英語教育2.0 〜my home, anfieldroad〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

*英語教師による、英語教師のためのブログ。
*授業で使えるアクティビティの紹介、ハンドアウトのダウンロードも。
*ライフハックス、文具、デジタルガジェットなどについても徒然と。

2017-01-22

[][] 2016年MINI事件簿

 愛車MINIがもうすぐ車検です。

 さすがにこの春で17年目を終えようとしてるので、あちこちガタがきています。特に昨年は当たり年だったようで、毎週のようにお世話になっているガレージに駆け込んでいた時期もありました。印象深い「事件」は、今年の年賀状にまとめましたので、そちらを御覧ください。

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 「走行中にオーバーフェンダーポロリ事件」は、8月の大雨の日に同僚とお昼を食べに行った際に、冠水した交差点に差し掛かったとき、オーバーフェンダーが一部折れて流されちゃったという大事件。

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 帰り道に同じ交差点に寄ってみたら、近くに流れ着いたオーバーフェンダーが落ちていました。感動のご対面w

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 特に大きな変化という意味では、「運転席シート底抜け事件」にともなうシート換装も印象深いです。憧れのCOBRA社製にしました。

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 これは数年前のセンターメーター化に次ぐ大規模なモディファイで、運転の感覚もだいぶ変わりました。最初はちょっと視点も低くなって不安でしたが、すぐに慣れて今は本当に快適です。車内も広くなった感じがします。

 雨漏りはフロントの窓枠のスキマからポタポタ落ちてきます。滴り落ちる瞬間↓

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 最初は一筋だったのが、今では2〜3ケ所同時に落ちてくるので、雨の日は対応がけっこう大変です。特にちょうど運転席のあたりに落ちてくる雫が、運転手の膝に当たると別の意味でヒヤリハット事案((((;゚Д゚)))) これは直すのが結構大変そうなので、次の大幅モディファイ時まで我慢かなぁ。

 その他、知らないうちにクラッチフルードがなくなって走行中にクラッチ切れなくなっちゃった際には、同僚の先生にもずいぶん助けてもらいました。

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 ↑夜の職員駐車場で応急処置をしてくれる同僚。ありがとうござました。あれからいつも漏斗とクラッチフルードを持ち歩く日々です。

 私の本採用&着任と同じ日に納車された愛車。お互いあちこちガタが来てますが、このあとも丁寧にメンテナンスしてあげながら、細く長く頑張っていこうと思っています。

2017-01-19

[][] 2017年1月例会のご案内

 さて、ご案内記事が続いていますが、今月のサークル例会のご案内です。新年1回目の例会は、来週末1/28(土)16:00からの開催です。

 今月は「英作文力UP!」をみんなで考えようと思います。ふだん授業等で生徒に書かせている英作文のお題や、それに向けて積み重ねている地道な練習などをシェアし合いましょう。また、県立高校入試の英作文問題予想や教科書のプロジェクトの扱いなども考えられたら、と思っています。

 今月も、みなさんのお越しをお待ちしております!

SETC&ASTEK 2017年1月例会

日時:2017年1月28日(土)

16:00〜19:00

(いつもより1時間遅いスタートです)

会場:春日部市中央公民館

東武野田線「八木崎」駅下車1分

3F 中会議室

テーマ:「英作文力UP!大作戦」

会費:100円

(最近の授業で使ったプリントを15部コピーしてお持ちいただいた先生は無料!)

※会の終了後、お時間のある方はよかったら近くでお食事にいきましょう! 会では話せなかった悩み相談、雑談もできて楽しいですよ。

出欠席のご連絡は下記登録フォームからお願いします。

登録フォーム http://bit.ly/ohUVez

2017-01-17

[] 「意味順」で見えてくる中学校英語の再整理

 さてさて、新年2回めのお座敷情報です。

 2月になりますが、深谷市でおこなわれる北部地区英語教育研究サークルさんにてワークショップを担当させていただきます。

 これまでお座敷というと「ICT」とか「ライティング」とかをテーマに高座講座をやらせていただくことが多かったのですが、今回は新ネタで「意味順」がテーマです。

 とはいえ、私は田地野先生の直接のお弟子さんなわけでもありませんので、あくまで自己流です。そんな自己流の存在も受け容れる懐の深さこそが、「意味順」というか田地野先生のすごいところです。今回は一応ご許可をいただいて講座名に「意味順」の文字を使わせていただいていますが、ちゃんとした「意味順」の基本を学びたい方は、こちらの「経典」をどうぞ御覧ください。

