フラガール

出演:松雪泰子豊川悦司蒼井優山崎静代岸部一徳富司純子ほか
脚本・監督:李相日

「アンジェラ」以来、久々に劇場で映画を観た。やっぱり映画は映画館で観るのが一番良い。前から2列目しか空いてなくって、ちょっと辛かったけど。
公開中の映画なんで、詳しい内容は一切書きませんが、とにかく良い!それだけ!120分のうち半分以上は泣いていた気がします。でも、それだけじゃなくて本当に面白くて笑えるシーンもたくさん。テレビで誰かが「しずちゃんに笑い、しずちゃんに泣く」と言っていたけど、本当にそのとおりでした。笑わせてもくれたけど、ちゃんと泣かせてもくれた。
松雪さんは相変わらず本当に綺麗。美しい。すぐにカッとなる気性の荒い性格がスカッとして実に気持ちが良かったです。また、蒼井さんも本当に素敵でした。いわき弁が板に付いてるし、ラストは彼女がただ一生懸命ダンスをする姿を観ているだけで、喉の奥が痛くなって泣けてきてしまいました。
とにかくこの映画は本当に泣けるんです。泣けるシーンがいくつもあって、本当にずっと喉が痛くて辛かった。スクリーンを観たいんだけど、自分の涙で曇っちゃってなかなかクリアに観れない。だからといって涙を止めることなんて絶対に不可能だし、もう本当に大変でしたよ(笑)ハンカチ忘れたら本当に悲惨なことになりますよ。とにかく涙が止まらない。
ベタな内容(良い意味で)ではあるけど、期待を裏切らない展開なので「とにかく自分は映画を観て泣きたいんだ!」って人には絶対にオススメな映画です。
迷ってたけど、本当に観に行って良かったと思いました。
あ〜、なんか心が洗われたなぁ。【公式HP

東京ラブストーリー

出演:鈴木保奈美(赤名リカ)、織田裕二(永尾完治)、有森也実(関口さとみ)、江口洋介(三上健一)、千堂あきほ(長崎尚子)
中山秀征、水島かおり伊藤美紀、五島悦子、西岡徳馬(和賀夏樹)ほか

第1話「出会いと再会」
初対面の相手に空港でいきなりカーンチ!はありえないだろう(笑)しかし、あの顔だったら何を言っても何をやっても許されるくらい可愛いので仕方がない。
知り合って間もないのにご飯食べながら高校時代の失恋話を聞きだしちゃうのもありえない(笑)でも、まぁそれがリカのキャラなのかな。
リカにぶつかってサボテンの鉢を割ってしまった三上。たったそれだけの出来事なのにリカを同窓会に連れて行っちゃう三上って一体(笑)さすが女好き。でも、不思議なのはそんな三上が結局は最終回までリカに惚れなかったこと。なぜなんだ!
さりげなくリカが割れないくるみを割ってあげるカンチがカッコイイ。
“三上の人生にベッドシーンはあってもラブシーンはない”って凄いキャッチコピーだな(笑)
しかしなぁ〜、さすがにカンチとリカの空気電話は寒い&痛いなぁ。見てるこっちが恥ずかしい!
三上にキスされたさとみの「いけないよ、いけないよ」の言い方が面白すぎ(笑)何がいけないの?こんな道ばたでキスなんていけないよって意味なの?って思っていたら、三上くんのとこにはいけないよって意味だったのね。
第1話なのにラストでカンチに好きというリカ。一体いつのタイミングで好きになったんだよ!って思った。でも、考えられる要因はあれかな。ウェアを届ける為に運転をする方向オンチでマイペースなカンチを見て、東京じゃなかなかああいう男いないからグッときたのかな。
第2話「愛ってやつは」
さとみ「ベルが永尾くんみたいだった。プルルルル、プルルルルって」
これは意味不明だー(笑)もうすでにムカついてきたぞ、この女(笑)
そして、この回から急にリカって呼ぶカンチ。びっくりしちゃうわ、展開が早くて。
さっきは自分から電話してきたくせに掛け直してきたさとみに「何か用か?」って三上くん(笑)しかし、一緒にいる女の声が電話越しにあんなにはっきりと聞こえるものかね。
カンチに告白されたさとみ。考えた末、本当は三上が好きだけどカンチと付き合うことに決めた。でも、その返事をしようとしたとき、高校時代、自分の机の落書きを消してくれたのは三上と知る。それを知って驚き戸惑うさとみを見て、結局はカンチのほうがさとみを振ってしまう。泣きながら帰ってくるさとみを待っていたのは三上。グッドタイミング(笑)
