医療崩壊を少しでもくい止めたい一般患者の会

2109-02-27

私たち一般人にできること まとめ

| 20:34 | 私たち一般人にできること まとめを含むブックマーク

医療問題改善のために私たち一般人にもできることをかなりおおざっぱにまとめてみました。

1:まず、医療現場の惨状を知る 

 ■厚生労働省が医師養成数を制限した事や医療費を削減するようにしたのが

  医師不足の大きな原因です。(医療費亡国論)

 ■医師不足の中で働く医師、特に勤務医の過半数が30時間以上連続勤務を経験

  しています。連続勤務の代休を取れる医師はわずか4%!

 ■当直明けもろくに休めずにそのまま翌日の通常勤務や手術をしています。過労死

  過労自殺に追い込まれた医師もいます...

  過労によるミスが生まれやすい状態は患者にとっても危険です。

 ■医療技術が高度になって、昔なら助からない病気が治るようになり、1人の患者で

  複数の重い病気を抱えたケースも多い。つまり相対的な医師不足でもあります

 ■「受け入れ不能」が起こるのは圧倒的に医師が不足していて、入院患者や他の

  患者を抱えてとても対応しきれないためです。

 ■「ベッドが満床」とは、物理的なベッド以外に心電図酸素マスクや看護する

  医療者などすべてを含みます。

  つまり、満床=診られる人手も設備もないんです。

 ■そんな状態で受け入れるよりも、マンパワーのある病院を探す方が患者さんの

  ためなのがわかりますよね?

 ■受け入れ拒否というといかにも医者が嫌がって断ったような印象を与えます...

  なので【受け入れ不可能】と言ってほしいです。。

 ■医師不足などの理由で病院が次々と休止したり縮小したりしています...            

  ●詳しくはコチラ

   Q:『医者が疲れていても患者の私には関係なくない?』

   たらし回しじゃない/限界の中、奮闘する ER

 過労死・自殺が相次ぐ勤務医、ずさんな労務管理が横行、2割が過労死ライン(1)

   医師の半分以上が30時間以上連続勤務

   公立93病院で入院休止、経営悪化や医師不足など理由…読売調査

  

2:救急医療の仕組みや適切な使い方を学ぶ

 ■時間外の救急は平日昼間の病院と違って医師も少なくて使える設備も限られます

 ■専門医がいないことも多いです。(24時間全科の専門医を配置することは無理です。

  そんな医師数もお金もどこにも存在しないので...)

 ■昼間に具合が悪くなった時は昼間のうちに病院に行くようにしましょう

  (設備や人手が多い時に診てもらう方がいいのはわかりますよね?)

 ■救急医療には一次救急、二次救急、三次救急とあります。

 ■一次は入院が必要ではない軽症患者、二次は入院や手術が必要な患者、三次は

  命の危機が迫っている重篤な患者対応です。

 ■一次救急の軽症患者が二次、三次救急病院に行ってしまうと重篤な患者の

  受け入れが困難になったり医師の過労につながり、医療を疲弊させます。

 ■病気は真夜中でもお構いなしに突然訪れます。だからこその救急医療です。

  緊急時のためのものですから、緊急時には受診して下さい

  

   ●詳しくはコチラ

    Q:『救急車を呼んでいいのかなんて素人には判断できないよ?』

    みんなの救急医療

   

3:日本の医療制度と他国の医療制度の違いについて知る

 ■日本はWHOが認めるハイレベルな医療を安く誰でも受けられる医療制度です。

  (国民皆保険制度)

 ■診察代はダントツで安いです。(外来患者1人あたり米国6万ちょっと、

  スウェーデン9万円弱、日本7千円)。

 ■アメリカは国民皆保険制度はありません。盲腸手術に200万かかったりします。

 ■医療費削減をした結果、数年前に崩壊したイギリスは、ガンの手術に半年以上

  待たされたりします。(日本も同じ道を辿ってるといわれています...) 

    

   ●詳しくはコチラ

    日本の医療のよさ 

    マイケルムーア sicko

    海外での盲腸手術の総費用

    イギリスの病院に行ってはいけない 

    アメリカでも病気になってはいけない!

