた奇跡の曲。

今ライブで聴いたとしても、その”苦しみ”のリアリティが今は無い分、響いてこない気がします。

2、ギタープレイ、パフォーマンス、その他好きなところ、お祝いのコメントなどありましたらどうぞ。

【アングラ村】【プログレ村】【クラシック村】【ヘビメタ村】といったバラバラな出身者たちが開拓した【筋少村】において、【ポップ村】出身のおいちゃんがいたからこそ間口も広がり、そこを訪れる人も増えたことと思います。

復活後のNHKインタビューで橘高さんが”自分とオーケンが勝手に家出して戻ってきたけど、玄関の鍵もかけず、どこ行ってたのよとも訊かず、メシを作って待っていてくれたおいちゃん(とウッチー)にすごく感謝してる”って言ってたけど、何も言わないにしても本人も相当の葛藤や苦しみはあったと思う。でも、戻ってきましたね(メンバーもファンも)。そして、戻ってこれましたね(ファンの待つライブに)。

2009-07-03

[]20年の夢殺しってどの曲の歌詞だっけ

f:id:alter-m-nn:20090703072336j:image

http://www.myspace.com/deadendofficial

http://www.jack-itb.com/

DEAD END 以外にも筋少cali≠gariも44MUGNUMも出るよ。

↑の写真はmyspaceから無断で使わせて頂いております。

このメジャーデビュー当時の写真を使う意図は何かあるのか?(多分ない)

「この4人ですよ、KAGAWAやTANOはいませんよ」という強調?(それもない)

そもそも”伝説のバンド”というフレーズは4人の美意識には合わないよね。

【追記】

mm9姐さんが、「わざわざメジャーデビュー当時の写真を引っ張り出してきたのは、そのへんのヴィジュアルがいちばん伝説っぽく見えるからではないか」と書いてくれて、あぁ確かに、と思う。20年は短くはない。その頃生まれていなかった人も今回のライブに足を運ぶわけだから、”当時の”彼らの空気を伝える写真であるには違いない。だけどやはり”当時”であって、今の彼らのビジュアルとのギャップを心配しないわけではないのよ。特に解散の頃にスパンコールのオールオーバー着ていた方とか。まさに「少年メリケンサック」状態になるのではないか、なんて…。

でもmyspaceの増田勇一さんの的確すぎる解説文を読んで、やはりそんなことは無かろうな、そんな4人では無かろうな、と改めて思う。

8/15は行くことはできないけど、すごいのやってほしい。全て新曲でもいいと思うし、ギターがもう一本いてもいいしホッピー神山あたりがウニョウニョしたキーボードで参加してくれてもいいと思う*1。とにかく4人が核となって、すごいことをやってほしい。そしてまた始まることにも期待。

初めて聴く人にとっては少しとっつきにくいかも知れないけど、一曲を選ぶならこれだ

*1:自分は彼らのライブは見たことなくて、レコード(CD)の構成/演奏力の印象が強すぎる分、音声や映像で体験した彼らのライブについてはむしろ少々ネガな印象があったりする。でもyoutube等で再確認してみよう。

2009-07-02

[]「ENDSです」「フジマキです」「モリケンです」「3人合わせて、SOFT BALLET です!よろしくお願いしまーす!」*1

の自己紹介セリフで一世を風靡した彼らの、再結成以前の音源のBOXセット発売(るみねさん経由で知った)。

INDEX-SOFT BALLET 89/95

INDEX-SOFT BALLET 89/95

f:id:alter-m-nn:20090702134157j:image:left

デビュー20周年記念!SOFT BALLET第一期を総括する究極BOX!!

日本におけるエレクトロ/ボディ・ミュージックの第一人者、SOFT BALLET。彼らがメジャーデビューを果たした1989年から1995年の解散までの第一期(Alfa〜Victor)の音源を集大成した11枚組CDボックス。藤井麻輝全面監修。


アルファからの7枚のアルバム全曲(「EARTH BORN」「DOCUMENT」「3 (drai)」「愛と平和」「Reiz[raIts] - LIVE AT NHK HAL」「ALTER*2 EGO」「TWIST AND TURN」)

+ビクターからの3枚のアルバム全曲(「MILLION MIRRORS」「INCUBATE」「FORM」)

+オリジナルアルバム未収録トラック=全143トラックを、年代・メーカー・フォーマットを超えて曲目アルファベット順に収録。


※全曲目・特典については公式サイト参照

曲名アルファベット順の収録というのは面白い。ひとつの曲のバージョン違いの聴き比べには便利だと思う。

だけど、公式音源だと言っても個人的には、ライブアルバムの「Reiz」とリミックスアルバムの「ALTER EGO」「TWIST AND TURN」の収録曲、その他のmix/version違いの曲は別にいらない。特にリミックスアルバムの曲は本人たちの手が入っていないものが殆どだろうし。

彼らの音楽価値観やENDSの歌唱スタイルの変遷を確認するのであれば、オリジナル音源*3とその後の再録音源だけを収録したほうが遥かに純度が高いので、多少値が張っても買いたいと思う*4