カンチとリカのすれ違い。今の時代じゃありえないことだよね、携帯あるから。そう考えると昔は恋愛盛り上げ要素が満載だね。今ならメールでも何でも「ごめん、行けなくなった」で済んでしまう。逆に悲しいけどね。しかし、連絡取れないからって雨の中、来るかも分からない男を健気に待ち続けるなんて私にはできないな。というか、男の為にもやらないほうが良くない?なんか重いよ。まぁ、カンチはそんなリカにグッときてしまったようだけど。カンチは優しすぎるんだよね。リカへの気持ちは愛じゃなくて同情なんだよ、きっと。錯覚しちゃってるだけ。だから、結局最後にはダメになってしまう。結果的にリカを苦しめることになる。優しいがゆえの罪深き人だ。
第3話「二人の始まり」
「永尾くんに振られちゃった」と言うさとみ。お前がそう仕向けたようなもんだろうが!悲劇のヒロインぶりやがってぇ〜(笑)しかも慰めてあげた三上に「こんなときだけ優しくなんかしないで!」じゃないよ、まったく(笑)
昨日、まるで何事もなかったかのように無駄に明るく振る舞うリカが不思議ちゃん。これだからリカの性格って分からない。
さとみ「他に‥他に何人も付き合ってる子いるんでしょ」
三上「だから軽蔑するのか?近づきもしない、離れもしない。そんなお前に俺を縛る資格あるかよ。いつだって俺から逃げてばかりいるお前によ。帰れよ。お前の代わりくらい幾らでもいるんだよ。出てけ。出てけよ!」
後半はちょっと酷いセリフだけど、言ってることは実に正しいと思った。確かにその通りです。でも、だからと言って、それが女にだらしないことの理由にはならないとは思いますけど(笑)
カンチに「俺が他の女切ってさとみの気持ち受け止めてもいいのかよ」と聞く三上。なるほどね。三上は三上なりにカンチのことを気にしていたんだね。だから自分も100%さとみに行けなかったというか行かずにいたんだろうね。
それより、どんなタクシーの止め方だよ、リカ(笑)いつか死ぬよ?
さとみの前で女の連絡先が書いてある電話帳を燃やす三上。
三上「これでいいだろう?もうお前だけだ」
あの行動にはグッときちゃうなぁ。カッコイイ。たとえ傷つくことが分かってても付いて行っちゃうな、あれ見たら。で、その日にヤッちゃうわけね(笑)まぁ、いいけど。目覚めた三上が「ここにいろよ」って抱き寄せるシーン。三上が色っぽすぎ!私がさとみならそばにいるね。幼稚園になんか行ってられるか(笑)
そして有名なシーン。
リカ「ねぇ‥セックスしよう」
これ、厳密にはカーンチって言ってないんだよね。それにセックスしよっ!って感じじゃなくて、あくまでも真剣に言ってて語尾はそんなに弾んでない。真似してる人みんな間違ってるよ(笑)
第4話「君の翼になる」
てかさ!さとみ!いい加減にしろよ!せっかくあれだけ好きだった三上くんと結ばれたくせにカンチのことばかり気にしやがって!「リカさん、私たちが付き合ってると思ったかなぁ‥」って、そりゃないぜ(笑)
しかし、今時水族館でダブルデートって(笑)ってこれは今時じゃないんだった。てかさ、これまたさとみのやつ、浮かない顔しやがって!ムカつくわ!三上くんを自分のモノにしておきながらカンチの気持ちまで留めておきたいなんてワガママ&都合が良すぎるんだよ!「どうして永尾くんに一緒に住むなんて言ったの?」とか聞いてんじゃねーよ!「お前の気持ちがまだ永尾に残ってるからだよ!」なんて三上くんに言わせて、まったく贅沢だ(笑)
リカはさ、なんで本当はちゃんとカンチのことが好きなのにはぐらかしたりしちゃうんだろ。切ないね。
自分はリカと寝たことを隠したりするくせに「誰とでも寝るのかよ」って責めるカンチはちょっとどうかと思う。
雪だるまにキュンとしちゃったカンチ。傷つけてしまった後ろめたさと、出張でなかなか会えなかったもどかしさとが重なって、気持ちが高まっちゃったんだなぁ。ついにカンチがリカを好きになってしまったよ…。
第5話「いつも思い出して」
二人で温泉行けば良いのになんでカンチはわざわざ三上とさとみを誘うんだろ。そうゆうとこ全然分からない。だって今はリカが好きかもしれないけど、ほんの少し前にはめちゃめちゃ夢中になってた女を彼氏付きで誘うなんてさ、普通の神経じゃしないでしょ。
三上のやきもち発言に喜ぶさとみはなかなか可愛らしい。そう、君はそれで良いのだよ(笑)