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

意味準英語学習法

意味準英語学習法

 これまでにも何度か書いていますが、指導法においては「意味順」がOS(オペレーション・システム)のようなもので、いろいろな指導のベースになる概念だと思います。生徒の中にも、英語のユーザーとしてそんなOSがインストールされればいいなぁ、というのが願いです。

 とはいえ、このテーマでお話するのも初めてなので、ちゃんとまとまるか心配ですが、自分なりの理解を深めるためにも、しっかり整理してお話したいと思っています。

 以下、当日のご案内です。申込期限が近いのでご注意ください。

北部地区英語教育研究サークル主催

 

発 表

「平成27年度長期研修報告」

  F澤先生(熊谷市立別府小学校)

ワークショップ

「『意味順』で見えてくる中学校英語の再整理」

  anfieldroad

 

明日からの授業を一層充実したものとするために、北部地区英語教育研究サークルが開催する発表とワークショップです。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

 

1 とき  平成29年2月11日(土)13:00〜16:00

2 ところ 深谷教育研究所 3F大会議室

3 日程  受  付 13:00〜13:15

      開会行事 13:15〜13:30

      発  表 13:30〜14:00

      講  義 14:10〜16:00

      閉会行事 16:00〜

4 参加費  500円

5 申込み 参加申込みフォーム

       平成29年1月20日(金)までに、お申し込みください。

6 備考 ・ラフな服装でのご参加をお願いします。

     ・懇親会あります。

     (当日のキャンセルはご遠慮ください)

     ・お問い合わせは hokubueng@gmail.com まで。

2017-01-14

[][] Clap along if you know what happiness is to you

 3学期の授業もスタートしたので、久しぶりの授業日誌。

 最初は冬休みの宿題の確認テストから。宿題ではエイゴラボ巻末の「目標文まるっとレビュー」の2学期に学習した目標文を練習してきてもらっていたので、そこから穴埋め問題を出題。

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 位置で答えを覚えちゃってる生徒もいるので、問題の順番はランダムに変更しておきました。テスト前というか、冬休み明けにはミニラボ(別冊の解答集)と赤シートでブツブツ練習している生徒もたくさんいたので、来年度はここをもっとうまく活用したいなぁと思いました。

 さて、3学期最初の英語の歌は、前々から歌いたかったPharrell WilliamsのHAPPYにしました。

D

 文句なしに明るくていい気分になるし、早口に感じますが、歌詞は多くないし、サビは結構歌いやすい。とりあえずは、サビを繰り返し練習して、Pharrellと一緒に歌えるようにしました。

 それにしても、この曲の魅力はこのMusic Videoですね。

 ゆるやかな、そして時に勢いのあるダンスから、喜びが伝わってきて、見ているだけで心が温まります。このMVはリリース当時から当然世界でも話題になり、各地でご当地バージョンが作られましたけど、どれもステキです。

 それぞれプロのダンサーさんとかも含まれてるんだろうけど、個人的には普通の人々が日頃生活している場所でそれぞれ踊っている様子が、私は好きです。日本人の芸能人が気合い入れて踊っているバージョンもあるけど、ゆるゆるの石巻バージョンとかの方が好み。ダンスではないけど、九州新幹線開通の時のCMに似ている市民レベルの幸福感。

 一方で、超巨大台風ハイエンで大きな被害を受けたフィリピンの人たちのバージョンは、またちょっと違う感慨があります。戦地の人たちの表情をつないだYoko and JohnのHappy XmasのPVに似ている感情。

D

 メッセージ、という意味では、Pharrellが2015年のグラミー受賞式で見せたパフォーマンスの話も外せないでしょう。2014年8月にミシガン州ファーガソンで起きた、白人警官による18歳の少年射殺事件に抗議の意を示すジェスチャーとして知られる、「Hands Up Don't Shoot」(手をあげているから撃たないで)を取り入れています。アレンジもオリジナルと変えて重々しい雰囲気に。単純にサウンド面だけで見ても、こういうパフォーマンスが見られる音楽番組とかって日本にないよなぁ、と感じてしまいます。この歌を歌い終える時期にこの映像も紹介しようと思います。

D

 シンプルで、心地良いサウンドに、いろんな思いを詰め込めてしまうHAPPYという曲に、しばらく浸りたいたいと思います。あ、世界初の24時間無限ループにいろんな人の踊りが楽しめるMVサイト http://24hoursofhappy.com もおすすめです。

Happy

Happy

2017-01-09

[] 2,000,000アクセス! 