…それにしても↑のアーティスト写真が古すぎ。

思い出したので過去のライブ参加暦を張っておく。

  • 91.6.6 SOFT BALLET TOUR 1991 何〜やワレ!『恐縮です。ソフトバレエです。』 @広島市中区文化センター 1階10列13番
  • 主催/CANDY-P
  • 後援/アルファレコード
  • 企画制作/Bプロジェクト
  • 入場料/\3,090
  • 91.12.12 SOFT BALLET TOUR ZWEI @広島市中区文化センター 1階11列27番
  • 主催/CANDY-P
  • 後援/アルファレコード
  • 企画制作/Bプロジェクト
  • 入場料/\3,399
  • 92.11.13 SOFT BALLET 1992 MILLION MIRRORS @アステールプラザ大ホール 1階16列16番
  • 主催/CANDY-P
  • 後援/ビクター音楽産業
  • 企画制作/Bプロジェクト
  • 入場料/\3,800

1991ツアーのタイトル…。

MILLION MIRRORSツアーは2部構成で、後半からは彼ら以外に2組のメカニカルなドラマーが登場(上領さんではなかった)。『OPTIMAL PERSONA』が圧巻だった。

*1:ぱふゅとソフバの関係は【バイオレンス暴走なあーちゃん=フジマキ】【くねくねとエロをふりまくのっち=モリケン】【その間でアルカイックな微笑みを浮かべるかしゆか=EMDS】という、アクマイザー3と超神ビビューンの関係に間違いない。

*2:うちのハンドルの由来

*3:「BODY TO BODY」の太陽レコード盤は入っていないのね。B-Tの「HURRY UP MODE」と同じく、音源はサワキカズミ氏が持ってるのかね?

*4:タカキくん、どうする?買うの?(業務連絡)

2009-06-01

[]ツアー

東京2デイズのセットリストが各所で公開されていますが、2日とも参加する人に配慮したのか、結構違いますね。

1日目のアンコールの某曲には驚いた。【オーケンの好きなもの+自虐女子+ヒネクレポップ】の佳作だと思ってます。

追申:その某曲を口ずさもうと思ったらどうしても『抜け忍』になってしまう。

[]ぼくのかんがえたしーずん2

アルバム感想です。

シーズン2

シーズン2

  1. 心の折れたエンジェル
  2. ドナドナ
  3. 福耳の子供'08
  4. 踊る赤ちゃん人間
  5. 中学生からやり直せ!
  6. 人間嫌いの歌
  7. 世界中のラブソングが君を
  8. ロシアンルーレット・マイライフ
  9. プライド・オブ・アンダーグラウンド
  10. 蓮華畑
  11. ノーマンベイツ ’09
  12. 1000 年の監視者
  13. ゴッドアングル Part.2
  14. へそ天エリザベスカラー
  15. ツアーファイナル

勝手に曲追加+曲順変更してみました。俺様プレイリストです。

1.心の折れたエンジェル

伝統的鉄板HR。かっこいー。「やっちゃおーか」の部分の裏声コーラス部分が気持ちいい。

『タチムカウ('97)』的プロテストソングだけど、弱き者を【天使】としてオーケンが肯定している立ち位置が他の曲(8とか)にも共通してる。

イントロの歌に入る直前のゴリゴリのギターリフのところでオーケンが手をひらひらさせるアクションが好きだ。

2.ドナドナ

かっこいいんだけどねー。『新人』の『トリフィド〜』がどうしても頭に浮かんでしまって。

AメロでパッパコパッパコしてBメロでパカランパカランと加速して、ソロ部分では爆走する馬車馬のリズムが、「♪走りださないで〜」というオーケンの懇願といい対比になってます。

3.福耳の子供'08 4.踊る赤ちゃん人間

『福耳〜』を『大公式2』から勝手に入れました。だってそうでもしないと現メンバーでのあの名演奏が埋もれてしまいますからな。なおかつ、この2曲を並べることで、福耳の子供の誕生秘話が語られて、単体だと不気味な『福耳〜』が少しコミカルに感じられるようになるロザリア様式(←しつこい)。『〜赤ちゃん人間』はオリジナルからはあまり変わった印象なし。最後の「ホンギャー!」にオーケンの魂の叫びが感じられます(笑)

5.中学生からやり直せ! 6.人間嫌いの歌

4の「ホンギャー!」に間髪いれずオーケンのタイトルコールで始まる5の流れもなかなかいいですよ。この曲もこのままだと埋もれてしまうので入れました。この2曲の並びはもう言わずもがなですね。るみねさんによるタワレコイベントの記事を読んでからもう中学時代のオーケンとウッチーの姿しか浮かばなくなった(笑)。

『中学生から〜』はオーケンの和田アキ子ばりの「ハッ!!」というシャウト&ソウル唱法がかっこいいと思うよ。『人間嫌い〜』は後半の追っかけコーラスがライブで楽しそうだな。オーケンが「君以外の!」って言ってウッチーが「俺以外の!」って返せばいいのに(笑)

7.ロシアンルーレット・マイライフ 8.プライド・オブ・アンダーグラウンド

頭の中でこの2曲をうまく分離して整理できないです。8で「アンダーグランウンド アンダーワールド アーバンギャールド♪」と歌ったあとに7のAメロにつながってしまう(苦笑)。しかも下手すると「アンダーグラウンド サーチライ♪」と歌いかねん。

