萱野葵「みんなにできて私だけできない」(『AERA』1/22号)

まず、中吊り広告*1を引用する。

「大人の学習障害」と宣告されました
高学歴なのに飲食店やコンビニで働けば失敗ばかり。新潮新人賞受賞、著作『ダンボールハウスガール』が米倉涼子主演で映画化された小説家の体験記

ダラダラ長い紹介だが、私は肯定的。というのは、ただ小説家とあるだったら刺さらないんだよな。著作が映画化されて、有名女優が出てるのはまぎれもないバリュー。
記事は全3ページ。
上智大2年での初バイトから就職、途中小説家デビューを挟んで、医療事務、警備員etc。どこにいってもうまく仕事ができない。非難されることもしばしば。
そんなある日、バイト先からかかってきた怒りの電話をきっかけに病院へ。彼女自身は精神疾患を疑っていたが、テストの結果、動作性知能に問題が判明する。以下、障害を知って感じたことや読者へのメッセージが続く。
障害の話はどれもそうだが、もっと早く読みたかったという気持ちが強い。中学・高校ぐらいで知識をもってたら、同様のケースが思い当たる人により良い対応ができたのではないか。そういう後悔がある。
今回の件でいえば、障害かどうかは医師のさじ加減で決まるものではなく、ちゃんとしたテストがあると知った。それならば、受けて損することはないのかなと思う。