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2016/02/15 (月) ことしも

[]2016年牡馬クラシック収得賞金レビュー(共同通信杯後編)

皐月賞出走状況

出走順馬名賞金次走
1弥生賞1着
2弥生賞2着
3弥生賞3着
4スプ1着
5スプ2着
6スプ3着
7若葉1着
8若葉2着
9賞金順リオンディーズ3900弥生賞
10賞金順ハートレー3650 
11賞金順エアスピネル3600弥生賞
12賞金順ロードクエスト3200スプリングS
13賞金順プロフェット2900皐月賞
14賞金順サトノダイヤモンド2800 
15賞金順ロジクライ2300スプリングS
16賞金順ディーマジェスティ2300 
17賞金順スマートオーディン2000 
18賞金順ドレッドノータス2000スプリングS
除外除外アドマイヤエイカン1900弥生賞
除外除外プロディガルサン1850青葉賞
除外除外イモータル1800皐月賞回避意向
除外除外ケルフロイデ1650 
除外除外レプランシュ1650 
除外除外ダンツプリウス1400アーリントンC
除外除外マカヒキ1400弥生賞
除外除外ブラックスピネル1200すみれS
除外除外マイネルラフレシア1200 
除外除外ラヴアンドポップ1200すみれS
除外除外ロスカボス1200すみれS
除外除外アドマイヤモラール1100スプリングS
除外除外リスペクトアース1050 

ダート・短距離路線の馬を除外したリストではドレッドノータスまでがほぼ出走できるという状況。もちろん、トライアルで賞金を持っている馬が枠を埋めると繰り上がりでドンドン出走可能になるんだけれど。そんでもって、各トライアルの枠がどれくらい埋まりそうかというのを推定して、イモータルを皐月賞回避情報で、スマートオーディンNHKマイルに回ると推定して改変した表が↓

出走順馬名賞金次走(前走)
1弥生賞1着リオンディーズ3900弥生賞
2弥生賞2着エアスピネル3600弥生賞
3弥生賞3着マカヒキ1400弥生賞
4スプ1着ロードクエスト3200スプリングS
5スプ2着
6スプ3着
7若葉1着
8若葉2着
9賞金順ハートレー3650共同通信杯
10賞金順プロフェット2900皐月賞
11賞金順サトノダイヤモンド2800きさらぎ賞
12賞金順ロジクライ2300スプリングS
13賞金順ディーマジェスティ2300共同通信杯
14賞金順(すみれS1着)2200
15賞金順ドレッドノータス2000スプリングS
16賞金順アドマイヤエイカン1900弥生賞
17賞金順ケルフロイデ1650
18賞金順レプランシュ1650
除外除外ダンツプリウス1400アーリントンC
除外除外ブラックスピネル1200すみれS
除外除外マイネルラフレシア1200
除外除外ラヴアンドポップ1200すみれS
除外除外ロスカボス1200すみれS
除外除外アドマイヤモラール1100スプリングS
除外除外リスペクトアース1050

有力馬が揃い踏みの弥生賞はリオンディーズ、エアスピネル、マカヒキの3頭で決着。スプリングSは毎年素直に賞金持ちで決まらないので、ロードクエストの1頭のみとする。若葉Sは現状賞金持ちの出走予定がないので賞金下位の馬で権利を持っていく。ブラックスピネル、ラヴアンドポップ、ロスカボスのいずれか、もしくは収得賞金900万の馬がすみれSを勝つと2200万or1900万となる。毎日杯は、そこで賞金を積んでも元々皐月賞に出走できる収得賞金がある馬がそのまま予定通り皐月賞に進む場合が多いため、賞金獲得予定からは除外。

このリストだとケルフロイデもレプランシュも1650万で皐月賞には出られる計算。すみれS弥生賞でほぼ出走状況は見えてくるはず。去年もアヴニールマルシェドゥラメンテポルトドートウィユノーザンファーム産の高馬3頭が1650万で並んで「どうするのこれ」という状況に置かれたものの、有力馬の回避が相次ぎ結局皐月賞はフルゲート割れという事態になっているので、今年もなんだかんだケルフロイデとレプランシュのノーザンファーム産のそこそこ高馬(ケルフロイデ3600万、レプランシュ5000万)は皐月賞には出られるのではないか。

それにしても、2年連続でノーザン系クラブのそれなりに値段のする馬が1650万で溜まってる*1のは何かのジンクスなのだろうか。尚、2014年に収得賞金1650万で出走した馬はキングズオブザサン(社台F産・社台RH)とウインフルブルームビッグレッドF産・ウイン、若葉S2着で権利確保)、2013年、2012年は出走なし。出資会員をやきもきさせるシステムみたいなものがあるのだろう(適当)。

