英語教育2.0 〜my home, anfieldroad〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

*英語教師による、英語教師のためのブログ。
*授業で使えるアクティビティの紹介、ハンドアウトのダウンロードも。
*ライフハックス、文具、デジタルガジェットなどについても徒然と。

2016-08-13

[][] 英文の組み立てを対戦型カードゲームで学ぶ

 最近様々な御縁で、学校以外で教えている方々とお話させていただく機会が何回かありました。数字だけでなく、生徒がどんなことを、どんなふうに学んでいって欲しいか、真剣に考えている人が学校以外にもたくさんいるんだなぁということに改めて気づかされました。

 私自身は、学生時代に4年以上塾講師をしていましたから、学校以外の視点も持っているつもりでしたが、学校で働く時間が長くなってしまい、すっかり想像力が欠けていたように思います。生徒を取り合ったりするのではなく、それぞれが本来の役割を全うして、お互いに補完し合える関係になっていけばいいなぁ、と思いました。

 さて、そんなお話の中で面白そうなゲームを見せていただいたのでご紹介。English Card Collection(イーコレ!)というカードゲームです。

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 いや、前々から英単語でカードゲームできないかなぁと思ってたんです。だって、不規則変化動詞の活用はなかなか覚えない生徒たちが「ポッポがやっとピジョンに進化したよ〜」って100を超えるモンスターの進化はすらすら諳んじるわけですから、魅力的なイラストとバトル的な要素のある英単語カードゲームがあれば英単語も身近になるかなぁ、と。

 今回のイーコレ!は、ただ単語を集めるのではなく、それを並べて英文を作る、というさらにチャレンジングなものでした。詳しい遊び方はこちらの動画をどうぞ。

 少しでも長い英文を組み立てて、相手の作りかけの英文に「攻撃」を仕掛ける、というものなんですが、実際にやってみたら結構面白い。カードという特性が活かされていて、「並べ替え」が体感的に学べます。またマジックカードの存在により、運も左右するのでゲームとしても面白いです。

 でも、そもそも「自力で英文を作る」のが前提なので、プレイヤーをそれなりに選ぶ感じもします。英語教師としては、このゲームが自分たちで遊べるくらいまで早めに引き上げることが使命だな、と感じます。

 また、できれば英文は左から右に流れていってほしいなぁ、とか、「意味順」ガイドがあれば、また違った遊び方(学び方)ができるかなぁ、なんてことも感じたので、そのへんは率直にお伝えしてきました。

 でも、例えば相手の作りかけの英文からいくつかカードを除去して邪魔する場面なんかもあるんだけど、どの単語を除去したら致命的かって考えるのは、それこそ「お肉とお皿」を理解しているかにも関わってくるので、そういうことも潜在的に学べる深いゲームだと思います。

 実物も入手したので、2学期になったら生徒たちと昼休みに遊んでみようと思います。好奇心旺盛で遊び心満載なうちの生徒たちなら、さらにおもしろい遊び方を考えだしちゃうかもしれませんね。

 このゲームにご興味を持たれた方は、開発元のH&Ksさんにお問い合わせいただければと思います。

2016-08-05

[][] その英作文はコミュニケーション?それともトレーニング?

 先日は行田市にお呼ばれして、お話をさせていただきました。この夏はいろんな出張でそちら方面ばっかり行ってますね。すっかり道も覚えてしまいました。

 さて、お座敷のお題はこちらにお任せだったので、「ライティング」をテーマにお話させていただきました。毎年この研修会はあるみたいですけど、ライティングはマイナーな分野なのできっとお題が重ならないだろう、という見込みで。

 で、今回はみなさんに「最近生徒に書かせた英作文のお題」を書き出してもらい、そのお題(活動)は次のどちらのタイプに属するものなのかを考えてもらいました。

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 その活動が「コミュニケーション」に属するのなら、先生が添削して終わりじゃなくちゃんと「読み手」を設定しましょう、そしてその活動が「トレーニング」に属するのなら、好き勝手に書かせるのではなくちゃんと「答え」を設定しましょう、といういつものお話です。

