Hatena::ブログ(Diary)

萌え理論Magazine

ブックマーク追加 アンテナ登録 RSS配信
「萌え理論Magazine」はイラスト・小説・記事など幅広い共同執筆型ブログです

2007-09-09

[]はじめまして

castleといいます。一応ブログで書いたものをそのまま転載してきたものですが、いきなりこんな実験的なスタイルで投稿してよろしかったでしょうか。参加はかなり前にさせていただいたのですが、やっとこの前、投稿の仕方に気づきました。

2007-09-01 「らき☆すた」

[]第十三回萌理賞・選考結果発表

開催場所

結果発表 - 小説部門

萌理賞(200pt)
  • 「瞳」
    • 「いつも一人で補習を受ける女子生徒の、自分の教科以外全て高得点の成績表」とあるので、生徒が教師に恋している、というシチュエーションでしょうか。一番まとまっているので萌理賞を差し上げました。あげておいてなんですが、「華やかに咲き、儚く散る短い花の一生。」が「命短し恋せよ乙女」的なことを言わんとしているのは分かるのですが、それだけでは少し物足りなさも感じてしまいます。もちろん、だからといって例えば「余命幾ばくもない薄幸の少女」みたいな設定にしたら、それはそれであざといと思いますが、何か彼女が真剣になる理由が欲しいです。例えば、「今年限りでこの地を離れる」とか。良い作品ですが、更に魅力的な世界観を目指して欲しいと思いました。
萌賞(50pt)
  • 「下から見るか?横から見るか?」
    • 「先輩は可愛い声して横暴な人だ。」という人物造形は、萌理賞の先輩物を踏襲しています。最初の投稿者が考えた「先輩」には、何かの作品のモデルが誰かいるんでしょうか。ツンデレはツボを押さえていて、萌えは満たしています。ただ、「ばしゃーん。」「ひゃあ!」みたいに展開と文章がちょっと単純なのと、先輩物は繰り返しているので、意外感が少ないというのはあります。でも「歩き出す。先輩の袂をそっとつまむ。振り払われずにそのまま。温い風が火照る頬を撫でていく。」は良い描写だと思います。新しい先輩像を出したら萌理賞でした。
理賞(50pt)
  • 「I LLLLLLLLLLLLove You」
    • 「萌理学園の夏休みにはオプションがつく。圧縮・断片化・擬人化などがあり、個々人で選択できるのだ。」という設定が、どういうものか分かるようで分からないんですが、興味深いです。「彼との架空の旅行を夢想すると、"未来進行形わたし"の愛しいという感情の断片が集まってくる。」というのが、ちょっと詩的な表現になっていたりするのも面白い。全体的に読者が状況を想像しにくい文章なのですが、「未来進行形わたし」という言葉はイメージが湧きます。これがタイトルでもいいかも*1。設定を分かりやすく伝えたら萌理賞でした。
はて☆すた賞(20pt)
  • 「終わる夏」
    • ☆は他の作品にもついてますが、基本的に賞は重複しないので、ポイントの多い賞が優先されます。作品の方は、完全な一発ネタですが、オチの意外性に驚きます。それにしても、同じ「線香花火」と「瞳」が出てきても、これだけ違う内容になるんですね。
  • 「終わらない夏休み」
    • 夏が「終わる」「終わらない」と続きます。夏の幽霊ものは多いのですが、これもオチが意外な作品。文章は空白行の数で間を表現したり非常にシンプルですが、ラストがハッピーなのかバッドなのか微妙なところに味わいがあります。

結果発表 - 原作部門

大賞(100pt)
  • 「萌理学園入学案内パンフレット・歴史入門編」
    • 今回は原作部門二つ応募がありまして、歴史か地理かというところで悩みましたが、元々は「萌理城」だった、という成り立ちは結構魅力的だと思いました。学園の地下に昔の何かが残ってたりとか、想像が広がります。

結果発表 - イラスト部門

大賞(200pt)
  • 「ありえなくね?」
    • 自動的に大賞ですが、☆もついてますし、良い雰囲気の絵です。眼鏡っ娘が着ているフリル浴衣がメインの見所ですが、他の二人の女の子の浴衣とか、あと背景にたこやき屋のタコがあったりして、楽しい印象を与えています。

