英語教育2.0 〜my home, anfieldroad〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード

*英語教師による、英語教師のためのブログ。
*授業で使えるアクティビティの紹介、ハンドアウトのダウンロードも。
*ライフハックス、文具、デジタルガジェットなどについても徒然と。

2017-06-18

[][]「じゃ、いつ使うの?」を考える

 昨日は今年度最初のサークル例会でした。

 ご案内がギリギリになってしまいましたので、少人数での例会となりましたが、その分たくさんお話をして、いろいろ考えることができたと思います。

 今月のテーマは文法指導。特に導入から練習、解説までの流れに悩んでいる若手の先生方のために、何のためにその活動をやるのか、という意味を一緒に考えてみました。最終的に「その新出文型を用いて、自分の言いたいことを言えるようになって欲しい」ということが目標なのだとすると、どんなステップでどんな練習をさせる必要があるのかを整理しました。

 「内容」ベースの導入から、既習表現との「形式」のギャップに気づかせ、必要な解説をしてから練習、なんていうのがPPP的な流れでは一般的なんでしょうけど、意外と「内容」ベースでやっている段階で形式のことに話を振ってしまったり、全体の流れを考えていないと指導がブレてしまいがちです。また、その段階で何を「解説」で伝えるかも精選が必要ですね。語形変化などは音だったり文字だったりいろいろありますから、学習者が混乱しないようにしたいですよね。

 さて、休憩時間にそれぞれの部活指導の話に花が咲いてしまって、作業をしようと思っていた後半の時間があまりなくなってしまったのですが、この部活指導のプロセスが文法指導と重なるところがあって、そのまま「喩え話」に。

 ボレーの技術を教えて、何度も反復練習はさせるけど、それだけで試合でボレーを使えるようになる生徒ばかりではありません。試合形式の練習の中で「あ、今ここでそのボレーを使うんだ!」という指導を、繰り返し繰り返しやるはずです。もしくは、試合の一場面を切り取って、「こういうプレーのあとは、ボレーのチャンスだ」という「ディスコースのパターン」を身体に覚え込ませているはずです。部活では絶対やってるんだけど、文法指導ではそういう練習が足りない(というかほとんどやってない)よね、という話になりました。

 不定詞を教えたからって、すぐに不定詞が使えるようになるわけじゃないけど、せっかく導入したその日のうちに、「不定詞ってこんな場面で使えるんだ」というイメージは、explicitであれimplicitであれ提示しておく必要があると思います。そして、そのレッスンのまとめの段階でもいいし、後々のスピーキングやライティングの指導場面でもいいので、amazon風に言えば「この文法を使った後に使っているのは?」とか「この文法をチェックした人はこんな文法もチェックしています」的な、他の文法や語彙表現との組み合わせを学んでおくといいと思うんですよね。(その点、エイゴラボの作文問題は、新出文型だけでなく、関連する既習表現を書かせる問題を設定してたりします)

 例えば"I'm going to do my homework tonight."という文の前後には、どんな文が並ぶ可能性があるだろう、それはどんな場面なんだろう、と考えてみるような作業ですね。キーセンテンスを書かせる作文指導はよく見かけますけど、キーセンテンスを与えておいて、その前後を考えさせるような作文練習も必要だろうと思います。

 サークル後は、食事に行ってまだまだお話に花が咲きました。部活に、教科に、校務分掌に忙しい若手の先生方のご苦労も聞きながら、でも意欲やアイディアに溢れた勢いも感じながら、私も刺激を受ける例会になりました。

 サークルには毎月、その日のテーマに関連した書籍をうちの本棚から持っていくようにしています。ご希望の方にはお貸しすることもできますので、遠慮なくお声掛けくださいね。ちなみに昨日持っていったのは、こんな感じ。

「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育

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大修館 英語授業ハンドブック 中学校編 DVD付

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英語教育 2017年 07 月号 [雑誌]

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今月は「ワーク」の話を書かせてもらってます。そして表紙がMINIだ!

2016-12-17

[][] Because文からWhy文を逆算する文法演習

 久しぶりに授業日誌。

 2年生はインフルエンザの流行もあって、学期末にペースダウンしてました。なんとかLesson 6が終われるかな、というあたり。今週はLesson 6Cの新出文型であるWhy-Becauseを練習しました。

 とはいえ、単品でのWhy?はこれまでにも何度も使わせてきてたし、つい最近も、

A: Where do you want to go?

B: I want to go to the U.K.