『プライド・オブ・アンダーグラウンド』、タイトルどおり筋少リスナーへの応援歌ですね。本人たちも(凍結期間はあったにせよ)40歳まで続けてこれたからこそ歌えるわけだけど、リスナーも”「筋少好き!”で部屋の中でヘッドホンで聴いて終わるんじゃなくて何かを始めることが大事なんだよね*1

9.世界中のラブソングが君を

いい曲だけど、正しく認識しなくちゃいけないのは、【ラブソングのソング】ではあっても【ラブソング】ではない、ということ。例えば結婚式で新郎が(友人代表でもいいんだけど)この歌を花嫁に歌ったとしてもこの曲オンリーだったら花嫁はポカーンですよ。「え、本編は?」って。だからこの曲は1コーラス程度をさらりと歌ったあとに、本命のラブソングをしっかりと歌うべき。

ライブだったらこの歌で♪ラララーラーラーとコーラスで〆た直後、「大好きだよ〜!」とオーケンが間髪いれずシャウトして『僕の歌を総て君にやる('96)』に続く構成だったら、…失禁するかも。

10.蓮華畑

中盤の「どうして若い人は先も見ないで走れるの/どうして大人たちは先が見えても止まるの」というフレーズがじんと来ます。「この島の中でならどこまでも走れるさ(『孤島の鬼('85)』」とはまた違う、”自由”の意味を問う40歳のオーケン。

11.ノーマンベイツ'09 12.1000年の監視者

『ノーマン〜』はノイジーなギターが絡むことでピアノのフレーズの緊張感が引き立ちます。『1000年〜』はハードなロボットアニメの主題歌に似合いそう。というはこの動画によるインプリンティングですが。

D

この2曲の流れ(の素晴らしさ)については先の日記に書いたので割愛。

13.ゴッドアングル Part2 14.へそ天エリザベスカラー 15.ツアーファイナル

曲順を変えました。【監視者の視点】→【神の視点】と流れたほうがスムーズですし、『へそ天〜』の盛り上がりが『ゴッドアングル』でトーンダウンして『ツアーファイナル』でまた盛り上がるのもせわしないので。

『ツアーファイナル』はBメロのギターのスピード感と、ピアノが次第に絡んできてサビでぐわーと盛り上がる高揚感がすごく好き。あと、「まだ愛してたら〜♪」の後に入る「えっ?」という女声コーラスもツボだ。

*1:るみねさんのアンケートの「筋少を聴いて何か始めたことは?」という問いはまさにそのことなんだと今思った

2009-05-28

[]ぜっさんヘビロテちぅ

昨日は業務時間の半分は車移動だったのでフルボリュームで4回は堪能したよ!

ただCDが聴ける社用車が空いてなかったので、圧縮した音源をカーコネクティングパックでカセットデッキにつないで聴いていたのは誰かさんには内緒だよ!

シーズン2

シーズン2

SONY カーコネクティングパック ポータブルMD/CD用 CPA-8

SONY カーコネクティングパック ポータブルMD/CD用 CPA-8

全体の感想を一言で言えば【安心感】。言霊使いの超・個性的なボーカリストと、磐石な演奏陣と、21世紀の現在では既に古典的といえる王道の曲構成で、【走・攻・守】が揃ったアルバム。

一曲ごとの感想を書いて早いとこすっきりしたいけど時間がかかりそうなので次の機会にしますが、『ノーマンベイツ'09』〜『1000年の監視者』は聴くたびにイマジネーションが膨らみます。『仏陀L』を聴いた時の『ノーマン-』は詞の情景がいまひとつ把握できなかったのだけど、『ノーマン−』に登場する【僕】の隠された過去を語るのが『1000年−』だと考えれば謎が解けた!って感じ。

恋人を殺めた罪の意識に苛まれた男が逃げ込んだ先が【森の中】、つまり内的逃避。同じフレーズを繰り返すピアノのように平穏に繰り返される、彼女と紅茶を飲みながら過ごす日々。そこに差し込むノイズのようなギターの激しいフレーズは、彼の現実逃避を許さない追っ手による追跡の予兆。そのカギを握る猫のケムリ、その正体は…とそんな自己解釈を、繰り返し聴くたびに膨らませています。ちなみに【弓と矢】は『望みあるとしても』のインドラの矢にも関係しているのであった。(さらに妄想)

↑のように、二つの曲を並べて前の曲の背景を後の曲で語る方式を「ロザリア様式」と名付けよう。(←勝手に決めるな)

2009-05-24

[]きょうのおかいもの

f:id:alter-m-nn:20090525210326j:image

うう…清志郎…(泣)…

…あれ? いちまいだけなかまはずれがいるよ?

2009-05-20

[]WEDNESDAY J☆POP 観たよ

J-POP界で唯一無二のロック・バンドが生出演!

完全復活から2作目のアルバム「シーズン2」を発表する日、

圧巻のライブ・パフォーマンスでふれあいホールに新たな伝説を生み出します!

