ぶっ飛び枠は空席のままだがバカ枠は空けば即座に埋まる

どんな時代もテレビに出てくる同じポジションを継ぐキャラがいるんぢゃないか。毒舌キャラに世間知らずキャラ。ぶっ飛びキャラも欠かせない。特にぶっ飛び女子はテレビの華と言える。漫画の亜土ちゃんがいて料理のレミちゃんがいた昭和の時代が終ってしまうと二人と同じポジションに入る人もいない時期が続いた。少し物足りなさなんかを感じて暮らしているうちに時代も落ち着いたのか80年代には篠原もえさんという待望の継承者が現れてくれた。それを最後に今のところ空席になっているポジションの周辺には久本まちゃみ姐さんとか島崎和歌子姐さんとかが元気に頑張ってくれているが何かが少し違う気がする。少し離れた場所にはファッション・モンスターのきゃりーぱみゅぱみゅさんやカリスマ船員りゅーちぇるさんがビジュアル面に限定されている。ただし亜土ちゃん以来の系譜を何とか現代に伝えているキャラは一人だけ存在する。残念ながら女子ぢゃない。さかなくんだ。テレビは一見すると時代の変化を敏感に反映しているようにもみられるが実は昭和の時代から同じく常にテレビよりも雑誌というメディアが時代を先取りしているように感じる。どうだろう。
テレビは確かに時代を映すが実際に提供してくれるのは安心感とか平凡さとか意外に保守的で安定的な世界観だったりする。
だからなのかバラエティーには安心できる定番のキャラがいる。危ないキャラでも遠慮と呼吸を知っていて危険区域ギリギリになったら退場していたから結果的にテレビの世界観には安心感が担保されてきたようだ。最近の長島のバ○息子の突然のブレイクの理由が謎だったが最近になってデヴィ夫人主催のザ・グランド・インペリアル・チャリティーバンケットという由緒ある慈善舞踏晩餐会に場違いとも思えるスズキナナが来ていたのを探知して気づいたなるほど最近になって急にスズキナナを見なくなってバラエティーのスズキナナが独占していたバカ枠が空席になっている。ここから先は特に何も言わない。