A: Why?

B: To watch football games.

という具合いに、不定詞の副詞的用法の練習で普通に使わせてました。

 今回はBecauseを使うことで、(1)主語を替えられる、(2)時制も変えられる、(3)目的だけでなく多様な理由が表現できる、ことを際立たせたいな、と思っていました。

 で、とりあえずは、

Do you like science?

Are you sleepy now?

Did you go to Aizu this year?

という3つの質問に答える練習から、その後Why?単品で聞く活動をしたあとで、Whyと組み合わせて1つの疑問文で訊けるね、と導入しました。(もちろん、Noと答えてた質問についてはWhy didn't you〜?になっちゃうこともフォローしましたが)

 で、いろいろ口頭練習→ペアで会話をやったあとの仕上げの活動は、ちょっとヒネリを入れて、「じゃあ、Because it was too hot.という文が答えになる疑問文を考えてみよう」という大喜利大会。

 普通だったらWhyの疑問文を提示して、その理由を考えさせるんでしょうけど、答えが多様すぎてなかなぁ1つに決められない生徒も多いし、そもそも練習するとしたらただBecauseつけるだけの答えの文より、語順に配慮が必要な疑問文の方だろう、と考えたからです。

 Becauseの文を提示してゴールを絞ることで、そこにたどり着くためのスタートはある程度多様に、でも論理的につながってないとダメなのである程度は縛られるだろう、という私の好きな感じの自由度になるかな、と思って。

 1問目はみんなで考えてみます。「『暑かったから』どうしたのかな?」と問うと、「窓開けた」「アイス食べた」「服脱いだ」という答えが出るので、それをワークシートの楕円の中に日本語で書かせます。

f:id:anfieldroad:20161217161257p:image

 で、「それに?をつけて、上に英語で書いてみよう」と促すと、あら不思議、"Why did you open the window?"という疑問文が意外とスムーズに書けます。

 できた生徒には2問目、3問目にチャレンジさせていきます。"Because I was hungry."とか"Because I had 10,000 yen yesterday."なんて答えの文ですね。

 中には、

A: Why did you break the window?

B: Because I was hungry.

なんて英文を書く生徒もいるんですけど、理由を聞くと「腹空き過ぎてイライラしてつい…」なんて言うので(笑)、「それ英語で言えたらいいよ」なんて追い込んでもいいかも知れませんね。

 今回、ALTと一緒にWhy-Becauseの活動や練習を考えていて、「likeの理由がlikeになっちゃうようなのはやめたいよね」というのと「理由を決めるだけで無駄に時間がかかりすぎるのはやめよう」という話になったので、今回はこんな活動にしてみました。ヒネリ過ぎてわかりにくかったらどうしようと不安もあったのですが、一度日本語を楕円の中に書かせることで、割りとスムーズに活動ができていたように思います。

2016-11-15

[] be動詞を見極める呪文(改)

 1年生はTheyやKen and Iのような複数主語が登場し、現在形のbe動詞が3つ出揃いました。このタイミングでいつも、be動詞を見分ける「呪文」を伝授してますが、これが意外に好評で、たまに高校に行って最初のリメディアル学習期に、「あの呪文が役立った!」なんて卒業生の声を聞くこともあります。

 ブログにも昔載せたよなぁ、と思って検索してみたら、なんと2006年の記事。もう十年前。ということで、新たな取組みも追加して、再掲しておきます。

 現行の学校図書TOTALでは、1学期にIとYouについて一般動詞もbe動詞も一通りやって、2学期に三人称が登場する、という構成です。たぶん10年前だと、1学期に三人称も含めて一般動詞やって、2学期にまとめてbe動詞、という感じだったと思います。これは、小学校の外国語活動が始まり、IとYouについてはかなり慣れてくるので、先にそっちをやっておこう、という理由だったと思います。(いずれにしても一般動詞から、というのはTOTALのこだわりであります)