 その流れから、COSMOS、ポケモン書けるかな?などの「読み手のいる英作文」や、Dictogloss、要約、4コマ英訳、Project I(アイ)といった「答えのある英作文」を体験を交えてご紹介しました。ライティングのワークショップをやると、書く時間が必要になるのでかなり慌ただしかったですね。持ち時間ギリギリでした。

 関連してちゃんとした字を書いてもらうために、「4線の高さにメリハリを!」「入門期にはタテ目盛りの入っているノートを!」みたいな文字に関するお話もしました。小学校で文字指導が始まるのだとすると、こういう情報って中学校の先生経由で小学校の先生にちゃんとお伝えしていかないとまずいですよね。

 現時点で4線の高さが均等でないノートは日本では発売されていないですかね。でもNHKの基礎英語1のテキスト内の書き込みスペースが真ん中が高いものに今年から変わったので(素晴らしい!)、今後少しずつ広がっていくんじゃないでしょうか。というか、広げましょう。

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 タテ目盛り入りのノートは、私の知る範囲では以下の2つのみかな。

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 昨年1年間うちの生徒はブルーラインノート使ってましたけど、おかげでみんなふくらみのある豊かな小文字を書いてくれます。ブルーラインノートは8段と10段しかタテ目盛りが入っていないので、今年はE-Notebookを使ってます。

 さて、最後には「コミュニケーション」と「トレーニング」を指導場面に応じてうまく使い分けましょう、とまとめました。

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 特にテストは「答えのある英作文」で!と念を押しましたが、今回の資料を作るのに、この春チェックし忘れていた群馬県の入試問題を見て衝撃! ベネッセさんと一緒に研究したARCLEのシンポジウムでもご紹介しましたが、これまでも絵を使って40語も書かせる「良問」を出題していた群馬県が今回はなんと「4コマ漫画描写問題」を出してきました! 感激です。うどん県の2コマ漫画を越えました! すごい! 問題はこちらの東京新聞のサイトでご覧になれますのでぜひ。これって、作り手さんの意気込みというか、勇気に依るところが大きいかな、と思います。埼玉県教育委員会(の中の人)も頑張って欲しいです!

 というわけで、この夏のお座敷はこれでおしまい。次にどこかでお話をさせていただく時に、少しでも新しい自分をお伝えできるように、私自身のインプットを増やしていかないとなぁ。

2016-07-27

[] 「英文法の基礎」って何なんだろう?

 昨日は教育センターで、10年経験者研修のお手伝いをしてきました。昨年までは初任者研修を担当していたので、一気にハードルが上がったというか、個人的には緊張感が増したお座敷でした。それぞれ経験も豊富で、目が肥えてるでしょうから。

 10年次の方にはどんなお話をするのがいいんだろう、としばらく悩みました。自分が10年次の時にはどんなことを考えて、どんなことを求めていたんだろう、と当時のブログ記事を読み返したりもしました。

 結局、最新の自分の関心事をぶつけてみることにしました。ちょうど自分が10年目以降に学んできたことや、やってきたことをお伝えする内容にしました。メインはいつもの「お肉とお皿」のお話。あとは発音と意味順、dictoglossなどの2.0的な活動のご紹介です。

 結果として、すごく手応えのあるワークショップになりました。「お肉とお皿」の話は初任研でもしているんですけど、たぶん10年次の方々の方が、それぞれがこれまでにおこなってきた授業(の手応えや反省など)を振り返って、いろいろ考えてくださっている感じが伝わってきました。やってよかったです。

 後半は高校籍の10年次の方々との交流セッションで、ワールドカフェ方式を用いて、中高の接続を考えました。高校の先生方は「英文法の基礎くらい身につけてきてほしい」と願っています。でも、その「英文法の基礎」って何なんだろう?というすり合わせが、これまでされてないままだったと思います。

 勤務されている高校の現状は様々でしょうから、「じゃあ、中学校で5段階で3の成績をもらってくる生徒に期待するのはどんな英語力ですか?」とあるグループに話題を振ってみると、その認識のギャップが明らかになって面白かったです。