4:医療の限界や不確実性について学ぶ

 ■薬を飲んだり手術をしたり、医療は常にリスク(危険)とベネフィット(利益)を

  天秤にかけて行わざるを得ません。【絶対安全】はありません。 

 ■たとえば手術の成功率が50%だとしても、受けなければ助かる確率は0%に

  なってしまいます...

 ■同じ病気でもAさんとBさんがまるっきり同じ症状が出るとは限らないし、Aさんに

  よく効いた薬がBさんにはアレルギーが出てしまうことだってあります。

 ■人体は工業製品ではないので、内臓の位置、血管の太さ、血の止まりやすさなど...

  人によって微妙に違います

 ■日本の医療は高度ですが、それでも救えないケースもあります...

 ■また症状によっては治療が早ければ助かる」とは限らず、発症した時点で

  ほぼ救命ができないケースもあります...

   ●詳しくはコチラ

    医療の不確実性・不確定要素、医療の持つ危険性について:

    地域医療の現状」「医療の不確実性」を、もっと伝えたい。 

5:医療のお世話にならないように健康に気をつける

 ■病気には、遺伝や原因不明などによる防ぎようのない病気と、防げる病気とが

   あります。

 ■仕事や環境によっては難しいですが、防げるリスクはできるだけ防ぐことが

  大事です。

■食生活に気を配ることで防げる病気もあります。栄養学の基本を知ることも

  役立ちます。

 ■妊婦さんも、妊娠したら喫煙飲酒をやめて健康管理をしっかりして、防げるリスクは

  防ぎましょう。 (どんなに頑張っても防げないリスクも存在するのでせめて...)

   

   ●詳しくはコチラ

    農林水産省 食生活指針

    妊婦と喫煙

                   

6:一般人でもできる医療技術を学ぶ

 ■人口呼吸と心臓マッサージでどちらが優先かというと、心臓マッサージだそうです。 

 ■心臓マッサージを自分がやって悪い方にいくんじゃないかと心配になりますが、

  下手でも何もしないよりはした方がいいんだそうです。

 ■AEDの使い方を知っておくと緊急時に誰かを助けられるかもしれません。

 ■消防署で講習会があるようなので、行って実際に学ぶのも良いでしょう。

  (実際にやってみると自信がつくとか)

  ●詳しくはコチラ

   変わりゆく「心肺蘇生法」のやり方

   心肺蘇生法の流れ

  

7:一般の方たちの医療問題改善の活動を知る

 

 ■『県立柏原病院の小児科を守る会』というお母さんたちによる市民団体があります。 

 ■時間外の軽症小児患者を減らすためにチャート図を作って配布をしたりと

  精力的に活動してらっしゃいます。

 ■『NPO法人 地域医療を育てる会』では、柏原病院の小児科を守る会と共同で

  「くませんせいのSOS」 という絵本を作成。

 ■この絵本は動物たちの姿を通して医師の過重労働について描いているそうです。

 ■他にも医療問題を改善しようと活動されてる一般の方たちは沢山います

  

  ●詳しくはコチラ

   「コンビニ感覚の受診やめよう」 医療守る丹波の住民ら

   絵本:地域医療の課題、絵本に 「くませんせいのSOS」千葉、兵庫の団体が自費出版      

1〜7のことを知らない人に教えてあげてください。

医療を守るために私たち一般人もがんばりましょう!

※かなりおおざっぱな流れだけでまとめてあります。

 (被医療者に特に関係のある部分をメインにしてあるので)

 他にも新研修医制度など沢山の医療問題があります。

【追記】

1人でも多くの人に読んでほしい記事なのでトラバ・リンク歓迎です。

にっくにっく 2009/03/14 19:41 こんばんわ。
いつものことながら、すばらしい記事ですね。
この「まとめ」、私のブログで紹介してもよろしいでしょうか?