 で、一通りbe動詞が出てきたこの時期に、みんなで唱える呪文がこちら。

 「I am、You are、複数 are、その他は全部 is ですよ」

 うん、いいリズムですね。繰り返していくうちにヒップホップ調になってしまって、Yeah!!!とか合いの手入れてしまうのはご愛嬌。でも、生徒もみんなコレ大好きです。

 ここまでは10年前からやってたんですが、これを使えば一般動詞も練習できるんじゃないかと思いついて今年やってみたのが、こちら。

 「I play、You play、複数 play、その他は全部 plays ですよ」

 あ、これ、いけるかも。

 合いの手を入れるように、"like!"などと動詞を叫ぶと、

 「I like、You like、複数 like、その他は全部 likes ですよ」

と変化していきます。「studiesですよ」とかになると、音節数的にちょっと苦しくなるんですけど、音声つ増える感が体験できるので、それはそれで意義があるかも。

 ということで、1年生は今日もみんなで呪文を唱えます。

2016-01-13

[] 英語の「骨組み」を考える

 さてさて今週から3学期の授業も本格的に始まっています。

 3年生は「アンネの日記」です。今年はちょっとひねって、こんな本を英語で紹介するところから内容の導入をしてみました。

 ひねり過ぎですかね? でも埼玉県民は、不当な非差別をよりリアルに体感できていたように思います。まぁ、あくまで導入ですので、ここからしっかり本編を深めていきたいです。

 さて、先日のe-prosのご報告を。

 今回は「英語の骨組みが身につく授業のアイディア」というお題でお話をさせていただきました。この1年間は、この「骨組み」というのが自分の中のキーワードでしたね。先日のe-prosを一区切りにと考えていたので、この辺でお座敷でお話していたことをブログでも簡単にご紹介しておこうと思います。

 ざっくり言っちゃえば、英語の授業でまず身につけさせたいのは、「何を語るか」ではなく「どう語るか」ということですよね、というお話。語る内容(伝えたいこと)は主に名詞などの「内容語」で構成されてますけど、トピックなどに依存してしまう内容語より、どんな話題でも必要になる基礎的な文法項目やいわゆる「機能語」のほうが、スムーズに使えるように身について欲しいものだと思うのです。

 私はその「内容語」と「機能語」を、それぞれ「お肉」と「お皿」に喩えて、説明してきました。

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 「伝えたいこと」という「お肉」を、どういう「お皿」に盛りつけるか、ということがしっかり考えられる、もしくは考えなくても自然に「お皿」を選べる、という状態を目指したいですよね。

 そのためには、極端な話、どの質問にもすべて機械的にYesで即答する「クイック・レスポンス」のような形式のみを繰り返し訓練することも必要なんじゃないかと思うんです。もちろん、形式が身についたら、その形式を使って意味やりとりをする「答えが言えないWho am I?」のような練習も計画的に設定します。

 「骨組み」をテーマにした一連のお座敷では、ここから音読の話をしています。基本的に音読時にストレスが置かれる内容語と、優しく軽く読まれる機能語を、対比的に扱いながらピコピコハンマーを使ってリズム音読の練習をします。足踏み音読もやります。(あ、今月号の「エイエイGO!」では足踏み音読が登場するようなので、そちらも要チェックです!)

 靜先生もよくおっしゃってましたが、音読でメリハリをつけるためには、強調するところを頑張るんじゃなくて、まわりの電気を消すことが大切です。つまり機能語をいかにさらりと自然に読むことができるかがポイントです。

 ところが困ったことに、その単元で初出のターゲットとなる文法項目は、意外と機能語が多くて、実際には強く読まれないことが多いですよね。(例:下の赤字)

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 このギャップって、意外と意識していない英語教師が多いように思います。生徒に気づかせるために、関係代名詞のwhoを強くはっきり読んでばかりいたら、生徒はそういうものだと思っちゃうし、実際に聞き取る時の感覚をずっとつかめないままになってしまうでしょう。自分もずっとそんな感じだったと思います。

 「骨組み」お座敷の前半は、だいたいそんなお話です。「話す・聞く」を中心に、形式と意味と音との関係を考える時間にしています。アクティブ・ラーニングとかが話題になる最近のお座敷界において、地味だし、なんだか堅苦しい話をしているようにも思いますが、アクティブ・ラーニングを通して身につけさせたい英語力だって、そういうもののはずです。というか、そういう部分を共通理解しないまま、「どうやって教えるか」を話していても、しょうがないと思うんですけどね。

 ということで、次回は「骨組み」お座敷の後半戦、「文法・読む・書く」のお話がご紹介できればと思います。

2015-12-23

[][] can/can'tで◯◯度チェック!