参加賞(10pt)

  • 残りの参加者全員

総評

今回は間が悪く、はてブが伸びなかったので、賞としての体裁を保てないほど集まりが悪くなるのではないかと心配しましたが、蓋を開けると結構集まったのでほっとしました。何回もやっているので宣伝しなくても定着してきたのだとすれば、支えてくれる常連さんに感謝します。それから、「円環面」は良質な作品で、萌理賞にするか迷ったんですが、前作で萌理賞を取っていて、連続受賞もアリなんですが、今回は残念ながら外しました。

次回予告

次回のお題は「秋」に関係するものですが、「読書の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」など、潰しが効きそうなので、「○○の秋」というのを予定しています。学園と相性が良くないので、衣服ネタのお題はなくなったのですが、「○○部」とかをお題に出すのはアリかなと考えているところです。

萌え理論Magazine - 1人1ページ出版の可能性

それから、萌理賞を本にしたらどうかというのを考えています。本当にまだアイディアの段階で、実現の可能性がかなり低いんですが、考えを上に書いておきました。さて、投稿者の方も読者の方も、お疲れ様でした。また来月の萌理賞をお楽しみに。

お知らせ

  • はてなリング - 萌理賞リング
    • 萌理賞に投稿された方は、もしよろしければこちらのリングにご参加ください。
  • 萌理Wiki
    • 萌理賞のグループです。萌理学園の設定を整理するWikiのほか、各自のブログも書けます。萌理賞は短編なのですが、連載形式で書けたり、Wikiの自動リンクで設定に繋がります。こちらも参加をお待ちしています。

*1:いや、やっぱり元のタイトルが格好良いか。そもそもタイトルは「I'll love you.」のもじりで、未来進行形が含まれているはず

2007-08-31 ラノベ・感想・批評・サイト論

[]八月編集報告

20万PV

皆様のご愛読のおかげで、20万PVを突破しました。ありがとうございます。

編集報告

(書評は振るわなかったけど)カトゆー家断絶さんに紹介されたガガガ文庫の記事のおかげ*1で、アクセスは普段より好調でした。九月からはまた書評以外の企画もスタートさせたいと思います。どういう企画になるかは、感想サイトの記事への反応の返答エントリを書きますので、そこで書く予定です。それから今月は一人で更新したので、来月から[sirouto2]は省きます。

*1:その記事一つで八月の三分の一以上、普段の一月分カウンタを回した

2007-08-27 第十三回萌理賞

[][]第十三回萌理賞・開催告知

参照

要項

第十三回萌理賞――

小説部門 - 400字程度。「萌理学園」が舞台です。最優秀作品には200pt進呈。

今回のテーマは「夏休み」「遊園地」「祭り」「花火」(複数選択可)です。

原作部門 - 200字程度。「萌理学園」の設定です。最優秀作品には100pt進呈。

人物・組織・場所・異能などの設定を募集します。

イラスト部門 - 「萌理学園」の設定です。最優秀作品には200pt以上進呈。

今回のテーマは「夏休み」「遊園地」「祭り」「花火」(複数選択可)です。

最大600×600(ドット絵は16×16以上、顔アイコンは100×100)の画像サイズ、

JPG・GIF・PNGいずれかの画像形式で、画像を貼るかリンクしてください。

投稿作は、「萌理Wiki」他、萌理賞関連サイトへの転載をご了承ください。

なお「萌理学園」の設定に基づく二次創作は、誰でも自由に制作可能です。

規定

  • 作品の表現は、日本の法律とはてなの規約内でお願いします。
  • 開催者から回答拒否指定を受けている場合、応募できません。
  • 募集は最長で一週間、応募者が定員に達した時点で締切です。
  • 「萌理学園」の設定以外は、オリジナル内容でお願いします。

詳細

今回のお題も「夏休み」などで、シンプルで書きやすいと思います。「遊園地」は遊園地にプールがついている、「花火」は帰省しているときに見た、など幅広く応用してください。

