武豊はわざと勝っている。わざと勝っているし、わざと馬群に突っ込んでいる。
競馬ニュース - netkeiba.com | ウオッカ武豊騎手「下手でしたね」
1着ウオッカ(武豊騎手)
ホッとした。ドキドキさせてすみません。いいスタートを切れ、直線向くまでは完ぺきに運べた。ただ直線は…下手でしたね。なかなかスペースもなくて、妙に安全策をとろうとしたのが裏目。馬には厳しいレースをさせてしまった。ストライドを伸ばしたのは最後の1Fを切ってからだった。それでも勝つのだから強い。きょうは馬をほめてほしい。いい騎乗ではなかったが馬に助けてもらった。一戦一戦、勝つことが義務と思っている馬。今が完成期、一番強いと思えるくらいに充実しているよ。
武豊劇場。
- バクチってのは最後まで熱い勝負でなければならないんですよ。残り200メートルで大勢が決してしまったら、1600mも走らせる意味がないじゃないですか。
- 競馬は賭け事でありスポーツであるのと同時に、エンターテイメントでもあると思うんです。7馬身差で勝ってもハナ差で勝っても払戻金が一緒なら、ハナ差のほうが最後まで楽しめていいでしょう?
- ドキドキしたでしょう?ハッハッハッハ、これが競馬、ディスイズ・ザ・ケイバなんです。
- ヒーローは「もうダメだ!」って場面になって出てくるものでしょう?途中で結末がわかってしまうミステリーなんて、誰が読むんですか。
- 勝てるレースってのは、いかに負けないかを考えて乗るんじゃ楽しくない。いかに勝つかを考えて乗ったほうが万倍は楽しいし、見ているお客さんなんかはもっとなんじゃないかな
- 残り200メートルで、誰もが「さすがのウオッカももうダメかも」と思ったでしょう?そう思わせた時点でボクの勝ちなんですよ。
- 確かに海外の競馬のほうが伝統があってレベルも高いかもしれない。でも、日本の競馬だってこんなに面白いんだぞって、ボクはウオッカの使命はそういうところにあると感じて乗っています。
上記の武豊のコメントっぽいセリフは、残念ながらすべて筆者の妄想です。安藤勝己の桜花賞・オークス同様、手放しで褒められたものじゃないけれど、面白いから大好きなんです。
オマケ。ダービージョッキー横山さんからの壮絶なDIS
4着カンパニー(横山典弘騎手)
よく走った。頑張っている。内へ行く選択もあったが、インで詰まる馬もいたからね。外で良かったのだと思う。
引用文中の強調表現は筆者によるもの。大外カンパニー!*1の競馬も、3着争いで内外離れてどっちだどっちだ!って感じで良かったと思う。
*1:昨日の記事参照