ーOOO-いまさら公衆電話を考える
ウチの近所に、故障した公衆電話がある。
「現在修理を手配しております」みたいなことが書いてあるんだけど、いっこうに修理する気配がない。
携帯電話の普及が原因で、公衆電話は利用者数が減っていると聞く。
ひょっとしたら、この公衆電話はこのままひっそりと撤去されてしまうのだろうか…。
ココでワタシは考える。
撤去しなければならないのは赤字だからだ。利用者数が増えるとか黒字になるとかの理由があれば、新たに公衆電話を設置できるだろう。
公衆電話サービスを維持し続けるにはどうすればいいんだろうか?
たとえば、公衆電話のアクセスポイント化はどうだろう?
イマドキは公衆無線LANが流行っているから、公衆電話に公衆無線LANのアクセスポイントを内蔵すればよい。
あるいは、フェムトセルを内蔵して、公衆電話を携帯電話の小規模な基地局にするとよい。
で、公衆電話の回線をインターネットに直結すればよい。
公衆無線LANとして、あるいはフェムトセルとして、その使用料を携帯電話会社から徴収すればよいのだ。
公衆電話の設置してある場所は、人の集まる繁華街であることが多い。また、ビルの中や地下街、駅のホームにも広く設置されている。こういう場所の公衆電話が、公衆無線LANやフェムトセルの役割を果たしたら、けっこうイイ感じなのではないだろうか。
公衆電話をインターネットに直結するなら、公衆電話をIP電話に置き換えてしまったらどうだろう?
これによって、公衆電話の通話料が劇的に安くなることだろう。国内通話はもちろん、国際通話も格安になるのだ。
だけど、公衆電話サービスは赤字だという話だ。
だったら、従来の公衆電話の料金のまま営業を続け、IP電話との通話料の差額で公衆電話サービスを維持し続けるというのはどうだろうか。
なんてね。