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2009/06/16

ーOOO-東京駅地下拉麺道 疾風四番勝負

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 東京の顔であり、東京の玄関口である東京駅は、現在大規模な改修工事が行われている最中です。

 たとえば皇居に面した丸の内側は、赤煉瓦の旧駅舎を復元する工事をおこなっています。

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 そんな中、東京駅八重洲口改札を出た先の地下1階に、東京ラーメンストリートが6月17日にオープンすることとなりました。

f:id:an_dan_go:20090616124449j:image:left オープン前日である16日に内覧会が行われたのですが、AMNさんのイベントで私はここにブロガー枠で参加してきましたので、レポートをさせていただきます。

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 東京という街はラーメン激戦区で、地方から来た人の中には「東京に来たらまずラーメン店巡りがしたいなぁ」という人も多いとか。

 東京の玄関口で東京の顔となるであろうこの東京ラーメンストリートには、どんなお店が集合したのでしょうか?

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  1. 「2代目 けいすけ 海老そば外伝」
  2. 「塩専門 ひるがお」
  3. 「六厘舎TOKYO」
  4. 「らーめん むつみ屋」

 中には有名なチェーン店もありますが、有名な行列の出来る店の初めての支店で「本店の他にはココでしか食べられない」というようなものもあります。

 それぞれのお店はどのような個性を見せてくれるのでしょうか。

 実際に食べてきました。


*1「2代目 けいすけ 海老そば外伝」

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 「2代目 けいすけ 海老そば外伝」

東京ラーメンストリート店限定の伊勢海老そば、濃厚海老つけめんなどを提供する他、海老をテーマとしたサイドメニューをご提供致します。


 「伊勢海老そば」850円

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スープに厳選素材の伊勢海老をふんだんに使った「伊勢海老そば」。大量の伊勢海老を芳ばしく炒め、旨味を引き出し鶏ガラ、もみじ、香味野菜を加え、8時間以上炊き出しました。伊勢海老の香りを極限まで封じ込めた贅沢な一杯です。


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 フレンチで12年、和食で5年の経験を積んだ店長が作り出す独創的で斬新なラーメンが売りのお店。

 斜めに傾いた形に作られたドンブリに、発想の斬新さの一端を見る。

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 お店の特注のレンゲがオタマみたいにデカい。これまた斬新。

 …ってかオイラ的には置き場所に困った。

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 やや細めでつるりとした麺。

 伊勢エビはスープとして使われているので具の中には入っていないが、えびみその香りがとても濃厚。ワタリガニの味噌汁にも似ていると思ったが、実際ワタリガニも入っているらしい。

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 冷水が炭で濾過されていて気が利いています。

 さまざまな特注の食器類、おしゃれな内装といった細やかな部分に大きな価値を見いだす人ならば、「伊勢海老そば」一杯850円は高いとは言えないだろう。

 おなかが空いていたせいもあり、量に物足りなさを感じたが、サラッと完食。

 エビやカニのミソの香りが濃厚な一杯でした。


*2「塩専門 ひるがお」

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「塩専門 ひるがお」

 塩専門ひるがおを味わうことができるのは、駒沢本店の昼間の時間帯を除き、東京ラーメンストリート店のみ。


「塩玉らーめん」800円

f:id:an_dan_go:20090616133313j:image:left 鶏ガラ煮干し、貝柱でとったスープはさっぱりながらも深いコクとうまみに溢れています。カンホアの塩を使用し、全てにこだわった総天然素材の塩ラーメンです。

 ラーメン激戦区の環七で2000年にオープンし、環七で一番行列の出来る店になった「醤油魚介らーめん せたが屋」。

 「塩専門 ひるがお」は本店の昼間の時間帯に出されていた物だが、今回東京ラーメンストリートに初出店。

f:id:an_dan_go:20090616133419j:image:right 細ストレート麺。やや固いのに生っぽさがないので不思議。 お店の方曰く「いわゆるラーメンではなくて、日本そばっぽい感じを出してみました」とのこと。「歯ごたえにもこだわって、三種類の太さの違う麺を混ぜた状態で提供しています」

f:id:an_dan_go:20090616133331j:image:right 塩ラーメンメンマ、チャーシュー、煮卵、散らしたネギ、岩のり。

 岩塩をつかっているので、塩味がとがっておらず、ひかえめです。

 油もさっぱりめなのに、ダシが強いので濃厚な印象のスープです。

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 最後まで飲み干したら、かすかにゆずの味がして、さっぱりとした後味。底の方にゆずの皮が仕込んであったのかも?