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 パチパチパチパチ!

 おかげさまで、当ブログ「英語教育2.0」は、本日200万アクセスを突破しました。最近はあんまり更新されていないにも関わらず継続的に覗きに来てくださっているたくさんの方々、そして本日たまたまこのサイトに辿り着いてしまった幸運な方々、本当にありがとうございました。ここまで何回か書いているように、今年は更新も頑張ろうと思っていますので、今後も遊びに来ていただけると嬉しいです。

 英語教育をネタにブログを書き始めたのが約11年前。最初は愛車MINIのブログにするか悩んだんですけど、迷った末に選んだ英語教育ブログがこんなに長く続けられるとは、本当に思いませんでした。ブログのおかげで世界も広がり、いろいろなところにお座敷に呼ばれるようになり、活字を書かせて頂く機会もいただき、気がついたら書籍も出ている、という本当に不思議な人生です。

 

 すべて、このブログがスタートだったと思います。

 最近は、ブログというメディアも一時期よりは陰りが見え、ブログを定期的に書いている人もそんなに多くないかもしれません。TwitterやfacebookなどのSNSのほうが、読み手と密接につながれるメディアだとも思います。でも、個人的にはブログが一番落ち着くんですよね。あまり茶々を入れられずに自分の好きなことを最後まで言わせてもらえる、という感じがして。だから、細々ではありますが、今後も大切にしていきたいと思っています。

 今後もまた「英語教育ブログみんなで書けば怖くない企画」も再開したいですし、全国の英語教育ブロガーをどこかに集めて「公開覆面セミナー」なんかもやってみたい。英語教育雑誌を作りたい、という野望もありますし、他にもやってみたいことはたくさんあります。おそらく私自身のタイムマネジメントが今後の最大の課題になるかとは思いますが、どうぞ気長にお待ちいただけたら嬉しいです。

 そして、ブログを書いている人はわかると思いますが、みなさまからのフィードバックが何よりの「燃料」となります。何か気になることがありましたら、今後もお気軽にコメント等でお知らせ頂けたら幸いです。

 繰り返しになりますが、みなさまこれまで本当にありがとうございました。今後も(ぼちぼち)がんばります。どうぞよろしくお願いします。

2017-01-08

[] ときには手段のために目的を選ぶようなブレインストーミング

 2017年初お座敷。

 昨日、KATE(関東甲信越英語教育学会)のマルチメディア講習会+1月月例研究会に登壇してきました。私の実践をいろいろ見ていただく、というより、参加者の方々にお題を出してみんなで考えていただく、という趣向での90分間でした。

 みなさんからのアイディアが多様で、私のほうが参考になることも多く、講師として立たせていただくのが恐縮な感じでしたが、一番お伝えしたかったのは、「ときには手段のために目的を選ぶようなブレインストーミング大事だよね」ということです。

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 普通だったら「進行形を教える」ために「Picture Tellingをやらせよう」と、目的のために手段を選択するんですけど、ちょっと見方を変えて、「手元にあるiPadで面白いことできないかな」からスタートして、「さっき職員室で撮った先生の写真でPicture Tellingさせたら面白いな」となって、「Picture Tellingで鍛えられそうなのは、進行形・There is〜あとなんだろう?」というふうに「手段」から可能性のある多様な「目的」を探求してみると面白いと思うのです。

 このへんは懇親会でも話題になったのですが、目的・目標からの「バックワードデザイン」の大切さが訴えられる時代に敢えて「手段」を取り上げることはちょっと勇気が要ります。でも、ぼくの場合は一周回ってしまっていて、「それは大事なのわかってるんだけど、あえて」なんです。天邪鬼ですね。でも、教材研究の手法をもっと自由に考えられるようになりたいな、と思うんです。もっとも、そういう風に考えられる時間的・精神的な余裕こそ、一番求められるものかも知れませんけどね。