この回のさとみはなかなか良いんですよ。特別、悲劇のヒロインをきどるでもなく辛抱強く三上を信じて健気に待つ。他の女が家に来ても、それを決して三上に言わずに心に秘めて信じると決意するのも良い。この気持ちはすごく分かる。ただし、カンチに電話したのはいただけなかった。それは、それだけは女としてやってはいけない行為なのです。
しかし、三上もタイミングの悪い男だね〜。尚子の肩を抱くとこ、さとみに見られちゃうなんて。しかもさ、三上はちゃんとさとみの「信じてるから」って言葉を思い出してダメだ!ってやめたのにさ。もう遅かった。でも、だからってさとみさん。カンチに電話しちゃダメだよ。ちゃんと今日がカンチの誕生日だってこと知ってるくせにさ。カンチにはリカがいるんだから誕生日っていう恋人同士の大切なイベント奪っちゃダメじゃん!挙げ句の果てには「もしかして私が好きなのは永尾くんだったりして」とか言っちゃうし、最低女じゃ(笑)
さとみと会っていたことを隠して嘘の報告をしたカンチ。
リカ「どうして嘘つくの?カンチ、似合わないよ?嘘つくの似合わないよ?嘘は‥嘘だけは嫌!嫌だよ、カンチ。そんなの嫌だよ」
すごい分かるわ〜。てか切なすぎるわ、これ。この後の公園のシーンで泣きながら「気持ちは一つしかないんだよ?二個はないんだよ?どこに置いてきちゃったの?」とか「24時間好きって言ってて!カンチの心全部で好きって言ってて!」とか、ちょっと重いかなと感じるところもあるけど、それでも、かなり気持ち分かる。ただでさえカンチは危なっかしいんだから、こういうこと言いたくなるよね。だって大好きな人なんだもんね。
第6話「赤い糸に結ばれて」
また次の日にはケロッと明るいリカが登場です(笑)サッパリしてるんだかネチネチしてるんだか分からないよ。その後のやりとりとかもさっぱり分からん。本当、不思議ちゃん!
さとみの盲腸のお見舞いに来たカンチとリカ。果物が食べたいというさとみの為に三上とリカが買い出しに出る。
リカ「三上くんさ、浮気した?」
三上「え?」
リカ「さとみちゃん、落ち込んでる」
三上「落ち込むのが好きなんじゃないの」
リカ「そういうこと言うんだぁ?」
三上「あいつはいちいち気にし過ぎるっていう意味」
リカ「好きな人のこと気にして何が悪いのよ!」
三上「浮気なんてしてないって」
リカ「そう!なら最初からそう言えばいいのにぃ」
三上「あれ、信じた?」
リカ「してないって言ったじゃん?今」
三上「あーそっか。…お前さぁ、もしかしたらすっげぇイイ女じゃない?」
このやりとりを見る限り、カンチとリカより、むしろ三上とリカのほうがお似合いなんじゃないかと思った。なんとなく。全然合わなそうで、意外とうまくやっていけそう。
カンチと三上が飲んで酔っぱらった姿は微笑ましくて良い。あ〜やっぱ昔からの友達なんだな、仲良しなんだなって思う。タバコ同士で火をつけ合うのとかね。なんか良いね。
リカ「あたしが見つけた恋だもん、誰にも奪えない。たとえカンチにも」
このセリフ、なんか好きだな。素敵。
また、三上はタイミングが悪いんだよ!カンチも人が良いけど、三上も三上でそうゆうとこあるんだよね。尚子に抱きつかれるとこ、さとみに見られちゃうなんて。今回ばかりは本当に三上は悪くないのになぁ。なんか三上が可哀想に思えてくる。でも、尚子の気持ちも分かる。あんなに優しく「どうした?」なんて聞かれて真剣に話を聞いてくれたら抱きつきたくもなるよ。けど、さとみも可哀想だ。だからってまたカンチに電話するのはダメだけど。相談したきゃ幼稚園の同僚にすれば良いんだよ。なんで昔自分を好きだった彼女持ちの男に泣きながら留守電残すんだよ!しかも「永尾くん決めて。永尾くんの言うとおりにするから」ってもう最悪過ぎ!うおー!ムカつく(笑)
第7話「愛は待たない」
三上が幼稚園に来たからって、なにもカーテン閉めることないのに!同僚(笑)しかし、三上も彼女の職場来すぎだよ。
リカは前までは可愛かったけど(顔はいつでも可愛いけど)だんだんウザイ性格になってきたな。ウザイというか重い。無理に愛媛連れてって!って言ったり、職場で愛を証明して!とかワガママ言ったり。
てか、カンチも三上も殴られ方がうますぎだ。って、役者に使う言葉じゃないか(笑)でも、なんか妙にうまいんだよね、吹っ飛び方が(笑)
同僚が、リカに謝ったさとみに対して律儀だねって言ってたけど、律儀じゃねーよ、全然(怒)当然のことだろ!カンチにもリカにも迷惑かけたんだから!