(番組公式サイトより)

  • MC寺岡呼人曰く「20年間同じレコード会社だけど、話したのはトータルで5分くらい」…多少誇張はあると思うけど。会社が同じと言っても、デスク並べて仕事してるわけではないからね。純太と和弥は『ボヨヨンロック』に参加してるし、もう少し交流はあると思うのですが。そういえば先週の『週間アスキー』の「R40!」は和弥がゲストだった。
  • 呼び込みにてメンバー登場。ライブ観覧者は当然全員筋少ファンだ(と思う)けど、全体的に反応は落ち着いた感じ。ファンの特性と年齢層からか、本当のライブのようにハジケた感じではなくてa little shyな感じか。
  • バンドのこれまでの歩みをコンパクトにしたVTR紹介。先日の武道館ライブ、デビュー時の『釈迦』のPVから始まって、紆余曲折の長い歴史のある個性的バンドですよーということが短時間で過不足なく素人/ファン含め全方位的に目配せされたよいVTRだったと思う。
  • ライブ前トークの座り位置は前にオーケン・橘高、その後ろにおいちゃん・うっちー。呼人の「再結成した後の”鮮度”は今どうですか?」という質問(フリ)に、「普段ぜんぜん会わないから新鮮だよね」「(一緒に食事はしないけど)互いの食生活の話はするよね」、オーケンから橘高さんに「”君はラーメン食べすぎる!”とか」その返しで橘高さんからオーケンに「”君は食生活が健康すぎる!”とか」 という流れが面白くもあり、微笑ましかった。
  • ライブ開始前の煽りMCからすでにオーケン、噛み噛み。でもそれもあわせて”普段通り”で、ファン側もリラックスしたのではないでしょうか。新曲『心の折れたエンジェル』でスタート。あれ?エディがいませんよ?ドラムの兄ちゃんは誰ですか? …生放送のテレビショー仕様で【オケデータのあてぶり演奏+オーケンの生唄】だったのだけど、筋少に関しては【メンバーの生演奏+オーケンの口パク】のほうがいいのではないの?オケ演奏に合せてアクションするメンバーを見ながら盛り上がるのはファンとはいえ客席も少しやりにくそうだったし、何よりオーケンの歌詞まつがいが…オーケンの足元に歌詞ディスプレイ画面はあるのだけどライブっぽさを出そうとすると凝視するわけにも行かず、歌番組を見ていて歌詞テロップを無情と思ったのは今回が初めてです。でもバンドブームの頃からこんな場面(オケ演奏による歌番組出演)はもう何度もメンバーは経験しているのだろうね。
  • 『〜エンジェル』直後のオーケンMCで早速、歌詞まつがいが自虐的ネタに。「…次の歌は古い歌だから大丈夫だろー!コール&レスポンスで行くぜー、”日本を印度に!”(”しーてしまえー!”)」で『日本印度化計画』。オケのスタートがコンマ数秒遅くてギターリフのタイミング合せがちょっと苦しかった橘高さん。シタールソロの部分できちんとエアフィンガープレイを見せてくれるその後ろのパーカッションの音に合せてベースのボディをポコポコ叩くうっちー。その直後のギターソロの横でオーケンの蛍光ヌンチャクソロ。曲エンディングのコール&レスポンスも決めて、そのまま『イワンのばか(Ver.2007)』へ。Aメロの低音ボーカル部分もオケになっており、オーケンの歌詞まつがいがまたしても浮き彫りにされる状態に!しかしそこは曲の勢いで押し切る!最後のコーラスでは客席も一体化して合唱&ウェーブ。かっこよかった。
  • 最後は新曲『世界中のラブソングが君に』でしっとり。オーケンもさすがに歌詞まつがいはイカンと思いさりげなくモニターに目をやりながら歌い上げてまさに披露宴のカラオケ状態
  • 番組のエンディングで、「ライブではオーケンを誰も紹介してくれないのでメンバーからかっこいい紹介をお願いします」という視聴者からのリクエストに、じゃぁ…と橘高さんが、「ボーカル、生放送に強い男、大槻ケンヂ」ときれいに落として全員大うけ。オーケンも笑いながら「20年やっててこれだかからね〜、もう”神”だよね!」とコメントし、なごやかに番組終了。本番のミステイクを逆手に最後をきちんと〆た橘高さんGJ!と思いつつ、先の食生活のやりとりと合せてのオーケンと橘高さんのフロントツートップのバランスが美しいなぁと思った。
  • 上には書かなかったけれど、新曲の感想はちゃんと『シーズン2』を聴いてからにします。

2009-04-24

[][]筋少ファンに薦めてみたい映画セレクト

筋少曲やオーケンソロ曲を聴くようになってその世界観から連想した映画を数本セレクトしてみました。

といっても『真夜中のカウボーイ』とか『イージーライダー』とか安易な連想ではないですよ。実はその2本は観たことないのでセレクトできない、ということもありますが。

別ブログのほうにありますので、関心のある方はぜひ。→m-vie@m-nn.org

[]『アナーキー』@横川シネマ!!