関連、去年の同時期のレビュー

2015牡馬クラシック賞金争い〜共同通信杯終了時点

ドゥラメンテNHKマイルに絞れる!」みたいなこと書いたら皐月賞にすんなり出てきてそのまま二冠達成という見る目のないこと書いちゃってますね。反省しましょう。

*1:個人的に1650万沼と呼んでいる

2016/01/04 (月) 自称・ディープ牡馬鑑定士

[]2015-2016 POG指名馬雑感、前半戦レビュー(合計13485ポイント)

BS-POG-1(2015-2016) - americanboss

勝ち上がり7頭、内新馬勝ち5頭と1勝目は順調に行くものの、11月くらいまではどうにも2勝目が遠そうな情勢。そこからラニがダートの500万特別圧勝し、年末のホープフルSでハートレーが強い勝ち方をして1位折り返しとなった。牡馬牝馬G1勝ちをしたメジャーエンブレム・リオンディーズ共に指名者がおらず、朝日杯2着のエアスピネルも誰も取っていないため、後はダービーロードクエスト・サトノダイヤモンド・プロディガルサンあたりとのアトサキ次第で総合優勝も十分狙える楽しみな2016年シーズンとなりそう。

1位 リライアブルエース 0ポイント(牡/父ディープインパクト 母ゴールデンドックエー)

プロディガルサン(ラヴズオンリーミー)やサトノダイヤモンド(マルペンサ)を堂々と見送って一本釣りした本馬であるが、脚部不安で恐らくPOGシーズンはまともに走れることができないっぽい。まあ、ホームラン狙いの1位指名なだけに「まともに走れればダービー級」を振り抜くスタイルにならざるをえないので多少は仕方ない部分もあるし、一応自分基準で脚元に問題なさそうだと思って1位突撃した馬なだけに正直頭を抱えた。一口やっててもこの「無事にデビューまでたどり着くのが当たり前に見えていかに難しいか」にぶつかっているだけに、もう「そういうこともある」と割り切るしかないわけでございまして。ただ、リライアブルエースの件だけで自分の「馬を選ぶ基準」を変えようとは思わないし、クラシックシーズンはダメでも脚元が良くなればリライアブルエースはちゃんと「走る馬」になってくれると信じているわけで。来年も似たような馬を1位に持って来ようと思う。

しかし、……、マルペンサだったか……。

2位 シンハライト 700ポイント(牝/父ディープインパクト 母シンハリーズ)

狙いより少しデビューが遅くなり、デビュー戦で強い勝ち方をした後に再調整で次は1回京都紅梅Sへ。デビュー勝ちした瞬間に2歳女王もらったくらいの気持ちでいたものの、「馬は難しい」は1位リライアブルエースと同じ。順調にレース使うのがいかに大変なことか……。なんとか桜花賞まで駒を進められれば、ディープ牝馬だし十分にワンチャンあるはず。飼葉食おう、シンハライト!

3位 ハートレー 7200ポイント(牡/父ディープインパクト 母ウィキッドリーパーフェクト)

デビュー戦をムーアで楽勝して、ホープフルSロードクエスト・バティスティーニに続く3番人気とクラシックシーズンもわりと戦えるのではくらいにグリーンチャンネルで返し馬を見ていたら、あまりのデキの良さにビビってしまった。

レースでもまさにディープインパクト皐月賞のような内容で、直線で必死に追いすがるロードクエストを更に引き離して完封。ピックアップ時点ではここまで強いというイメージはなく、自分の中でのディープ牡馬を選ぶ基準に合致していたからリストに「入っている」程度の印象だったんだけれど、もっと低い順位でも取れるはずの関東のディープ牡馬をわざわざ3位で指名しているので、当時もそれなりに「欲しかった」ことは確かなのだろうw

4位 カイザーバル 1100ポイント(牝/父エンパイアメーカー 母ダンスインザムード

良血とは言えエンパイアメーカー牝馬をこの指名順なんだけれど、デビュー戦を圧勝してアルテミスSで2番人気7着、その後自己条件の白菊賞で2着、まだまだ桜花賞狙える位置にいる。白菊賞はJCの真裏だったけれど、次走ちゃんと騎手確保すれば確勝だと思うのでクラシック戦線には乗ってくるはず。

5位 シークプレジャー 0ポイント(牝/父マンハッタンカフェ 母ワールドリープレジャー)

