英語教育2.0 〜my home, anfieldroad〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

*英語教師による、英語教師のためのブログ。
*授業で使えるアクティビティの紹介、ハンドアウトのダウンロードも。
*ライフハックス、文具、デジタルガジェットなどについても徒然と。

2018-02-10

[][] I like ◯◯ because I like △△.を抜け出す

 2月に入ったので、3年生の授業も終盤。

 この時期は、受験対策もしたいけど、3年間の集大成として英作文や英会話などの表現活動にもじっくり取り組みたい。というわけで、先週から今週にかけては私の中ではこの時期定番の「ペンタスロン」に取り組んでいました。(ペンタスロンの詳細はこちら

 その前にやっていた高校先取り講座「訳読体験レッスン」が眠かったためか(笑)、ペンタスロンには活き活きと取り組んでくれています。

 で、Writingのテーブルでは、高校入試の過去問題や、こちらも定番となりました「20年後の自伝を三人称で書く」に取り組んでたんですけど、今日はそんな入試問題のお話。

 埼玉県の公立高校入試問題の最後の英作文問題は、「合計5文以上書く」というのがもうすかり定着していますが、その問題形式はだいたい3年ごとに変わります。平成24年度〜平成26年度の3年間は、

(1)1文目はseasonという語を使い、「日本には四季がある」という文を、

(2)2文目はbestという語を使い、自分が一番好きな季節を伝える文を、

(3)3文目以降は、その季節がなぜ一番好きなのかが伝わるように

みたいな文ごとに縛りがあるタイプの問題でした。和文英訳のような、ちょっと違うような不思議な問題。当時ブログでもいろいろツッコミを入れた記憶があります。

 もっとも、それより前は、キーワードを3つ提示して(例:enjoy, have to, with)指定されたテーマについて(例:楽しかったこと)書けという問題だったから、埼玉県ってこう手足を縛ってこんな風に書けと誘導する問題が根本的に好きなんですね。キーワードからいろいろ「忖度」しなくてはいけない感じがつらい感じでした。

 それが、平成27年度にタイプを変えたわけですが、その問題がこちら。

[意見] We should read books.

[条件] 1文目はthinkという語を使い、[意見]に対する自分の考えを、

     2文目以降は、なぜそのように考えるのかが伝わるように、

 これは、今までのより難しいですよね。「自分の考え+理由」という構成は変わらないですけど、「自分の考え」の部分が単なる好き嫌いではないからです。こういう問題だと、

 私は本を読むのが好き → みんなも読むべき

にはならないわけで、それなりの「理由」が求められます。英検の大好きな、I like ◯◯ because I like △△.みたいな無限ループでは切り抜けられない問題になっています。

 実際、この問題は難しかったようで、県教委が発表している結果分析では、正答率は5%(得点計を人数×配点で割った通過率でも40.9%)でした。

 これには県も焦ったようで、翌年からはお題が"Which month do you like the best?"になり正答率は7.3%、通過率は46.9%、その翌年(つまり昨年度)は"Which do you like to do in your free time, stay at home or go out?"で正答率8.5%、通過率50.4%と、昔の定番の「好きなもの+理由」に戻して、通過率を上げる方を選んだようです。

 確かに平成27年度は急に変わって難しかっただろうし、あらゆる習熟度の中学3年生が受験することを考えると考慮が必要だけど、I like ◯◯ because I like △△.の再生産を抜け出すためには、いい問題だったんじゃないかな、とも思いました。だから、28年度の入試前には類似問題で練習させたんだけど、結局逆戻りで肩透かしを喰らった思い出があります。

 で、今年も3年生を指導しているので、やはり今年の出題が気になります。

 3年ごとに形式が変わるという流れを考えると、今年はまたスタイルを変えてくるかな? でも埼玉県は昨年度から難関校向けに学校選択問題が始まったので、今年一般問題を変えると毎年コロコロ変わる印象になるから、そういうのを避けるかな? なんて勝手に考えています。

 で、その学校選択問題の英作文問題はというと、

Some people say that students in Japan should study abroad when they are young. What do you think about this idea?

という問題。ああ、そうか、上位層には27年度版のようなReasoningを求める形で、一般層にはライト版で「好きな理由」という棲み分けで行くのかなぁ。別にライト版でもいいんだけど、like以外のちゃんとした理由付けを求める問題ができないものですかね。これは、自分でもどんな問題が可能か考えてみようと思います。

 さて、昨年度嬉しかった変化は、学校選択問題の方は「5文以上」ではなく「40語以上50語程度」という語数指定になったこと。この形式は、一般問題の方にも降りてこないかなぁ、と期待しています。25語程度でいいですから。これはありえるかな?

 この記事で英検3級の英作文問題との比較なんかについても考えたかったけど、今日は時間がないのでこの辺で。(正確にいうと、昨日から何度か修正しながらダラダラかいてしまった記事でした)

2018-01-20

[] 「即興性」は何でできているの?