アナーキー [DVD]

アナーキー [DVD]

 暇があれば”80年代の日本のロックお遍路参り”を行っている自分だけれども、その中でも重要な札所であるはずの「アナーキー」にはこれまでどうも足が向かなかった。youtubeで彼らの曲を聴いてみたのだが、ガナリたてる茂のボーカルとガシャガシャしたバックの音が、「センス悪っ!」と好きになれなかったのである。

それでも、彼らについて理解しておきたいことが二つあった。

「当時社会現象にまでなった彼らの人気とは何だったのか」 ということ、そして、

「彼らの活動を停止させた【マリの事件】とは何だったのか」ということ。

 そのいずれの答えも、この映画では判り易く描かれていた。そして何より、この映画を観て、彼らの残した音源を全て聴きたくなった。

 映画は彼らのデビューから約5年間の過去の映像資料をベースに、現在のメンバーひとりひとりからの当時についてのコメント+当時の彼らに影響を受け現在第一線で活躍するミュージシャンたちからのコメントを挿入する形式となっている。中学・高校で顔なじみだった近所の不良たち5人が「パンクでもやるか」と結成したアナーキーは、アマチュアからのたたき上げではなくヤマハ主催のコンテスト”EastWest”での受賞をきっかけにメジャーデビューを果たし、1980年のデビューアルバム『アナーキー』は10万枚を越えるヒットとなる。

 80年代前半に全国区で人気を得たパンクバンドとして”ザ・スターリン”、”ARB”、そして”アナーキー”を御三家(笑)として挙げていいのではないだろうか。ただし、3つのバンドの表現手法やファン層はそれぞれ大きく異なっていた。

 まず過激なステージングと独特の歌詞で注目を浴びた”ザ・スターリン”は、主催者である遠藤ミチロウが表現手法のひとつとしてパンクというスタイルを選んで始めたバンドであり、反体制や反社会性をテーマにしたものではなかった。ステージでの放尿や豚の生首を客席に投げつけるといった過激なステージングから、ファン層も過激なパンクスタイルの若者が多かったが、当のミチロウ本人は、それらのステージングや独特の歌詞は”ライブに来た人間の本音や感情を引き出すため”という、言わば前衛芸術的なスタンスでザ・スターリンの活動を行っていた。(…と思う。ミチロウに触れ始めたのはこの2年くらいのことなので少し自信がない(笑)。)

 ARBをパンクバンドとして扱うことは少し抵抗があるが、彼らがロックファンから支持を得はじめた80年初頭の叩き付けるようなビートとエネルギッシュなボーカルというスタイルはパンクロックのそれと重なる部分が大きい。歌詞の内容も労働者階級の不満や悲哀を主なテーマにしながらも石橋凌の独特のセンスによって女性や社会人等の幅広い層のファンを獲得していった。(…この解釈には自信あるよ。再結成後からのファンだけど10年目のARB-Kidsとしての思いは誰にも負けん!)

 そしてアナーキーであるが、デビュー当時のファッションやヘアスタイル、顔つきは本当に”当時の不良5人組”といった感じで、歌詞の内容も「ふざけんな」「やめちまえ」とフラストレーションをレトリックで隠すことなくストレートに表現している。”センスが無い””頭が悪い”と言い切ってしまうとそれまでだけれど、同じような不満を持った中学生・高校生の年代に対しての訴求力は充分だった。そしてバンドとしての演奏も、この映画で初めてきちんと認識したのだけど【上手い】。デビュー前からデビュー後しばらくの間もメンバーの5人は同じ屋根の下で生活していたというが、5人のパワーのベクトルとスピードが呼応しあって強靭なビートを生み出しており、【荒い】けれど【上手い】。ボーカル/歌詞の持つパワーと演奏のパワーは、アナーキーの”親衛隊”と呼ばれる熱烈な若いファン層を誕生させ、彼らはバンドの象徴であったナッパ服と「亜無亜危異」と書かれた赤い腕章というファッションで相互の連帯感を強めていった。亜無亜危異という当て字のセンスから判るように、アナーキーのファン層は暴走族とイメージがダブる。暴走族が自分の居場所をバイクとスピードに託すような”純粋さ”で、親衛隊たちは自分たちの欲求の解消をバンドの活躍に重ねていった。


 アナーキーのメンバーの中で彼ら親衛隊と最もコミュニケーションを行っていたとされるのが、サイドギターの逸見泰成、通称【マリ】である。吉田豪のインタビュー集『バンドライフ』におけるシゲルへのインタビューによると、彼はもともとの素行が地味で真面目だったものの、シゲルに感化されるかたちで不良への道を進んでいったという。家庭や学校では大人しいとされている子供が心の底では不満を抱えており、仲間との出会いの中でそれらが吐き出され、自分らしさを見出していく─想像ではあるけれど、そんな道を辿ったマリ自身が、親衛隊の若者たちに最も共感していたのかもしれない。

 デビュー当時は自分たちと大人・社会との軋轢を歌うことがバンドのテーマであり推進力であったアナーキーであるが、作品の発表を重ねていく中で、ミュージシャンとしての表現力の向上や音楽性の拡大が次第にバンドとしてのテーマとなっていく。映画の中で少しだけ映った80年代中頃の彼らは、(ファッションこそ”ポジパンのコスプレをしたおっさん達”という、正直DQNな感じなのだけど)リズム隊の強化がバンドの音にしなやかさと強靭さを与えたような印象が垣間見えた。このような流れは他の多くのバンドにも同様に起こることであり、バンドの成長を理解できないファンにとっては「裏切られた」「つまらなくなった」という、【先に進むことを選んだ者】と【スタート時の初期衝動を忘れられない者】という意識のズレを与えることも多い。そしてアナーキーの場合、その成長がバンド内部でのズレに発展してしまう。


