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2007-10-22

[][]書店POPの描き方(その1)

 こんにつわ。吉田です。突然ですがきょーは書店POPの描き方を誰にも頼まれていないのに書こうと思います。

 

 このサイトの読者のみなさまは当然ながら7月7日発売された拙著『サマースプリング』はお買い求めいただいたことと思います(買ってなかったらとりあえずなくならないうちに買ってください)。ネットからの売り上げがなかなかだったようで、要するに「熱心なファンは買っている」という状況だと思われます。しかし、裏返せば「知らない人にアピールできていると言い難い」状態だと思います。一部、書店(太田ということもありサブカルが強いところではけっこう売ってもらってる模様)やレコード店などでは、未だにバーンと置いてもらっているますが、いかんせんまったく宣伝していないので、ゲラゲラ笑えるほど売れているわけではないです。はっきりいって出版不況。今どき、なんの後ろ盾もコネもない新人の小説1冊本が出たくらいで家が買えるようなこともなく、ふつうに考えたら地道に就職して働く方が生涯年収は多い時代。よっぽどの強い動機がない限り、本なんか出すもんじゃないですよ!ということは書き手で一度でも本を出したことがある人ならご理解いただけると思います。

 んなわけで、少しでも、知らない人に手にとってもらおう!ということで、販促としてPOPをたくさん描きましたので今回、そろそろ書店でも消えていく頃でしょうと見計らって一挙公開したいと思います!

 

 さて、私ですがPOPを今までに描いた経験は皆無。思い起こせば前に働いていた会社で商品POPを作った経験がありますが、それとはまるで180°も違う今回。編集者から送られてきた金銀白のマーカーとカードを前に何をどうしていいのか途方に暮れました。書店POP自体は興味があってよく見ているタイプの私。パッと浮かんだのはヴィレッジヴァンガードのPOPでした。確かに、ヴィレヴァンのPOPはうまい!実際に私のPOPを読者の方が撮って送ってくれたので、紹介しましょうー。

 

 

 

 

 う、うまい!なんかよくわからないけど、読みたくなる気がする!

 

 POPのパターンって、2種類あると思うんですが…

 

 有名な作者の場合なら、読者への語りかけ。あの作者にこんな一面が…的な意外性で客をゲット!

 

 か

 

 無名な作者の場合。てめぇのことなんか知らないけど内容が面白そうだから買うよ!でご購入〜

 

 の流れですよね? ヴィレッジヴァンガードは確実に後者のPOPが多い。読者ターゲットがまだ、知らない人に対して広がっていると思うのです。そこが、あざとく感じたり、負けた!と感じたりする理由なんですが、私のような若輩者が作者様ぶってPOPを描いたらめっちゃ寒いじゃないですか!それは避けたい。

ダメな例>アミの本音。良かったら買ってくださいね(はーと)

 内容の説明になってない上、おまえ誰だよというつっこみが速攻で入る。この手のファン抱き込み式が効力を発揮するのは「アイドル写真集」のみといえる。自分を擬動物化したうさぎか猫の絵で目が><とかなってるのを入れると効果的である。女性読者は即スルー。

 

ダメな例2>てきとうに書いたら本が出ちゃった。酷評はダメ!絶対ダメ!

 これも一気にやる気が失せる。片手間で書いていることがカコイイ!ていつの80年代ですか?と速攻突っ込まれる例。誰でも発表できるこの時代。覚悟がないのに出すんじゃねえ。

 

ダメな例3>傑作ではないですがそこそこオモシロイです…。

 じゃあ、出すなよ!自分でオモシロイって胸はれるもん書けよ!ぬるいよ!ぬるいよ!傑作だと思うモノを書けよ!作者が良いって思ってないモン出すなーーー!

 

 何ツー感じで、要は新人でまだ知られていない作者が「上から目線」「内輪ノリ」「自嘲/自虐ネタ」は厳禁です。これが、著名な作者だった場合「あら、謙虚ねえ〜」「じゅうぶん売れてるくせに(笑)」「今回は肩の力を抜いてサクッと読めそう。」などわりといい効果になる可能性が。どうしても他者評価と自己評価はズレがちなもの。他者評価と自己評価がズレればズレるほど、人は相手に「サムい」という印象を持つものです。寒さを売りにするのも一つの手ではありますが、そうするには露出が少なすぎる!というわけで、ヴィレヴァン式POPを採用したわけです。しかし、ヴィレヴァン的なPOPを描くセンスは私にはない。ならばどうすれば…。

 

 と、ここまで書いて長くなってきましたのでこれは続きは次号!次からは実際のPOPを見ながら説明していきたいと思います。ご期待ください!

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すべて書きました。

ヨシダマガジン 03 大島弓子無限大

一人の作家の作品を年代順に読んでいくことではじめて分かることがあるのでは? 受け手2.0の一つのかたち。今までにないそして今までの血肉を受け継ぐ大島弓子批評です!すべてはわになったぁ!
●取扱店※随時更新
バサラブックス(吉祥寺)タコシェ(中野)

ヨシダマガジンVol.2 『マンガ読んでる?』

多読、それが愛。これは、一人のマンガ狂のドキュメントです。今まで書いたマンガに関するレビューと論考を中心に一口感想など、口当たりまろやかなものから読み応えあるものまでさまざま。作家別の紹介コーナーでは、『ゆずシリーズ』から見える作家の姿・須藤真澄、早すぎた天才・ロクニシコージ(!!!!)などを取り上げています。2008年はマンガソムリエ元年!を提唱する私として、どこからどの切り口で知らないマンガに出合っていくべきか? を模索する初手・一手として!

