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移動式月灯

2012-02-03

先月の日記である

せっかく読書メーターはじめたので、まとめ機能使って昨年読んだ本リスト http://book.akahoshitakuya.com/u/134911/commentlist
を日記に貼り付けようとしていたのですが、どうしても妙なところで途切れてしまうのであきらめることにしました。たぶんはてなダイアリーの一日分に書ける日記の文字数を超過してるんでないかなあ。というわけで飽きるまで一ヶ月ごとに読書まとめ貼ってみる。


さて1月にちょっとずつ書いては途中保存を繰り返していた日記です。日記じゃねえな。
ユリイカ2005年5月号[特集=人形愛 あるいはI,DOLL]を最近ぱらぱらと読み返しています。表紙は恋月姫人形なり。
ユリイカ2005年5月号 特集=人形愛 あるいはI,DOLL

再読していて特に面白かったのは小谷真理「少女のためのファム・ファタール
初読時は「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア」の吸血鬼レスタトによって永遠に美少女の姿にとどめられお人形のように愛でられながら精神のみ老いてゆく(そして最後には無垢な少女人形たる自己を投げ捨てて自分がいかにグロテスクなまがいものとなってしまったかをレスタトに叩き付ける)少女吸血鬼クラウディアのエピソードがすごく気になったのですが、今回は「ステップフォード・ワイフ」が観てみたくなった。自ら嬉々としてお人形ごっこや過剰に美しく飾られたドールハウス的世界を楽しむ"知的な""現代の自立した"女性達。レスタトとクラウディアのように男性が無垢な少女のイメージを女性に押し付ける構図ではなくて、さながら女性達に幻想少女というファム・ファタールが取り憑いたみたいだ、という考察が凄くクリティカルでとてもどきどきしました。愛でる主体と愛でられる客体が入り混じる少女趣味と自らの距離のことをよく考えるのですが、わたしもある意味少女憑きなのかもしれないな。
わたしのお人形観はこのエッセイとか、あと同じユリイカに載っていた千野帽子「活字の国のピュグマリオン」(客体化願望の手引き的な)に凄く安直に影響を受けているなあと再認識しました。
あと森見登美彦ラブドール、その名はコーディリア」は「四畳半神話大系」は京都四畳半世界を舞台に腐れ大学生と3人の娘ならぬ美女が織り成すリア王パロディを当初考えていたんだけど、というファンサービス的エッセイでした。初読時は森見登美彦という名前すら知らなかったんだったな。それから津原泰水「YYとその身幹」(これは小説)にぞくっとしたのでこのひとの本読んでみようと思った。


ピングドラムが最終回を迎えてちょっと淋しい今日このごろ。
兄弟妹も荻野目さんも夏芽姉弟も多蕗とゆりさんも、みんな本当は愛し愛されていて、愛を、生命を、運命を分かち合って生きていくんだなあ。そして視聴者に贈られた言葉でもある「愛してる」。例によって全話視聴してもよくわからないことだらけだけれども、愛が繋ぐ多重の輪に胸が熱くなりました。わたしにとって特別な作品のひとつになったなあ。観れて良かった。
でもって、Androidアプリの「撮影戦略」をダウンロードしてみました。写真を撮るとペンギン達が写るよ!
小説2巻買ったので記念撮影してみたり。
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ところでこの傘さしてる子はどなたでしたっけ。
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そんなこんな。今日はこのあたりには珍しく雪が降りました。粉砂糖みたいな。すぐ融けて消える雪。

というわけで先月読んだ本なのです

読書メーターまとめ機能を使ってみた。

1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:954ページ
ナイス数:12ナイス

フェルソン読める胸部X線写真フェルソン読める胸部X線写真
学生のうちに読み終えておくべきだったかもしれない。穴埋め式教科書+コラム+ジョークな感じ。時々(なしてココ穴埋めにしたし…)って気分になるけど、それもフェルソン・ユーモアの一端なのかもしれません。絵合わせ診断用アトラスじゃなくて基礎の基礎から読影作法というか考え方に触れる本。普段自分が蔑ろにしがちな部分にちょっと気付けて面白かったです。しかし手近なとこで探しても入門書はいっぱいあるけどここまでジョークが多い教科書はなかなか見ないな。
読了日:01月28日 著者:
胸部X線診断に自信がつく本 (「ジェネラリスト・マスターズ」シリーズ 1)胸部X線診断に自信がつく本 (「ジェネラリスト・マスターズ」シリーズ 1)
ポケットには入らないけど薄くて軽くて携帯向きサイズの読影入門書。図や説明が平易(というか、できるだけ平易に説明しようとしているのが伝わってくる)。紙や印刷の質が写真メインの本に比べるとどうしても落ちますが、写真が大きく載ってて案外に見やすい。あとシリーズのコンセプトなのか総合医志向ですね。気に入ったので職場に置いてちょこちょこと読み返してます。
読了日:01月28日 著者:郡 義明
栽培植物の世界 (自然選書)栽培植物の世界 (自然選書)
様々な身近な栽培植物が身近な栽培植物になるまでの歴史とそれにまつわるあれやこれや。作物という観点から古今東西を無尽に駆け抜ける本。この先生の視点というか作物史観(今乱暴にでっち上げ造語)で語られるストーリーが面白いです。そして読んでるうちに色んな植物を食べてみたくなってくるなあ。サボテンとか椿とか。内容の妥当性とかはわたしにはわからんのですが、読み物としてすこぶる楽しみました。
読了日:01月23日 著者:中尾 佐助
薬指の標本薬指の標本
静謐。標本製作とは文字通りの固定に他ならない。指先から身も心も緩徐に固定されてゆく表題作はたまらなくロマンティックで、忘れかけていた痛みや飽くことなくガラスケースに見入っていた記憶を掻き立てる。もしかすると標本製作者もまた、とうに固定されてしまった存在なのかもしれないな。他の本も読んでみたい。
読了日:01月17日 著者:小川 洋子
美人画報 ハイパー美人画報 ハイパー
もう10年以上前の本なんだなあ。読んでも真似できないことばかりですが、なんだか普段と違うものを買ってみようかなあと意欲が湧いてきて楽しい。下着の紹介とか特にワクワクします。しかし女子力って2001年からあった言葉なのか。もしや安野せんせ発祥だったり…
読了日:01月16日 著者:
イスタンブール歴史散歩 (とんぼの本)イスタンブール歴史散歩 (とんぼの本)
荘厳たる史跡と街の風景と華やかで血腥い歴史を散策する本。カバー裏のポットと蛇口がくっついたようなチャイサモワールがすこぶる可愛い。有名なモスクやビザンツ芸術はもちろんのこと、西洋風(とか言うと単純に括りすぎだけど)の近代の建造物も華麗で美しいです。この本で初めて見た。歴史エピソードでは、スルタンになれなかった王子達が幽閉されたハレム内の部屋が鳥籠と呼ばれていたエピソードが特に印象に残りました。行ってみたいな、トルコ。
読了日:01月16日 著者:渋沢 幸子,池澤 夏樹

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
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