 さて、「話すこと」に関して書いていくシリーズの中で、今回は「やりとり」について。(前回の記事はこちら

 あ、どうでもいいですけど、新学習指導要領的には「やり取り」という表記なのですね。個人的にはひらがなの方が好きなのだけど、きっと検索でブログに辿り着く人もいると思うので、今後は不本意ながら「やり取り」で統一します。

 さて、その「やり取り」ですけど、学習指導要領解説によれば「『即興性』を意識した言語活動が十分ではない」という現状の課題を解決するために新設された項目のようです。でも、私の知る範囲では、授業中にそういった会話練習をさせている先生は結構多いと思うので「今さら感」もありますけど、多くの教室でおこなわれている活動に「居場所」が与えられるのは、よいことかなとも思います。

 そして、そうは言っても、まだまだ会話練習の活動を授業に取り入れていない先生もそれなりにいるのが現状でしょうし、「会話やってます」と言う方々の中には、「スラスラ英会話」「弾丸インプット」といった名前のスキット原稿を日本語から英語に瞬時に言い換える活動や暗唱みたいなものをやらせて終わっている先生もある程度いそうな気がします。

 本当の意味で「即興性」を備えた「やり取り」の力を伸ばすためには、どんな練習に取り組めばいいのか、私も試行錯誤している段階です。ただ、ここでも、「じゃないほう」が役に立つのではないか、とは感じています。

 というのも、「やり取り」となると、「相手」が存在するわけで、授業の中での多くの場合は、「相手」も英語学習者(つまり中学生)になるわけです。極端な話、「相手」がネイティブ・スピーカーであれば、話し手も英語が上手くなった気がするでしょうし、活動量も増えます。しかし、学習者の習熟度にバラツキがある公立学校だと特に、一律にペアでの活動をさせていくのは難しいと感じています。

 そこで、私なりに考える解決策は以下のとおりです。

 

(1)「相手」を教員が務めるようにする

(2)3人以上で活動する 

 

 (1)に関しては、当然ながら物理的な限界があります。40人の生徒に対して教師は1人。ALTが入っても2人ですから効率は悪くなります。ですから、教科書のオーラルイントロの場面や授業の最初のスモール・トークなどの場面で、何人かの生徒とでもインタラクションをしていく必要があります。

 そこで(2)の解決策なのですが、例えば4人組であれば、自分以外の3人の中にそれなりの英語力の子がいて、自分たちを引き上げてくれる可能性が(少なくともペアでやる時よりは)高まるだろう、という見積もりです。

 例えば、私が地域の先輩から教わった「プロジェクトI(アイ)」という活動があります。

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 4人組の1人がメインの話し手になり、他の2人は質問者、残りの1人は記録者になります。質問者の2人は与えられたテーマ(例えば"Last Sunday")について、話し手にひたすら質問を続け、その答えを記録者がメモしていくという活動です。最終的には、記録者が書いたメモを話し手が受け取って、自分が答えた内容を基に家で英作文を書いてくるという宿題付きです。

 質問者が2人いるので、一人の力だけに左右されにくいですし、無駄な沈黙の時間が少しでも減ると思います。場合によっては、記録者もメモを取りながら質問してもいいことにすれば、さらに質問が途切れにくくなり、活動量が増えます。

 そしてこの活動中は、前の人の質問やそれに対する答えをしっかり聞いていないと、同じ質問を繰り返してしまったり、会話の流れを壊してしまったりするわけで、質問者には談話能力を磨く上でよいトレーニングになると思います。

 同じようなものとしては、2年生の3学期に取り組んでいるALTへのグループインタビュー活動があります。「しゃべくり6」と名付けていて、6人組のグループで、ALTをゲストに迎えて5分間の「トーク番組」をおこなう、という活動です。(詳細はこちらの記事でも紹介しています)

 この活動では予め「想定問答集」を作るので、グループで相談しておおまかな「台本」を作っておくことができます。とはいえ、相手のALTはその台本を見ていないので、そのとおりに行くとも限らない、スキットとも違う絶妙な自由度があります。

 だから活動中、ALTの答えに応じて、準備してある質問リストから「適切な」質問を選んで訊く、という「即興性」が鍛えられます。私の生徒たちは、英語の得意な生徒はアドリブでつないだり、苦手な生徒は"Anything else?"係になったりと、助け合いながら全員が発話できるようにやっていました。また、準備段階で流れを考えることが求められるので、知らず知らずメタ的に「談話能力」を学ぶ機会になったのではないかと思います。

 これは、このあいだの分類でいえば、ダイアローグ風でありながら少しだけpreparedという、まさに「じゃないほう」な活動です。

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 静岡で見た「ビデオレター返信動画作成」より一歩だけimpromptu 寄りな感じ、くらいの難易度でしょうか。いずれも、最終的にちゃんとした「やり取り」にたどり着くために必要なステップなのではないかと思います。

 さて、ここまで書いてきて、「やり取り」で期待される「即興性」って何なのだろうと考えてしまいました。これまで私は「瞬時に英文を組み立てる能力」なのだろうと勝手に思ってましたが、実は次の質問を考える(思いつく)「談話能力」のほうが、大きなファクターなんじゃないか、と思うようになりました。

 そう考えると、impromptuでダイアローグ形式のいわゆる「やり取り」そのものよりも、どこかで学習者の負荷を減らしつつ、その分談話の流れにフォーカスできる「プロジェクトI」や「しゃべくり6」みたいな活動こそ、練習として大切なんじゃないかと思いました。

 ほら、やっぱり「じゃないほう」を大切にしたほうが、いいんじゃないですか?