ちなみに、
>AEDの使い方を知っておくと緊急時に誰かを助けられるかもしれません。
>消防署で講習会があるようなので、行って実際に学ぶのも良いでしょう。
無条件で同意します!
にっくは消防庁の主催する"上級救命講習"を受講したことがあります。
自分の住んでいる都道府県の消防庁のホームページから、一番都合のいい会場を選べてHP上から申し込み可能です。
しかも、受講料が安い!
受講した感想は、『イザというときのパニックを最小限にできるのでは?』ですね。
頭でわかっていても、私のような非医療者が冷静に対処できるかは疑問なので、ダミーでも経験しておくことが大事だと感じました。

ancomochiancomochi 2009/03/14 23:35 にっくさん、こんばんは。

どんどん紹介しちゃってください、むしろお願いします(^^
にっくさんは救命講習経験者ですか、実際に経験された方の意見はやはり説得力がありますね。

>頭でわかっていても、私のような非医療者が冷静に対処できるかは疑問なので、ダミーでも経験しておくことが大事だと

本当にそうだと思います。

sousou 2009/04/21 12:19 初めまして、ancomochiさん。
ブログにお越しいただき、
コメントを残してくださり
ありがとうございました。

私のブログは医療に関することが
メインではありませんので
専門となさる方々には
お役に立つようなものはありませんが
私自身、素人なりに関心を持っていること
でありますので、
小児医療・新生児医療のことを中心に
時々、記事にしております。

まだ全く勉強不足の無知ですので
ぜひこちらで勉強させて頂けると助かります。
こちらのブログを、
私のブログで紹介させて頂いてもよろしいでしょうか?
そして、これからもおじゃましてもよろしいでしょうか?

話は変わりますが、
私も独身時代に上級救命講習を受け、
ゴールドの修了証?のようなカードをもらいました。
でも、その後更新に行っていなくて・・・。
また機会をみて、受講し直そうと思っています。

ancomochiancomochi 2009/04/21 19:41 souさん、ようこそお越し下さいました(^^

ブログの紹介、もちろんOKです!宜しくお願いします。
更新速度は遅いですが、どんどんいらしてください。
これからも宜しくお願いいたします(^^*

souさんも上級救命講習の経験者なんですね。
素晴らしいです!

南老陽朱雀南老陽朱雀 2009/05/06 22:45 コメントいただきましてありがとうございました。
当方のブログより推参いたしました。

私自身は故あって医療のお世話になっている身の上で、
かつては手術歴もありました。

当時から医師や看護士(当時は別称でした)の不足や
労働時間の過酷さなどは言われており、
この人たちも大変なんだなと感じたことを覚えております。

現状を鑑みるに、当時よりひどくなったのではないかと思ってしまいます。
医師も看護士も患者も、同じ「ニンゲン」であるということを
全ての人が思い知らなければならないと感じます。

余談ですが病院のアナウンスで「患者様」と言われることに違和感を覚えます。
こちらが「患者様」なら、あちらは「お医者様」「看護士様」であるべきだと
私は考えています。

ancomochiancomochi 2009/05/07 17:48 南老陽朱雀さん
お越しいただき有難うございます!

中原先生の事件が10年前ですから、過酷な労働状況は既にその頃から始まっていたのでしょうね。http://d.hatena.ne.jp/ancomochi/20090424/1240563458

>医師も看護士も患者も、同じ「ニンゲン」であるということを
>全ての人が思い知らなければならないと感じます。

本当におっしゃるとおりだと思います。
「自分の意志で医者になったんだから36時間連続だろうがやれ!」というのはあまりにも酷です。そりゃ病気や怪我は待ってはくれませんが、それを医療者を無理に働かせることで成立させるのではなく、国民が医療にお金をかけて手厚い医療体制にする&適切に病院を使うように一般人も努力をしなければいけないと思ってます。

>余談ですが病院のアナウンスで「患者様」と言われることに違和感を覚えます

私も同感です。「患者様」という言い方が患者のお客様意識を肥大させたのはあると思います。もう、様付けをやめて「患者さん」「お医者さん」「看護師さん」でいいと思ってます。

moto-tclinicmoto-tclinic 2010/07/09 00:59 中原民事訴訟和解しましたね。
ボールペン作戦ご協力ありがとうございました。

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