アキバを食べる

オタクが食べ歩いたり、聖地巡礼先で食べ歩いたりするブログ。

死図眼のイタカ 著: 杉井光

 古の伝統と長い歴史で積み上げてきた権力によって地方都市を支配する旧家を舞台に、一族の血塗られた歴史と闇を暴く伝奇ホラー。
 タイトルからするとクトゥルー系ホラーっぽいですが、名前や用語を多少クトゥルーから引用しているけど、基本的には陰陽術系のフレーズが多用されるなど和風。
 主人公以外の登場人物が、感情移入する間もなくバシバシ惨たらしく殺し/殺されていくので、キャラ萌えとかする余裕一切無し。
 イラストで騙されるけど、祥伝社のNONブックスで菊地秀行の隣に並んでいてもおかしくないくらいの正当派。
 まあ、だからこそシリーズが続かなかったんだろうけど(苦笑

死図眼のイタカ (一迅社文庫)

死図眼のイタカ (一迅社文庫)

 

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シオンの血族 1 魔王ミコトと千の花嫁 著:杉井光

 第二次世界大戦が現代まで続いている世界。
 バチカンの積極的な干渉から魔導大戦と化した世界で、一方的に負け続けていた大日本帝国は、皇室の魔を司る紫苑寺一族の中でも、あまりに危険な存在として封印されていた長男ミコトの封印を解く。
 圧倒的な魔の力で鬼畜米英ついでにバチカンの干渉すらはね除けるミコトだっだが、彼は姉や祖母が相手でもお構いなしに手を出すどうしようもない女好きだった。

 

 全編エロとバイオレンスな、イタカとは別の意味で正当派な伝奇アクション。
 これを原作にエロゲーが作られたというのも納得。
 まあラノベなので原作のエロは中学生レベルですが、次から次へとエロシーンばっかり出てくるんで読んでいてオジサン疲れた(苦笑
 これならイタカの続きの方が良かったなぁ正直。 

シオンの血族 (1) 魔王ミコトと千の花嫁 (一迅社文庫)

シオンの血族 (1) 魔王ミコトと千の花嫁 (一迅社文庫)