 「中学レベルの初見の文章を黙読したあと、意味や文構造を考えながら音読できる力」とおっしゃった高校の先生がいらっしゃいました。英検3級の2次試験という感じですね。それを聞いた中学校教員はみな「それって4か5だよね」と反応します。私も現状ではそう思うんですけど、世間も(たぶん文科省も)本来はそれくらいを期待しているはずで、「無理!」と言っている場合ではないのだとも思います。教科書くらい自由に読めるようにして送り出したいけど、それって今のひとつひとつの文法をただ追いかけていくだけの授業だと、なかなか辿りつけない境地なのではないかな、とも思います。

 英語教育ブログの同時更新企画でも、「中学校卒業までに身に付けて欲しい英語力」という特集を組んだことがありますが、もっと中高教員で話し合っていくべきテーマだと思いました。私自身は、まさに前半の研修で語った「お肉とお皿」とか「意味順と発音」とかが、それにあたると思っているので、そういう意味でもタイムリーな研修の構成だったと思います。

 さて、高校の先生方からは(進学校勤務の方が多かったせいもあって)「受験」「文法」「現実」「同僚問題」という言葉が出てくることが多かったです。私は中学校しか経験がないので推測するばかりですが、きっといろんな足枷があるんだろうなぁと思います。でもそんな現状でもできることもたくさんあるんじゃないかとも思い、今回のようなセッションが、そういうチャレンジにつながるいい刺激になればいいなぁと感じました。

教科書だけで大学入試は突破できる (英語教育21世紀叢書)

教科書だけで大学入試は突破できる (英語教育21世紀叢書)

 久しぶりに英語教育モードになって勢いでブログ更新しています。私自身にとって、とても刺激になる研修だったんだと思います。夏休み中にあと2回お邪魔できますので、さらにいろいろ学んできたいと思います。

 あ、教師としてのキャリアを積まれた10年次の方々には、ぜひこれらの本も手にとっていただきたいです。共感していただけるお話がたくさんあると思います。さすがに昨日の官製研修の場ではご案内できなかったので、こちらで宣伝(笑)

2016-06-14

[][] 2016年6月例会のご案内

 部活動の大会も一段落して、少しだけ落ち着いた日々をお送りしている学校が多いでしょうか。とはいえ修学旅行などのシーズンでもあるので、変わらずにお忙しいところもあるかも知れませんね。

 さて、6月の例会のご案内です。今月は、私(anfieldroad)の授業をビデオで見ていただこうと思います。

 いろいろなお座敷などで、「授業の流れはどんな感じですか?」という質問をよくお受けしますので、近いうちにビデオで公開しようとは思っていましたが、たまたま校内研修でビデオ撮りをしましたので、そちらを見ていただこうと思います。

 とは言ったものの、今回は流行りのアクティブ・ラーニング風の授業で、いわゆる「ふつうの授業」ではありません。そこはご了承ください。でも、ビデオを見ながら、「ふだんはこういう進め方もします」みたいな話もできればと考えています。

 今回の授業ではDictogloss(ディクトグロス)という、聞いた英語のお話を書いて再生する、という活動に取り組みました。なので、私が指導しているというより、生徒が活動している様子ばかり映っているかとは思いますが、様々な観点からご意見をいただければ嬉しいです。

<2016年6月例会のご案内>

日時:2016年6月26日(日)

    16:00〜19:00 

  (いつもより1時間遅いのでお気をつけください)

会場:春日部市中央公民館

   東武野田線「八木崎」駅下車1分

   3F 中会議室

テーマ:ビデオ授業研

会費:100円

(ただし、最近の授業で使ったプリントを15部コピーしてお持ちいただいた方は無料!)

