秘密保護法・福島地方公聴会

twitter上ではあちこちで拡散されているようですが、それでも389回しか見られていません。
要約ばかりでなく、公聴会自体の発言を聞くのは、微妙なニュアンスまでわかって面白い。


「国家安全保障に関する特別委員会〜福島地方公聴会
日時:11月25日(月)10時〜12時55分
会場:ホテル辰巳屋(福島市栄町5-1)
 
<プログラム>
額賀団長あいさつ
○意見陳述者の意見陳述(各10分、計1時間10分/陳述順)
馬場有浪江町長)
槇裕康(福島弁護士会副会長)
二瓶由美子(桜の聖母短期大学キャリア教養学科教授)
名嘉幸照(株式会社東北エンタープライズ会長)
畠中信義(いわき短期大学と特任教授)
荒木貢(弁護士)
佐藤和良(いわき市議会議員)
 
○意見陳述者に対する質疑(各15分、計1時間45分)
今津寛  (自民)
近藤昭一 (民主)
丸山穂高 (維新)
遠山清彦 (公明)
畠中光成 (みんな)
赤嶺政賢 (共産)
玉城デニー(生活)



これをまとめてくれているour planet TV。その後の記者会見まで、動画ビデオがあります。
こちらをぜひ覗いてみてください。
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http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1683
「アリバイ作りなのか」 秘密保護法・福島公聴会




衆議院国家安全保障特別委員会は25日、福島市で秘密保護法案に関する地方公聴会を開いた。傍聴から締め出された市民が外で抗議を行う中、公聴会がはじまり、福島県浪江町馬場有町長や福島県弁護士会の槙裕康副会長など、7人の意見陳述者が秘密保護法案に対し、反対の立場を次々と表明。馬場町長からは、東京電力福島第一原発事故の政府の対応を踏まえ「秘密の保護ではなく情報公開が一番大切だ」という声が上がり、特定秘密に関しては「秘密の範囲があいまいだ」という批判が相次いだ。
 
空席なのに市民締め出し
 
今回の傍聴枠は50人限定。枠は事前に各政党に割り当てられ、政党と繋がりをもたない市民は傍聴することが出来なかった。開始時間前には、福島の住民などおよそ10名が傍聴を求めて会場を訪れたが、会場には入れなかった。また事前にテレビでの生中継を希望した放送局もあったが、衆議院国家安全保障に関する特別委員会の福島地方公聴会担当者は「スペースの関係でテレビの生中継はお断りしている」としていた。しかし、当日公聴会が開かれた会場では空席や空スペースが目立った。


以下略

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以下は、タイムラインで拾った関係ツィートです。
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フジヤマ ガイチ ‏@gaitifujiyama 58分
今日は福島であった特定秘密保護法公聴会だけは仕事の合間にチラチラと見ていた。参考人で呼ばれた方々は全員、反対または慎重にと言う意見であった。与党は明日にも委員会採決するそうだが涙ながらに法案の危険性を訴えておられた参考人の意見を自分らのアリバイ作りに利用する与党の酷さを改めて思う


山口一臣 ‏@kazu1961omi 5時間
賛成派の議員は法案の条文を読んでいるのだろうか。驚いたのは、中央省庁と取引のある会社で特定秘密に触れる可能性のある社員は、行政機関の長によって適性評価がなされ、適否が判断されるそうだ。平たく言うと、行政(公安警察)が民間会社の社員の素行調査をして人事にも介入するというわけだ。


岡山博 脱原発、脱同調強要社会 ‏@giovannni78 1時間
同意。疑問文は不要 @kawauchihiroshi @cvc7: 特定秘密保護法は、権力側が逮捕したいと思う人物を逮捕することができる、法律になってしまうのではないか?特定秘密を保護するのではなく、体制そのものを保護する為の法律。国民の力で廃案にしたい。


気弱な地上げ屋 ‏@kiyowanajiageya 7時間
表現の自由は政府が定めるものではありません。 基本的人権のひとつです。 全ての市民は "知る権利" を保障されなければなりません。 ジャーナリストが処罰されると脅かされるだけでなく全ての日本の市民の権利を奪うものです。Statement by PEN International


鈴木 耕 ‏@kou_1970 7時間
福島で行われた秘密保護法の公聴会。傍聴席がガラガラだったにもかかわらず、会場前で待っていた多くの人たちを、会場に入れることを主催のせいふは拒否。いれるよう懇願した女性に、座長の自民党の額賀議員はだんまりを決め込むばかりだった。これで公聴会をやったというアリバイ作りは終了。非道。


K.Kengo ‏@KKnagomi 11月24日
「秘密保護法案を集中審議している衆院特別委の中継もしていない。まるで国民に審議を見せたくないよう」「『「録画を流してもいい。それなのにノンビリと相撲中継に時間を割いているのだから、どうかしています』」秘密保護法に警戒 NHKが中継せずhttp://news.livedoor.com/article/detail/8280407/