 いつもの月例会より多くの人が集まってくださったとお聞きして、とても嬉しいです。そのまま月例会のラウンドテーブルにも参加(そしてなぜか急遽登壇w)させていただき、学生さんから小中高大の先生方と交流をさせていただきました。

 英語教師の団体はいろいろありますが、KATEのような組織がおこなう月例会には、アカデミックな部分と現場のプラクティカルな部分をつなぐ役割を(勝手に)期待してしまいます。私はたまたま大学院に行って、研究とか論文とかに触れて、それが今の自分の授業をいろんな面から支えてますけど、多くの中高教員にとっては「ちょっと遠いもの」であるアカデミックな世界。その距離が近づくような催しを楽しみにしています。

 さて、今回のお座敷でも、多くの方に「ブログ読んでますよ」とお声かけいただきました。こっちが一方的に知っていると思ってた人からそんなこと言われたりすると、本当にびっくりします。そしてその先生方の同僚や後輩たちにも紹介していただいている、と伺って、本当に多くの人に読んでいただいているんだなぁ、実感します。そんな多くの方々が何かのきっかけで開いてくれた1アクセスが積み重なって、おそらくこの連休中に突破するであろう2,000,000にたどり着くんですね。感慨深いです。

 ブログを始めて11年ちょっと。いろんなところで発表の機会をいただくようになったのもその頃からです。あれ、そういえば昔KATEの月例会で発表させてもらったこともあったな、と検索してみたら、私が初めてKATEの月例会に参加したのは10年前、2007年の1月例会でした。ブログにも記録が残ってて、「一斉授業で習熟度学習」というお題で、「教科書音読シート」「答えが次の問題になるプリント」「どっちをやっても答えが同じになるプリント」「採点者代理制度」などの実践をまとめて発表していました。

 あれから10年、ぼくは何か成長したでしょうか。授業スタイルは変わってきています。興味関心も移り変わりがあります。お座敷のスタイルも「アイディアの切り売り」から、より概念的なものに移行しています。

 変わるもの、変わらないもの。

 過去ログを読み返しながら、そんなことを考える冬休み最後の3連休です。

2017-01-01

[] 謹賀新年2017

 あけましておめでとうございます。

 年々忙しくなってきていて、すっかり更新頻度も持ちてしまいましたが、昨年1年間で272,283ものアクセスをいただきました。10年近く前の記事にも定期的にアクセスがあって恥ずかしい気持ちもありますが、私自身も古い記事を読み直すきっかけをいただき、初心を取り戻すことができています。本当にありがたいです。

 ちなみに、昨年1年間で最も読まれていた記事ベスト3はこちら。やっぱり古い記事が多いですね。

  第1位:スピーチコンテストの「内容」点はどう評価するべきか?

  第2位:ドラえ○んの前置詞講座

  第3位:現在分詞の形容詞的用法

 元日の時点で、1,995,000アクセス前後。あと数日で、200万アクセスを突破しそうです。200万ってすごい数字ですね。記念に何かできればいいんですけどね。10周年も何もできませんでしたから。ということで、今年はブログも今まで以上に頑張りたいと思います。

 私自身のことを振り返ると、昨年は担任を持たなくなったことが一番大きな変化で、生徒を見つめる距離感が大きく変わりました。もちろん、授業で生徒と接している分には変わらないはずなんですけど、生徒から見てもやっぱりちょっと違う位置感なんだろうな、と思います。9ヶ月終わって、やっと感覚に慣れてきたというか、この距離感だからこそできることを見つけよう、という気持ちを持てるようになってきました。

 サークルも、若手の先生方が多く来てくださるようになって、自分の役割も変わりつつあるなぁ、と思っています。出張等で年次研修をお手伝いさせていただく機会も増えましたし、私が若い頃先輩方から教わったように、私が伝えていかないこともあるんだろうと思います。とはいえ、私の実践を見ていただくことで、いいなと思うことは勝手に広がって、深まっていくのではないかと思うので、別にサークルで偉そうに「指導」とかするつもりはありませんけど。

 今現在、私自身の関心は「意味順指導法」にあります。

 「意味順」はどちらかというと学習者向けの意味順「学習法」として広がってきましたが、そろそろ教師向けの意味順「指導法」がまとまっていけばいいな、と思っています。正確に言うと、「指導法」というよりもっと指導の根底に流れるOS(オペレーションシステム)としての意味順、なんでしょうけど。

