andalusiaの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-09-04 Re: news - 「原発ゼロで光熱費月3万円超 政府試算、10年比2倍 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

代替手段のコストは112/12 = 9.3倍でないとつじつまがあわないということになる。

高いといわれる太陽光でも、買い取り価格は現時点で販売価格の倍程度。なにをどうすると9倍になるんだ?

404 Blog Not Found:news - 「原発ゼロで光熱費月3万円超 政府試算、10年比2倍に」って検算してみた?


太陽光の42円/kWh という買取価格は、電力会社にしてみれば「仕入価格」。販売価格と直接比べることに意味は少ない*1

そこに物流費用(送電網のコスト)や販管費がのっかって、販売価格になる。

全てを同じ条件、すなわち「仕入価格」で比べると、


原子力発電のコスト論争(各発電方式のコスト比較のまとめ)


となる。普通に、原子力の9倍程度ではないか?

さらに、原発を廃止したとしても、なくなるのは燃料費などの「変動費」部分のみ。建設費などの初期投資はもう戻ってこない。*2

ろくに検算していないのは、どちらだろうか?

もちろん、それを考慮してなお自然エネルギーという主張も十分あり得る。技術進歩によるコスト低減の見込みが大きいことや、使われたお金が国内に還流する可能性が高いことだ*3。だがしかし、それはそれ、これはこれ、分けて考えるべきことである。


*1:そもそもその販売価格というのも、家庭用電力に限った話である。当然、大口はもっと安い。

*2経済学的にいうと「埋没費用」。

*3:現状、燃料は大部分が輸入によって賄われるが、太陽電池は輸出超過の品目である。もちろん今後もそうである保証はないが。

MizuMizu 2012/09/05 00:18 まあ、当たり前ですよね。必要なのは数学じゃなくて、経済学や発電に関する技術的知識でしょうに。
数字だけで計算するのは、まさに机上の空論。

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