andalusiaの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-02-14 IT技術者市場の国際化 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

そして、日本だけで開発リソースを求める企業とグローバルな企業が戦ったら

はたして勝つのはどっちなのか? 戦いの後はどうなってしまうのか?

http://blog.livedoor.jp/clausemitz/archives/50539622.html

私もIT技術者ですので、とても気になる話題です。最近は、オフショア開発がもてはやされています。@ITのBBSのアンケートでも、「日本国内のみで開発を行う」は26%にすぎないとの結果でした。(参考母集団が偏ってる気もしますが・・・)

それとは別に、国内のIT技術者派遣偽装派遣含む(苦笑))市場でも、外国人技術者を見かけることが増えてきたように感じます。最近知ったのですが、外国に住んでいる人でも、「基本情報技術者」以上の情報処理技術者資格か、同等の海外の資格を持っていれば、日本での就労ビザが出るんですね(参考)。日本のプログラマの平均年収は431万円(参考)で、中国プログラマの平均年収は約5万元=約80万円(参考)なので、5倍以上の差があることになります。

年収に5倍差があるということは、例えるなら、今年収400万円で日本で仕事をしているプログラマさんが、がんばって意思疎通できる程度に外国語を覚えて基本情報相当の資格を得れば、海外で年収2000万円の仕事にありつける、ということです。そりゃ、日本に来るIT技術者も増えますよね。今は日本ではIT技術者が足りない現状ですから、仕事はいくらでもありますし。統計を見ても、「情報処理」分野でエンジニアビザを取って入国している人は急増しているようです。(下のグラフの紫色部分)

f:id:andalusia:20070214222828p:image

出典:外国籍「情報処理」技術者の増加の背景 http://www.iti.or.jp/kikan66/66masuda2.pdf page.2


私も最近、中国から日本に来られたPGの方とお仕事をする機会があったのですが、日本語も意思疎通には不便しない程度で、技術力もあり、PJも非常にうまくいきました。(ちなみに、サーバサイドJavaのお仕事で、そのPGの単価は日本人PGと同じくらいでした)

ただ、今はシステムの需要が旺盛なのでいいですが、これからはどうでしょう? システム投資は、ユーザ企業にとっては設備投資なので、景気の波をもろに受けます。需要が減ってきたときに、どうなるのか?ちょっと心配です。私の属するSEという職種は、日本語という壁がプログラマーより高いので、ちょっとはましかも?と思いますが、油断はできませんね。自己研鑽あるのみと思います。


追記:

上に書いたのは、

いわゆるグローバル化やIT化で、「(2)外国人労働者が日本で働くのを妨げるさまざまな障壁」が

次第に低くなってきています。

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20070215/1171504603

の、とても端的な一例です。

つまり理論的には、日本のIT技術者の賃金は、外国人と競争にさらされて、下がる、ということです。