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2015/11/12 (木) 3getsのカーテン

[]福永祐一の2着伝説は面白くないが、実は3着伝説があったという話

福永祐一といえば……2着である。福永祐一騎手の中央G1勝利は18回だが、2着はそれを上回る23回(南部杯除く)。一番最初の2getは象徴的なキングヘイロー皐月賞、あそこから福永祐一の2get伝説は始まったのだ。その後も、エイシンプレストンでマイルCS2年連続2着、ラインクラフトでは秋華賞高松宮記念で2着、エピファネイアではクラシック3冠のうち皐月賞ダービーで2着など、デビュー3年目の1998年から、2004年、2010年、2011年を除くすべての年で2getしている横山典弘騎手に続く2getterなのであ……、って、あれ? エイシンプレストン香港G1を3つも勝った馬だし、ラインクラフトでは2getする前に桜花賞NHKマイルも勝ってるし、エピファネイアは最後の1冠菊花賞で圧勝してるし、なんだこの2着ラインナップ、ノリさんに比べると全然面白くないぞ? もっと、菊花賞で4年連続2着とか、ローズバドG1連続2着とか、そういう見応えのある2着はないのか……? 人気も2番人気とか3番人気ばかりじゃないか! 1番人気2着がラインクラフト秋華賞だけだし、(あくまで、ノリさんに比べて)全然才能を感じない……


輝かしき(?)福永祐一2get記録

15菊花賞リアルスティール
15安田記念ヴァンセンヌ
15皐月賞リアルスティール
14JCジャスタウェイ
14マイルCSフィエロ
13ダービーエピファネイア
13皐月賞エピファネイア
12皐月賞ワールドエース
09宝塚記念サクラメガワンダー
08秋華賞ムードインディゴ
07ダービーアサクサキングス
07天皇賞エリモエクスパイア
06スプリンターズSメイショウボーラー
06オークスフサイチパンドラ
06高松宮記念ラインクラフト
05秋華賞ラインクラフト
03高松宮記念サニングデール
02マイルCSエイシンプレストン
01マイルCSエイシンプレストン
00高松宮記念ディヴァインライト
99マイルCSキングヘイロー
99エリザベス女王杯フサイチエアデール
98皐月賞キングヘイロー

特筆事項としては、キングヘイローエイシンプレストンラインクラフトエピファネイアリアルスティールと2着を2回している馬が5頭いて、キングヘイロー柴田善臣騎手で後に高松宮記念を勝った*1以外は、エイシンプレストンラインクラフトエピファネイアまでが福永祐一を背にG1を勝ったことがある、という点だろうか。*2リアルスティールは現時点ではまだまだチャンスはある。

また、サニングデール(翌年の高松宮記念)、フサイチパンドラ(同じ年のエリザベス女王杯)ではその後自身の手でG1馬へ導いていて、アサクサキングス菊花賞で四位騎手G1を勝たせている。メイショウボーラー(前年のフェブラリーS)、ジャスタウェイ天皇賞・秋ドバイDF安田記念)についても、既にG1を勝っている馬での2着ということになり、2着であることに価値のある2着、というインパクトが感じられないのである。キングヘイローワールドエースエピファネイアリアルスティール皐月賞2着からのダービー芸くらいか。

こんなに2着記録があるのに平々凡々とした男だなぁ、と思って福永祐一G1成績を眺めてみたら……

「あれ、2着より3着のほうが多くね?」

そう、実は福永祐一騎手、2着(23回)よりも3着(30回)のほうが多く、しかも2003年から2014念まで12年連続3着記録の継続中なのである。――が、2015年は既にスワンSでの落馬事故で骨折し年内休養とのことなので、この記録が途絶えてしまうことがほぼ決まってしまっているのである。残念……。*3


輝かしき福永祐一3get記録

14宝塚記念ヴィルシーナ
13マイルCSダノンシャーク
13桜花賞プリンセスジャック
12高松宮記念ロードカナロア
11有馬記念トゥザグローリー
11スプリンターズSエーシンヴァーゴウ
11ヴィクトリアマイルレディアルバローザ
10朝日杯リベルタス
10マイルCSゴールスキー
10NHKマイルリルダヴァル
10桜花賞エーシンリターンズ
09菊花賞セイウンワンダー
09オークスジェルミナル
09桜花賞ジェルミナル
08安田記念エイシンドーバー
08高松宮記念スズカフェニックス
07阪神JFエイムアットビップ
07天皇賞カンパニー
06秋華賞フサイチパンドラ
05マイルCSラインクラフト
04阪神JFラインクラフト
04NHKマイルメイショウボーラー
04皐月賞メイショウボーラー
04フェブラリーSスターリングローズ
03JCDハギノハイグレイド
03皐月賞エイシンチャンプ
00安田記念キングヘイロー
99スプリンターズSキングヘイロー
97朝日杯フィガロ
96エリザベス女王杯シーズグレイス

デビュー年から1998年、2001年、2002年以外は3着を続け、2着伝説(?)の際も名前のあったキングヘイローメイショウボーラーラインクラフトフサイチパンドラなども堅実に3着に持ってきている。ジェルミナル桜花賞オークス連続3着からは3着力を感じるし、最大のポイントは「あのロードカナロアに乗って唯一3着まで負けた男」だろうか。そしてそこで3着力を使い果たしたのか、それまで年3回程のペースで積み上げていった3着は、2013年桜花賞のプリンセスジャック、2013年マイルCSダノンシャーク2014年宝塚記念ヴィルシーナとあからさまにペースが落ち、そして2015年ついに記録が途切れてしまう。リアルスティール三冠レース2着、4着、2着がもったいなかった。

ちなみに、TARGETにデータがある限り*4の調べでは、最多3着は武豊の43回(ナリタタイシンダービースペシャルウィーク皐月賞など)、2位が横山典弘の31回(メジロライアン皐月賞菊花賞ロイスアンドロイス天皇賞JCなど)、そして福永祐一が3位の30回。その次が蛯名正義の21回(ホッカイルソー菊花賞天皇賞レディパステル秋華賞・翌年のエリザベス女王杯など)と大きく離れていて、やはり「2着力がある騎手は3着力もある」という結論に達するのである。

参考データ

2着回数
1武豊53
2横山典弘43
3福永祐一24
4蛯名正義20
5四位洋文18
4着回数
1武豊44
2横山典弘25
3福永祐一24
4蛯名正義23
4柴田善臣23
6藤田伸二17

岡部幸雄 24回(1986年以降)

4着以降は突出した数字が出ないので、やっぱりこの人たち何かあるんだな……。

ボツ企画

福永祐一は2着3着力の高さが横山典弘牝馬での強さが松永幹夫、奥さんの華やかさや血統のスター性が武豊、そして公務員騎乗っぷりが柴田善臣と、1966〜1969年生まれの4人のトップジョッキー(?)を悪魔合体させたような男だ、みたいなネタを考えたけど、データ出すの大変すぎワロタだったので「2着3着力」に絞って書きました。

関連

横山典弘騎手、中央のG1競走で16年連続2着を達成!(2010年の記事)

ちなみにこの記事の後に2012年まで18年連続2着を達成したものの、2013年に途切れて2014年も2着はない。2015年スプリンターズSサクラゴスペルで2着をもぎ取った。

*1:その時の2着が福永祐一騎乗のディヴァインライト

*2エイシンプレストン香港G1を3勝

*3有馬記念までに電撃復帰してリアルスティールで3着狙えないものか……

*4:1986年以降

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