調教中の骨盤骨折が原因で亡くなってしまったそうで、デビュー早そうなら大丈夫だと思って指名したものの、やはり大型馬はリスクが高いということを思い知らされることに。Game On Dudeの妹なので繁殖としても期待できる馬だっただけに残念でならない。

6位 マツリダバッハ 950ポイント(牡/父ディープインパクト 母ムーンレディ)

中山芝千八の新馬戦をまあまあの内容で勝ち上がり、続く自己条件を5着→4着と着実には稼いでくれている。千葉サラで1億8千万の馬が走らなかったらマズいでしょう理論で良く見ずに指名したものの、楽しませてはくれている。果たしてクラシック路線には乗れるのか、頑張ってくれ社台ファーム

7位 ラニ 1810ポイント(牡/父Tapit 母Heavenly Romance)

芝のデビュー戦で足の遅さがハッキリしてスパっと見切ってダートに転向。ダートの未勝利戦で初戦はスタートから全然進んで行かずに勢いがついた時には勝負が決していて2着まで、未勝利2戦目はなんとか行き脚がついて圧勝。勝ち上がった翌週に連闘でカトレア賞に出走、芝スタートの東京ダート千六で外枠から全然行き脚がつかず、ダートコースに入ってから前を追い上げてコーナーで強引にマクっていって最後まで止まらずここも完勝。これで全日本二歳優駿や!と思ったものの、何と出走馬決定順はJC週の賞金加算では動かないみたいで出走は叶わず。

ヒヤシンスSからドバイUAEダービーを目指すとのことで、去年のゴールデンバローズよろしく頑張ってほしい。せっかくのTapitなんだからチマチマとオープンで稼ぐなんてマネしないでドカンとドバイ行っちゃったほうが良いでしょう。UAEダービー勝ったら*1次はケンタッキーダービー

8位 ストロングファルコ 170ポイント(牡/父キングカメハメハ 母アスペンリーフ)

デビュー戦から3戦連続5着。赤本で「おっ良血の薄いキンカメだしリリーバレーだし取ってみるか!」と思って引いてみたら、デビュー戦434kgで出てきてしまった。ち、小さいだけだったの……。脚は使えているのでダービーまでに未勝利戦の順番は回ってきそうではあるものの、上に行ったら厳しそう。

9位 マカヒキ 700ポイント(牡/ディープインパクト 母ウィキウィキ

秋華賞当日の芝千八の新馬戦でえげつない末脚を披露して圧勝も、レース後鼻出血で立て直しへ。若駒Sで復帰予定とのことで、早くもサトノダイヤモンドとの対決となりそう。鼻出血はクセになると大変だけど、まともなら十分やれるポテンシャルは感じるので何とか持ちこたえてクラシックに間に合って欲しい。

10位 ナイトインブラック 855ポイント(牡/ローエングリン 母ステレオタイプ

函館デビューで3着、秋の東京の未勝利戦を2つ目で勝ち上がって、全兄ロゴタイプが頭角を現したベゴニア賞では前と大きく離される5着に終わっている。兄とは違いワンペース気味なところがあるので、千四で何とかファルコンSあたりで勝負になってくれると良いのだが……。

総評

ハートレーが強そうなのでこのまま優勝するぞ! シンハライトも桜花賞勝っちゃおう!

ハートレーのホープフルS勝利で、これで一昨年のトーセンスターダムきさらぎ賞)、昨年のリアルスティール共同通信杯)に続いて上位指名のディープ牡馬で3年連続期間内のクラシック路線重賞勝利を達成。ディープ牡馬は見えている……はず。牝馬路線はシンハライトとカイザーバル、ダートドバイ路線はラニ、短距離は(一応)ナイトインブラックがいるので、各路線とも楽しみなシーズン後半戦となりそう。

*1南半球産馬には勝てない

2015/12/13 (日) 小牧太、京都駅の方へ行く

[]2015年 第67回阪神ジュベナイルフィリーズ雑感・回顧

阪神ジュベナイルフィリーズクリストフ・ルメール騎乗のメジャーエンブレムが内枠から好スタートを決め、不安だった折り合いもまずまずついて後続17頭を引き連れ最終コーナーを回り、直線では後続を突き放してそのまま危なげなく1着でゴールイン。ルメールはこれがJRA所属となってから嬉しいG1初勝利。デビュー直後のルール違反など紆余曲折を経て、フランスからやってきた名手はようやく関係者の期待に応えることができた嬉しさを勝利騎手インタビューでも爆発させた。