2018-01-14

[] 「じゃないほう」の効能を考える

 亘理先生(静岡大学)のブログ記事がとってもinspiringだったので、関連して書きたいことが湧き出てきて、記事になりました。いや、本当は11月に静岡に伺った頃に書いておきたいことだったんですけど、今になっちゃいました。私としてはきっかけをいただいて、ありがたいです。

 ということで、まずは亘理ブログ(前篇)を読んでみて下さい。

 >>On speaking terms(亘理研究室)

 11月の静岡での研修では、グループでビデオレターへの返信動画を撮る、という授業を参観しました。「ICTを活用して」という縛りがある研修でしたが、あえてシンプルに「撮る」という機能のみでICTを活用してて、しかもその「撮る」の効能を言語学習(練習)に最大限に活かした、とても面白い授業でした。

 でも、研究授業の活動を見た先生方からは「これは『やりとり』でも『発表』でもないから、学習指導要領のどこに位置するんだ?」みたいな意見も出てたので、その場でこんな図にまとめてみたわけです。

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 で、「いやぁ、『じゃないほう』だって大事だし、今までみんなやってきてたじゃん」ということを伝えました。

 確かに今回の授業は、予めある程度用意した台本っぽいものに従ってグループでカメラの前で会話を再現するという、言ってみれば「スキット」なわけで、純粋な「やりとり」とは言い難い。でも、これまでだって「スキット」の練習を取り入れた授業はたくさんあって、それぞれ効能を期待して授業でやってきたわけです。

 また、12月に地域の研修会(三郷)で見た授業では、トニー・ブザン式のマインドマップを活用して、自分の夢をスピーチする、という活動に取り組んでいました。これって、いわゆるスピーチと違って、原稿は書きません。マインドマップ上のキーワードを見ながら、文やディスコースを組み立てて話す、という活動で、むしろスピーチよりレベルが高いことを求めているかもしれません。

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 これも、純粋に「発表」というよりは、impromptuという点では「やりとり」に近い活動で、新学習指導要領の言う「やりとり」「発表」という枠組みに収まらない活動だと思います。

 どちらの授業も、若手の先生が自分で考えて、チャレンジしてくれた意欲的な授業で、私もとても刺激を受けました。そして、こういう活動が、「やりとり」「発表」の枠からはじきだされたために、授業であまり見られなくなってしまうとしたら危険だな、ということです。

 「じゃないほう」にも価値があって、むしろいわゆる「やりとり」「発表」につなげるための(あるいはその先の)大切なステップであると思うのです。

 台本ありのスキットなら会話形式であっても「発表」だし、その場でキーワードを参考に自力で英語を組み立てるなら、スピーチ形式であっても「やりとり」に近い即興性が求められる。だから新学習指導要領も、「やりとり」「発表」みたいな形式よりも、preparedなのかimpromptuなのか、モノローグなのかダイアローグなのか、みたいな視点で整理すべきだったと思うんですよね。

 たぶん、「ヨンギノー!」「スピーキングテストー!」という流れに持っていくための「やりとり」という新領域の提案だったと思うんですけど、「やりとり」自体は特に中学校ではこれまでも授業で取り組まれてきたかなと思うので、それだったらむしろ「話すこと」の手前のステップとしての「音読」みたいなものにも光を当てて欲しかったな、とは思います。(いや、パブリック・コメントで送ったんですけど

 じゃあ、相手によって「やりとり」の難易度も深さも変わってしまうよね、フィードバック難しいよね、という亘理ブログの後半テーマについては、長くなっちゃったので次の記事で取り上げたいと思います。亘理ブログのせいでおかげで、休日にもいろいろ思い浮かんじゃって大変ありがたいです。

2018-01-06

読むことは、お金がかかること

 書けるときに書いておこうということで、ブログ更新。

 少し前にTwitterで書いてましたが、備忘のために最近気になる本、買わなきゃいけない本、読みかけの本をリストアップしておきます。複数の本をダラダラ読み続ける癖があるので、随分前に読み始めてまだ読了してない本がたくさんあるのがつらい。

読みかけの本

 こちらは何度も行きつ戻りつ読んでます。ロビさんスキさん論争もまとまってて面白いです。

 気になる人の章から少しずつ読んでます。座談会も先に読んじゃったw

 ああ、昨秋に買ったきりまだ開いていない…。テスト本は気になるのがたくさん。

テストが導く英語教育改革

テストが導く英語教育改革

 まだ最初しか読んでないけど、これ、「小学校で」に限らず中高英語教師必読な感じ。

これから買う予定の本

 まずは山岡先生の単著。これは気になる。要予約です。

 そして某マガジンで唯一気になる連載のこの方。朗読のセミナー参加してみたいな。

英語は朗読でうまくなる!