※会の終了後、お時間のある方はよかったら近くでお食事にいきましょう! 会では話せなかった悩み相談、雑談もできて楽しいですよ。

出欠席のご連絡は下記登録フォームからお願いします。

登録フォーム http://bit.ly/ohUVez

2016-06-12

[] 中学校教科書のアクティビティーを考える

 昨日は大阪教育大学でおこなわれた関西英語教育学会(KELES)の研究大会に参加してきました。

 天王寺キャンパスの門脇にある守衛室は、なんとも趣きのある建物。

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 しかも、よーく見るとその屋根瓦にはなんと「師」の文字が! さすが旧師範学校だなぁ。だからこの守衛室このままなんだなぁと勝手に感心して、思わずパチリ。

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 さて、私はオープニングとなる企画ワークショップの第1室を担当しました。お題は前にもご紹介しましたが「中学英語教科書のアクティビティーを考えるー教科書の役割,教師の役割ー」ということで、日頃から感じている中学校教科書についてあれこれ好き勝手に語る、という内容です。教科書会社さんも数社来てたけど、ブースにいらっしゃってたぶん聞いてくれてなかったかなぁというところが惜しいところ。一番伝えたい相手だったんですけどね。

 現行の教科書は、紙面半分をリスニングやスピーキングの「活動」が占めています。簡単な問題やシンプルなパタプラが多くて、お世辞にも面白いとは言えません。飛ばしたくても、そこに新出単語が含まれてたりして、結構悩ましい。

 ワークショップでは、各社の「活動」をご紹介して、いくつか体験していただいた上で、海外のコースブックなどと比較して、「活動」をより意味のあるものにできないか、という提案をしました。

 個人的にはTask-basedな教科書になっていけばいいな、と思っています。今回、PearsonLongmanの『New Cutting Edge』というタスク系のコースブックをご紹介しましたが、日本の教科書がこういう風になることは、不可能なのかなぁという投げかけです。

New Cutting Edge: Elementary: Student's Book

New Cutting Edge: Elementary: Student's Book

 そのためには学習指導要領が変わっていかないといけないですね。ずいぶん前に某席で某調査官さまに直接ご提案してスルーされましたが、思い切ってCan-doリスト形式にしちゃえばいいのになぁ。その上で、それをクリアできるように、我々教師が知恵を絞る、というほうが健全な気がします。

 どんなものであれ、「活動」を教科書の中に位置づけていくことは、使う教師の側の意識を変えていくきっかけにはなっていると思うので、次の改訂ではせめて同じページにある「本文」と「活動」を連動させて欲しいです。「本文」がない、「活動」だけのレッスンがあってもいいと思うんです。それが、Task-basedな教科書に近づくための第一歩かなと思います。

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 目新しい話ができたわけではないのですが、フロアにいらっしゃった小学校から大学までのいろんな環境で教える先生方や研究者の方々、学生さんたちとお話ができて、何より今回の準備のために各社の教科書を横断的に見ることができて、私自身が勉強になりました。

 個人的には、私のあとの卯城先生のご講演や、一緒にいろいろお仕事させてもらっている山岡先生のセミナーを楽しみにしていたので、久しぶりにアカデミックな刺激を受けることが出来て、楽しかったです。

 また、会場ではいろんな方にお声をおかけいただきました。わざわざ私の話を聞くためにきてくださった方もいて、本当に恐縮してしまいます。お話を伺うと、それぞれいろいろな接点や共通点があったりして、人のつながりの面白さを感じます。

 2日目も参加していろいろお話を伺う予定でしたが、出発前に愛車MINIが調子悪くなてしまったので、予定を変更して帰ってきました。残念。この間もシートが壊れたし、17年目ということで、あちこちガタが来てます。と思ってたら、私も相当ガタが来ているようで、せっかく買ったお土産をどこかに置き忘れてくる大失態。最近こういうのがあまりにも多いので、私もメンテナンスが必要かな。

 「学会」関係で言うと、私が関わる次の大きなイベントは8月20日(土)・21日(日)に獨協大学でおこなわれる、全国英語教育学会(JASELE )埼玉研究大会になります。地元ということで、今回は私も実行委員としてお手伝いをさせていただきます。といっても私はお飾りで、実際には他の先生方がずいぶん前から準備に奔走してくださっています。今回はそういう裏側を垣間見れているだけでも、貴重な経験です。ということで、ぜひ多くの方に夏の埼玉にお越しいただければ嬉しいです。

全国英語教育学会(JASELE)埼玉研究大会ウェブサイト

2016-05-31

[] I feel happy when I'm...