 「各人がレベルアップを意識して、バンド内での役割分担が進んで行く中で、マリの居場所が無くなっていった」

映画の中でメンバーはそれぞれ、当時のことを異口同音にそう語る。伏し目がちに、そして辛そうに。

 映画の中でのマリの姿や口調は他のメンバーよりも若々しく雄弁に映る。それはまるでバンドを推進するメンバーというより、バンドを崇拝する熱烈なファンのような純粋さを感じさせる。バンドが次の姿を目指して試行錯誤していく中で、かつては普段の行動も5人一緒に「修学旅行のように」つるんで行動していたメンバーたちも個人での活動が多くなっていき、その中でマリは孤立していくようになったという。

 そして1986年、マリは酒がからんだ場面で、前妻が他の男といる姿を見て、刃物で彼女を刺してしまう。重傷を負わせたマリは、殺人未遂として逮捕される。

 この【マリの事件】はロックファンの間では暗黙知として扱われている事件だけれど、単に「○○が○○を刺した」という現象レベルで流布していたに過ぎず、なぜそうなったのか、という背景(上記が全ての背景ではないとしても)までが明らかにされたのはこの映画が始めてではないかと思う。

 

 新たな方向性を模索していた他のメンバーは別名の「THE ROCK BAND」─パンクバンドではない、ただのロックバンドとして活動を持続させようとするが、やがてその活動も失速していく。バンド「アナーキー」はその後数回の、マリを含むイベント的な再結成やメンバーチェンジを経て、現在も独自のペースで活躍中でおり、物語はまだ続いている。


 マリに刺された彼女は、その著書の中でこう語っている。

「裁判所で被告と原告として対峙したとき、彼に対する憎しみは無かった。ただ、そんな形で会わなければいけないことが悲しかった。」

 彼女はこの事件での経験を『Dear Friends』という歌にした。そして彼女もまた歌い続け、彼女のバンドは結成25年を迎えた。その物語もまたいずれ。

BAND LIFE―バンドマン20人の音楽人生劇場独白インタビュー集

BAND LIFE―バンドマン20人の音楽人生劇場独白インタビュー集

アナーキーBOX「内祝」(DVD付)

アナーキーBOX「内祝」(DVD付)

2009-04-23

[][][][][]都内某所にて一気にレンタル

リッピング用のPCが入った重い出張カバンを提げて御茶ノ水界隈を歩きました。

AIPA

AIPA

次の来広はいつでしょう?

GOLDEN☆BEST/ZELDA-time spiral

GOLDEN☆BEST/ZELDA-time spiral

ちゃんと聴いたことがなかったので。70年代後期〜80年代初頭の【空気】は、今でも少し憧れの対象です。

DON'T TRUST OVER THIRTY

DON'T TRUST OVER THIRTY

16年?ぶりの再聴。当時のメンバーの年代に自分が追いついた。この2月・3月くらいはまさに『何だ!?この、ユーウツは!』の心境だった。

そして今回の主目的であったのが、

大公式2

大公式2

筋肉少女帯 ナゴムコレクション

筋肉少女帯 ナゴムコレクション

対自核自己カヴァー

対自核自己カヴァー

プライベート・アンプラグド

プライベート・アンプラグド

電車英雄

電車英雄

勉強

勉強

かくれんぼか鬼ごっこよ

かくれんぼか鬼ごっこよ

上記に加えて、

筋少の大海賊 vol.1&2』『SISTER STRAWBERRY』『猫対犬 オーケン・ソロベストR』

これでオーケン世界の俯瞰はガッツリOKでしょうか…まだ全然聴けておりません。

筋少のオリジナルアルバム(凍結前)まで含めると飛んでもない枚数となるので自粛。代表曲はベスト盤に含まれているからという躊躇もありましたけど。

ちなみに、次回出張時は

を一晩かけてリッピング予定です。

なお、筋少の凍結前アルバムはDMMでレンタルできることが判明。他にもBAZRAとか、御茶ノ水の某店にすらないCDをリストアップしてじゃんじゃん使ってみよう。

[][]ネット(だけ)で世界が解るはずがない

CDといっしょにレンタルして一気読みした。

大槻ケンヂ20年間わりと全作品(CD付)

大槻ケンヂ20年間わりと全作品(CD付)

読む前は特撮時代の裏話くらいしか興味なかったけど、オーケンという人間の全体像が見え(た気がし)て面白かった。それぞれの時代の小説も読みたくなったよ。

大正九年に提供した『ネットで叩いてやる!』の歌詞に関して、ネット上でのネガティブな書き込みと【呪い】とを関連づけていたのが興味深かった。

うろおぼえだけどポイントは、

  • 前近代的な【呪い】にポイントは、”お前のことを呪ったぞ”ということがその対象に伝わることで効力を発揮していた
  • ネットにおいての攻撃的/悪意的なコメントやレスは、その相手に読まれることによって相手に精神的な苦痛を与える、それはまさに現代の【呪い】である
  • そのネット上の【呪い】も、書き込みした本人が悪意を向けた対象者に読まれることがなければ、本人の孤独感が浮き彫りになるだけのものであってそれはまさに【呪い返し】の状態である

