そこそこ穏やかな午後

働かなくなって一年と一ヶ月が過ぎた
ここからつらつらと感傷的な自己否定的な被害者意識的な
どうしようもない痛い雑感をまき散らす事も可能だけれど
それは頭の中でただうごめくままにさせて
自分が選ぶ『考え』は
『問題ない』にしょう
そう思えばそうなのだ
それって肯定感に溢れているなあ
『てきとー』とか『いい加減』なんかもいい言葉だなあ
深刻になるな
あそべ
自分を愛せ

今日は昨日の疲れからか8時に目を覚ます。
笑スピの「肉をやめ、肉をやめるをやめる」の記事に名に得心。
洗濯して、濃い緑茶で少し気分が悪くなり、ツレアイを見送り、

半農半X」読了。


・自分と社会との調和(天の才を発揮しあう社会)
・環境問題  根源に消費欲の拡大(”足りない”という意識)
・地球に対してローインパクトであること。まず自分から。
 不便さを楽しむ。(不便さを楽しめるのは十分に便利さ快適さを享受          したから)
・モノを減らす
・買い物の判断基準
 「必要か」「長く(一生)使えるか」「他者と環境への配慮」
・便利快適の追求   環境負荷の増大、自己の無能さの増大
           足るをしる!!
・ないものねだりからあるモノ探しへ
・在来種 エアルームシード 「先祖伝来の宝」
 次世代へつなぐ意識
・give and give
give and forgot シェアとギブ   ゲットは勝手についてくる
・バリ島モデル
 朝早く水田で働く、暑い昼は休憩、夕方それぞれが芸術家
 10日ごとの集団トランス
 たき火、歌と踊り
・自分のエックス
 「与えるというのではないが、人にぜひ渡しておかなくてはならない  大切な預かりものが自分のうちにある」シモーネヴェイユ
 みえないことづけ  工藤直子
・締め切りのない夢は実現しない
・人間には野性という強壮剤が必要 ソロー
・「夜と霧」 
 生きる意味の喪失というものが、環境問題とか社会のあらゆる混乱よ りももっと深刻だ
・花が好きだったら庭師になりなさい。自分の好きな事をするとき、そ こには恐れも比較も野心もない。あるのは愛だけである。
                       クリシュナムルティ

夕食には久しぶりに野菜寿司を握る。
タマネギ、スナップエンドウ、トマト、大根、ズッキーニ、チンゲンサイグリーンピース
そして、黒豆ペーストの巻き寿司。
おいしいのだろうけれど、自分でつくったものは味がよくわからない。
自己卑下の習慣がここでも顔を出し素直に自分を認められない。
俺は素晴らしいを合い言葉にしたい。


サンタンドレとレーズンに赤ワインという最強の組み合わせに酔いしれているとき、
突然訃報を告げられた。


命は永遠であると理解したつもりにはなっていたけれど、なぜか涙がこぼれた。
涙とはなんなんだろう。
いつだって自分の意志とは無関係にやってくる。
思考の及ばぬところにあるのならそれは魂に属しているのか?
ともかく、最期まで命を燃やし続けたあの方に、しばらくゆっくりお休みくださいと告げたい。
ひとつの事にあれだけ情熱を注ぎ結果を残してきたあの方はやっぱり、すごいひとだなと、
何も持たずにのたまう、我。
ありがとうございました。

踏み出している。米づくりのてはじめ。

バスに乗り農場へ。
61番。「無為」。老子。タオ。

米作りの最初の大仕事。
種まき。


機械化により楽になっているのだろうけれどそれでもなかなか大変な作業だった。
いがみ合ったり口汚く罵りあったりしながらも、終わったときには皆が達成感を感じひとつになっている。
今の「家族」に必要なものを見せられた気がする。
妙な個人主義に洗脳されて皆バラバラ。
みんなで何かことを成す、
それを通じて自分は結局関係性の中で生きているのだし、巨大なエゴにまみれる必要性などないと気づけるのかな
格別な冷麺とビールの味。


なぜかお駄賃と「減速して生きる」まで手に入れる。
あー態度経済か。


突然の頭痛に少しいらだちながら、犬の散歩に行き、小休止。
ツレアイとインドカレーを食べにいく。
一、ニを争うおいしさに感嘆、も店の調度品や雰囲気がもったいないなーと二人で一致。
カレー幸せだなー。


その後知人の誕生祝いに集まり、
いつもの聞き慣れた会話と妙な空気を味わい、帰路に。


ツレアイにヒーリングをほどこし、寝かせてから、
自分も床へ。


自分が動いているから何かが動きはじめている気がする。
とにかく、
身体の重要性を感じるこのごろ。
健康であること。
筋力があること。
ゆがみがないこと。
美しくあること。
そしてそれらに日々感謝すること。

改めて

書かなくてはいけない。
というより、書きたいという衝動が湧いてきた。
とか思いながら躊躇する間もなくキーボードを叩く。
これはそう個人的な日記なのだ。
パブリックに存在しながら誰の目にも触れない場所。
路地裏の隙間に似ている。時々猫だけきて欲しい。
認識されないモノは存在しないから。