 5月が終わりますね。

 今月、2年生は口慣らしにBackstreet boysのI want it that wayを歌ってました。懐かしい! 「みんなのご両親とかが昔ファンだったりして、家にCDとかあるかもね」なんて言っていたら、

センセ、うちのおばーちゃんが大ファンって言ってました

と斜め上を行く反応をいただき、いささか衝撃を受けております、はい。そうだよね、みんなのおばーちゃんもまだまだ若いよねぇ。

D

 それにしても、もうこれから約20年が経っているんですね。あんまり古く感じないのは、時代感が一巡りしてるから? 6月の歌は、現代版Backstreet Boysにしようかと思ってます。

 今日は接続詞whenの練習だったので、エイゴラボにもライティングネタとして使ったんだけど、"I feel happy when I..."をみんなで考えてみました。最初に自己開示しようとドヤ顔で I feel happy when I'm sharpening pencils.って言ったら、同意してくれる子が一人だけで寂しかったですが…。

 それぞれのhappyを考えたら、クラス内でいろんなhappyを集める会話練習。一応、I feel blue when I'm...という枠組みも考えたんだけど、みんな「別にない」という素敵な解答だったので、じゃあいいやとhappyメインで。

 最初は、When do you feel happy?と訊かせようかと思ってたけど、接続詞のwhenと疑問詞のwhenが混在するのを避けたかったので、面倒だけど今回は、How about you?で無理やり会話を生み出すことに。

 「同じ感性の人を探す」みたいに、happyを集める「理由」というか「目的」まで設定できればよかったんですけど、今回は単なる意見交換になっちゃいました。それでも生徒たちは楽しそうにやりとりをしてました。パタプラをより意味のあるタスクに昇華するには、もっともっと知恵が必要ですね。

2016-05-29

[][] メールマガジン移行のお知らせ

 本日もこのあとサークルを開催しますが、おかげさまで近年は多くの方に参加していただき、盛会が続いております。継続して参加してくださる方も増え、サークルらしくなってきたな、と感じています。

 おかげさまで当メルマガへの登録も130名を越えました。例会の開催予定や、会の様子のレポートなどをお送りしていますが、実はこのメールマガジン、すべて手動で管理しておりまして、アドレスが変わってしまった方への対応など、管理業務が大変になってきています。

 そこで、6月よりMailchimpという海外のニュースレター発行サービスを利用してのメールマガジン発行に切り替えたいと考えています。利用に際して、みなさまに料金が発生したりすることはありませんので、ご安心ください。

 つきましては、今後SETC&ASTEKメールマガジンの購読を希望されるみなさまには、大変お手数なのですが新サービスへのメールアドレスの登録をお願いします。(これまでご購読いただいていた方々には、メールにて同様のご案内を送信済みです)

 登録は簡単です。

 下記フォームにお名前、ご所属、メールアドレスをご入力いただき、Subscribeのボタンをクリックしてください。(割合にクローズドな内向きなニュースレターですので、お名前とご所属はご入力をお願いします)

 その後、確認のメールが届きますので、確認のボタンをクリックしていただければ登録完了です。


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 なお、6月は移行期間とし、7月からの本格運用を考えています。ご希望の方は、お早めにご登録ください。

2016-05-27

[] 英語科における「言語活動」って、英語でやるべき?

 今週は大会ウィークで授業は足踏みです。

 2年生のLesson 2は過去進行形がメインの単元ですが、足踏みしている間に、教科書に出てきた前置詞を使った後置修飾の名詞句に焦点を当て、名詞句の内部構造を「ある・なしクイズ」形式で考えたりしてみました。

 さて、先日の記事で最後に言いかけたのは、「言語活動」という言葉についてです。

 現行の学習指導要領では、いろんな教科で「言語活動」を取り入れるように言われていて、「アクティブ・ラーニング」的なものと一緒にすっかりトレンドになっていますが、英語科においては旧学習指導要領の頃からずっと授業内の英語でのアクティビティーそのもののことも『言語活動』と呼んでいたので、ちょっと混乱します。