 私もこのへんで、これまで自分なりに取り組んできた意味順指導を一度整理してみたいと思って、いろいろ読み直したり、考えたりしている年末年始です。一番感じているのは、中学校3年間で学ぶ文法項目ってもっと軽重つけて扱うべき、ということです。そんな話をさせていただく機会を近々いただけそうなので、近いうちにまたご案内しますね。

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

 昨年は前半はインプットに努める、と露出を控えてきましたが、結局アウトプットする過程が一番いろいろ吸収しているな、とか、みなさまからのフィードバックが一番勉強になるな、と感じているので、今年はいろいろ機会を求めてアウトプットしていきたいと思っています。活字やお座敷でお見かけしましたら、お声かけいただけたら嬉しいです。

 ということで、2017年も「英語教育2.0」ともども、よろしくお願いいたします。

2016-12-19

[] 関東甲信越英語教育学会 マルチメディア講習会

 さて、新年最初のお座敷情報です。

 今年はカレンダーの巡り的に長めの冬休みになりそうですけど、その最後の3連休の初日1月7日に、 関東甲信越英語教育学会のマルチメディア講習会にお邪魔します。会場は文教大学付属中学高等学校です。

 テーマは「ICTでラクして生徒を動かす授業デザイン」ということで、これまで私の「ICT」について話すのを聞いたことがある方は、「ああ、あの話をするんだな」と予想がつきそうですね。

 私のICT講座では、難しいアプリや機器の操作方法を学ぶというより、すでにインターネット上にたくさん存在する動画や写真、あるいはスマホタブレットなどで撮影したものを、授業の中でどのように活用するかという授業デザインを考えます。1枚の写真、6秒の動画、画面に投影した1枚のスライドで、生徒が活き活きと英語を使ってくれるような活動をつくることができます。実際に身近な素材を使って、活動をつくり、体験していただければと考えています。

 なにせ無料で、申込不要の研究会ですから、当日お時間が合ったらふらっとお越しいただけたら嬉しいです。私の担当は前半の15:00〜16:30で、後半の16:40〜18:00は月例会となっています。その後懇親会もあるようです。

 詳細はKATE(関東甲信越英語教育学会)のウェブサイトでご確認ください。

2016-12-18

[] 叱らなくても廊下に座らなくなるハック

 いや、ハックというほどのネタでもないんですけど。

 そしてうちの生徒たちに「廊下に座っちゃう」という悪癖があったことを知らしめてしまう記事で残念なんですけど、昨年度1年生の頃は、休み時間になると廊下に座り込んでしまう生徒がチラホラいて、「ほら、踏んじゃうぞ〜」とか言って小まめに指導してました。で、今年度になったらまったく見かけなくなったので、これは何が変わったのかな、と考えていたんだけど、(もちろん生徒たち自身が成長したのもあるけど)もしかしたらこれかも、という工夫をひとつご紹介。

 廊下に机とイス、置きました。

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 これだけです。いや、ホントに。こちらとしては、生徒たちが自然に団欒する場所があちこちにあったらいいな、と思って置いてみたわけですが、生徒も結構使ってくれていて、その結果なのか、廊下に座り込む生徒がいなくなりました。ゼロです。

 座って話したい生徒はここを利用すればいいわけだし、机があることで、廊下に座ったときに(机のところに座っている生徒からも見下されるので)相対的に自分たちのいる場所が「地面である」ということを認識できるんじゃないかな、と思います。

 せっかくなので「カフェ」と名付けて、他の場所にも「2号店」「3号店」を「出店」しています。集まってお話している女子もいれば、手作りのカードゲームに興じる男子の姿もあり、テスト前にはカフェで勉強している子たちもいます。先生方も、空き時間や休み時間にここでノートをチェックしたり、コメント書いたりしています。自然な形で教室の様子も伺えるので、なかなか好評です。

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 すべての生徒が教室に必ずしも仲良しの友達がいるわけでもないだろうから、教室以外にも「居場所」があってほしいな、と思って作ったカフェ。そのことが、教室での新しい人間関係づくりを阻害してしまったら嫌だな、とも心配したけど、むしろカフェに教師が座ってたりすると、そこにいくつかのグループが集まってくれて、グループを超えたやりとりを促す「ハブ」として機能しているようにも思います。