はてな人力検索に「はてなスター」がつけられるようになったので、お気に入りの作品に☆をつけてください。審査員が私一人で偏る懸念がずっとあったのですが、気軽なアンケート装置ができたので、はて☆すた賞を作る予定です。一作品一人のカウントで、一番星が多い作品に贈ります。

締切は来月九月二日いっぱいの予定です。それではたくさんの参加、お待ちしております。

お知らせ

「萌え理論Magazine」は、執筆者を募集しています。参加方法は、上のグループに「参加」を申し込んで頂くと、このブログで書けるようになります。こちらもお待ちしています。

2007-08-21 「ギロチンマシン中村奈々子」

[][]サイドバーに「ラクガキボード」設置しました

はてなダイアリー日記 - Amazonライブリンクおよびラクガキボードのブログパーツに対応しました

というわけで、さっそくためしに、サイドバーにブログパーツの「ラクガキボード」を設置しました。お絵かき掲示板の機能を最低限ですが持っています。誰でも描けるので気軽に描いて下さい。もしたくさん絵が集まれば、ふつうのお絵かき掲示板を借りますし、全然集まらなければ、後でこっそり外します。

2007-07-31 期末報告

[][]七月期末報告

  • 「ライトノベルの累計部数:簡易版」(150pt)

以上、ポイントをお送りします。「アイリ」完結以来、このブログの更新が途絶えているので、来月からは「萌え理論Blog」からラノベの書評を移動して、更新が動くようにするつもりです。ラノベ書評は不慣れですが、萌理賞も文章なので、経験が活きるかと思いました。

2007-07-29 第十二回萌理賞

[][]第十二回萌理賞・選考結果発表

開催場所

結果発表 - 小説部門

萌理賞(200pt)
  • 「サロメの恋人」
    • 謎めいた設定と、切ない恋愛と、季節感のある描写と、バランスが良く豊かな文章になっています。特に「彼女の身体は、首の少し下からが海に溶けて、波が来る度に濃さがゆらゆらと変わる。」と「りん、と無人の海の家から濁った水晶のような風鈴の音がした。」という部分は、投稿作全体で一番、夏の情景を感じました。全体的に、水のように淡い良質な言葉が使われています。ただ、「他の誰の4倍よりずっと、夏の事が好きだ」の箇所は、感情を吐露する場面なのに、「四」にこだわりすぎて、理に落ちている感じがします。それにややくどい言い回しです。「ちゃんと身体のある人と付き合って〜」に対する言葉だから、無難に行くなら「他の季節が巡る間もずっと、夏の事を想っていた」くらいでしょうか。
萌賞(50pt)
  • 「Never Let Me Decide」
    • 結末が綺麗。冒頭と結末の一行だけ読むと凄絶なのに、中身がひねって半回転してあるというのが面白いです。辻斬りの態度が急変する、ツンデレ効果が萌えの呼び水になっています。斬られると迷いが晴れるという設定は異能としても面白いですし、投稿作で一番、良い意味でラノベっぽい作品だと思いました。ただ、「辻斬りに適さない服」とか抽象的ですが、辻斬りの描写はもっと具体的に書いていいと思います。例えば、フリルが増えたとか、色が明るくなったとか。極端に行くなら、鎖かたびらからゴスロリへ、とかでしょうか。
理賞(50pt)
  • 「梅雨明けのジレンマ」
    • 題に「時計仕掛けのオレンジ」みたいなセンスを感じます。ここでのジレンマとは、「愛おしい左腕と、憎らしい右腕」(それぞれ腕と時を刻んでいる?)のことですが、この一文を題にしても良いでしょう。(たぶん)後ろから抱きついただけなのに、「急に彼女が視界から消える」〜「僕は文字通り、彼女の両腕に支配されている」と表現する、もったいぶった書き方が上手いですね。投稿作で一番文学っぽく、字数がちょい多めなものの、全体的によく練られています。「ふわりとした重み」というのもまた奥ゆかしい。ここで「プッチンプリン」などと書いてしまっては雰囲気が台無しですね。
特別賞(20pt)
  • 「ところてん式彼女」
    • なんかワケワカメだけど面白い! 投稿作で一番インパクトがあります。「じゃあ後ろからおじやで押すね」「ところてんのように噴き出してきた」が変に印象に残ります。「深夜、「ぴぴぴぴぴ」と鳴き夜食を乞う。」というのは携帯が鳴ったのでしょうか。表現がユニーク。ただ残念なのが一つあって、タイトルでネタバレしている上に、最初の一行でもネタバレしているから、結末の意外性が弱いことです。400字しかないんだから、最初にあらすじを要約しなくても大丈夫だと思いますよ。