だいたいこんな内容だったかと。筋少凍結のゴタゴタの中で実際に三原順子ばりのネット叩きにあったオーケン自身の経験からのコメントなのでしょうけど。

でもそれは本当にそうだ。【呪い】もそのパーツ違いの【祝い】も人間関係の中で産まれるものだけど、ネットの上で人間関係が育っていくとか社会が形成されていくという幻想は相変わらず世間的に根強い気がする。

例えばポータルサイトやmixiのニュースに誰もが好きにコメントできる最近の仕組みにおいて、有識者や正義感ぶって偏ったコメントを述べる人間の多さ。自分の声が世界に届く仕組みがある、というだけでよくぞそこまで大きな顔で横暴なことが書けるもんだ、と思うものばかりだ。

書かせているシステム側もそれが【世論】だなんて勘違いはしてないよね?。社会を動かしているのは昼間からニュースに書き込みする暇なく働いている大多数の普通の人だということを勿論認識しているよね?

あとmixiで”有名人とマイミクになろう!”っていうのが絶えず行われてるけど、参加している人はどこまで【解った】上で参加しているのかなぁ…? 「(有名人の)マイミク=友達!」というあまりに短絡的な人は全体の中のごく僅かだと思いたいけど、あまりに軽薄なマイミク紹介文を見たりすると暗い気持ちになってしまう。…アンタは相手のことはテレビで知ってても、相手はアンタのことは知らないから!っていうか興味ないし、マーケティングのためにマイミク間でしか公開し得ない個人情報を収集してるだけだから!

もちろんネット上でのやりとり(他愛もないレスのつけあいとかメール文通とかを含めて)が無駄とは思わない。私自身もネット文通から相方と結婚して大事な子どもも産まれたからね。重要なのは、ネット上で相手(特定の誰かではないことも含めて)に届いた時点、そこから何をするか?だから。

●●「SEXしたい!」

○○「こんなところで叫んでも誰にも届きませんよ。」

自分がブログを少し頑張ってみよう、と思うきっかけとなった○○さんのブログにあったコメント欄でのやりとり。スパムコメントに対しての○○さんの鮮やかな切り返しにヒザを打ちつつも、ものすごくネットの本質を突いていると思った。悶々とするのなら家を出て合いに行けばいいよ。SEXしたいかどうかは置いといて(笑)、対象と対峙することでモヤモヤした思いは昇華されて次のステージに進めるよ。

本のあとがきでオーケンはこう書いている。

ライブにはオーディエンスがいる。小説には読者がいる。そういう関係のもとに自分が社会にいるってことを認識していないと、自分があやふやになってしまう、本当にこの世に生きているのかわからなくなってしまうという、なんかそんなのがあるんだ。人とのコミュニケーションがうまくいかないということは、逆に言うと完全なコミュニケーションを欲しているんだと思う。

普遍的だからこそ真理だよね。自暴自棄的な照れくささから「ボヨヨーン!」と奇声を叫ぶことしかできなかったオーケンが「大好きだよ君が/恥ずかしくもないよ」と正面から唄えるようになったその軌跡こそ、人や社会との関係をリアルなものに築いていった力強い実例だから。

2009-04-22

[]『ミッドナイト・プラグレス・カフェ』

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2009-03-29

[] 原始力〜プリミティブ・ツアー〜@LIVE SQUARE 2nd LINE

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2009-03-25

[]2009.5.20筋肉少女帯ニューアルバム「シーズン2」発売記念 筋少ちゃんアンケート

1:好きになったきっかけ

2:ファンになった時の時期と、よかったら年齢も

3:好きな曲を1〜3曲くらい選んで、コメントをどうぞ。

4:ライブで聴きたい曲を5曲選んでください。

5:メンバーの好きなところは?(全員それぞれでも一人でも可)

6:筋少トリビュートを誰にやって欲しいですか?アーティスト名と曲名も思いついたら教えて下さい。(いくつでも可)

7:筋少に影響を受けて何かをした出来事や、何かを始めたことはありますか。

8:まだ知らない人に、伝えたい筋少の魅力は何でしょうか。

id:king-show-chanさまのところから頂きました。

ネット上で袖触れ合った方お二人が同じ日くらいに書いていたので。

新参者が書くのも恐れ多いのですが、自分なりにいろいろと考えてみたので記念にやってみました。

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2009-03-22

[]"Circuit Cruise Nite Show"Tokyo-Nagoya@Nagoya CLUB UPSET

f:id:alter-m-nn:20090324073819j:image:small

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2009-03-20

[]"Circuit Cruise Nite Show"Tokyo-Nagoya@Daikanyama UNIT

f:id:alter-m-nn:20090321162852j:image:small

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2009-03-06

[]原始力〜プリミティブ・ツアー〜@Shinjuku Live Space MARZ

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2009-03-01

2009-02-11

[]遠藤ミチロウ@広島OTIS!

