大橋イサム2days "大橋イサム・柴草玲 二人会"@六本木PIT INN

お友達のギタリスト大橋イサムさんの六本木PIT INNでの2daysライブの2日目にゲストとして出演した柴草玲さん。六本木 PIT INNは歴史のあるジャズのライブハウスで大橋さんは中学生,柴草さんは高校生のときにここにライブを見にきたことがあるとのこと。
1曲目は柴草さんのライブではおなじみの「アクアリウム」で開始。1曲目が終わって大橋さんからのあいさつ。大橋イサム2daysの初日はブラスと一緒にインストをやったそうですが,この日は大橋イサムさんも久々に共演する柴草玲さんの世界を堪能したいということで全て柴草さんの曲をやることになった。今回の「オキナワソバヤのネエサンへ」のイントロでの語りはハトの恋愛表現のおはなし。普段はネエサンヘの語りかけなんだけど今回は大橋さんがハトのフンを頭に落とされた話などもあって柴草さん&大橋さんのトークタイムみたいになっていた。続けてイヌラジ小唄コーナーになって「ヒナのうた」,「人は見かけじゃわからない」のさわりとハロゲンヒーターの歌「ハロー・ハロゲン」。「ハロー・ハロゲン」は結局ほぼフルコーラスで歌ってくれた。一部最後の「普通」は昔良く歌っていた曲だそうで今回初めて聴いた。"ごく普通に"という歌詞が何回も繰り返される。
休憩をはさんでの二部は「ローランド・カークが聴こえる」から。軽快なメロディのこの曲,途中で大橋さん,竹本さんのソロがあったりして楽しく聴けた。続けての「煉瓦のかぞえ唄」はアレンジを変えてスローテンポな柴草さんの左手だけのピアノから大橋さん,竹本さんとだんだんと音を重ねていく。もともと妖しくおどろおどろしいイメージの曲だけどさらに妖しさ度Upなバージョン。ここでいったん竹本さんが退場して柴草さんが立ってステージ中央に移動。ギター伴奏だけで「真昼の月」をしっとりと。昨日できたばかりだという新曲は「会話」。1933年2月4日の長野県教員赤化事件を題材にした曲。歌詞にも1933/2/4が繰り返し出てきます。2コーラス目の2003/2/4と対比される詞になっている。再び竹本さんが登場して3人で「遺伝子」。この曲も3人での合奏となって普段の柴草さんソロとは違う感じのアレンジで。アンコールは「おやすみ」で静かに。
結局柴草さんのワンマンライブみたいな感じのセットリストになったけれど友人の大橋イサムさんとの合奏ということもあってゆるーくまったりした雰囲気だった。大橋さんの艶っぽい感じのギターとの絡みが素敵なライブだった。
出演:大橋イサム(G) 柴草玲(Vo&Pf) 竹本一匹(Perc)
○一部

  1. アクアリウム
  2. オリーブの実
  3. オキナワソバヤのネエサンへ
  4. ゴルゴ13の唄
  5. 普通

○二部

  1. ローランド・カークが聴こえる
  2. 煉瓦のかぞえ唄
  3. 真昼の月
  4. 会話
  5. 遺伝子
  6. おやすみ <アンコール>