 1年生の2学期最後は、canとcan'tの練習。

 動詞の語形変化がないからラクと思いきや、I can baseball.みたいな文も飛び出してきちゃうので、改めて動詞ってなんだろうと考えてもらう(感じてもらう)よい単元なのかも知れませんね。

 canの練習ってこれまでにもいろいろやってきたけど、ALTと話しながら、なんかもっと地味な活動もできたらいいよなぁと考えたのが、この「チェックリストを読む」という地味な活動。

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 can/can'tを使って書かれている10個の文について、自分に当てはまる(自分も同じ!)と思ったらチェックを入れる、という活動です。1〜2分で読んでチェックを入れたら、全体で音読しながら簡単に内容の確認。

 で、実はこれは「◯◯度チェックリスト」になってまして、それぞれが読んでチェックしたあとに種明かし、という流れです。写真のリストはALTの「ケン先生度チェックリスト」です。6個チェックが入ったあなたは、「ケン先生度60%です!」というわけです。挙手をして度数分布を確認。60%が最高だったかな。

 2種類のリストを用意して、列ごとに交互に違うリストを配っているので、今度は隣の人が持ってるリストが気になり始めます。まぁ、I can't drink coffee.とかあるので、生徒が見ればそれが「anfieldroad度チェックリスト」だとすぐにわかるんですけど(笑) 90%の生徒がいて、教室にどよめきも…。それ、ほとんどanfieldroadということですよ…。

 せっかくなので、隣の人とリストを交換して、もう10個英文を読ませるんですけど、「読め」と言わなくてもみんな勝手に楽しんで読んでくれていました。こういう仕組みってすごいなぁ、うまく活用したいなぁ、と思います。

 「◯◯度チェック」というアイディアは、青野先生のご著書を参考にしました。コピーして使える素材集ですが、生徒が読みたくなる仕掛け、を学ぶいう意味でも、本当に勉強になることが多い本で、オススメです。

 授業ネタ書いたの、久しぶりですね。こんな感じでちょっとずつでも、書き続けたいものです。

2014-11-17

[][] 関係代名詞で理想の女の子を語る

 はじめにご案内。

 大修館『英語教育』12月号に、拙著『英語教師は楽しい』の書評を載せていただきました。

英語教育 2014年 12月号 [雑誌]

英語教育 2014年 12月号 [雑誌]

 なんか、そのまま本書の「まえがき」にできそうな素敵な文章で感激しました。ああ、私たちが願いを込めて作った本が、こんな風に受け止めてもらえているんだ、と嬉しい気持ちになりました。ご執筆いただいた、熊本大学の長嶺先生に感謝です。ありがとうございました。

 

 続いて授業日誌。

 3年生の授業では関係代名詞の導入。今年も「好みの女の子」を話題にしました。

 2年前は男子は男子で(女子は女子で)集まって、パートナー選びのポイントを挙げてもらいましたが、今年はALTとの対話から導入。まずはALTに、

I like a girl who has long hair.

みたいな文をたくさん言ってもらいます。

 ひと通り言い終わったところで、私が話を聞きながらiPadに描いていたALTの理想の女の子の絵を公表します。ここで「おお!」と歓声が上がります(笑)

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 続いて、今度は私が理想を語り始めます。

I like a girl who has short hair.

I like a girl who has big eyes.

I like a girl who is short(er than me).

I like a girl who has beautiful ears.

 そして、同様にALTが描いてくれた私の理想像をイラストで公開。

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 こちらは大爆笑。って、これひどいよね(笑)まぁ、確かに目は大きいし、髪も短い(?)から、ある意味間違ってないけど…。

 これまでも現在分詞を使って人や物を説明する言い方を練習してきたけど、その時は写真やイラストをみんなで見ながら「あの人はね…」と指さして話してました。関係代名詞の便利なところは(というか、その構造上一般動詞やbe動詞がそのまま使えることから)、今目の前にいない(写真等がない)人のことも紹介できる点でしょう。もっと言えば内面とか性質とか、過去まで語れてしまう。同じ「名詞句を作るための道具」だけど、関係代名詞の方がさらにいろんなことを言えちゃう便利なツールなんだ、と実感してもらえれば、

I know the boy.

The boy is walking over there.