「出会わなければ良かった人なんていないよ」というリカのセリフがなんだか心に染みた。
再びリカが今すぐ愛媛に行きたがった理由はさとみが三上と別れるって言ったからだね、たぶん。さとみがフリーになっちゃうと不安だもんね。
さとみに振られた三上の「嫌だよー」はなんとも三上らしくない(笑)泣いてるし。そんなこと言うくらいなら、ちゃんと捕まえておかなきゃ!今更後悔しても、もう遅いのです。
そして、平気で飲酒運転しようとする三上(笑)これはドラマとはいえ、今のご時世じゃシャレにならない行動。
てかさ!リカってばどうしてそうなの!なんで三上にリカで、さとみにカンチなの?普通に男同士、女同士で良いじゃん!大人の女性っていうか、出来た女みたいなのを演じたいのか知らないけど、失恋したさとみのところにカンチを行かせるなんて…本当に理解不能
さとみもカンチの前で泣き出しちゃうし、悪いのはお前じゃない!って言わせるかのごとく自虐発言を繰り返すし。
カンチ、愛媛行きのチケット見ただけでキュンとしちゃったのか?訳が分からない。
第8話「この恋を信じたい」
プリッツゲームのさとみが気持ち悪い。永尾くぅ〜んじゃないよ(笑)てか、勝手に二人を盛り上げる同級生まじうぜー。私があんなことされたら、ぶん殴るね(笑)
もうここら辺から、カンチは完全にさとみに傾いてきたね。さとみへの想いがどんどんどんどん膨らんでってる。
さとみの部屋に荷物を取りに来た三上。同棲しちゃうと別れるとき、こういうことあるから嫌だよね。でも、最後三上に「悪いことばっかりじゃなかった」と手編みのマフラーを巻いてあげるさとみはなかなか良い。
もうカンチやばいです。頭の中はさとみでいっぱい。さとみとカンチとリカの3人で食事のはずなのに結局リカを誘わず二人きりで会うし。しかも、リカもそれを知ってしまった。また、二人でボーリングなんかしちゃって、めちゃめちゃ楽しそうですね(笑)
さとみ「自分はもう三上くんや永尾くんが好きになってくれた私じゃないの。汚れちゃったの」
カンチ「バカ言うなよ!関口汚れてなんかない。今も変わらず憧れの的だよ」
って…。また「汚れてなんかないよ!」って意図的に言わせたな?さとみの野郎!
このことで喧嘩をしてしまうカンチとリカ。リカが電話したのと同時にさとみもカンチに電話していて、リカのほうが電話中になってしまうなんて…。
第9話「行かないで」
ロスへの転勤を止めてほしいリカ。でも、この気持ちは分からないなぁ。だって普通の人は止めないよ。行ってきなよっていうのが普通だよ。だって、こうゆうことは100%自分で決めることだと思うし、そもそも恋人うんぬんで決めるのは良くない。たとえうまくいってなくても、うまくいってても転勤とは別の話だよ。本人が行きたいなら行けば良いし、行きたくないなら行かなきゃ良い。それだけの話だよ。
さとみは三上と別れてすぐカンチかよ。ふざけんなよ、まったく。もうカンチとさとみのこの雰囲気、付き合ってるようなもんじゃん(笑)会話とかさ、お互い好き好き言っちゃってるようなもんだし。
リカもさ、止めてほしいって言うばかりじゃなく、素直になって自分から行きたくない!って泣いたら良いのに。行きたくない!って言う女に、いや、行けよ!って言う男はさすがにいないだろうし(笑)まぁ、カンチ的にはぶっちゃけさとみのほうを好きになりつつあるから(むしろ、もう既にゾッコン?)行ってほしいっていうのが本音のような気もするけどね。
カンチ「俺にはリカの人生背負うなんて重すぎる。もう俺なんかよせよ」
いや〜言っちゃったぁ〜!!ついに言ってしまったぁ〜!