英語は朗読でうまくなる!

 手放しでヨンギノー万歳!な世の中へのカウンターパンチ。

 テスティング関係は根岸本以外にも少し前にいろいろ出てて、追いきれてないです。

 国語関係の本も気になるのです。ひつじさんが多いですね。

文章を科学する

文章を科学する

 そして教育学や教育哲学、教育方法学なんかも気になるお年頃。

問い続ける教師―教育の哲学×教師の哲学

問い続ける教師―教育の哲学×教師の哲学

新しい分かり方

新しい分かり方

 

 もっと広く、深く学びたい方々は、亘理先生(静岡大学)岩瀬先生(東京学芸大学)の20選がオススメです。そこにある本も、少しずつ手を出していきたいです。教科教育関係の本だけでなく、どの教科にも通ずるコアな部分に触れてみたいです。

 しかし、これ全部買うといくらになるんだろう? 中高教員にも、「研究費」という形でこういう書籍代なんかを支援してくれるような仕組みがあればいいのにな。サークルやセミナー等も基本自腹だし、開催してる方も手弁当だったりするから、頑張ろうという人たちをもっと応援する仕組みが増えてほしいです。ま、一番は時間が欲しいのだけど。買っても読む時間がないとねw

2018-01-04

[][] 書くことは、考えること

 新年のスタートなので、このタイミングで手帳を替えたり、日記を書き始めたり、ライフログを残し始めたりする方もいらっしゃるかと思います。

 たくさんある仕事や雑務をどう管理しようか、これまでにもいろいろ試行錯誤してきました。これまではGTD(Getting Things Done)系のアプリや手法をベースに取り組んできていました。個人的には、この本はバイブル。Kindle版出ればいつも手元に置いておくのに。(ただし私が持ってるのは旧版。新版は装丁が不評ですね)

 と思ったら、原書ならKindle版があるみたい。新版は英語で読むというのも悪くないかも。

Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity

Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity

 さて、それでも片付き切らないToDoに辟易してたら、11月頃にTwitterで知った「バレット・ジャーナル(Bullet Journal)」が面白そうだったので、さっそくお試ししてみました。この本も面白かった!

 「バレット・ジャーナル」は、ノートにToDoもライフログも気づきも全部羅列して記録していくメモ術で、箇条書きするときに使う・(←中黒 bullet point)に由来しています。(だから本当は「ブレット」とかのほうがいいんでしょうけど、日本ではもう「バレット」で広まってしまってますね)

 これをやるには、モレスキンみたいな堅牢なノートが向いているということで、手元にあった使いかけのモレスキンで昨年末さっそくお試ししてみました。1ヶ月くらいやってみて、これが上手くいくようなら、さらに向いているというロイヒトトゥルムを買ってみようと思ってました。

 で、結論から言うと、私の場合長続きしませんでした。ライフログとしての価値は素晴らしいし、考えずにひたすら記録するスタイルはいい意味でラクなんですけど、私が抱える課題は、たくさんある情報をどう整理して、その時必要な情報やToDoをどう選別するか、というところにあるので、ノートが情報のるつぼとなるこのシステムは、私の課題解決には向いていない感じ。

 文具好きとしては、ロイヒトトゥルムに合わせるペン何にしようかと勝手にテンション上がってたんですけど、結局メモはiPad Pro+Apple Pencil+Penultimate(もしくはNotability)で、ToDo管理はGTD系のOmniFocusで、というデジタルデバイスが最強という結論になりそうな展開。

 ああ、でも同じメモでも、何か新しいものを創り出すときのようなアイディア・ジェネレーティングには、手書きのメモのほうがいい気がするんです。違いがよくわからないんですけど、モレスキンの過去ログを見る限りでは、文字っぽいものより、フローチャートとか使いながら視覚的に広がりのあるメモは、紙のほうがいい感じです。紙面(画面)はiPadのほうが広いはずなのに、何が違うんでしょうね。

 ということで、やっぱりロイヒトトゥルムは買っておこうかな、と。(←ただ欲しかっただけ?w)

 学校で使う手帳の方は、引き続き「スクールプランニングノート」でいきます。書店には似たような教師用ノートがいくつか並んでますけど、罫線の幅とか色使いとか、本当に細かいところまでこだわって作っているのはこのスクールプランニングノートだと思います。正直、他のものは劣化コピーという印象。まぁ、見比べてみて下さい。

 中高教員用ノートの例↓

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 もう発売になってますが、2018年度版もいくつかマイナーチェンジが施されています。教師の出退勤の時間をメモしたりできる欄が追加されたあたりが、「先生のための手帳」らしいところ。Facebookでは、「SPノート愛用者の会」なんてグループもできて、使い方や組み合わせる文具のアイディアなんかもシェアされています。よかったら、登録してみてくださいね。(スクールプランニングノートFacebookページ / 学事出版SPノート専用サイト

