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アマチュア編曲ゼミ

主に「ゲーム音楽」等(サブカル系含む)に関わる「アマチュア編曲者」のための勉強・交流会です。
この会の詳細については [はじめに] アマチュア編曲ゼミとは をご覧下さい。

2012-02-02 吹奏楽の推奨音域や演奏難易度

[][]吹奏楽の推奨音域や演奏難易度


Twitter経由で存在を知りましたので、吹奏楽の音域について2つの資料をご紹介します。

American Band College Music Grading Chart

http://www.bandworld.org/pdfs/GradingChart.pdf(英語)

American Band Collegeというのはアメリカの音大でしょうか? そこが規定した吹奏楽の難易度チャートです。
楽器の音域だけでなく、調号やリズム、テンポ、避けるべき要素などについても書かれてあります。
音域の記載は、その楽器での記譜音で記載されているようです。(実音ではない)

注目するべきは「♯1つ」と「♭6つ」が同一難易度に指定されていることでしょうか。
吹奏楽、特に金管楽器に関しては楽器の構造上、シャープ系の調は難易度が高くなります。(音が当たりにくい、鳴りが悪い、ピッチが取りづらいなど)

また、

アルトサックス、バリトンサックスなどE♭管♭3つ相当
トランペット、クラリネット、テナーサックスなどB♭管♭2つ相当
ホルンF管♭1つ相当

の楽器なので、吹奏楽においてはフラット系の調の方が、運指が簡単になる傾向があります。

例えば、トランペットにとっては、

  • ♯1つ → ♯3つ相当の難易度
  • ♭6つ → ♭4つ相当の難易度

になります。

これが逆にオーケストラになると、弦楽器にとってシャープ系の調は演奏しやすいのに対して、フラット系の調は開放弦が使えなくなるため、演奏難易度が上がります。

朝日作曲賞公募の標準音域表

http://www.ajba.or.jp/23th_asahi.pdf

こちらは全日本吹奏楽コンクールの作曲公募の際に提示されている音域表です。

募集要項には、

  • 1.楽器を始めて1〜2年程度の生徒でも演奏できる技術的にやさしく、親しみやすい旋律のもの。
  • 2.高度な技術を要するパッセージ・困難な音域・特殊な奏法は避けること(標準音域表を参照すること)。

と書いてありますので、初心者向けの音域指定といえそうです。

とはいえ、社会人バンドは日常の練習日数が中高生よりは少なくなりますから、これらを参考に無理のない音域で編曲を行った方が、良い演奏結果が得られるかもしれませんね。

それぞれの指定音域には様々な意見があると思いますし、実際のプレイヤーによって得意な演奏音域は大きく変わるものですが、一つの参考基準としてどうぞ。
(今回情報をお知らせ下さった方、ありがとうございます)

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