リカ「その頃の私に言ってあげたい。海の向こうへなんか行っちゃダメだよ。もうすぐあなたは素敵な人に出会うんだよ。その人は永尾完治っていうんだよ。好き、カンチ。それだけ」
このセリフ好き。
三上「このまま行かせる気かよ」
カンチ「俺にはあいつ引き留める権利なんかない」
三上「あるだろ。お前ら付き合ってんだろ?」
カンチ「だからってあいつの人生変えること、俺できない」
三上「もう変えてるじゃねぇかよ。お前が彼女と会った時点でもう変わってるんだよ」
この三上のセリフもなんか良いです。
リカと待ち合わせをしたカンチ。1秒でも遅れたら帰るというリカ。そして、カンチが家を出ようとしたその時、インターホンが。でたー!きたー!あの女が!おでんを持ってやってきたー(笑)もう最悪のタイミングです。そして究極のセリフ。
さとみ「行かないで。好きなの」
しかも、しつこい(笑)行くわけにいかなくなっちゃったよ、カンチ。もう時間過ぎたし。あーあ、リカ可哀想。何、抱きついてんだよ!さとみっ!
第10話「約束」
さとみ「三上くんのときは我慢したの。待ってれば良いんだって。待ってれば、いつかきっと帰ってきてくれるって。でも、だめだった。だから、もう後悔したくないから。行かせたくなかった。失いたくなかった」
このセリフを聞いて少しはさとみのあの行動の意味が理解できたし、気持ちも分かった気がした。まぁ、都合良すぎだけど。
「私が振ってあげる」と明るく言ったリカが悲しすぎる。走り出して泣いちゃったけど、追いかけなくていいの?まぁ、追いかけたって言うことなんか何もないよね。って、思ってたら先回りしてた。
「このままリカのこと中途半端にしたくない!」って…けじめつけないと自分がさとみにいけないからじゃんね。「絶対別れたりなんかしない!」と泣くリカが可哀想。でも、カンチの辛い気持ちもすごく分かる。好きって気持ちが薄れちゃうのって周りからどんなに酷いと言われようがどうにもできない。他に気になる人が出来たら尚更。というかカンチは元々ずっとさとみに気持ちがあったわけだから。さとみと電話するカンチの言葉を聞いてそんなふうに思いました。リカへの“愛”はなくなっても“情”ってなかなか消えないもんね。リカを傷つけてしまったことをちゃんと悲しむことができて、泣くことができるカンチは偉いと思った。
最終話「さよなら」
せっかく奪いに来たのにすでに入籍済みな尚子。がびーん(笑)
しかし、カンチはよくリカを見つけたよね。すごいよ。カンチと愛媛を旅しながら既に別れを決めていたリカ。もうあの時点でポストにハガキを入れていたんだね。電車も1本早いのに乗った。もう分かってたんだろうな、自分たちがダメなこと。もしかしたらカンチは優しいから来てくれる、というか来ちゃうかも知れないけど、それは決して自分たちがこれからも上手くやっていけるって意味じゃないってことを知ってた。バイバイカンチのハンカチが切ない。電車の中で今までのことを思い出しながら泣くリカのシーンは本当に本当に可哀想でならない。
三上が来たからってそこまで嫌そうな顔しなくてもいいのに、同僚(笑)別れた三上とさとみのツーショットはなんだか潔くてさわやかで良い。
結局、新郎や両親を捨てて三上の元に戻ってきた尚子。女の子は素直がいちばんイイよ(笑)そう、思い切って三上の胸に飛び込んでいけばいいんだよ。抱き合う二人は本当に幸せそうで素敵。
3年後。カンチとさとみが夫婦になってて、三上と尚子の結婚式に出席。三上&尚子も親に認められたみたいで良かった。しかし、浮気性な三上がよく3年間も尚子と続いてたよなぁ。さすが結婚に至るだけあるわ。運命だったのね、きっと。そして、その帰り道、帰国していたリカに会う。なにもリカ!って呼ばなくても(笑)あっちは永尾くんってちゃんと言ってたけど。
まぁ、こうゆう終わり方もあるよね。当時リアルタイムで観ていた従姉がプリプリしながらうちに来て、カンチとリカが結ばれなかったことをめちゃめちゃ怒っていましたけど(笑)でも、まぁこんなラストも良いよね。最後に笑ってやっぱりカーンチ!って呼ぶリカは可愛かった。そんなリカのキャラにぴったりのラストだったから良い。カンチとさとみもなんだかんだでお似合いだし、今も一人だしいちばん傷ついたのはリカだけど、まぁみんな幸せになれてめでたしめでたしで良いんじゃないかなと思いました。

東京ラブストーリー DVD BOX

東京ラブストーリー DVD BOX