someday world / eno hyde

Someday World [輸入盤アナログ盤 / 2LP] (WARPLP249)

Someday World [輸入盤アナログ盤 / 2LP] (WARPLP249)

このジャケを見た時、カールとイーノが新しいエヴァのサントラでも手がけたのかと思いました。いや、ホントに。
更に、僕はてっきりこのアートワークは日本人のクリエイターによるものだと思っていたのですが、この写真を撮ったのがカールでジャケを手掛けたのがイーノだということにもビックリしました。
何だかすごく日本人的な感じがしたんです。この雰囲気に。
英国人もこの感覚を持っているんだなって。
で、ジャケがこんなで、カール+イーノなんて否が応にも期待は高まるもので、期待度MAXで聴いてみたら、一曲目から訳のわからんホーンが入ってきて、一瞬で熱が冷めてしまいました。
僕は未だに underworld は born slippy と rez だと思っている人間なので、それを期待している人には到底受け入れられない作品でしょう。

それからしばらくしたある日、何気なくフラットな気持ちでこの作品を通して聴いてみたら、意外にもスっと入ってきたんですね。決して傑作ではない、ただの佳作だと思いますが、意外にも入ってきました。
karl hyde から underworld = rez, born slippy を取り去ることで初めてこの作品に向き合えたような気がします。
近年の underworld 作品は全くのスルーですが、去年 karl はソロも出しているようで、聴いてみるとそっちの方が好きな気がします。たぶん買うでしょう。

それにしても、ジャケもそうですが、インナースリーブのアートワークも素晴らしく、ついでにアートプリントのついた限定盤がどうしても欲しかったので、HMVで入荷するまで我慢して買いました。
ジャケ・裏ジャケ・インナースリーブ、レーベルプリント、アートプリント。全て異なるアートワークです。素晴らしいです。
ヴァイナル派は限定盤を買うべきでしょう。