 ということで、表題の「廊下に座らなくなる」よりも、生徒のコミュニティーづくりの一手として役立っているカフェ。1学期はホワイトボードに毎日1題ずつなぞなぞを書いておいたり、最近は隣に進路コーナーを作って高校のパンフレットを並べておいたり、人が集まって、会話が生まれるような刺激を定期的に提供するようにしています。

 担任を持たなくなって教室がない私にとっては、大切な「居場所」だったりして、実は私が一番利用してたりするかも(笑)

(12/19 追記)

 さて、この記事を公開したところ、「消防法上、この位置はまずいんじゃない?」というご指摘もいただきました。避難経路や防火扉には影響のないところに置いてはいますが、確かに微妙な位置かもしれない。ということで、今朝さっそく1店舗移転しました。

 窓際に机を置くと、万が一生徒が乗って窓から落ちたりしたら大変、とかいろんな心配もありますので、設置を検討される場合は、管理職などにもご相談いただくとよいかも知れませんね。(私は一応最初にご許可をいただいています)

 という蛇足でした。

2016-12-17

[][] Because文からWhy文を逆算する文法演習

 久しぶりに授業日誌。

 2年生はインフルエンザの流行もあって、学期末にペースダウンしてました。なんとかLesson 6が終われるかな、というあたり。今週はLesson 6Cの新出文型であるWhy-Becauseを練習しました。

 とはいえ、単品でのWhy?はこれまでにも何度も使わせてきてたし、つい最近も、

A: Where do you want to go?

B: I want to go to the U.K.

A: Why?

B: To watch football games.

という具合いに、不定詞の副詞的用法の練習で普通に使わせてました。

 今回はBecauseを使うことで、(1)主語を替えられる、(2)時制も変えられる、(3)目的だけでなく多様な理由が表現できる、ことを際立たせたいな、と思っていました。

 で、とりあえずは、

Do you like science?

Are you sleepy now?

Did you go to Aizu this year?

という3つの質問に答える練習から、その後Why?単品で聞く活動をしたあとで、Whyと組み合わせて1つの疑問文で訊けるね、と導入しました。(もちろん、Noと答えてた質問についてはWhy didn't you〜?になっちゃうこともフォローしましたが)

 で、いろいろ口頭練習→ペアで会話をやったあとの仕上げの活動は、ちょっとヒネリを入れて、「じゃあ、Because it was too hot.という文が答えになる疑問文を考えてみよう」という大喜利大会。

 普通だったらWhyの疑問文を提示して、その理由を考えさせるんでしょうけど、答えが多様すぎてなかなぁ1つに決められない生徒も多いし、そもそも練習するとしたらただBecauseつけるだけの答えの文より、語順に配慮が必要な疑問文の方だろう、と考えたからです。

 Becauseの文を提示してゴールを絞ることで、そこにたどり着くためのスタートはある程度多様に、でも論理的につながってないとダメなのである程度は縛られるだろう、という私の好きな感じの自由度になるかな、と思って。

 1問目はみんなで考えてみます。「『暑かったから』どうしたのかな?」と問うと、「窓開けた」「アイス食べた」「服脱いだ」という答えが出るので、それをワークシートの楕円の中に日本語で書かせます。

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 で、「それに?をつけて、上に英語で書いてみよう」と促すと、あら不思議、"Why did you open the window?"という疑問文が意外とスムーズに書けます。

 できた生徒には2問目、3問目にチャレンジさせていきます。"Because I was hungry."とか"Because I had 10,000 yen yesterday."なんて答えの文ですね。

 中には、

A: Why did you break the window?

B: Because I was hungry.

なんて英文を書く生徒もいるんですけど、理由を聞くと「腹空き過ぎてイライラしてつい…」なんて言うので(笑)、「それ英語で言えたらいいよ」なんて追い込んでもいいかも知れませんね。

 今回、ALTと一緒にWhy-Becauseの活動や練習を考えていて、「likeの理由がlikeになっちゃうようなのはやめたいよね」というのと「理由を決めるだけで無駄に時間がかかりすぎるのはやめよう」という話になったので、今回はこんな活動にしてみました。ヒネリ過ぎてわかりにくかったらどうしようと不安もあったのですが、一度日本語を楕円の中に書かせることで、割りとスムーズに活動ができていたように思います。