平野 浩 ‏@h_hirano 7時間
特定秘密保護法案に反対するフリをしながら賛成の野党はみんなの党と日本維新。明確に反対している本当の野党は共産党、生活、社民党。これは議員の数で並べている。しかし、新聞は共産党社民党しか書かず、生活を外している。小沢代表は毎日記者会見をしているが、完全無視。差別もいいところだ。


深草 徹 ‏@tofuka01 11月24日
@tofuka01 訂正:私の小論「アメリカと比べてこんなにひどい特定秘密保護法案」の全面改訂版です。アメリカの制度とのトータルな比較ができるようにしたことと、なぜアメリカと比較するのかという点を補強しました。是非ご一読下さい。http://fujisawa.deca.jp/9jo/himitsu-america9.pdf … …


Takahasyi Namu ‏@msyamon 23時間
【秘密保護法】 えっ! 廃止された機関が秘密指定する? 自己増殖する行政 http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008267 @tanakaryusakuさんから


田中龍作 ‏@tanakaryusaku 7時間
新記事 『【秘密保護法・福島公聴会】全員反対 浪江町長 “ 理解してもらえなかった ” 』…http://tanakaryusaku.jp


兵頭正俊 ‏@hyodo_masatoshi 5時間
ブログを更新しました。「特定秘密保護法案で深化する植民地」http://m-hyodo.com/
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これなんて、ひどい税金の無駄遣い。
聞いていて腹が立った。

大塚 建一 @国民の生活が第一 ‏@bronks4215 11月23日
◆【国会速報!】これはスクープ!福島事故写真は『秘密指定』のため4800万円でアメリカから購入! http://ln.is/blog.goo.ne.jp/root4/2blZ




これは、国際ペンクラブからの表明です。
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http://www.japanpen.or.jp/statement/2013/post_446.html
国際ペン会長 日本政府の「特定秘密保護法案」に対する声明
日本政府の「特定秘密保護法案」に対する声明

国際ペン会長
ジョン・ラルストン・サウル


本文略



国際ペン副会長
作家
ユージン・ショルギン

 日本で言論の自由という民主主義の権利の制限が検討されているというニュースに接し、大いに憂慮しています。これは、世界の大多数の国が採択した国連人権宣言に対する、危険で非常に落胆すべき最近の傾向に陥るものです。この傾向は9・11後の米国に始まり、多くの国が続いたものですが、日本がその仲間に加わらないことを信じてやみません。近視眼的な政府が、国家に押しつけようとしているこの言論規制を止める日本ペンクラブの活動を、私は全面的に支持します。



国際ペン・獄中作家委員会委員長
マリアン・ボツフォード・フレイザー

 表現の自由は政府が弄ぶものではない。それは政府が憲法の下で守るべき、基本的人権のひとつである。全ての市民は、読み書きと知識と情報についての権利を保障されなければならない。
 日本で提案されている「特定秘密保護法案」は作家やジャーナリストが自らの仕事によって処罰されると脅かされるだけでなく、全ての日本の市民の権利を奪うものである。現状の法案では、自己検閲と曖昧な言論の風潮を作り出すものとなるだろう。


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そして、これがきわめつけ、でしょうか。
国際人権理事会特別報告者からの声明です。
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岡山博 脱原発、脱同調強要社会 ‏@giovannni78 40分
秘密特別保護法は世界の脅威になっている。民主主義破壊と戦争への道だ。
「秘密保護法案が内部告発者や秘密を報道する報道関係者にとって深刻な脅威を含んでいる」と国連人権理事会特別報告者が声明を発表した。 pic.twitter.com/U2XVVCu25D 
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さらには、こんな元防衛官僚の発言も。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131125/k10013328566000.html
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秘密保護法案 元防衛官僚は疑問示す
11月25日 22時10分



特定秘密保護法案について、防衛庁運用局長や内閣官房副長官補を歴任してきた柳澤協二さんは、みずからの実務経験から、「法案がなければ外国から情報が入らないという政府の説明は理解できない」と疑問を示しました。

柳澤さんは防衛庁で情報本部副本部長や運用局長などを歴任した後、内閣官房副長官補を5年余りにわたって務め、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの策定や自衛隊イラク派遣への対応などに当たってきました。
柳澤さんは法案で特定秘密の対象とされている「安全保障に関する外国との交渉の内容」にあたる例として、イラク派遣を巡るアメリカなどとのやりとりを挙げ、「現地の治安状況など政府が意思決定をするために必要な情報は、あのときも十分に提供されていた」と指摘しました。
そのうえで、みずからの実務経験を踏まえ、「これまでも安全保障上、必要な情報は外国から提供されてきた。この法案がなければ外国から情報が入らないという政府の説明は、理解できない。なぜ必要かという本質的な説明が政府からなされていない」と、特定秘密保護法案への疑問を示しました。
さらに柳澤さんは、「特定秘密を理由に、政府が政策判断のプロセスを説明しなくなる危険性がある」と指摘し、「政府の判断は日常的に検証されなければならない。人間がやることには必ず間違いがあり、それを少しでも減らすために情報を公開し、批判を受けて議論をすることが必要だ」と述べました。


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NHKは七時や九時のニュースでこういうの、流してくれているのでしょうか。
そういうNHKならいいんだけどねぇ。