 書くことは、考えること。

 だからこそ、考えるためにフィールドについても、しっかりと考えてあげたいですね。

2018-01-02

[] 謹賀新年2018

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 昨年は、本務が大変忙しく、ほとんどブログを更新できない1年になってしまいました。年が明けて今年こそは!と気持ちも新たに宣言したいところではありますが、あと3ヶ月はこれまで同様のペースが続くことも考えられます。何卒ご容赦下さい。

 とはいえ、英語授業についてもいろいろ悩みながら取り組んでいて、考えることがたくさんあった1年でしたので、本来であればブログでそんな悩みを公開して、みなさんと共有したかったのも本音です。ネタはあったのですが、ただ単に書くための時間とエネルギーが足りなかった、という1年でした。

 今年度の私の課題は「読解」でした。

 中3を担当しているので、入試を見据えて、教科書以外の英文をどうやって自力で読めるようにしてあげるかがポイントです。だからいつも以上に教科書を読解のための「素材」と捉えて、英文を読み取る練習を授業の中でしてきたつもりです。(だから、私の授業では教科書の内容に関する「予習」は課していません)

 とはいえ、多くの生徒は実は「パッセージ」以前にその中の「センテンス」が読めていない、という現状があります。ここで「意味順」と「名詞句を四角化で視覚化」が役立つわけです。これまでなんとなく単語を拾って読んでいた生徒たちに、1つ1つの英文に地道に向き合う「地力」をつけてきたつもりです。そのおかげで、学定期テストにおける読解問題の通過率も向上しました。(2年生1学期中間テスト55.8%→3年生2学期中間テスト71.3%) 定期テストでは、マークシートで同じような形式・難易度の読解問題を継続的に出してきているので、ある程度信用できる上昇度合いかな、と思います。

 12月には、地区の教育研究会主催の研究授業を引き受け、「名詞句」とか「意味順」を扱った「読解」の授業をみなさんに見ていただきました。教科書の英文を分析的に読む授業の提案でしたので、いわゆる「コミュニカティブ」な場面も少ないですし、日本語使用の多い授業となりましたので、研究協議でもそちらへのご助言が多くなってしまいました。

 私としては、センテンスやパッセージとどう向き合うかという点でみなさんからのご意見を伺いたかったのですが、明確にテーマを設定しておかないと、こういう研究協議でそういう話題を掘り下げるのは難しいですね。「コミュニケーション」不在だった昔の英語授業への反動から、「コミュニケーション」一辺倒の流れには、少し不安を感じています。プライマリーレベルである中学校では、こういう「テクストとのコミュニケーション」だって大事だと思うんですけどね。

 そういった問題意識を、もっとこういう場所でも書いておければよかったな、と思います。今年はどれだけ時間があるかわかりませんが、まとまらない文だとしても書き残しておきたいです。

 また昨年は、勤務校の管理職の理解もあり、静岡や東京など、遠方まで出張に行かせていただき、研修のお手伝いをさせていただく機会をいただきました。県が違えば、指導案の書き方から研究協議の持ち方、そしてもちろん授業の流れなんかもずいぶん違うようで、個人的には私が一番勉強になりました。特に静岡市は複数回に渡ってお呼びいただき、参加者の先生方と交流できたことが私にとってはとてもよい経験になりました。

 こうして遠方までお呼びいただけるのはとても勉強になるのですが、やはり勤務校を丸1日空けなければならず、同僚の先生方や生徒たちに迷惑をかけてしまい心苦しいのも事実です。今年は、平日の遠方出張はできるだけ控えて、本務に専念したいとも思いました。そのぶん、土日や夏休み等の授業のない日にはどこへでもお伺いしようと思いますし、授業を見に来ていただく分には(学校を空けないで済みますので)いつでも歓迎というスタンスでいきたいと思います。

 書き物については、英国の出版社から1つ出せたというのが何より大きなできごとでした。これも多くの方にお世話になりながら、なんとか実現できた挑戦でした。「意味順(MAP Grammar)」が世界に広がっていくのが楽しみです。

 今年は、まずは今お引き受けしているお仕事がかなり「大物」ですので、原則としてそちらに専念するつもりです。なので、新たな「大物」は来年くらいまではお引き受けできないかと思います。時々、単発で少し書かせていただく機会は(いただけるようでしたら)大切に取り組んでいきたいと思います。

 ということで、忙しい中で、自分で何に集中してエネルギーを投下していくか、選択していくことがより大切な1年になるかと思います。ブログ更新は、ほどほどに、でも少しずつ、続けていこうと思いますので、懲りずに時々覗いていただければと思います。