結果発表 - 原作部門

大賞(100pt)
  • 「ゴス・ヴァン【Goth-Vam】」
    • 自動的に大賞。ファッションの設定は初めてなので新鮮な印象です。説明が的確で、かなり単語に凝っています。例えば、「D-induS」の「S」が大文字だとか、細かいこだわりを感じます。

結果発表 - イラスト部門

大賞(200pt)
  • 「無題(「海」「水着」「眼鏡」「三つ編み」)」
    • 自動的に大賞。水と黒髪の対比が映えます。三つ編みで眼鏡というと大人しいキャラが多いですが、この作品ではツンデレっぽいですね。誰かのために水着を着たという設定でしょうか。

参加賞(10pt)

  • 残りの参加者全員

総評

萌理賞の「サロメの恋人」に、「クーラーボックスの蓋は開いている。」という記述がありますが、これは上手いと思います。「いつも何か忘れてる」にも「クーラーボックスから生首が生えていた。」という記述がありますが、こちらはサプライズです。

蓋が開いているのがなぜ上手いのか。閉じていれば飲み物でも入っているのかと思いますが、「臨海学校の授業を抜け出して」いることだし、彼女を入れて持ち運んできたのではないかと、解釈できるでしょう。海には入れるけど、暑さには弱いのかもしれない。そうなると、ただでさえ夏しか存在しないのに、普段遊び歩くこともできない、ということになります。

そういう状況に置かれている彼女が、他の人と付き合った方が良いのではないかと提案し、またそれをきっぱり断る主人公とのやりとりに、非常に切なさが漂うわけです。その辺に、直接「えっちいこと」はしなくても、関係性のエロスを感じます。

さりげなく濃密な行間を書いてあると、どうしても評価したくなります。「ところてん式彼女」の「筒」も、意外な移動手段という点では同じなのですが、筒でなくてはいけない、ところてんのように押し出されなくてはいけない、という必然性までは感じませんでした。

だから、「実はAだった(A=女・幽霊・ループ世界・ところてん…)」という一つの仕掛けだけではなくて、書いた言葉の間に意味のつながりを出して、仕掛けを活かして欲しいと思います。400字で世界を築くのは難しいとは思いますが、そこにまた、創作の醍醐味もあると思います。

次回予告

六月を抜かしてしまい、申し訳ありませんでした。去年から毎月続けてきたのですが、ちょうど一年目で一月休んでしまいました。八月の次回も、「夏休み」をお題に入れます。今回は海に偏ったのですが、「夏祭り」「花火」みたいな風物詩も欲しいですね。他には、人物をお題に入れる案を考え中です。

原作とイラストが自動受賞になってしまう件ですが(もちろん応募なしより全然ましなのですが)、萌理賞はシンプルに文章だけにして、原作はwikiで自由に書いて、お絵かき掲示板を設置する、という方向もあるかもしれません。でもなるべく色々なジャンルで参加できる方がいいとも思うんですが…。

さて、投稿者の方も読者の方も、お疲れ様でした。また来月の萌理賞をお楽しみに。

お知らせ

  • はてなリング - 萌理賞リング
    • 萌理賞に投稿された方は、もしよろしければこちらのリングにご参加ください。
  • 萌理Wiki
    • 萌理賞のグループです。萌理学園の設定を整理するWikiのほか、各自のブログも書けます。萌理賞は短編なのですが、連載形式で書けたり、Wikiの自動リンクで設定に繋がります。こちらも参加をお待ちしています。

萌え理論Store