ニコニコアニメ夜話第２１回放送（番外編）『アニオタが語るアバター』
さて、気がつけば4月ももう終わりに近づきゴールデンウィークも間近に迫った昨今、読者諸兄は如何お過ごしであろうか。唐突であるが当ブログは原則、月に3〜4回の更新（7〜10日に1回ペース基準）を目処にしているが、4月は当記事を含めて2回しか更新できなさそうであるこの管理人の怠慢をどうかお許し頂きたい。
というのも、本題に入る前に軽く近況報告をば致したいが、当月は都合2回にわたって『マイマイ新子と千年の魔法』上映オフ回に参加したり（下記写真）、更には取材先の僻地で民間人のおっかさんが操縦するオンボロ飛行機に搭乗してあわや墜落死の危険に遭遇したり、熊の木本線などという訳の解らんモグリの私鉄に乗って辿り着いた村で適当に踊りを踊ったら日本に大変な災いが起こると警告されてgkblして東京に帰ったが何も起こらなかったりと、後半二つについては勿論筒井康隆先生の名作短編からの引用であるが、冗談はさて置き多忙であったので若干ブログ更新のペースが落ちてしまった事ご報告申し上げたい。猛烈に自己批判する所存である。
＊4月某日、吉祥寺バウスシアターにて『マイマイ新子と千年の魔法』上映オフ回に参加。これに先立つこと渋谷シネマ・アンジェリカに於ける上映オフ会に参加（こちらは携帯電池切れで写真なし）したりと多忙であった。アニメを愛する同胞と熱い時間を共有した。関係者の皆様楽しゅうございました。またお会いしましょう。吉祥寺バウスシアターについては4月30日まで公開中。中央線沿線在住者は是非足を運ばれたい。余談がこのバウスシアターの前にクレープ屋がありここに『マイマイ新子クレープ』なるものがあるとのことだったが管理人が確認したところそんなメニューは存在しなかった。これはCIAの陰謀であろう。
さぁ、管理人のどうでも良い近況報告はこの位にして、昨今話題になって久しいジェームス・キャメロン監督の大作映画『アバター』について記そう。管理人は本作『アバター』については何かと劇場に足を運ぶ縁がなく、最近になって漸く鑑賞したのであるが、例えば本作については我らが押井守監督が『アバター』の完成度に衝撃！「10年かけても追いつけない」と完敗宣言と公言しているように、何かと押井ファンのみならずアニオタの食指をそそられる作品であることは衆目の一致するところであると言えよう。今回、遅くなったが劇場で3D鑑賞した結果、押井守監督をしてアバターに完敗と言わしめたその理由はおよそ理解出来たと思ったので急遽、ニコニコアニメ夜話番外編として『アニオタが語るアバター』と銘打って収録するに至った。
本作は極めてアニメ的な作品であり、且つ又上記のように、「うる星やつら２ビューティフルドリーマー」に見られるような古典的な押井作品のテーマ性を見事に実写（ＣＧ化）した超大作である。作品としての完成度が極めて高く、これはアニオタとしては語らねばなるまいと考えた次第である。
詳しくは本編を聞いていただくとして、「うる星やつら２ビューティフルドリーマー」に代表されるように、『此処ではないどこか』に向かう話、更に『此処ではないどこか』におけるリアルの地平を主人公（主体）が選択（若しくはその虚実を問いかける）する実存的物語が押井作品や押井思想の根幹を成しているのだとすれば、正に本作『アバター』は押井作品が描き問い続けてきたそれらテーマのある種集大成であると言えよう。だからこそ、『アバター』を観て押井監督は「完敗」と言ったのである。
是非とも本作『アバター』は押井作品の集大成として、上記記事で押井監督が『完敗』と言ったことの意味を噛みしめてご覧になってみては如何だろうか。
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ＭＰ３で視聴する↓（２６分）＊右のボタンからダウンロードできます。
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＊ニコニコ動画版
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10531848
＊youtube版
Part1 準備中
◎第２１回放送概要
巷のアニメオタクが、古今東西の名作アニメを熱く語るネットラジオ「ニコニコアニメ夜話」。
今回のお題作品は番外編『アニオタが語るアバター』。
主なトーク内容（トークテーマ＊押井映画としてのアバター）
＠ライムスター宇多丸師匠のアバター評
＠『うる星やつら２ビューティフル・ドリーマー』との対比
＠『涼宮ハルヒの消失』との対比
＠此処ではないどこかへ…
＠アバター欝とは？
＠アバターとは貴方自身のことです！
＊＊＊＊＊＊＊＊ニコニコアニメ夜話★放送後記！＊＊＊＊＊＊＊＊
番組で紹介したラジオ：ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル2009.12.26シネマハスラーにて放送『アバター』評 ポッドキャストページはこちらTBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル
番組内では管理人の勘違いでアバターDVD発売が5月と発言しているが4月23日に発売済みとのこと。是非ともDVD若しくはBlu-rayでまだご覧になっていない方は鑑賞の上当方のラジオも聞いていただきたい。（本編に若干のネタバレはあるが、そこまで鑑賞を阻害するものではないはず）
ちなみに、上記の宇多丸師匠も仰っているが、アイマックスシアター（川崎）は３D上映処理が格段とのこと（要するに３D上映処理の関係で映画館によって映像体験が大きく異なる）だが、同様の発言はBSもてもてラジ袋ぶたお氏も発言しているのでご参照されたい。残念ながら当方は特に標準的な３D設備のTOHO日劇で鑑賞した。
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アニオタの、アニオタによる、アニオタの為の本格的アニメトークラジオ『ニコニコアニメ夜話』。
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語り手のご紹介----------
古谷経衝（ふるやつねひら）アニオタ保守本流管理人
1982年札幌市生まれ。猫派。極東非喫煙者解放同盟正会員。高校時代は写真部部長。当ブログの管理人。