 以上、長くなりましたが、昨年の振り返りと新年のご挨拶でした。今年もどうぞよろしくお願い致します。

2017-11-14

[] 「発表」と「やりとり」のハイブリッドなスピーチ指導

 先日、三郷市で私たち埼葛中英研が主催する授業研究会がありました。

 私たち事務局も準備段階から授業者と一緒に構想を練り、いろいろなリソースを提供しながら、授業を作っていきました。授業者と埼葛地区の先生方に少しでも学びを還元したいと思って、毎年こんな風に開催しています。今年は、全校の教育活動ででトニー・ブザン式マインドマップを取り入れている中学校で、マインドマップを用いてのスピーチ指導、という意欲的な授業を公開していただきました。

 指導者にはなんと、以前にずっとお世話になっていたT部長ことT教頭先生をお迎えして、授業へのコメントだけでなく、プチ「教師のためのマインドマップ講座」まで開催していただきました。こんな素敵な企画が実現して、本当に嬉しいです。T部長、本当にありがとうございました!

 さて、スピーチと言うと、まず日本語で原稿を書く→英語に直す→音読練習→暗唱→発表、というのがよくある流れかもしれませんが、授業者のH先生はそれをずっと疑問に感じていたそうで、もっと自分の力で英語を組み立てて話そうとする生徒を育てたい!と今回の授業を組み立てました。

 ということで、今回は「スピーチ」といっても、マインドマップに書き出した自分のアイディアを見ながら、その場で英語にしながら話す、という活動です。スピーチでありながら、preparedというよりimpromptuな感じです。新学習指導要領では「話すこと」を「発表」と「やりとり」に分けましたが、「発表」という形式でありながら、「やりとり」と同じような即興性が求められる、というハイブリッドな活動です。レベルが高く感じるかもしれませんが、私はこういうのこそ、中学生の学習には効果的だと思っています。

 さて、授業のあとの研究協議では、「先に型を教えたほうがいいのでは」というご意見も出ました。なるほど、それもわかります。で、このタイプの指導では、モデル文を与えて内容語のところを置き換える方式を採用することが多いですよね。でも、私が思うのは、そもそも1文をどうやって組み立てるか、という「型」こそ教えてあげないといけないんじゃないかなぁ、ということです。(その部分が、今回の授業にももっと求められたかもしれません)

 これって即興系のスピーキング指導でも同じですけど、とにかくたくさんしゃべらせる派(たくさん書かせる派)の人たちは、そもそも生徒たちに文を組み立てさせるための足がかりをちゃんと与えているのか、という疑問が残ります。というか、あまり吐き出させた英語の質を問うてない気がします。

 その割には、スピーチの中で最近習ったばかりの文法事項を使わせたがる傾向もあります。どの文法項目を使うかよりも、どの文法項目でも共通するポイントをまずは指導して定着させようよ、と思うのです。だから「それぞれの文が前よりまともに組み立てられたか」ということがスピーキングの評価基準になっていくべきだと思うんです。

 そういう意味では、かなり極論ですが、「意味順がしっかりできていれば『正確さ』については満点でもよくて、それ以上の細かい文法事項については、『適切さ』の観点で扱ってしまう」というのもアリなのかも知れないなと思いました。言いたいことを伝えるために適切な表現・形式を選べた、という意味で。

 CEFRどうのこうのより、日本人学習者の到達度が「こっちの生徒の発話のほうがより上(マシ)」と言うための指標を、中高英語教師あたりで共有しておく必要があると思います。それ抜きで、入試に英作文とかスピーキングとか導入されても何測られてるかわからなくて怖いだけです。

 思うところは多々ありますが、それでも個人的には、高校まで巻き込んで「四技能をバランス良く」というお題目が全面に出てきている流れは歓迎です。面接や作文の力が評価されていくということもです。ただし、理解や表現を支えるためのツールとして機能するように文法がちゃんと教えられていけば、という条件が付きますが。

 そういう意味で文法の定着って行きつ戻りつだし、今教えたことが今定着するわけでもないから、「定期テスト」という枠組みで、一定期間に教えたことの理解度を測るテストは、学習意欲を阻害しかねない。だから定期テストの合計点から英語を外してもらえないものかな、とよく思います。技能教科扱いで。

 今あちこちで作ってるCanDoリストも、結局は文法シラバスに則った「その時期に習ったことが使えるかリスト」に過ぎない事例が多い気がするので、もっとざっくりと俯瞰して、「イマココ」がわかるような指標があればいいのになぁ、と思います。

 ということで私は目の前の生徒たちに対して、「意味順間違えなくなったねぇ!」「ああ、『いつ』の変則的な使い方までマスターしたんだ!」「そんなに長い名詞のカタマリが使えるようになったんだね!」みたいな成長の段階を、ちゃんとキャッチして伝えていきたいと思っています。

2017-10-31

[] 新幹線の中で

 今日は出張で静岡へ。

 静岡市の教員研修に呼んでいただきました。テーマは英語授業とICT活用。でも、ICTをあくまでツールとして考えていて、授業そのものについてじっくりと考える、有意義な研修会でした。今日は全6回のうちの第3回で、小学校と中学校の代表授業者の指導案をみなさんで検討しました。