■夕方、みぃ君に別れを告げて、通勤で通いなれた道程をてくてくと歩く。休日の夕方の通りは人も車も少なく、川面には静かに薄暮れた街の灯りが揺れている。空気はほんのりとなま暖かい。会場に近づくにつれて気分が高揚していくのは、【非日常の場】へ近づいていくことへの興奮。

■定刻19:30を少し過ぎてライブスタート。「サッカーの試合を見ずに来て頂いてありがとうございます。・・・僕は見たかったんですけど(笑)」

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2008-12-25

[]New Single『moment A rhythm』

moment A rhythm

moment A rhythm

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2008-12-12

[]期待していいのか

myspaceにおいてCreature Creature(というかMorrie)のインタビュー記事が掲載されており、そこでのコメントは、あまり氏が表に出していないバックグラウンドが披露されていると同時に、ファンに期待を抱かせる内容となっております。

─近い将来、ファンはCreature Creatureから何を期待できますか。

Morrie─ツアーと新譜です。

うーむ。このインタビュー自体がいつ、どのような目的で行われたのかがあまり明らかでないので、リップサービスなのか今と違う状況での発言なのか判断できない。

tetsuやminoru有りきでクリクリを考えるかどうかでも活動のタイミングは違うだろうし。インタビュー中でのコメントにあったように、才能あるミュージシャンであればメンバーを特定しないほうが自由度は高いのだけど。

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2008-12-10

2008-12-07

2008-12-06

[]今後の方向性についての考察(嘘)

昨夜は忘年会。酒が入った日の翌朝は早朝に覚醒してしまうのでひさしぶりにニコ動でPerfumeの動画あさりをしていたらクリティカルヒットな作品に出会いました。

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2008-11-30

[]斉藤光浩のこと

活動停止からもうしばらくすれば3年になるが、知らないうちにこんなものが。

A.R.B.THE BEST“Long,Long Way”(DVD付)

A.R.B.THE BEST“Long,Long Way”(DVD付)

活動再開や世間的な再評価の動きがあるわけではないのに、なぜに今?

アルバム未収録曲があるでもなく、未試聴のものは『HARD-BOILED CITY』のPVくらいか。

全5期分/歴代4人*1のギタリストの作品が一度に聴けるベスト盤としては唯一のアイテムではある。

さて、ARBフリークが集まると「ARBの歴代ギタリストの中で誰がNo.1か?」という話題になることがネットでもこれまで多々あった。彼らギタリストは互いに勝負している訳でもないのに非常にアホらしい話題である*2。でも「ARBの歴代ギタリストの中で誰に一番思い入れがあるか?」という質問になると話は別だ。僕は迷わず、【斉藤光浩】の名前を挙げる。ARBというバンドの名前を初めて聞き、その音を始めて耳にし、強く印象に残ったのが光浩の曲で光浩のプレイだったから。

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*1:創成期+第1期…田中一郎、第2期…斉藤光浩、第3期…白浜久、第4期…内藤幸也 で全5期ね。

*2:この手の話題を振ってくる輩は田中一郎ファンであることが多い

2008-11-14

[]

今ごろナンなんですが、最近のヘビロテです。

新人

新人

※全曲オーケン作詞、()内は作曲者クレジット

  1. Period(エディ)〜仲直りのテーマ(オーケン)
  2. イワンのばか'07(橘高・筋少
  3. トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く(橘高)
  4. 新世代への啓示(おいちゃん)〜その後or続き(おいちゃん)
  5. 抜け忍(ウッチー)
  6. Guru最終形(オーケン)
  7. ヘドバン発電所(橘高)
  8. 未使用引換券(おいちゃん)
  9. 交渉人とロザリア(橘高)
  10. 愛を撃ち殺せ!(おいちゃん)
  11. 黎明(エディ)〜モーレツア太郎'07(オーケン・エディ)
  12. 新人バンドのテーマ(おいちゃん)

凍結の8年間分、バンド内外のゴタゴタを含めればそれ以上のネガティブな振り子幅が大きかった分、メンバーの”また筋少が演れる嬉しさ”が音として伝わってくる。

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2008-11-07 待機用記事。

[]「FLYING KIDS復活大感謝祭〜FUNK騒ぎでドドンガドン!」@LIQUIDROOM

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[]BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!@日本武道館

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2008-10-28

[]やけぼっくいに火がつきそうです

95年の『FREE』から02年の『GLITTER TUNE』まではリアルタイムで聴いてました。

99年にはLONSDALEのTシャツ着て日比谷野音にも行きました。

ザ・コレクターズ大頭鑑 (CDジャーナルムック)

ザ・コレクターズ大頭鑑 (CDジャーナルムック)

また再燃しそうです。

[]『筋肉少女帯自伝』

筋肉少女帯自伝

筋肉少女帯自伝

彼らを理解するためのサブテキストとして購入。橘高さんのパートで泣いた。そしてファンになりました。

再度客観的に読み直してみると橘高さんて【自分語りにまで様式美を徹底して追求する人】だなぁ、と。(失礼な言い方ですが)

他のメンバーがほのぼのと生い立ちを語っているところをこの人はいきなり「おっちゃん」の話から始めて読み手にある種の期待と覚悟を強いるところとか、「俺は十字架を背負う」という台詞とか。

その語りの内容には(某氏みたいな)虚言はないとは思うけど、自分の半生までをドラマチックに語ってしまうセルフプロデュースぶりが凄いな(プロだなぁ)…と。

2008-10-18

[]Great Voyage Of Golden Chapter ? In OSAKA@Shinsaibashi CLUB DROP

行けちゃぁいませんので伝聞形になりますが。

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