 で、お持ち帰り用を家で作ってみたけれど、ゆずの香りはしなかったです。だからゆずの印象は気のせいかもしれません。

 ちなみにお持ち帰り用のラーメンは2食入りで500円です。


*3「六厘舎TOKYO」

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「六厘舎TOKYO」

 東京ラーメンストリートの「六厘舎TOKYO」では、大崎本店と違う麺を使用し、つけめんを提供します(スープも今後アレンジ予定)。どう変わっているかは、ご来店いただきお確かめください。


つけめん(味玉入り)」950円

f:id:an_dan_go:20090616141648j:image:left 超濃厚スープと超極太麺に、六厘舎のトレードマークでもある「海苔の上の魚節」。大胆かつ奇抜な発想で業界に衝撃を与えた逸品。


 本店の他にはココにしか支店がないという「六厘舎TOKYO」さんは、東京を代表する行列店だそうです。

 大きな赤富士の写真にドカーンと金文字で「六厘舎TOKYO」と書いてあって独特な店内。

 この店でご一緒したブロガーのちわままさんが、店員さんに尋ねます。

「このお店は、極太つけ麺っていうスタイルといい、ラーメンの店員さんのファッションといい、どことなく池袋大勝軒っぽいですね」

「六厘舎の創業者がかつて池袋大勝軒で修行をしたことがありまして、そういう意味では血がつながっています。ですが、タイプが違ったお店だと思っていますので、その部分をぜひお確かめください」

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 つけめんがウリとのことですが、私は中華そばを注文。

 ちなみにコレは、別注のトッピングで味玉とメンマの付いた状態です。(各100円増し)

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 中華そばの麺も太いんですが、つけめんは麺が極太でメンマくらいありますな。

 比較用の写真を撮ろうとして悪戦苦闘しているところ。あんまりうまい写真は撮れなかったなぁ。

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 やわらかいのにハシで持っても曲がらないくらいブ厚いチャーシュー。感動的。

 ワタシが頼んだ中華そばも味が濃かったんですが、ちわままさんが頼んだ中華そばはカナリに味が濃かったみたいです。もちろん頼めばスープを割ってもらえます。

 具はメンマ、チャ−シューのみとシンプルで、そのぶん麺とスープでで勝負という感じのラーメン。そして値段に納得のボリュームです。

 池袋大勝軒は魚介系のスープだったと記憶しているんですが、六厘舎は魚感が感じられませんでした。しかしつけめんには魚節が盛ってありました。これを溶かさずに食べていくと、スープの味がだんだん魚系に変化していくのが楽しめて良いのではないでしょうか。

 そうそう、「六厘舎TOKYO」さんにもお持ち帰り用のラーメンがあるようです。楽天市場で買えるので、ぜひ地方の人もお試しを。


*4「らーめん むつみ屋

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「らーめん むつみ屋

 東京ラーメンストリートの「らーめん むつみ屋」では、創業当時のぜいたくな味を再現しようとクラシックスープの開発を行っており、ラーメン全メニューのスープを改良していきます。


「赤みそらーめん」850円

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 看板メニュー。刻んだチャーシューや玉ねぎを炒めたところに、高温のスープを一気に入れることで乳化させ、そこに特製の赤味噌ダレを溶かし完成。力強い一杯。

 ※白みそラーメンと週替わりで登場。

 さて、むつみ屋さんはチェーン展開をしています。お店の名前をご存じの方も多いのでは?

 実は自分の家の近所にもむつみ屋があって、ワタシは良く食べに行きます。

 今回のラーメン屋巡りは3軒食べ歩いて満腹になってしまったし、むつみ屋に関しては自分の家の近所での味の印象の話をしようかなーと思ったのですが、この店でご一緒したブロガーサンファンさんが

むつみ屋さんの関東の直営店は溝の口とこのお店だけなんですよ。ぜひ食べてみるべきですよ!」

と、力強くおっしゃる。

 で、食べてみたら。

 味が丸い! 甘い!