 ちなみに、各教科等において取り組むべき広義の「言語活動」は、「記録,要約,説明,論述」と大枠が例示されています。理科の実験中のデータを整理して、自分の考えをまとめたり、複数の資料を活用して仲間にわかりやすく発表したり、といった感じですね。

 でもそういうのって、Dictationや要約といったインプット系の活動と、Picture DescrimbingやStory Telling、SpeechやPresentationといったアウトプット系(もしくは統合系)の活動が同じような役割を果たしている感じもするから、英語の授業における狭義の『言語活動』と重なる部分も多いように思います。(シンプルなトレーニング的な活動は、きっとそう呼ばないんでしょうね)

 で、先日見ていた授業では、例えば英文の復元やプレゼン作成といった狭義の『言語活動』の途中(あるいは前後の)メタな会話も、英語でするように促していて、意欲的だなぁと思ったのですが、果たしてこういう広義の「言語活動」も、英語の授業では英語でやるべきなのかな、という疑問が浮かびました。

 別に「英語の授業は英語で」なんてお題目に乗っからなくても、そうやって授業中の学習者に本来は日本語で求められる会話を、英語でやらせる意義はわかります。私だって、「もう1枚ください」とか「教科書見せて」とか、生徒が使うクラスルーム・イングリッシュに結構こだわってますし。

 ただ、中学1から2年生くらいの習熟度だと「言いたいこと」と「言えること」がかけ離れてて、あまり機能しないん恐れがあります。助動詞や比較表現が未習だと、「私はこうしたい」一辺倒になってしまい、I want it because I want it.みたいな袋小路にハマりそう。だから、教師が常に横についてフィードバックできるわけでもない教室環境では、そこまで複雑な議論を求めないほうがいいように思うのです。

 そう考えると、英語の授業における言語活動って、どんなものなんだろう、とまた考えてしまいます。今日の私の授業のように、言語形式の特徴について、日本語でああだこうだ意見を交換して、帰納的にルールを整理していくような時間だって、十分「言語活動」と呼んでいいと思うんですけどね。

 近々やろうと思っている研究授業では、ここで挙げたようないくつかの異なるタイプの言語活動を授業の中に配置してみようと思っています。

2016-05-25

[][] ディクトグロスにおけるインプットの壁

 今日は某附属中の研究発表会に行ってきました。人の授業をじっくりと参観するのは久しぶりです。お世話になった方々にもお会いできて、とても実りのある会になりました。

 2年生の授業は、Reading(音読)からSpeakingへ。書いた原稿から目を離して話すというのはやはり難しいんだなぁ、と実感。赤黒2色刷が可能なら、英文の骨組みになる「お皿」の部分は予め赤字で印刷しておいて、「お肉」の部分は黒で書き込み、エイゴラボについてきた赤シートで隠して話すなんて手もアリかな。もしくは、よりプレゼンっぽさを意識させて、原稿書けたらキーワードだけピックアップして別の紙に書いて、それを見ながら話させるのもいいですね。

 いずれにしても、音読時の発音も綺麗な生徒でしたので、どうにかして「読む」から「話す」に持って行きたいですね。このへんは私の課題でもあるので、今後も考えていきたいです。

 さて、3年生の授業ではdictogloss(ディクトグロス)に取り組みました。今年は私も定期的に授業に取り入れているので、とてもとても興味深い授業でした。一番強く感じたことは、ディクトグロスは中学生の場合、「内容理解の壁」が思ったよりも高いなぁということです。そもそも再生するべき内容がちゃんと理解できてないと、活動が進まないですもんね。

 その点今日授業では、段階的に内容理解するQ&Aを入れてたり、「理解」のステップが私の授業よりずっと丁寧でした。それでも、理解している量(と質)に生徒によって大きな差があります。それならもっと詳しく(場合によっては日本語で)内容確認しちゃえばいいんだろうけど、そうなるともはやディクテーションさせた意味があんまりなくなって、「最初からキーワード与えて再生してみな」でいいじゃん、ということになりかねない。生徒がある程度理解できるレベルの英語の量と質じゃないとダメなんですね。