の2文を1文で表しなさい

みたいな問題をやらせる必要もないし、関係代名詞の文と現在分詞の文を書き換えさせるような必要もないと思います。

 ワークシートもいつも通り、先に名詞句を作って、後半でその名詞句を意味順に配置して英文を作るものにしました。こちらもあとでダウンロードできるようにしておきますね。

2014-11-13

[][] Grass Skirt

 ブログを書く習慣が戻ってきつつあるので、少しずつでも継続して更新更新。

 以前にとっくにこのブログでご紹介していると思って検索してみたら、まだ書いてませんでした。昔、ALTに教わった活動、Grass Skirtのご紹介です。といっても、シンプルな「語順整序」活動です。

 4〜5人の小グループごとに、配られたシートに書いてある単語を並べ替えて英文を完成させます。英文ができあがったら、班の中の一人の生徒がその英文を暗記して、ALTのところに行って諳んじます。発音も含めて正しく言えれば合格。順番や発音が違っていれば、また班に戻ってやり直しor練習→再挑戦します。ALTのチェックを厳し目にしておけば、グルグル的な効果も期待できますね。

 次の問題になったらさっきとは別の生徒がALTのところに行かなくてはならないルールになっていますので、全員がALTとふれあう機会を作ることができます。もちろん英語が苦手な生徒もいますので、班員の助け合いが大切になります。問題が段々難しく(長く)なる旨は予め伝えておくので、苦手な生徒は前半に挑戦する場合が多いです。

 さて、1問クリアした班は、私のところに次の問題をもらいに来ます。このとき、予め用意したワークシートには以下のように切れ込みを入れておきます。

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 そう、この形がHulaで使われるGrass Skirtに似ているので、この名前がつきました。

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 班の数だけこれを用意しておき、ここから次の問題を切り取って渡します。バラバラにしちゃうと次の問題を探すのが大変だし、落としたり無くしたりするリスクもあります。しかしこれなら各班の進捗状況もひと目で把握できるので、遅れている班のところに行ってヘルプをしてあげることもできます。

 2年生はSVOOの形を取るgiveやshowなどの動詞を学んだところなので、そんな動詞が使われた語順整序問題に挑戦しました。同時に、昨日の記事でご紹介したような少し長めの名詞句を組み込んだりもしています。

 今日は活動後に5分くらい時間を取って、ノートに完成した英文を書き写させました。ただ例文を書き写すより、みんな一生懸命に書いていました。いろいろ応用ができるので、オススメの活動です。

2014-11-12

[] 名詞句と、意味順と

 備忘のため、最近の授業の様子をメモメモ。

 3年生は関係代名詞、2年生は不定詞や動名詞など、どちらも少し長めの名詞句をつくる単元に差し掛かっています。「名詞句」という言葉は使っていませんが、「名詞のカタマリ」と呼んで、かなりこだわって指導しています。

 「意味順」をベースに指導していると、「誰が」や「だれ」「なに」のボックスに入ることができる名詞句パターンをいくつ知っているかが、読み取りにしても表現にしても重要なんだろうなぁと実感しています。細かいところまで意味が完全にわからなくても、「このへんまで一塊っぽい」というのがわかれば、内容把握にはずいぶん役立つのでは、と思います。

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 結構しつこくやってきたので、「aやtheやsomeなんかで始まることが多い」とか基本的な名詞句の構成を(特に3年生は)だいぶわかってきてくれているような気がします。2年生はここから本格的に取り組みますが、よく考えるとTOTALだと1年生のかなり早い段階で"a picture of my family"なんてのが登場してるんですよね。その時はさらりと通り過ぎたけど、今考えるとあれもそれだよ、なんて話も。

 最近やっている文法指導用のワークシートでは、(1)まず名詞句を作る練習をして、(2)そのあとその名詞句を意味順に当てはめて英文を作る、という二段階指導をしています。2年生なら、

(1)飲み水 [ water / to / some / drink ]

(2)たくさんのやるべき宿題 [ to / homework / a / do / of / lot ]

みたいな名詞句を作る問題のあとに、

(6)飲み水をください。

(7)私には今日たくさんのやるべき宿題がある。

みたいな英作文に挑戦させます。前半で組み立てた名詞句をそのまま使えるので、後半は意味順そのものにフォーカスして取り組むことができます。3年生でも、まず"a girl who has short hair"を作らせてから、”Kei likes a girl who has short hair."を考えるような感じです。

 最近は教科書の英文1文も長くなってきてるので音読練習もちょっと重くなりがちなので、こういうワークシートで出てきた名詞句を使ってグルグルすることもあります。名詞句の中でもaやtheやtoは弱く言わなきゃいけないし、結構リズム的な強弱の練習ができるのでオススメです。

 これだけしつこくやってるので、定期テストでもちゃんと試してあげるようにしています。英文の中の名詞句を見つけて囲むような問題とか、名詞句だけ提示して、英文を再生するような作文問題とかです。このへんは、出題形式にも慣れてきたので、わりとよく出来ていると思います。

