パルハットレック



石毛慎也の対戦相手…なんですよね。でもオフィシャル発表まだなし
…という彼のビデオを見ました。
2004年8月7日。オームノイスタジアムでの
ドークマイファイ・トーシッティチャイ戦です。


ドークマイファイは「花火」という名の通り、
なかなか派手な攻撃で攻めまくるファイタータイプ
TVマッチの出場も多い人気選手。


初回のゴングなっていきなりハイキックを出すなど
やる気満々のドークマイファイ。
左、右ミドルキックの切れが良く、調子は良さそう。


パルハットレックは相手の攻撃に地道にローキックを返す
というのが1R


2R。
左右フック、前に出て左膝蹴り、右ミドルキック…
と仕掛けだしたドークマイファイ。
パルハットレックは相手の攻撃にすかさずローキック。
この返しのローが速いのなんの。
童子丸並(←NJKFマニアの意見)のスピードと切れ。


まさに花火のようなパンチ連打のドークマイファイに
超スピードでローを返すパルハットレックという展開が続きますが。


中盤。ドークマイファイの右ミドルキックの蹴り脚をもった
パルハットレックは右ローキック。ドークマイファイも右ストレート連打。


ブレイク後、左ミドルキックや左右フックを放つドークマイファイに
パルハットレック、右、左と執拗なローキック。
連打の末。ついにドークマイファイしりもち。
立ち上がることができず。パルハットレックのKO勝ちとなりました。


パルハットレック。攻撃のほとんどが、ローでした。
…ガクガクプルプル。
鬼ツヨパンチャーのタプナーに対して
静かな壊し屋パルハットレックってとこでしょうか。


さすがNJKF。強(すぎる)タイ人を呼んできます
…が。この試合の契約ウエイトは126P(2年前の話ですが…)。
対戦相手よりも小柄だったパルハットレック。
どう頑張ってもライト級がいっぱいに見えました。


なのでウエルター級?でこの切れが維持できるのかは疑問…
…てゆーかベストウエイトがどのくらい増量したのかもポイントです。


あ、セミは元OPBF王者のラクヒン(32歳)が
17歳のヨードクンスックに強引なパンチラッシュで2RKO勝ちを収めてました。
こちらも、ぜひ日本で見たい選手です。

デジャビュ



オリンピックが始まって3日目。
未だ、日本にメダルなし。


開幕前、あたかもメダルラッシュが起こるみたいな
大騒ぎ(特にNHK)はなんだったのでしょう。


これって、世界タイトルマッチがあるときに
スポーツ新聞等で、いかに日本人選手に勝機があるか
といった報道がされますが、
両選手の試合を見たことのあるような、
我々ボクオタからすると


…ちと楽観視しすぎでは。
と思われる記事が多々あった、そのことに非常に良く似ています!
(ただ、最近だと池仁珍VS越本隆志みたいな、
 嬉しい番狂わせも、ごくたまにあります)


各競技に詳しい方の目からすると
「○○選手がメダルとれるなんて
よほどの奇跡が起きない限り、ありえない」
という物件はかなりあるのでしょう。
(でも怖くて言えませんよね)


TVはともかく、スポーツ新聞は冷静に展望してほしいものです。