メジャーエンブレムの父はダイワメジャーダイワメジャー牝馬はもう少し短距離で結果を出すイメージがあるのだが、阪神外回りのマイルG1でも完勝して見せた。次は同コースの桜花賞、そしてその後は距離延長のオークスに向かうのかNHKマイルに向かうのか。

今日メジャーエンブレムを2歳牝馬チャンピオンに導いたルメール騎手が来年のクラシックの鞍上として当たり前のように計算が立つというのが、JRAの通年免許の大きな意味なのだな、と。世界レベルの名手がスポット参戦ではなく一頭の馬に乗り続けることができるというのは、間違いなく日本競馬のさらなるレベルアップに資することは疑いようもない。これからも、決して遠慮することなく勝ちまくってくれることを願うばかりである。

2着はステイゴールド産駒のウインファビラス。新潟2歳Sではロードクエストに大きく離されながらも渋った馬場でそれ以外の牡馬に先着してきたなど能力の片鱗は見せてきていたので、今日の10番人気は侮られすぎであったか。良馬場発表とはいえ週中の大雨の影響が残る脚元も味方した。3着のブランボヌールはこのコース・レースと相性の良いディープインパクト産駒で、1600mは初距離ながらもよく追い込んできた。桜花賞ディープインパクトのファーストクロップからほぼ独擅場、女王の逆転に一番近いのはこの馬だろうか。4着は人気薄のペプチドサプル、5分の1の抽選をくぐり抜けて出てきた勢いそのままに、前走のアルテミスSと同じ着順まで追い上げてきた。ペプチドサプルは気性を懸念されてこれまで強い追い切りを課せなかったそうだが、*1抽選でも出るつもりで強気に強めの追い切りをして出走、最良の結果とはならなかったが格上相手に堂々とした競馬をして見せた。ルージュバッククイーンズリングと同じマンハッタンカフェの産駒で、来年も牝馬クラシック戦線を賑わせてくれそうな素質馬だが、次からはマークもきつくなり賞金の加算に苦労しそうなタイプ。春本番までは以外と時間がないので、まず彼女は賞金を積むことが急務であろう。5着は最後に末脚目立ったアットザシーサイド。1400mを使われ2戦2勝、4番人気での出走となったが距離を不安視されてかソロソロと後方を追走、進路を探しエンジンをかけてトップスピードに乗った頃には大勢が決していた。決して下手な騎乗だったわけではないが、鞍上の三浦皇成G1を勝てない理由が凝縮されていたような競馬になってしまった。1400mのフィリーズレビューではルメール騎手に戻って出走権をしっかり掴んで桜花賞の舞台に進んできそうである。2番人気デンコウアンジュはメジャーエンブレムを射程圏に捕捉しながら早めに動き自ら捕まえに行く競馬がハマらず7着まで。新馬戦やアルテミスSの内容を見る限りは、展開に注文をつけずに馬の気分を損ねないように道中を追走し、徐々にエンジンをかけて直線勝負に賭ける内容でしかハマらなそう。血統的にもオークスはドンズバなのでそこで狙いたい。

レース中に気になるできごとがあった。スタート直後にキリシマオジョウが好発のメジャーエンブレムを外からかわして行ったかと思うと、フラフラと外を走って3角あたりから失速気味に外へ膨れていって、直線では完全に走るのをやめて外へ外へと逃避していった。勝ったルメールがその動きを民放のインタビューで「近くでフラフラしていて危なかったので突き放したら、小牧さんが京都駅の方へ行った」と話していた。*2幸い故障などではないみたいだが、先行してコーナーで走る気をなくしてしまった馬を後続への影響を抑えて無事にレースから離脱させた小牧騎手ファインプレーであった。

上記「小牧さん京都駅の方へ」の発言もそうなんだけれど、ルメールデムーロの両騎手のインタビューは「何か面白いことが起こるのではないか」という期待感を持って見てしまう。2人の明るい人柄*3もそうなんだけれど、まだ拙いながらも日本語で一生懸命少年のように素直な言葉で話してくれるからだろうか。騎手課程を卒業して周囲の関係者に大事に育てられた騎手に彼らのような振る舞いは無理だろうし、するべきではないと思うが、同じようにインタビューに素直に言葉を紡ぐ騎手が日本人にもいた。武豊だ! まさか名手2人がターフを賑わせるだけではなく、インタビューまで強力なコンテンツに仕上がってしまうとは外国人通年免許制度作った当初は誰も想像していなかっただろうなぁ……。

*1:たまたま見ていた前日の競馬コンシェルジュ情報

*2:明後日の方向へ走り出すことを外国ではこう表現するのだろうか?

*3ルメールはどっちかというと真面目さが勝ってる感があるが