Book Review!


作者:P.F.ドラッカー

レビュー: ドラッカー名著集11 企業とは何か (単行本)

本書は1946年に書かれたものですが、今でも十分に通用します。
ドラッカーは、
まず「経済人の終わり」で全体主義ナチスドイツとソビエト連邦)が
人を不幸にすることを説きました。
次に「産業人の未来」で企業が多様性のある社会を確立・維持・発展
させていくための中核的存在になり得ると説きました。
そして、本書は多様性のある社会の中核的存在として、
企業は自らの社会的責任の範囲と限界を明確に定義し、
その責任を果たしていくためにマネジメントする必要があることを説きました。

現在、様々な企業の不祥事で社会的責任(CSR)が問題になっていますが、
ドラッカーは、もっと深いところで社会的責任の重要性を訴えています。
ドラッカーの言葉を??!
?りれば、不祥事を起こしている企業には、
権力の正当性がない、そして存在意義がない、ということになります。

企業について、考える際には、これらの初期3部作を読まれることをお薦めsます。

そして、ドラッカーはこれらの3部作を踏まえた上で、
企業の社会的な責任を確実に果たす事ができるように、
経営の世界に入っていったのです。

そこで生まれた書籍が「現代の経営」「マネジメント」です。

ドラッカーは経営の神様として有名ですが、
ドラッカーのマネジメント本を読まれる前に、
この初期3部作で彼の思想をおさえておくことをお薦めします。


更に詳細を見る