 この研修の面白いところは、次回第4回、第5回は、小中それぞれの授業を公開して、みんなで参観するわけなのですが、この一連の研修に参加していない一般の先生方にも授業を公開する、という点です。代表授業者の授業を研修参加者がみんなで練り上げて、それこそ「代表」として授業してもらう、というスタンスなんですね。選ばれた参加者だけが学ぶのではなく、そこで学んだことを、ダイレクトに地域に還元する、という仕組みがすごいですね。

 また、小中学校の先生が一緒に指導案を検討する、というのも面白いですね。小学校の先生は「中学校英語の評価の観点ってどうなってますか?」などと質問してて、これを説明しながら、中学校の先生方も基本に立ち返ったり、一番肝になる部分を深く考えたり、と学ぶことがたくさんあります。

 さて、まだまだ続いていく研修ですので、授業そのものの中身については、ここで取り上げませんが、以下今日感じたことを走り書き。

・スピーチや発表を改良する、となると、「表情」「アイコンタクト」「ジェスチャー」みたいな観点に偏りがち。英語そのものへのフィードバックは、生徒同士では難しいだろうけど、事前に明確なポイントが示されていれば、できることもあると思う。というか、それが示されていないと、せっかく撮った動画を見ても、自分自身で何も気づけない。

・「iPadなどを使って発話を録画しよう!」という取り組みはとても有意義だと思うけど、話す内容がどうしても「自己表現」「自己開示」みたいなテーマに偏りがち。ただでさえ自分の顔撮られて緊張してる生徒たちに、さらなる自己開示を求めるのは、この年頃の子たちには酷な場合も。そこで「虚構」の出番なわけですよ。

・「話すこと」の中で、これは「やりとり」なのか「発表」なのか、については明確にしておいたほうがいい。台本が書いてあるスキットなら、会話形式であっても「発表」だし、その場でキーワードを参考に自力で英語を組み立てるなら、スピーチ形式であっても「やりとり」に近い即興性が求められる。形式よりも、preparedなのかimpromptuなのかで分けても良かったかもしれないですね。

・「外国語表現の能力」を語る際に、「適切さ」と「正確さ」という言葉の定義が、人によって(場合によってはその人の中でも文脈によって)一致していない気がする。このへんのモヤモヤは過去にも何度か書いたので、気になる方は過去ログを検索してみて下さい。

・静岡ではクレヨンしんちゃんじゃなくてちびまる子ちゃんなんだなぁ。

・会話活動にはある程度の必然性が必要。ただインフォメーション・ギャップを与えて、情報を穴埋めさせるだけだったら、20年前の中学校の英語授業を後追いさせるだけになっちゃう。中学校英語がそこからどう抜け出したのか(あるいは抜け出せていないのか)を、もっと小学校の先生方に伝えていきたい。

・とはいえ、会話活動の場面設定にこだわりすぎて、ルール的なものが増えすぎるのも困る。もっとシンプルに、「困ってるから訊きたい」という場面が、日常の中にたくさんあるような気がするから、そういう状況を作っちゃえばいい。要は、場面の必然性というより、文法機能の必然性といった感じ。(うまく表現できない)

 あれ、全然ICTのこと書いてないけど、ま、いっか。でも、たくさんのことを考えるきっかけになった本当に有意義な出張でした。あので忘れないうちに、帰りの新幹線の中で整理してみました。

 11月末にある第4回、中学校の授業公開にも参加させていただくので、どんな授業になっているか、今から楽しみです。出張に出してくださった勤務校の方々、お世話になりました指導主事さま、 お声をかけてくださったW先生に感謝です。

 次は新横浜〜新横浜〜。

2017-10-24

[][]「ピクショナリー」のゲーム性を一瞬で無力化する生徒のすごい裏技

 とっても衝撃的なことがあったので、割りと間隔を開けずに更新。

 中間テストも終わり、絶賛採点中ですが、授業の方は復習ということで恒例の「ピクショナリー」に取り組んでます。ピクショナリーというのはグループワークで、代表で英文を聞いてきた生徒が、内容を絵で表現して、他のメンバーが内容を当てて、英文を復元する活動です。私のよく言う「内容先渡し(content-given)」的な表現活動になるので、結構よく活用していますので、生徒も白いA3用紙を持っていくだけで、「あ、今日アレですね?」とニヤリとします。

 さて、そのピクショナリーですが、今日は最近の復習という位置づけで、3年生で習った文法を中心に問題文を用意したので、生徒も復元に苦労するだろうなぁと予想していました。そんな中、やたら正解を連発するグループが出現。

 第1問は”The small car was broken by Mr.◯◯.”という英文の復元に挑戦したんですけど、そのグループが描いた絵を見ると、

 車、割れている物体、人の顔

の3つが並んで描いてあります。車が壊されている場面そのものを描かずに、パーツごとに描くのも面白いですね。車も「小さい車」というのを表現するために隣に「大きい車」も描かれていて、なるほどこのグループは絵に工夫が見られるな、と思いました。