 むつみ屋の味を食べ慣れているだけに、非常に驚かされました。

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 むつみ屋の社長の竹さんがおいでだったので、お話を伺いました。

「長いあいだ店を続けていく中で、より美味しい味を追求し続けたけれど、味が迷走したことがあったんですよ。そういう反省の下に、今回この東京ラーメンストリートのお店は本社直轄の下で、昔のむつみ屋の味を再現してみようということで始めました。」

 より美味しいものを作ろうとして味が迷走するというのは、和菓子職人として食べ物に携わっている自分には非常に共感できる話です。

 サンファンさんが「味が迷走って言う意味で言うと、チェーン店の中で味のばらつきが発生することってあるじゃないですか? あと同じ店でもその日のスタッフで味が変わるとか」と言うと

「そうなんですよね、そういうことはあり得るんですよ。修行して本店と同じ味が出せるようになっているハズなんだけど、ずっと自分の店で仕事をしているウチに自分好みの味になっていくというか。だから今回、このお店を本社直轄でやってみて、他のお店も徐々にここのクオリティになるようにしていきたいなぁと思っているんですよ」

f:id:an_dan_go:20090616144636j:image:right むつみ屋さんにもお持ち帰り商品があります。

 白みそとしょうゆの2味×2食=4食で1000円です。

 さらに右下にあるのがシャケ缶で、これは一缶980円します。

むつみ屋のシャケ缶、美味しいのは知ってますけど、高いですよね」

「そこが難しいとこですね。話は簡単なんです。この商品には良い原料を使っているから高いんですね。品質を落とせば安い缶詰を作ることも出来る。あるいは、もっともっと良い原料を使って、もっともっと高い缶詰を売ることだって出来る。というときに、ワレワレはこの味のシャケ缶を、このお値段で提供しますよ、ということなんですね」

 この話も職人の自分にはすごくよくわかるんだな−。

 おいしいあんこを作るためには、もっともっと高い丹波篠山大納言小豆を使ったり、高価で貴重な和三盆糖を使えばよい。だけどそれじゃぁ、みんなの口に入るような値段では作れない。みんなが食べられる値段のものを作るためにかけられる原価は決まっているのだ。


 …だんだんラーメンの話から遠ざかっちゃいましたね。

 えっとですね、普通のむつみ屋に比べてスープが丸くて甘いのは、えぐみや臭みが無いからではないでしょうか。

 で、むつみ屋はそれなりに有名なお店だと思うけれど、むつみ屋好きなら一度は行ってみるべきです! 味の違いに必ずや驚かされるはずです。

 もしも昔食べたときに「むつみ屋たいしたことないなー」と思っちゃってた人も、一度は行くべきです! なぜならそれは、むつみ屋の味が迷走していた時期のラーメンだったかもしれないし、チェーン店のスタッフが味を少していたからかもしれないからです。ラーメンストリートのこのむつみ屋なら、「本当のむつみ屋の味」を食べることが出来ますよ。

 いうことで、今回のラーメンストリートの中で、ワタシの一押しは「むつみ屋」さんということで。おすすめですよっ!


まとめ

 東京駅には様々な飲食店があって、昔から営業しているラーメン屋さんも多いと思うんですが、そういうラーメン屋さんとも良い形の競争が産まれて、「美味しいラーメンが食べたかったら東京駅に行け!」みたいな感じになると良いですね。

 もっともっと話を広げると、東京駅の地下街のお店が全部盛り上がって、より美味しい料理を提供して、「美味しいモノが食べたかったら東京駅に行け!」なんてのもいいですよね。

 だって、東京駅東京の玄関口であり、東京の顔なんですから。


 さてさて、「東京ラーメン屋といえば、なんといっても○○だろ!」とか「どうしてあの店が入ってないんだ!」という意見がある場合は、東京ラーメンストリートのホームページへどうぞ。

 今回4軒でスタートしたラーメンストリートですが、2年後にもう4軒増やして8軒になる予定があります。そのときに出店する新しいお店をどこにするか、アンケートで意見を募集していますよ。

*1:「2代目 けいすけ 海老そば外伝」

*2:「塩専門 ひるがお」

*3:「六厘舎TOKYO」

*4:「らーめん むつみ屋

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