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久幸繙文の中の人『久樹 輝幸』による覚書

2012年12月08日

コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急のお知らせの件

これは大変なことになりました。ええ、言葉で言い尽くせないほどの大変な事態です。

準備会分裂事件、幕張メッセ追放事件、開催妨害によるサークル永久追放事件に並ぶ、コミケット史上最大クラスの事件であるといわざるを得ません。


黒子のバスケに関する一連の脅迫事件は既に新聞各社などでも報じられており、界隈でもかなり知られている、憂慮すべき状況であったことは間違いありません。商業・同人を問わずイベントが中止されたり、コスプレ参加の自粛要請があったりと、非常に厳しい対応を選択せざるを得なくなった団体が幾つも出ていたことも事実です。

ただ……こう、なんといいますか、一連のイベントの中止や、参加自粛要請が決まっていく中で、もはやこの流れに対して真っ向から戦えるのはコミケットくらいだろうと、逆にいえば、この危機的状況のなかでもコミケットだけは戦える、という漠然とした「安心感」があったのは否めません。

その安心感は、致死量にも達する恐れのある具体的な脅迫行為や、「会場と警察当局からの強い要請」の前には、為す術もなく屈服せざるを得なかったことが明らかとなってしまったわけです。自分たちに反対する勢力であっても受け入れるというコミケットの理念の根本を揺るがす事態であり、また、同人界隈最大にして最強かつ最後の砦であるコミケットが陥落したという事実に大変なショックを受けています。

何も知らずに黒バス本を持ってきた人に対して、「このジャンルの本はコミケットでは頒布出来ません」と伝えないといけない館内スタッフの心境はあまりにも痛ましく、無念で、抑えようのない憤りを感じます。



しかしながら、ここまで話が大きくなり、皆が感情的になってしまった以上、万一捕まえた容疑者が冤罪だったとしたら、名誉毀損などというレベルで済まない事態となるのは容易に想像がつきます。捜査当局には一日でも早い解決を望む一方で、なお一層慎重な捜査をして欲しいと切に願います。

また、皆様方におかれましても、どうか早まった行動などは慎み、かかる危機的状況の中で如何に将来に禍根を残さず、教訓とこの理念を継承し続けていけるよう、智慧を出し、戒め、助け合うことが求められていると思います。準備会も、サークルも、一般参加者も、そして関係機関の全てが被害者です。どうか魔女狩りや、ありもしない責任を負わせるといった不毛な事態にならないことを強くお願い申し上げます。


東方もまた、アンチファンの多いジャンルであります。決して対岸の火災ではありません。同じ同人文化を愛する者として、強く強く遺憾の意を表すと共に、一刻も早い事件の全面解決を心から望む次第であります。


準備会としては、これらの懸念は理解できるものの、『黒子のバスケ』サークルの参加見あわせという、卑劣な要求に屈する悪しき前例を残さないため、一層の警備強化等の対応策を講じた上での通常通りの開催を強く求めましたが、会場・警察の安全な開催への懸念はとても強く、会場からは安全最優先の見地から、事実上、今後のコミケットへの会場利用の調整が非常に厳しくなる可能性を示唆されるに至ったため、表現の場を確保するため、誠に断腸の思いながら、冒頭の決断をすることになりました。

準備会としては、今回、冒頭で述べた以上に表現行為を制約するつもりはありません。制約の影響が最小限になるよう、また、過剰な自粛等が起きないよう、可能な限りの配慮をする所存ですので、皆さんのご理解を賜りたく存じます。

今般の事態を惹起したのは、言うまでもなく脅迫行為の犯人です。『黒子のバスケ』に関連してどのような動機があるのかはわかりませんが、このような行為は、『黒子のバスケ』に留まらず、同人誌やマンガ・アニメの世界全体、ひいては、社会全体にもマイナスの影響を与えています。速やかに、脅迫行為をやめてほしいと、最後に伝えたいと思います。

コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急のお知らせ より

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