 ところがそのグループは、”The man drinking coffee is Mr.◯◯.”みたいな文もしっかり再現できてて、こんなの”Mr. ◯◯ is drinking coffee.’とどうやって絵で区別してるんだよ、とそんな出題したくせに心の中でツッコミしてました。

 ピクショナリーでは、答えを知っている絵を描く代表生徒は話すことができません。文字や数字も書くことができず、ジェスチャーも、まわりの生徒が「それ犬?」とか「走ってた?」とか内容を確認する時に頷いたり首を振ったりすることができるのみ。

 活動を観察していたALTによると、そのグループは班員が「だれが?」と聞くと「小さな車」の絵を、「する(です)」と聞くと「割れている物体」、そして「だれ・なに」と言うと「人の顔」という順番に、意味順に絵を書かせていたというのです。

 なんだそれ?((((;゚Д゚))))

 それ、すごくないか? というかそれやられちゃったら、このピクショナリーという活動の「難しさ」の半分以上を、あっさり乗り越えてしまうことにならないか?

 いや、個人的にはそれを聞いて感動すら覚えました。それをやるためには、代表生徒の英文理解(構造の理解)が求められるからです。それが成立しているという事実に、本当にびっくりしました。

 「意味順」の指導って、時間がかかります。教えたからといって、すぐに何かができるようになるとは限りません。でも、こうやって地道に取り組んでいくと、漢方のようにじわじわと生徒たちの頭の中に浸透していくんだなぁ、と実感しました。

 これ本当にすごいんだけど、次にピクショナリーやる時に、このワザを教えちゃってよいものか、悩みます。やって欲しいような、やってほしくないような。みんなが気づいて勝手にやるようになったら、「お前らすごいから、ゲームが成り立たん!」って言えるので、一番すごいかな。

 そんなご報告でした。

2017-10-21

[][] 名詞句英作文で、勝手に大喜利大会

 ここのところ、いつも「久しぶりの更新」なので、今後はいちいちそう断らずに書き始めることにします。そのほうが、ブログ更新への心理的ハードルが下がると思うので。(昔はハードル低かったんですけどね…)

 さて、定期テスト直前の授業でやった、英作文講座の様子を紹介。

 現行の教科書では、中2の後半から名詞のカタマリ(名詞句)がたくさん登場します。それまでは時制など「する(です)」の部分がそのレッスンのターゲットになっていましたが、ここからは不定詞や動名詞など名詞句を作る機能が、手厚く扱われるようになります。中3も、2学期以降は分詞の形容詞的用法や関係代名詞など、ほとんどが名詞句の扱いですね。

 名詞句の内部構造については、これまでも系統立ててやってきたので、ここらへんで久しぶりに名詞句がどんな風に文の中で使われるかを考えてみる授業にしました。

 まずは、中3の教科書で登場する、a small country lying between China and Indiaやpollution like smog and acid rainなどの長い名詞句が、文の中でどの意味順ボックスに位置するかを考えます。当然、「だれが」と「だれ・なに」に入ることを再確認します。

 そこで、今度はちょっとした名詞句を与えて、意味順ノートにオリジナル例文を書いてみる課題に。

f:id:anfieldroad:20140909102409j:image

 今回は(意味順ノートのボックスの幅も考慮して)the small carという短めの名詞句を使用。これをまず「だれが」と「だれ・なに」の欄に書き込んで、その前後をそれぞれ考える、という流れです。

 だれがする(です)だれ・なにどこいつ
The small car    
  the small car  

 生徒たちは思い思いの例文を書き始めます。

 The small car is cool.

 Mr. anfieldroad has the small car.

みたいな文を書いてくれています。(ご存知の方も多いですが、私の愛車は小さいのです→参照) 「イイね!」「イイね!」と個別にマルをつけながら巡回していると、次第に勝手に大喜利大会の様相に。

 The small man has the small car.

ぐぬぬ…(うまいこと言う)

 The small car was broken by Mr.(生徒名).

なぬ? これを全体に紹介したあと、名前を挙げられた生徒を当てて発表させてみると…

 The small car was easy to break.

 なにー!?((((;゚Д゚)))) 相談した様子はないので、偶然にもコラボしてた!

 ということで、面白い英文を全体でシェアしながら、他のボックスにどんな語句が入れるのかをみんなで確認。一方で、「だれが」にThe small carを入れると、「する(です)」がほぼbe動詞になる、という課題も発見。確かに、モノを主語にして一般動詞で文を書くのって、中学生には難しいですよね。

 でも少し前の授業でALTが「もっと気軽にhasを使ってみよう」とワンポイントアドバイスをしてくれていたので、それに触れて、最後にThe small car has…で文を書いてみることに。

 The small car has two doors.

 The small car has a white roof.

 うんうん、と巡回しながら英文をチェックしていると、

 The small car has nuclear weapons.

 待て待て待て待て!((((;゚Д゚))))、と大喜利は続くのでした。