 とはいえ、名詞句そのものの理解がゴールではないので、最終的にはそれを通して(使って)様々な形の英文が理解できるようになっていればいいんですけど。

2013-10-07

[][] オリジナル道路標識で助動詞を使ってみる

 久しぶりの授業日誌。

 2年生は助動詞のまとめ。たぶん進度としては遅いけど、不定詞を全部期末テストの範囲に収めたいので、ここは無理せず助動詞の定着をじっくりと。

 ということで、道路標識の説明とオリジナル標識の作成。前にも何度か紹介してるけど、リンクが切れちゃってるので、再度ファイルを載せておきます。

英語_2年_GR(must have to標識).doc 直

 今回は助動詞の中でもmustやmust notを使って道端や教室にあったら面白いオリジナル標識を考える企画なんだけど、日頃の指導がなってないせいか、こんな標識ばかり…。

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 やれやれwww

 ま、そんな中でもちょっと洒落た作品がいくつか出てきてますのでご紹介。

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 この一瞬考えてしまう感じがいいですねw どっちなんだ的な。

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 そして傑作はこちら。意味としては普通ですけど、日本語としても1文字替えただけというのがなかなか洒落てますね。こういうの好きだなぁ。

 mayとかwillとかも使ってもっといろんなタイプの標識が作れそうなので、助動詞のまとめとして再度作ってみても面白いかも知れませんね。

2012-09-19

[][] 現在分詞の形容詞的用法

 授業メモを少しずつ。

 3年生は現在分詞の形容詞的用法の導入&練習でした。最近導入にそれほど凝らなくなったものの、実習生に見せるということもあって、久しぶりにシンプルでもいいのでオーソドックスなのをやっておこうといろいろ考えてみました。

 まずは先週末の体育祭についてのSmall Talkから、身の回りの出来事を英語で「つぶやく」ことができたら楽しいよね、というお話。「TwitterやFacebookで英語でつぶやけるといいね」ということで、私のFacebookのタイムラインを一部公開。その上で、「こんな写真がTLに流れてくるんだよね」ということで、写真で私の友達を紹介することに。

 MacBook AirをデジタルTVにつないで、まずはTLで拾った何枚かの写真を提示しました。"This is my friend, Yuki."とか言いつつ、写真には複数の人が写ってるのがポイントです。当然生徒は「どの人だよ!」と思うので、そこで様々な既習表現を使って対象を限定していきます。とはいえ、例えば"The girl on the stage is Yuki."と言ってみても、ステージ上に2人女の子が写ってたりするので、さらに限定する必要が生じる。で、情報を加えていって、最終的に"The girl singing on the stage is Yuki."という文で1人に絞ります。(もう一人はピアノを弾いている写真でした)

 私の感覚では、ただ「名詞を修飾する」というより、こうやって「対象を限定していく」という方が、分詞の形容詞的用法とか関係代名詞節の機能としてわかりやすい気がしたので、今回はこういう導入にしてみました。結局写真は3枚だけ見せて、同じように進めましたが、時間自体はあまりかかっていません。そうやってシンプルに導入するにしても、できるだけその文法事項が持つ機能や使用されそうな場面を印象づけたいな、とは思います。

 さて、そういうイメージを伝えるのに今回便利だったのは、コンピュータ画面上のマウスポインタのあるところだけをスポットライトのように照らしてくれる(反対に言うと、それ以外のところを暗くしてくれる)Mac用アプリ。Mouseposéという有料アプリ(450円)です。

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 こんな風にカーソルを当てるだけでいいので、結構便利です。暗さや光が当たる範囲も指定できます。普通のプレゼンでも使えるかな。

 ちなみに導入後はワークシートで構造を簡単に解説して(最初は文単位では扱わず、「名詞のかたまり(名詞句)」だけを提示して説明)、上記の絵を使ってパタプラして、いわゆるInformation Gap系のペアワークで練習という流れです。よくある、生徒Aには女の子の名前だけが書いてある絵を、生徒Bには男の子の名前だけが書いてある絵を配って情報交換、というパターンです。この絵は教科書会社制作の活動集にあったものをそのまま使いました。

 文法説明で使用したワークシートはこちら。

英語_GR_3年_現在分詞.docx 直

 こういう「普通の」スタイルの授業って久しぶりかも。自分なりにいろいろ精選されてきている感じはするので、あえて「普通」をやってみても、それなりにこだわりを持ってできているかなぁ。