 そう考えると、過年度の他社教科書くらいの英文がちょうどいいんでしょうね。でも、あまり投げ込みでいろんな教材を(すくなくともじっくり時間をかけて)やっている余裕はないから、私としてはやっぱりその年の教科書本文をうまく活用してディクトグロスさせたいんです。(というか、ディクトグロスのほうを教科書を料理する手段として活用したいところです。)

 なんにしても、最低限再生しなくてはいけない英文の総量というか、目安みたいなものは生徒に示してあげたほうがいいような気がします。そういう意味で、再生の段階で4コマ漫画+キーワードくらい与えちゃってもいいんじゃないかなぁと思います。そうすると、"Pictogloss"になっちゃうかな。そんな活動あるのかは知らないけど。

 さて、もうひとつの課題は再生(復元)段階です。Pictionaryなどで単文の再生(復元)をやっているときはもっと正確に英文を産出できる生徒たちが、Dictoglossになると全然書けなくなっちゃうのは、それが複数文のまとまった英文だからなのか、音で理解したものを文字にすることの壁なのか、扱っている英文の難しさの問題なのか、課題をしっかり見極めたいです。

 個人的には英文の量による負荷が大きいんじゃないかなと思うのですが、ふだんの授業で扱っている教科書本文とどのくらい「近い」英文か、というのも影響しそう。英文というか内容のインプットの在り方について、今後何パターンか試してみたいです。

 いずれにしても、自分以外の人がDictoglossやってるのを生で見たのは今日初めてで、とても勉強になりました。来月あたり、私もこの手の活動で公開授業をやって、サークルでもビデオ公開しようかと思っていたところなので、今日の学びを整理してプランを練る参考にしようと思います。

 今日の授業を見ていて考えたことは他にありますが、長くなりそうなので、続きはまた今度。

2016-05-17

[] 君が笑う この世界の歌 取り戻すよ

 音楽が、妙に耳に入ってくる時期があります。不思議と心にひっかかる時期があります。どうも、今がその時期のようです。

 20代の時ほど熱心に新しい音楽を聞かなくはなりましたが、そんな中でもすっと心に入ってきたものは、長く心に残るものになっていきます。少し前のNIKIIEがそうでしたね。あのときも、音楽を求めていた気がします。

 最近だと、「さユり」がすごいです。突き刺さりまくりです。アニメ版「僕だけがいない街」の主題歌を歌っていますが、ラジオから流れてきたこの曲がまた変拍子で痺れます。

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 この曲は梶浦由記さんの作詞作曲。この梶浦さんが組んでたユニットの相棒が、「アンインストール」の石川智晶さんというのも後で知ってびっくり。いろいろつながってる。

 そして、さユり作詞作曲の曲もかっこいいです。ストリート動画なんかも勢いがある。やっぱり、こういうヒリヒリする感じが好きなんだなぁ。曲も声もかっこいいので、個人的にはあんまり「演出」しないで売りだしてもいいと思うんだけどな。一度、生で聞いてみたいです。

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 そして、男性では今さらですが米津玄師が脳内ループ中。

 お昼の放送で"Flowerwall"を久しぶりに聞いたら、すっかり頭から抜けなくなって、改めていろいろ聞いてみると、すっかりクセになってしまいました。うーん、最初に聞いたときは「うん、いいね」くらいだったのに、今はずいぶん違う。ホント不思議です。出会うべき時があるんでしょうね。

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Bremen

Bremen

 

 そしてそして、昔から聞いてきたものも、相変わらず胸を打ちます。今はRADIOHEADの新譜を繰り返し聴いています。CD版は日本では6月発売なのでDL版で購入。自分の中ではRADIEOHEADは冬に聞くものなのですが、春と夏の間のこの季節に聞くのもいいですね。

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A MOON SHAPED POOL

A MOON SHAPED POOL

 

 そしていろいろ聞いていると、歌いたくなる。インプットを求めている。アウトプットを求めている。カラオケ行きたいなぁ。