ヨシダマガジン創刊号『吉田アミは書きました。』

今までのインタビュー、論考、レビューと『サマースプリング』の続編にあたる文章を掲載しています。ライブ会場などで手売りしてます。残僅!

サマースプリング/吉田アミ

自分が想像できる一番、酷いことをしなければならない。 処女作が発売中!平成少女の新定番★美化と共感を許さない少女のリアルとドキュメント。少女の“ほんとう”を覗いてみませんか? 入手困難だと大絶賛中なのでこちらからポチっと!救済ボタン。

書きました。

ロクニシコージ「こぐまレンサ」

復刻に携わりつつ解説も書きました。自信をもっておすすめできる隠れた名作!2009年の今、いっきに一冊読むことではじめて分かる?物語?があなたとの出合いを待っています。[詳細]

雪ちゃんシリーズVol.3「蒼空願望」

パンドラ Vol.3 SIDE-A(講談社BOX)に寄稿。引き続き挿画はロクニシコージ先生!5万円が神様じゃないなら私たちは何を信じればいいのでしょうか。シリーズ完結編で、まさかのボーイミーツガール!信ジタイモノヲ信ジマス……。

メルマガα-Synodos vol.16(2008/11/15)に短編小説「くーねるさん」を寄稿

を寄稿。お料理ホラーです。そんなジャンルはありません。今作りました。インテリ度数200%のメルマガの箸休め的存在?料理で何も解決しないものをと思って書きました。料理で何でも解決しすぎなんだよ!解決とかどーでもいいんだよ!問題提起オンリーでいいんだよ!という話。ではない。

Xamoschi(ゼロアカ道場同人誌)に小説「1989年の地方都市 五万円の神様」を寄稿

2008年、盛り上がりを見せるゼロアカ道場!地方都市というテーマで依頼をいただきました。発行主の批評家・藤田直哉氏にセクハラまがいのインタビューを遂行した結果で出来上がった雪ちゃん2.5ともいえる物語です。

雪ちゃんシリーズVol.2「何でも持っていた、夏。何も与えたくない、春。」

パンドラ Vol.2 SIDE-A(講談社BOX)に寄稿。挿画はあのロクニシコージ先生!不穏さの伏線ばかりが目立つまま「回収しないのかよ!?」というツッコミが幻聴で聞こえてきますが3まで我慢してください!(ヒドイ……)

野性時代 第59号 62331-60 KADOKAWA文芸MOOK (KADOKAWA文芸MOOK 60)

「子宮で考えない大島弓子論」を寄稿しました。位置づけとしては橋本治さんの『花咲く乙女のキンピラゴボウ』に呼応するかたちになっております。その続き。そして、はからずしも橋本治さんのトリュビュートエッセイも載っていたので、繋げてくれた!という想いが溢れました。続いていく。繋がっていく。永遠は、あるよ。

STUDIO VOICE10月号 写真集の現在2008

追悼文「拝啓、赤塚不二夫さま。あなたを愛しております。」を寄稿しました。「バカにみえるためになるには」を脱稿した時には想像できなかった訃報。前衛家の大先輩・赤塚不二夫先生に最大級の敬意と愛を込めて。些細な矛盾をあげつらうより面白さを楽しみたい! そういうことを忘れがちな神経症の時代(by.宮崎駿)にこそ、ユーモアが欲しい。

追悼 赤塚不二夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

「バカにみえるためになるには」を寄稿しました。私たちを自由にしてくれた赤塚不二夫先生に最大級の尊敬と感謝の念を込めて。赤塚批評やエッセイなどはかなりあるので、ちょっと趣向を変えて書きました。赤塚不二夫入門編としても最適な一冊。

リリースされました。

『薔薇のかたちのシ』イメージサウンドトラック

11曲目に Asian Beauty名義で一曲「深沈浸透」を提供しました。このアルバムは鈴木志保先生の新作のイメージサウンドトラックです。

中村としまる×吉田アミ「蕎麦と薔薇」

音楽に詩はない。感情がない。ならば、あえて「文字」をクローズアップ。CDには蕎麦×薔薇テキストが付属されています。無関係な情景が音の中で化学反応を起こし、世界が瓦解する。

VOICES/Fredy Studer

2004年にスイス、チューリッヒにて、フレディと録音したアルバム「Duos 21-27」というのがあるのですが、そのときに収録されなかったテイクがCDになりました。曲名を付けたのは私ではありません。

14 Girls' Life

14人の女性ボーカルが参加、異種交配的組み合わせな豪華アーティストたちが共演するアヴァンギャルド〜ポップの往復切符。「Lion feat.Serph」で、まさかの歌姫参加しています。プロデュースはヒデノブイトウ!

BLICK IMAGE LIMITEDにAsian Beautyで曲提供

ニコニコ動画や初音ミク等の普及で同人音楽なるジャンルにスポットが当たる昨今、東方アレンジCDに群がるヘッズ(クラブ風に)を横目にしつつ巷の空気を全然読まずに作られ、萌え系電波ソングはおろかボーカロイドもケルト風味も強烈なハードコア要素も一切ないこの「コンピレーション」は、果たして同人音楽か何なのか?(BLICK IMAGE LIMITED より)

佐藤実(m/s, SASW) + 吉田アミ / COMPOSITION for voice performer (1997 and 2007)

物理的な現象とその概念をテーマに制作活動を行うレーベルとして、その圧倒的なまでの作品群によって国内外で絶大な支持を得た『WrK』を運営してきた佐藤実 (m/s, SASW)が、ハウリング・ヴォイスという特異な奏法によって、即興演奏/音響シーンのみならず各方面で異彩を放ち続ける吉田アミのために1997年(!)に作曲・録音された作品' COMPOSITION for voice performer 'が、10年の時を経て8cmシングルCDとしてリリース!(ao to ao より)