吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

ホリエモンは現代のトリックスターであり、「既成秩序の破壊」がその役割である。 @絵文録ことのは

http://kotonoha.main.jp/2005/02/24horiemon.html#more

あははは。これは私の考えに近いな!
先日、ホリえもんは、新聞・テレビを殺しますのか(http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20050214#1108363908)というエントリーを書いたせいでパっと見た人には私が嘆いている!ホリエモン批判派!?と思われているかも知れないけど、そんなわけはない。否定も批判もするつもりはない。ただ、おもしれえなーこの人の個性、もっとやっちゃえやっちゃえ!もっと巧く儲けてくれ。ただ、お金を落とすところは結果的に社会のためになって自分の生まれたこの世界がちょっとでも居心地良くなるように金をつかってくれればいいのにと期待をこめて思うばかりだ。何を崇拝するかなんてその人個人の問題だし、それが神様だろうが金だろうがなんだってそこのところを批判できるわけがないよ他人が。

私はただ、ホリエモンが金以外に心ときめくなにかを見つけてくれればちょっと世の中よくなると思うので、そうなって欲しいな、と願う。
自分だけ金を貯めこんだってしょうがないから金持ちこそ、くだらないと思われる感情によって動かされるようなノイズ的なものにがっつんがっつんお金をかけると厄落しになると思う。おまじないみたいなもんだ。むかしの貴族はそうだったに違いない。芸術家を囲ったりして。

影響力のある人は自分の行動によって間接的に何かを殺していく。間接的に何かを殺してしまったらその分、生まないとそこに「呪」が発生するというのが私の最近の定説だ。キチガイだと思われるだろうがなんとなくそうなんじゃないかな、って思うのだ。

そういえば水木しげるはそういった嫉妬を除ける匠である。自分の中の嫉妬心との折り合いのつけかたも天晴れだが、除け方も心得ている。嫉妬スペシャリストとしてかなりいい生き方をしている。嫉妬とは妖怪であるとも言える。そうだ!ホリエモン水木しげるを読ませればいい!絶対、あいつ手塚治虫全集しか読んでないって!マンガは。それかドラえもんくらいか?大人になってから再読してはいないとみたね。ブラックジャックによろしく!くらいは読んだかも知れないけど。あと、モンスターとかだろうか。

みごと脱線。戻ります。本線に。

だんだんと思うのは消費者がいちいちこれがいい!あれがいい!と声を上げていかないといいものが流通しなくなる世の中になってきてるのかしら。と思う。好きなら好きっていわなきゃだめ。声のでかい自己顕示欲が激しい人の好みのみで世界は回っていくのか?それは嫌な世の中だ。
嫌いな企業の製品はいくら安くても買わない。いいものに、自分の好きなものに金をかけるということをもっと意識していけば世の中はわりと良くなるのかも知れない。もっと意識しよう。とか思ったりする。
結局、地道な草の根運動ですかね。わからないですけど、CCCDとかってのもそういうのが功を奏して早いうちになくなったんじゃなかったっけー。とか思う。知らないけど。
でも実際のところ安ければいいって人もいれば、いいものが欲しいっていう人もいて二極化していくんだろうなーコンビニのカップ麺のように高級志向商品と廉価版商品でひしめきあってるのを見て思う。ポリシーのある人とポリシーのない人。私はポリシーのある人の方がいいな。そういうほうがカッコイイ。

買うという行為は作り手と受け手を結ぶ意思表明なんだということをなんとなく忘れてしまいがちだけど、忘れないようにしようと思う。しようではないか。そういうことの小さな積み重ねが世界をちょっとだけ豊かにするはずだ。好きなら好きって言おうよ!貢ごうよ!音楽を愛して本を愛してゲームを愛してマンガをこよなく愛して。私の愛は無限大。尽きることなくとめどもなく愛で満たそうではないか。愛だけだ愛だけだ。私の生きているこの世界がつまらないなんて許せない。愛されなくちゃ愛されないのさ。愛し愛されて生きるのさ。世界にZokkon愛!誰だって世の中に絶望なんかしたくない。したくないはずなんだ。