自分が生きた軌跡を残しておきたいと早くも老人のような心持ちでいるが、年老いてから新しい事を始めるのは、さらに重たく固まってしまうであろう記憶の干渉を受けて、困難を極めそうなので、今から訓練しておきたい。


仕事を辞めて20日が過ぎようとしている。
今日は三回目の農体験。
朝誰もいない畑で人参の畝の草むしりをもくもくと続ける。
早く仕事に慣れてもっと瞑想状態で事を行いたい。
もらいたばこも辞めよう。自分には必要ない。
ただ自然と自分とつながる事。
で、いまここに居続ける事。


「ぐるぐるvol.2」というイベントが那珂川の村上レシピさんのところでおこなわれる模様。
長崎県の自然農をされているアーティスト桑迫賢太郎さんの紙芝居とか
自然食、ナチュラルライフの猛者どもが集まる素晴らしそうなイベント。


とにもかくにも日記という形式で日々の些細なこともしっかり拾い、
気づきと反省と感謝を続けていきたい。
初日はこのくらいでよかろう。

あのトキ

昨夜の言に偽りなくここに記せることが出来てよかった。
鍛える続ける繰り返し続ける、とのフローが耳の奥にこだまする。
「be nice to me」が流れるこの空間が胸を締め付けてくる。
突然意識がロンドンに飛んだ。
9年前の今日僕は初めて日本をでた。
何か目的があったわけではなかった。
ただぶち壊したかった。
自分の意志とは無関係に用意されていた窮屈なレールの上から、
離れたかった。
できるだけ遠くに行きたかった。
自分だと思っているものからも、出来るだけ遠くに。

はじめてかの地に着いたときの感動は何度思い出しても、口角があがってしまう。
フロントガラスにヒビの入ったオンボロのセダンで出迎えてくれた
ホームステイ先までの送迎車は、僕の不安とワクワクを同時に逆撫で、
もうどうにでもしてくれと降参の姿勢を強制された。
高速道路に乗り空港から遠ざかれば遠ざかる程自由を手にしている感覚に酔いしれた。
未来への期待と観るもの全てが新鮮で輝いている現在を懐に納めきれず、
表層では平穏を装いつつもその実、心の中で喜びは増幅されていった。

ステイ先周辺はzone3の範囲で中心から少し離れており、
黒人、インド人を中心とした低所得者が多く住む地域でその環境がさらに自分をワクワクさせた。

フランス、シャルルドゴールでのトランジットの際、
飛行機が遅れたためか、ステイ先に着いたときにホストファミリーはいなかった。
それでもドライバーが鍵をもっていたため家に入り与えられた部屋で待機することになった。

目に映る全てが新鮮で長旅の疲れをもろともせずキョロキョロと部屋の中を眺め自分が何者にも縛られていない今の感触を味わった。

ずっと自由になりたかった。
しがらみにまみれていた。
自分の信じていないものを信じないといけないジレンマの中で
心をねじ曲げ続けてきた。
積み上げたレンガはどんどん高くなってわずかな青空しか臨めなくなっていた。

二時間程のまどろみのあと、
帰宅したホストファミリーが満面の笑顔で迎えてくれた。

ようやく新しい人生が始まったのだ。
過去の自分との決別。
もう二度と戻りたくないと思った。
希望の炎だけが明々ともえていた。

101回目の決意

遡ってみるに、このスペースを得て5年が経とうとしている。
ナマケモノも亀もナメクジも私の前では恐れをなす。
このスロー更新は未来の我々のあり方を先取りしている。
と、自分を甘やかす。

毎度のことだけれど興がのった時にしかキーボードが叩けない。
思考も反省も毎瞬してるはずなんだが、
電脳空間との間には少し距離ができてしまうものだ。
心を入れ替え記していこう。
真に個人的な事柄を。
今度こそは絶対。
嘘は嫌だ。
書く!

たぶん。

発心

意識して保存しなければ二度と思い出さないであろう一ヶ月のうちの20
日間。
日常にすっぽりと飲み込まれ、唯一無二のとってもユニークなはずのこの刹那をデータ処理していく罪深さ。
取り戻すためのこの公開日記感想文備忘録。
日々の生活、人生には与えられた意味も価値もないらしいので、それを受けて自暴自棄になるのもその方のこれまた素晴らしいオリジナルな人生なのだろうが、自分は自分として自分というモノのこの生になにやら前人未到の意味付けをして特別な経験(みんな特別なのは百も承知)をしてから肉体を離れたいと思う訳です。
思えば周囲に合わせようとして生きてきました。
自分らしさをなだめて井戸の底に放り込み、常識、社会通念、人の顔色に寄り添って仮面の下の涙舞踏会は延々と続いておりました。
でもそろそろ終わりなんです。
なぜか?
もう飽きたんです。やりつくしたんです。
そろそろ暗闇に落とされて待っているかつての自分たちも引き上げて
歓喜の踊りを舞う時。
今はもうそんな流れでしょう、地球ごと。
これに乗り損なったらまた延々繰り返すことになる。
もうごめん。

いよいよ冒険が始まる。